ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 932205
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

タカネビランジ満開の鳳凰三山を歩く

2016年08月04日(木) 〜 2016年08月05日(金)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.6km
登り
1,998m
下り
1,863m

コースタイム

1日目
山行
5:45
休憩
1:20
合計
7:05
7:24
7:33
93
9:06
9:15
50
10:05
10:05
37
10:42
11:22
28
11:50
12:12
58
13:10
薬師岳小屋
2日目
山行
6:20
休憩
1:18
合計
7:38
6:12
10
薬師岳小屋
6:22
6:23
32
6:55
7:07
21
7:28
7:28
44
8:12
8:18
11
8:29
8:42
18
9:00
9:00
50
9:50
10:03
53
10:56
11:24
126
13:30
13:35
15
13:50
広河原インフォメーションセンター
天候 曇り時々晴れ一時雨
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠登山口に駐車(夜叉神の森に泊した)
広河原に下山しバスで戻った
コース状況/
危険箇所等
赤抜沢の頭から先は道が少し細くなり岩場の下りもある。
白鳳峠からは標高差約900mを一気に下りけっこうきつい。
その他周辺情報 芦安に日帰り入浴施設がある
夜叉神峠登山口  
道路の両側の緑色に舗装された部分が駐車場
夜叉神峠登山口  
道路の両側の緑色に舗装された部分が駐車場
一晩お世話になった夜叉神の森  
蕎麦が美味しい
一晩お世話になった夜叉神の森  
蕎麦が美味しい
登山口で登山届を提出して出発
登山口で登山届を提出して出発
歩きやすい峠道を夜叉神峠へ
歩きやすい峠道を夜叉神峠へ
夜叉神峠  
白峰三山は山頂部が雲の中
夜叉神峠  
白峰三山は山頂部が雲の中
延々登りが続く
1時間半ほど歩いてやっと杖立峠
1時間半ほど歩いてやっと杖立峠
うっそうとした針葉樹の森を登る
うっそうとした針葉樹の森を登る
オヤマノリンドウはまだ蕾
オヤマノリンドウはまだ蕾
ミヤマバイケイソウは緑色の花
ミヤマバイケイソウは緑色の花
開けた場所に出た   
火事場跡
開けた場所に出た   
火事場跡
苔の道を行く
南御室小屋到着
南アルプス天然水が湧き出ている  
4℃しかなくとても冷たい
2
南アルプス天然水が湧き出ている  
4℃しかなくとても冷たい
小屋周辺は花の宝庫  
ヤナギラン
3
小屋周辺は花の宝庫  
ヤナギラン
ホソバトリカブト
3
ホソバトリカブト
カイタカラコウ
ミヤマアキノキリンソウ
1
ミヤマアキノキリンソウ
ヤマオダマキ
ハナイカリ
高校生グループがテントを張っていた
高校生グループがテントを張っていた
森林限界に飛び出す
森林限界に飛び出す
いきなりタカネビランジのお出迎え
3
いきなりタカネビランジのお出迎え
砂払岳山頂
タカネビランジ
こっちは白花
これは濃いピンク  
満開だ〜(^O^)/
4
これは濃いピンク  
満開だ〜(^O^)/
大岩を乗り越え薬師岳小屋へ下る
大岩を乗り越え薬師岳小屋へ下る
面白い岩穴があった  
ビバークできそう
