中芝新道で登る谷川岳

2016年09月01日(木) [日帰り]

• GPS: 09:19
• 距離: 19.0km
• 登り: 1,636m
• 下り: 1,636m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:07
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:17

5:12 白毛門登山口駐車場
5:24 5:27 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
5:38 5:41 西黒尾根登山口
5:57 5:58 巌剛新道登山口
7:08 7:11 中芝新道入口
10:30 10:32 一ノ倉岳
10:43 10:43 ノゾキ
11:15 11:58 谷川岳
12:10 12:21 谷川岳（トマノ耳）
12:24 12:28 谷川岳・肩の小屋
12:36 12:36 天神ザンゲ岩
12:48 12:48 天狗の留まり場
13:07 13:07 熊穴沢避難小屋
13:22 13:22 天神平・天神峠分岐点
13:28 13:28 天神尾根・田尻尾根分岐点
14:03 14:03 田尻尾根登山口
14:28 14:28 白毛門登山口駐車場
14:29 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

土合橋の駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

谷川岳ベースプラザ〜芝倉沢出合　／清水街道（旧国道）
・殆どアップダウンのないハイキングコース。一ノ倉沢までは舗装路
・コース沿いには明治時代、国道の頃の石垣の名残あり
・一ノ倉沢にトイレ、幽の沢の少し先に水場あり

芝倉沢出合〜一ノ倉岳　／中芝新道（堅炭尾根）
・芝倉沢出合から沢の左に中芝新道の登山口あり
・最初は沢沿いにペンキの目印にしたがって進む。しばらく進み左岸に渡り、その後は左岸沿いに高巻きに進む。高巻きルートは草付の滑りやすいルートなので注意
・しばらく左岸沿いに進むと崩落個所にでる。崩落個所は高巻きせずペンキの目印に従い沢沿いを進む
・沢沿いのゴーロを進み、その後右岸に渡渉。渡渉後、本格的な登りが始まる
・草付の急登、草に隠れた岩場、路面が崩れてザレタ箇所など滑りやすい箇所多数、要注意！

一ノ倉岳〜オキノ耳・トマノ耳
・一ノ倉岳から100mほど下り、オキノ耳に登り返す
・オキノ耳からトマノ耳までは10分程度
・途中、蛇紋岩の滑りやすい岩場があるので注意

トマノ耳〜土合口　／天神尾根・田尻尾根
・整備された登山道、途中ザレタ場所もあるが概ね歩きやすい
・天神尾根は熊穴沢の避難小屋まで下り、小屋から先はアップダウンの少ない遊歩道
・田尻尾根は谷川岳ベースプラザのある土合まで一気に下る。土がむき出しの滑りやすいルートなので注意

今回の山行の目的は歩いたことのない中芝新道
・破線ルートの芝倉沢出合から堅炭尾根の取付きまでは一部ルートが分かりにくいところもあるが、事前に情報収集して、後はペンキの目印にしたがって進めば問題ないと思う
・堅炭尾根は2.2kmで、一ノ倉岳山頂まで約800mを一気の登る急登。滑りやすい場所や、足場の少ない岩場など歩きにくいルートで結構疲れるルート。下りや雨の日は歩きたくない

