奥穂高岳（テント泊）

2016年08月05日(金) 〜 2016年08月07日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 36.9km
• 登り: 2,077m
• 下り: 2,073m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:56

7:01 上高地バスターミナル
7:06 7:09 河童橋
7:53 8:01 明神館
8:56 9:07 徳澤園
10:06 10:36 横尾 (横尾山荘)
11:46 12:05 本谷橋
13:57 涸沢キャンプ場

2日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 1:40
• 合計: 7:22

5:33 涸沢キャンプ場
6:41 6:41 ザイテングラード
7:43 7:48 穂高岳山荘
8:29 9:17 穂高岳
10:03 10:03 穂高岳山荘
10:21 10:35 涸沢岳
10:46 11:01 穂高岳山荘
11:50 11:51 ザイテングラード
12:31 12:48 涸沢小屋
12:55 涸沢キャンプ場

3日目

• 山行: 4:16
• 休憩: 0:51
• 合計: 5:07

7:33 涸沢キャンプ場
8:44 8:44 本谷橋
9:42 9:53 横尾 (横尾山荘)
10:41 11:09 徳澤園
11:49 11:59 明神館
12:34 12:36 河童橋
12:40 上高地バスターミナル

天候

8/5（金）晴れ後曇り
8/6（土）晴れ
8/7（日）晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・沢渡バスターミナル駐車場：第3駐車場利用、1日\600、トイレ、水道有
・上高地シャトルバス：往復\2090

コース状況／危険箇所等

・上高地〜横尾：問題なし
・横尾〜涸沢：本谷橋より上部は落石注意
・涸沢〜穂高岳山荘：ザイテンの落石、スリップ注意
・穂高岳山荘〜奥穂高岳：山荘からのハシゴ、鎖場でのすれ違いに注意

その他周辺情報

・沢渡温泉、平湯温泉と温泉は豊富です。

写真

8/5 7:06

雨のはずが…

8/5 7:54

月末は明神アタック予定です

8/5 10:34

いよいよ登山道

8/5 11:47

つり橋を渡れば待つのは急坂…

8/5 13:26

涸沢は遠い

8/5 13:57

やっと着いた〜

8/5 15:03

雲の動きがいい感じ

8/5 16:14

テント村はまだ空いてます

8/6 5:12

今日はいいぞ！

8/6 5:12

これぞ涸沢です

8/6 5:30

我が家です

8/6 5:33

アタック開始！

8/6 5:34

日が差したら暑そう

8/6 5:35

次は北穂か？

8/6 6:06

定番の構図です

8/6 6:41

前穂北尾根も行ってみたい

8/6 6:42

ザテイン登ろう！

8/6 7:03

渋滞気味です

8/6 7:22

励まされますね〜

8/6 7:45

あれを越えないと

8/6 7:46

まさかの富士山？

8/6 8:12

雲が無い…

8/6 8:12

頂上へ向けて！

8/6 8:31

奥穂登頂！

8/6 8:36

上高地を見下ろして最高です

8/6 8:36

ジャンダルムにはまた行きたい

8/6 8:37

晴れた前穂にも登りたいです

8/6 8:38

槍は存在感抜群ですね！

8/6 9:17

寂しいけど下山開始

8/6 10:04

涸沢岳にも寄っていこう！

8/6 10:21

地味に高峰ですよ

8/6 10:22

北穂もかっこいい

8/6 10:35

奥穂までの道は結構急ですね〜

8/6 10:58

常念もいいな〜

8/6 11:01

ザイテン降ります

8/6 11:21

足元に気をつけて…

8/6 11:51

雄大です

8/6 12:28

サルとの遭遇！

8/6 12:36

定番でしょ！

8/6 15:56

テント村大盛況

8/6 17:08

残照っていいですね

8/6 17:08

日が暮れる…

8/6 19:07

少し焼けました

8/6 19:48

カラフルなテント村ですね

8/7 5:09

今日もいい！

8/7 5:11

モルゲンロートが素晴らしい！

8/7 5:12

帰るの嫌だな

8/7 6:13

名残惜しいです

8/7 8:46

サクサク降ります

8/7 8:52

サラバ屏風岩

8/7 9:34

前穂東壁か〜

8/7 9:42

横尾は暑い！

8/7 10:41

徳沢でソフトクリームGET!