1
面白い岩穴があった  
ビバークできそう
今日の宿泊地  
薬師岳小屋到着
1
今日の宿泊地  
薬師岳小屋到着
薬師岳小屋全景  
山小屋っ!という感じ
1
薬師岳小屋全景  
山小屋っ!という感じ
小屋前にはモニュメントが
小屋前にはモニュメントが
翌朝  
薬師岳山頂から
1
翌朝  
薬師岳山頂から
出た出た!
出た出た出た!
素晴らしいっ!
富士山もぼんやり
1
富士山もぼんやり
北岳の山腹に鳳凰の影
3
北岳の山腹に鳳凰の影
仙丈ヶ岳も浮かんできた
1
仙丈ヶ岳も浮かんできた
薬師岳山頂部全景
1
薬師岳山頂部全景
白峰三山
観音岳に向かう
ミヤマホツツジ
トウヤクリンドウ
4
トウヤクリンドウ
観音岳まであと少し
1
観音岳まであと少し
大岩ゴロゴロの観音岳山頂
1
大岩ゴロゴロの観音岳山頂
観音岳から甲斐駒ヶ岳
3
観音岳から甲斐駒ヶ岳
地蔵岳に向け下る
2
地蔵岳に向け下る
こんな岩陰にもタカネビランジ
1
こんな岩陰にもタカネビランジ
白砂青松の世界
鳳凰小屋分岐
ミネウスユキソウ
1
ミネウスユキソウ
タイツリオウギ
ホタルブクロ
タカネビランジとミネウスユキソウ
1
タカネビランジとミネウスユキソウ
ホウオウシャジンめっけ!  
鳳凰山の固有種
3
ホウオウシャジンめっけ!  
鳳凰山の固有種
鳳凰山を代表する花の共演!
2
鳳凰山を代表する花の共演!
赤抜沢の頭
赤抜沢の頭から正面に地蔵岳を見る
3
赤抜沢の頭から正面に地蔵岳を見る
一旦下って賽の河原  
お地蔵さんがいっぱい
1
一旦下って賽の河原  
お地蔵さんがいっぱい
地蔵岳オベリスクへ
1
地蔵岳オベリスクへ
てっぺん直下まで到達  
もう無理〜 諦めます
てっぺん直下まで到達  
もう無理〜 諦めます
オベリスク基部の地蔵群
1
オベリスク基部の地蔵群
赤抜沢の頭から高嶺に向かう
1
赤抜沢の頭から高嶺に向かう
割れ目にミヤマダイモンジソウ
割れ目にミヤマダイモンジソウ
ホウオウシャジンではなくヒメシャジン
1
ホウオウシャジンではなくヒメシャジン
高嶺への登り返しがきつそう
高嶺への登り返しがきつそう
高嶺直下はハイマツの尾根
高嶺直下はハイマツの尾根
岩場の高嶺山頂
高嶺の下りは岩場が連続  
濡れていて滑りやすい
高嶺の下りは岩場が連続  
濡れていて滑りやすい
岩場が終わるとガレが続く
岩場が終わるとガレが続く
ガレが終わるとハイマツの海を下る
ガレが終わるとハイマツの海を下る
樹林帯に入るとすぐに白鳳峠
樹林帯に入るとすぐに白鳳峠
白鳳峠からしばらくガレ場の下りが続く
1
白鳳峠からしばらくガレ場の下りが続く
ガレ場がやっと終わり樹林帯へ
ガレ場がやっと終わり樹林帯へ
ここはシラビソの森
ここはシラビソの森
シラビソの森を延々と下る
シラビソの森を延々と下る
レンゲショウマが咲いていた
4
レンゲショウマが咲いていた
ハシゴも出てくる急降下
ハシゴも出てくる急降下
雨が降り出し雨具着用
雨が降り出し雨具着用
やっと林道が見えた
やっと林道が見えた
ここが白鳳峠登山口  
落石除けのフェンスがあるほど急峻な地形に登山道が付けられている
1
ここが白鳳峠登山口  
落石除けのフェンスがあるほど急峻な地形に登山道が付けられている
南アルプス林道を広河原に向け歩く  
雨も上がって蒸し暑い
南アルプス林道を広河原に向け歩く  
雨も上がって蒸し暑い
広河原到着  
無事登山行程終了
広河原到着  
無事登山行程終了
バスで夜叉神峠に戻る
バスで夜叉神峠に戻る