写真

9/1 5:12

深夜、土合橋の駐車場の到着
少し仮眠をとって、5時過ぎに出発

9/1 5:28

登山指導センターで登山届を提出

9/1 5:40

西黒尾根の登山口をスルーし、旧国道（清水街道）を一ノ倉沢方面へ

9/1 5:56

マチガ沢出合から早朝の谷川岳
本日は良い天気

9/1 5:57

厳剛尾根の登山口もスルー

9/1 6:01

しばらくはお散歩気分

9/1 6:17

一ノ倉沢に到着
ここはクライマーの領域

9/1 6:26

一ノ倉沢を過ぎると舗装路は終了

9/1 6:31

街道沿いには明治初期、国道の名残、ところどころ石垣が残っている

9/1 6:37

幽の沢を越えて

9/1 6:38

しばらく進むと水場（ブナのしずく）で給水

9/1 6:49

新道への分岐箇所

9/1 7:05

芝倉沢が見えてくる

9/1 7:10

芝倉沢に到着
ここまででスタートから2時間

9/1 7:11

今回のメインイベント、初めて歩く中芝新道へ

9/1 7:13

最初は芝倉沢の右岸沿いを歩く

9/1 7:21

左岸の大きい岩にペンキの目印

9/1 7:23

目印を目指して左岸に渡渉後、岩の右手をよじ登る

9/1 7:24

沢沿いの高巻きルート
草付で滑りやすいので注意

9/1 7:28

頼りないトラロープをガイドに少しの登り

9/1 7:31

その後は目印に従い左岸沿いに進む

9/1 7:39

崩落個所
他の方のレコでは高巻きに迂回していたが、沢に下る方向に新しいペンキの目印があったのでそちらに進む

9/1 7:41

沢沿いの岩まで一度下る

9/1 7:42

進行方向に目印はあるが下るにはオーバーハングした岩を降りなければならい

9/1 7:43

まったく役に立たないトラロープ

9/1 7:45

反対方向（下流）に向かって岩を下る（滑り降りる）

9/1 7:45

目印はあるがズルズルと地面が崩れそうなので、岩の左手をよじ登る

9/1 7:49

後はマーカーを目印に左岸側を進む

9/1 7:56

小さな滝になっているとこを過ぎると

9/1 7:57

再び草付にルートに入り

9/1 7:59

その後、目印にしたがって右岸側に渡渉
ここまで2時間弱

9/1 7:59

ここから堅炭尾根の急登が始まる

9/1 8:11

途中クサリ場、岩場らしい岩場はここくらいか？

9/1 8:18

草付に岩場
滑りやすい、登りにくい

9/1 8:24

でも景色は絶景！

9/1 8:34

こういう場所が何気に気を使う

9/1 8:45

視界が開けると堅炭岩が見えてくる

9/1 9:01

一歩一歩を大きく取らなければならないところも多く、結構疲れる

9/1 9:26

尾根の取付きから1時間、休憩適地
ここでしばらく休憩

9/1 9:26

下に見えるのが堅炭岩か？

9/1 9:28

睡眠不足か、今日は思うようにペースが上がら
少々長めに休憩後、次のピークを目指す

9/1 9:52

一昨日の台風のせいか、路面が湿っていて歩きにくい

9/1 9:58

それでも2時間ほど進むと一ノ倉岳の山頂が見えてくる

9/1 10:13

山頂までもうすぐ
この辺は気持ちいい穏やかな登り

9/1 10:30

山頂標識が見えてくる

9/1 10:30

10時30分、一ノ倉岳に到着

9/1 10:32

ここからは歩きなれたルート
谷川岳を目指す

9/1 10:44

一ノ倉岳から鞍部までは100mほどの下り

9/1 10:49

ところどころ蛇紋岩の滑りやすい場所があるので注意

9/1 10:51

ノゾキ

9/1 10:51

岩から身を乗り出し下を覗きこむと
眼下に一ノ倉沢

9/1 10:58

さて、オキノ耳を目指す

9/1 11:11

浅間神社をすぎて

9/1 11:12

鳥居をくぐると

9/1 11:16

オキノ耳に到着
通算28回目、年内に30回までにいくかな？

9/1 12:00

オキノ耳で景色を楽しみながら、
のんびりと昼食休憩
休憩後はトマノ耳へ

9/1 12:10

10分程でトマノ耳に到着

9/1 12:09

トマノ耳からオキノ耳と一ノ倉岳、茂倉岳

9/1 12:20

主稜線へのいつもの景色

9/1 12:21

方の小屋ではヘリで物資の運搬中

9/1 12:29

方の小屋を過ぎて

9/1 12:30

下山開始

9/1 12:35

天狗のザンゲ岩

9/1 12:47

天狗のたまり場

9/1 13:06

熊穴沢避難小屋
を過ぎて、

9/1 13:28

今回は歩いたことのない田尻尾根を使って下山

9/1 13:30

土がむき出しの滑りやすい下りが続く

9/1 14:02

30分程で尾根の入り口に到着し、

9/1 14:03

あとはロープウェイの下を車道沿いに下っていくと

9/1 14:18

谷川岳バースプラザに到着

9/1 14:29

14時30分、ゴールの土合橋駐車場に到着
今回は、未踏区間の中芝新道、田尻尾根をクリア！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

ザック

1

35L

ストック

1

水筒

2

2L+1L

ヘッドランプ

1

単4×3

ナイフ

1

コンパス

1

地図

1

山と高原地図

ストーブ

1

ガスカートリッジ

1

ライター

1

コッヘル

1

カトラリー

1

スプーン、フォーク

食糧

携行食

帽子

1

グローブ

1

レインウェア

1

フリース

1

ミドルウェア

1

着替え

アンダー、靴下、下着

タオル

1

GPS

1

ファーストエイドキット

1

予備電池

1

単3/単4

エマージェンシーシート

1

ツェルト

1

ゴミ袋

2

携帯電話

1

健康保険証/運転免許証

感想

ARAQ

今回の谷川岳は未踏区間の中芝新道
上級者、熟練者向けの注意書きが書かれた破線ルート
今年中にクリアしたいと思っていて、天候、コンディションとも良さそうなのでチャレンジ

中芝新道の登山口までは旧国道（清水街道）を歩いて2時間
結構長いが一ノ倉沢の景色や、ルート沿いの明治初期の国道のころの名残など歩いていて楽しいお散歩コース

のんびり歩いて芝倉沢出合に到着
ここから中芝新道のスタート

前半は芝倉沢沿いのコース、沢沿い、高巻き、渡渉と歩きにくいところもあるが、沢の景色、ところどころにある小さな滝、谷間から見上げる山々の景色に癒される
注意箇所の崩落地帯は、他の方のレコだと高巻きに迂回しているようだが、沢に下りる大岩のペンキの目印が新しそうだったので、そちらの目印に従い進む
崩落個所を越え、沢沿いルートをさらに進み2度目の渡渉箇所で右岸側へ、ここから後半の堅炭尾根の急登が始まる

堅炭尾根は草付の急登、ところどろこ岩面が露出した場所や、路面が崩れたザレ場など、滑りやすい場所が多い
岩がむき出しになった場所も足掛かりが少ない上、滑りやすく結構疲れる
1時間ほどで堅炭岩に到着
休憩にちょうどいい、登山道からせり出した岩場があるのでそこで小休止
仮眠だけで睡眠不足なのかなかなかペースが上がらない
休憩後、まだしばらく急登が続くが、ほどなくしてクマササの茂ったなだらかな斜面にでると、その先に一ノ倉岳の山頂が見える

思ったより時間がかかってしまったが、出発から5時間30分程で一ノ倉岳に到着
初の中芝新道は無事完歩

一部不明瞭なルートや、足場があまり良くないことを考えると確かに初心者にはハードなルートか
ただ登山者は少なそうなので紅葉時期の激混みシーズンに利用するにはいいかもしれない

一ノ倉岳からは歩きなれたルート
天気も良く、景色を楽しみながらオキノ耳でのんびり昼食をとって下山

最初は西黒尾根から下山する予定だったが、田尻尾根の歩いたことがないので、折角なので田尻尾根からの下山に変更
田尻尾根...土がむき出しになった滑りやすいルート
ロープウェイ代を節約したいときか、ロープウェイが混んでるとき、乗り遅れた時くらいしか使わないだろう...


谷川岳はこれで通算28回目
だいぶ通っている、今年中に30回になりそう

残す未踏区間は
・いわお新道
・清水峠からの旧国道（清水街道）
・五十里尾根など新潟側への下山ルート
機会を見つけてこの辺もクリアしたい


次は紅葉シーズンに、天神尾根の人込みを横目に見ながら、人通りの少ない長ゴー尾根をのんびり歩こう