小学生最後の北アルプスは穂高でのんびり
長野県
岐阜県
子連れ登山
asahi
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,097m
- 下り
- 2,093m
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- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:22
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 4:20
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 11:00
| 天候 | 8月15日 午前 曇り→雨 午後 曇り→晴れ 8月16日 晴れ 8月17日 雨降ったり止んだり 夕方 曇り→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年08月の天気図 |
| アクセス | |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
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感想
ふと、「まだ奥穂へ連れて行ってなかったなー」と思い立ち、天気図とにらめっこ。
「う〜ん… いい日がない…」
仕事の都合もあって仕方なくこの日程。
先の読みにくい不安定な空に、去年の続き、北穂から奥穂への縦走は諦め、穂高で何もしなくていい贅沢な時間を過ごすことに・・・。
8月15日
朝1番のバスで上高地。晴れ間が見えるが雲の湧き方がどうも気に入らない。予報は昼から崩れるというが・・・。
猿の群れに出会ったり、ソフトクリームをほおばったりで退屈を紛らわせながら横尾まで10キロの長〜い道のり。
娘はまだまだ元気。食欲旺盛でおやつをムシャムシャ、無邪気なもん。
やがて ポツリ、 ポツリ、
とうとう降ってきた。
昼の空腹に耐えながら涸沢の石段を踏みしめようやく小屋に到着。
8月16日
前日とは打って変わって晴れ。
きつい日差しに日焼け止めとサングラスの準備。
出発前に、去年の続きを歩くかまっすぐ穂高岳山荘へ行くか娘に聞いてみた。
膝が痛いから直接行きたいらしい。
僅か数時間で穂高岳山荘へ。今日の目標達成。
娘の両膝を見ると少し腫れてる。
さて、ここで岳沢小屋へコマを進めるかここで泊まるか聞いてみた。
岳沢まで行けば明日が楽。ここで泊まれば今日は自由時間がたっぷり。
物事には一長一短があるのを身をもって知る娘。
娘なりの熟慮結果、ここが今日の宿泊地。
8月17日
出発しようとしたら小雨。急いで雨支度。
まだ時雨れ程度なのでひどくなる前に小屋前の梯子を通過したくて早々に出発。
辺りはガスで全く展望無し。ただただ前へ進むだけ。
さしたる苦労もなく奥穂高岳。ジャンすら見えない。
長居は無用。吊尾根へ向かう。
小雨が降り続く中、濡れた岩を慎重に進む。娘は初めての雨の岩場。
しばらく先行させてみるも余りに慎重すぎて中々スピードが上がらない。
時間がかかり過ぎるのでトップ交代。これでちょっとは歩みが早くなる。
紀美子平に着いたら目指すは北穂高。
雨で濡れた岩がよく滑る。だんだん不安になってくる。
「登るのは簡単だけど、娘を無事に下ろせるか？」
「このルート、1ヶ所よく滑るところがある。大人ならホールドは問題ない。娘に手が届くか？そこを無事に下りれるか？」
考えが逡巡する。
「あ、ここだ！」
いろいろ試してみる。
やっぱりよく滑る。
「・・・・・」
「引き返そう・・・」
引き返しながら考える。
濡れた岩の下り方を見ながら娘の能力を測ってみる。
「あの場所、娘を無事に下ろすには・・・」
手足の置き場をいろいろイメージしてみる。
「いける」
「あとはどうやって娘をもう一度登る気にさせるか？」
100m程引き返して休んでたら上から男の子が下りてきた。
聞けば娘より年下。
それをいいことに娘にハッパをかけてもう一度登り直す。
渋々ついてくる娘。空腹も手伝って、中々歩が進まない。
それでも何とか北穂山頂。
ガスで何にも見えなくて残念だったけど、取り敢えず登頂。
下りも丁寧に歩を進めて無事、紀美子平に着いたときはほっとした。
しばらくここでダーラダラ。
あとは上高地までの長丁場。
途中でまた雨が降ってきたけど娘の集中力のおかげで無事に下山。
娘と、家で待つ妻のため上高地の「チーズタルト」を初めて買って帰路に。
チーズタルトの味？
濃厚。と−っても濃厚。
これはこれでいいかも・・・♪。
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