8/7 11:52

明神岳を偵察です

8/7 12:36

上高地だ〜

8/7 12:40

無事に下山です

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-820 オリンパス

感想

alpenkoji

8/5（金）晴れ後曇り
　いよいよ奥穂本番ですが、前日のヤマテンの情報は雨交じりとのことで、Tさんには雨具を出しやすい位置に収納しておいてと伝えましたが、いざ行ってみるとド快晴の上高地でした！良い方向に裏切られました〜
　河童橋で目指す奥穂を見たTさんはテンション上昇とともに若干の不安もあるようです。まあ、天候が崩れないうちに涸沢に入ろうとのことで、ささっとスタートです。コースタイムより若干早いペースでもTさんは問題なく付いてくるので、この1年の成果が出ているのかな？と思いつつ、明神、徳沢を通過して横尾に到着。徐々に雲が多くなってきましたが、雨は大丈夫そうなので何よりです。
　本谷橋までは緩やかですが、ここからが本番です。重い荷物がなかなか体に堪えますが遠くに見えるヒュッテが励みなのか絶望なのか？わからないです…こまめに休みつつ無事に涸沢に到着！Tさんは1年もの間、雑誌で見た景色が目の前に広がったことに嬉しそうです。金曜なのでテント場の混雑も無く比較的良い場所に我が家を建設して、ヒュッテの売店でおでんを食べつつ本日の行程完了の打ち上げとなりました。
　明日は晴れの予報が出たため、5時半には出発の予定で事前準備を開始です。Tさんの33Lザックをサブザックとして自分が背負い、Tさんはフリーにしました。夕飯を食べて19時過ぎには就寝です。

8/6（土）晴れ
1時半頃に目が覚めたのでテントから顔を出して天候確認すると満天の星空です！爆睡しているTさんを叩き起こして、空を眺めてもらいましたが大喜びしていました。その後、再び寝てしまい3時半に起床。東の空は白み始めていて、周囲のテントもざわついています。朝食を食べて細かい準備をしながらモルゲンロートを堪能してからいよいよアタック開始です！パノラマコースを登りザイテン取り付きへ向かいます。天気は快晴で文句なしで、前穂も北尾根を従えて見事な景色です。
　ザイテン取り付きで休憩をしてヘルメット装着です。数年前まではこのエリアでヘルメットを被っているのはクライマーか大キレットやジャンダルムに行くような人達だけでしたが、今はかなりの人がヘルメットを被っていますね〜
　渋滞気味でしたが、良いテンポで登れ、Tさんは「楽しい！」とテンション高いです。途中、振り向くと遠くに富士山らしき山容が見えました。そうこうしているうちに穂高岳山荘に到着しました。少し休憩して、出だしの鎖とハシゴに挑みます。Tさんも慎重に行動して無事にクリアー！ここからはひたすら登るだけです。徐々に槍ヶ岳が見え、正面にジャンダルムから西穂の稜線も現れました。最後の登りを処理して登頂！天気は最高で360度の大パノラマです！Tさんも念願の奥穂に登頂して本当に嬉しそうです。槍の向こうに先月登った立山も見え、遠くに御嶽山も見えます。
　ゆっくりと休憩して下山開始です。鎖場のすれ違いに難儀しましたが、穂高岳山荘まで降り、そのまま涸沢岳に登りました。大キレットと、さっき歩いた奥穂までの道を眺めてから降りました。
　降りはザイテン区間は足元に気を付けながら降りて、ソフトクリーム目指して涸沢小屋へ向かいました。途中、サルの群れと遭遇し驚きましたが、一目散に小屋を目指します。小屋に着き速攻でソフトクリームを食べて「うまい！」と奥穂登頂の乾杯となりました。
　しかし、まだ時間は昼過ぎで日差しは強く暑くてテントの中にはいられません…これは水浴びだなとTさんと冷たい水で一気に洗髪です。非常に冷たい水で「う〜う〜」と呻きながらの洗髪ですがさっぱりしました！その後は、ヒュッテの売店でおでんを買って日陰で昼食を取り、夕方まではのんびり過ごしました。テント場も土曜日とあって続々と登ってくる人でどんどん埋まって行きます。
　明日は帰るだけなので、夕飯も片付けものんびりペース。夕焼けは少しだけ焼けた程度でしたが、ほとんど雲の出ない1日は北鎌登攀以来かな？と満足な1日となりました。

8/7（日）晴れ
　夜中に再び目が覚めたと同時に星空ウォッチングをして、3時過ぎには周囲の行動開始の賑やかさにつられて起きてしまいましたが、本日も快晴で登山日和ですね〜朝食を食べて、Tさんと後ろ髪引かれながらも撤収開始。
　7時半頃に、横尾に向けて下山開始です。3日目ともなると体は山仕様になっていて、自分は毎度のことですがTさんは初体験。足の軽さに驚いてハイペースの下山でも快調すぎて気持ち悪いとのこと。本谷橋はスルーして横尾で休憩。屏風岩と前穂の東壁を眺めて徳沢へ…徳沢でのソフトクリーム食べたさにさらにペースアップして、ガンガン抜いて行きます。Tさんの闘争本能に火が着いたのか先行者を見るとロックオンして抜きにかかるので、ザックの重いこちらとしては大変です。
　徳沢で大休止してソフトクリームでエネルギー補給完了。この辺りからは観光客とのミックスになるので。俗世間に戻った感じです。明神を通過して、ようやく上高地に到着！河童橋から奥穂を眺めたTさんは「あそこまで行ったのか〜」と感慨深げですが人の多さにやられていました。
　バスは臨時便が出ていてすぐ乗れたので、さくさくと沢渡へ戻りましたが、とにかく暑い！温泉へ行こうと「ひらゆの森」へ行ってサッパリです。
　初穂高でこの天気ですからTさんも満足してくれたようで、穂高が一区切りと言っていたはずが「次は…」と言っていました。