赤岳 ~赤岳鉱泉のステーキと富士山~


- GPS
- 09:44
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 3,412m
- 下り
- 3,598m
コースタイム
天候 | 1日目:雲多いものの晴れ 2日目:晴れ、のちに雲が多くなる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山する車5~6台とすれ違った。 中途半端に舗装されているところで、軽く底を擦ってしまった。。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢の中盤では少し岩が濡れている部分があり、滑りやすかった。 ※ ルート図は2日目の赤岳鉱泉→行者小屋が途切れてしまっている。 |
その他周辺情報 | 縄文の湯 |
写真
感想
信州の山は初めての山仲間3人を案内して八ヶ岳の赤岳へ。
いままで訪れたのは積雪期のほうが多い赤岳。
夏の赤岳ではまだいい天気に当たっていない。今回はどうなるか。
そして、あの赤岳鉱泉についに泊まれる!
大阪から早朝発で美濃戸を目指す。
遅刻と京滋バイパス・中央道の工事渋滞で時間がかかったものの、13時前にはなんとか美濃戸に到着。
林道は下りの車が多く、すれ違いには気を使う。
ストレッチや準備体操をして、13時に歩き始める。
美濃戸山荘で水を補充して、北沢の林道を行く。
日射しは厳しいものの、影に入ると涼しい。
京都は猛暑とのことだが、ここでは関係ない。
毎度のごとく冗長な林道、足元の砂利も地味に気を使うのでいや〜な1時間。
ここは積雪期のほうが歩きやすいかな。
堰堤手前で休憩。
沢に下りて、顔を洗ったりしてクールダウン。
強張った肩をマッサージしてほぐす。
同じ所で休憩した先行グループは登攀装備。
明日は大同心かな?
堰堤から先は登山道。
ここまでの砂利の林道よりだいぶ歩きやすくなる。
明日に向けて疲れを溜めないようにしつつも、自然とペースが上がる。
横岳の岩壁が見え始め、赤黒い枝沢が目立ってくると赤岳鉱泉に到着。
南沢よりゴールの標高は低いものの、やはり歩きやすくて楽々な北沢はいい。
赤岳鉱泉のテン場は大賑わい。木立の間にもテントが張られていた。
明日目指す赤岳も姿を見せる。
受付では受付番の方がテレビ局のインタビューを受けていた。
どこテレビかは見落としたけれど、イッテQの取材チームを見た、という人がいたので、イッテQだったのかも。
ともあれ受付を済ませ、4人用個室に入る。
この日は何部屋かの個室には空きがあった。
3月にテン泊で訪れた際に探検した時よりは、宿泊者は少ないようだった。
夕食は17時、18時、19時のうち、最後の19時。
なので、とりあえずビールで乾杯することに。
この夏恒例にしている担ぎあげたキリンの京都づくりと、石井スポーツカードを提示して入手したサントリーのザ・モルツ。
泊まりの山行にしかできない、至福のひと時。
食事の人が出始めるころ、お風呂に入る。
4人も入ればぎゅうぎゅうになるサイズの湯船で、常時お湯が沸かされていて、水を加えて調節するスタイル。
もちろん石鹸類は使えないものの、山でお風呂に入れるのはとてもありがたい。
夕食までまだ時間があったので、談話スペースの山雑誌や漫画を読みつつ過ごす。
日の入りが近づいてきたころ、夕陽狙いで外へ出る。
同じく夕陽狙いの人たちと一緒に、オレンジに染まる赤岳や横岳を眺める。
そして段々と赤くなっていく山々。
夕陽に染まる山を見るのは、そういえば久しぶりだ。
昨秋の剱沢以来?
しかし綺麗に赤くなるのはほんの一瞬で、すぐに赤黒くなってしまう。
写真にはうまく納められなかった。
そして19時になり、お待ちかねの夕食。
半分外になっている席に案内される。
メニューは狙い通りのステーキ。
タイミングがわからずかなりレアな状態で食べ始めてしまったけれど、柔らかくておいしいお肉だった。
たまらず赤ワインも購入。
体調が思わしくない同行者Mからもお肉をいただき、ご飯もすすむ。
満腹。満足。
食後、すっかり日も落ちたので星空観賞。
しかし小屋が明るすぎてイマイチ星はよく見えない。
消灯後にも外に出てみたが、一部照明はまだ点いていたいたためあまり変わらず。
おとなしく就寝。
翌朝、5時過ぎに起床。
6時から先着順で朝食とのことだったが、準備が出来次第提供する形で5時半から朝食が始まる。
第二陣で朝食にありつけた。
具だくさんのお味噌汁がおいしい。
朝食後、準備を整えて6:50出発。
前日体調を崩していた同行者Mは少し良くなったようで、予定通り赤岳を目指すことに。
気温は13℃くらい。
歩かないと長袖が必要だった。
夜半に雨が降ったようだったが、特に歩行には問題ない状態。
意外に登る中山乗越を過ぎ、行者小屋へ。
ここで休憩。
準備体操をしつつ、赤岳へ向けて気合を入れる。
近くに見えるけど、結構高度差がある赤岳。
さてどれくらいかかるか。
地蔵尾根から登る。
憩いの広場を過ぎると急登。鉄階段や鎖が出てくる。
頂上山荘や展望荘で泊したらしき人たちとすれ違いつつ登る。
同行者Mがやはり遅れがちになってくる。
そこで代わりにザックを引き受けることに。
ザックどうしをカラビナで留め、担ぐ。
重さは大したことはないものの、固定がうまくいかず、結構横に振られる。
めんどくさがらずに改善を図るべきだったかな。。
ともあれ、これで同行者Mのペースも上がり、無事稜線へ。
稜線に上がると、雲に浮かんだ富士山が。
お手本のような景色にテンションが上がる。
展望荘で休憩。
展望荘から赤岳への登りはかなり急、かつ浮石もそれなりにある。
ラクとは言わないまでも、小石が転げ落ちてくるので、コラック!と声をかけつつ進む。
下りてくる高校ワンゲル部の団体をやり過ごし、山頂へ。
頂上山荘はスルーして南峰へ。
頂上山荘、積雪期に来た時は小さいなぁと思っていたけれど、下の部分が埋まっていたんだね。気付かなかった。
山頂では他の人たちの間を縫って、グループで・ソロで写真を撮りつつ達成感に浸る。
ガスがかなり上がってきて、富士山も時折姿を隠してしまうが、やはり展望は抜群の山。
何度でも来たくなってしまう。
皆をここへ連れてこれてよかった。
ヘリの爆音が響き始め、赤岳の西方向から横岳の方向へ飛んで行った。
遭難救助にしては飛行時間が短いなと思ったけれど、あとで聞いたところ、やはり滑落者が出たらしい。
気をつけねば。
名残惜しいものの、山頂を後にして文三郎道を下る。
途中、訓練中らしい遭対協(それとも県警の救助隊?)の人たちとすれ違う。
キレット方向に行くようだった。
小学生くらいの子供連れともすれ違う。
元気元気で、岩場も恐れず登っていく。
箱庭のような景色を眺めつつ、マムート階段を下りていく。
ザレた下りに手間取り、なかなかスピードが上がらず2時間少しかかって行者小屋へ到着。
このころにはかなり雲が多くなり、雨の可能性も出てきた。
短めに一服した後、南沢を下る。
初めは緩やかな涸沢沿いを進むものの、徐々に傾斜が増していき、さらに岩が濡れていて滑って歩きにくい。
疲労も手伝ってこれまた時間がかかる。。
晴れ間が多くなったため、特に急ぐ必要は無くなり、休憩多めに取りつつ下る。
南沢の序盤、なんと柴犬が。
しかもマムートの服(?)に身を包み、飼い主さんもマムートで固められている。
でも疲れているのか、ぐったりと寝そべってしまっている。
大丈夫か??
しかし南沢の終盤で休憩していると、元気に歩いてくるさっきの柴犬。
ときどき先に進み過ぎて、飼い主さんを引っ張ってしまったり、逆に立ち止まってしまって抱えあげられたりしていた。かわいい。。
名前はコムギちゃん。
さっきのぐったり具合が嘘のように、元気に颯爽と歩き去って行った。
南沢はキノコが多く、キノコ??というような奇怪なキノコも見つつ進む。
結構早く踏破した印象のある北沢に比べ、南沢は下りなのにやけに時間がかかる(気がする)。
ともあれ、2時間半ほどかかって美濃戸山荘に到着。
無事な下山を喜び、美濃戸へ下った。
帰りは渋滞に巻き込まれることはほぼ無く、スムーズに大阪/京都へ向かえた。
※※
梅雨明け後も不安定な天気が続いていたが、この週末くらいから本来の夏らしい天気に変わった八ヶ岳エリア。
雨には降られず、良い天気に恵まれた。
メニューと天気という不確定要素に左右される2大条件(赤岳鉱泉のステーキ、綺麗な富士山という)も、バッチリ当たり。
良い山行となった。
また、このメンバーは下りに時間がかかることがわかった。
ここは今後の課題かな。
コメント
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赤岳鉱泉のステーキ食べてみたいです♪まだここには泊ったことがないのでステーキだけでも食べに行こうかどうしようか迷いますw
テント泊でも食べれるんですかね?^^
いずれにしても おつかれさまでした〜〜〜♪
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