感想

鳳凰山と言えばタカネビランジの花。ちょうど見ごろの時期で、ちょっと早いがホウオウシャジンも見たいので1泊2日での縦走とした。
昨日甘利山を歩いたその足で夜叉神峠へ。夜叉神の森に宿泊し気合を入れて登山開始。
さすが有名な山だけあって広い道が夜叉神峠まで続いている。1時間ちょっとで夜叉神峠へ。小屋前の展望場所からは白根三山がよく見えた。ちょっと雲が出てきている。
ここから少し平坦の道となった・・と思ったらいきなり急登となった。杖立峠まで約400mを延々登る。樹林帯で花もなく我慢のしどころだ。やっと着いた杖立峠は尾根の先のようなところで展望も何もなし。ちょっと休んで先に向かう。勾配は緩やかになったが相変わらず樹林帯の登りが続く。
登り切ったところが苺平。開けた場所を予想していたが樹林の中のただの平坦部だった。昨日登った甘利山からの道が合流しているが難路らしい。ここで大休止して昼食を摂る。
あとは緩やかに下っていくと30分ほどで南御室小屋に着いた。小屋脇に湧き出している水はとても冷たくて美味しかった。小屋周辺には花が多くここでも大休止。高校生グループがテント泊の準備をしていてにぎやかだった。
登山道は小屋裏に続いておりいきなり急登が始まるがそれも少しで緩くなり、木々が低くなってくると突然森林限界の飛び出した。そこはもう砂払岳の直下で花崗岩の岩と砂礫が広がっていた。
お目当てのタカネビランジもあちこちに咲いていて大感激。濃いピンク色から白花まで個体によって色が違う。誰かが植えたようなかんじだがこれも自然のなす姿だ。
花々を眺めながら砂払岳を下ると今夜の宿薬師岳小屋に着いた。ザックを下ろして手続きをしていると突然の雨。あと10分遅れたら大変だった。
雨は2時間ほどで止んだので薬師岳まで行ってみる。小屋から10分ほど、それもサンダル履きで着いてしまった。が、ガスっていて何も見えずすぐに戻った。

0時ころに目が覚め、外に出てみると満天の星だった。朝は期待できそうだ。

そして4時に置き、今度はちゃんと靴を履いて薬師岳に向かう。東の空が少し赤くなってきている。
山頂で待つことしばし、太陽が顔を出した。ご来光だ。雲海の向こうでゆっくり高度を上げていく。少しづつ明るくなり、富士山や八ヶ岳も見える。もう感激。反対を向くと、北岳が赤く染まっている。山腹には鳳凰山の影ができ、これまた素晴らしい眺めだった。
満足して小屋に戻り朝食。支度して出発しまた薬師岳に登る。さっきより日が高くなって周りの山々もよく見える。展望を楽しみながら最高峰の観音岳に向かう。日差しも強く朝なのに暑いくらいだ。
ところが、観音岳山頂に着くころにはもう雲が出始めてきた。地蔵岳も雲に隠れがちになっている。急いで地蔵岳に向かうが観音岳からの下りは思いのほか長かった。
赤抜沢の頭に登り返す。ここでもう一つのお目当ての花、ホウオウシャジンを見つけた。細い葉と垂れた先に付く花。鳳凰山でしか見られない花に出会えてまたまた大感激。
ザックをデポして地蔵岳に向かう。下り切ったところが賽の河原で何体ものお地蔵さまが真っ白の砂礫の中に立っている信仰の場所だ。目の前には地蔵岳のオベリスクが立ち上がっている。
登れるところまで登ってみようと、はじめガレた場所を登っていくと小さな祠があった。連れはここで待機し自分だけさらに登ってみる。けっこうなクライミングとなったが、突端の岩峰の基部で断念。下りの方が怖かった。

とにかくこれで三山縦走は完了し、あとは下るだけ。と思って赤抜沢の頭から高嶺に向かったが、ここの登り返しが一番の急登できつかった。周りも完全にガスって何も見えず。高嶺からの下りも激下りでおまけに岩が濡れて滑るので大変だった。激下りが終わると今度はガレ場が続き歩きにくい。ハイマツの海から樹林帯に入ったところが白鳳峠だった。
ここで昼食を摂り、大休止として広河原までの大下りに備える。
白鳳峠からしばらくガレた下りが続く。不安定な石が多く捻挫しないよう慎重に歩く。ガレが終わり樹林帯を下っていくと下に行くほど急になりハシゴも現れた。おまけに雨まで降って来た。樹林帯だから大丈夫と思ってそのまま歩いていたら急に強くなりあわてて雨衣を着込む。登山道もやや泥状になり滑る。こんな時の急降下の登山道は本当に歩きにくい。我慢して淡々と下っていくとやっと林道が見えた。雨も上がり林道に出て雨衣を脱ぐとホッとした。

林道を歩いて広河原に到着。行程すべて無事終了した。会いたかった花々に出会え、満足の山行だった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:596人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら