反省と発見の丹沢(塔ノ岳、丹沢山、鍋割山)


- GPS
- --:--
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,750m
コースタイム
→1215丹沢山1251→竜ヶ馬場1311→日高1324→塔ノ岳1352→二俣分岐1428
→鍋割山1458→後沢乗越1534→二俣1608→1707大倉
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金冷シから上はアイゼンがあったほうが安心でしょう。 |
写真
感想
元々は神奈川県民の私。子供の頃は丹沢と言えば、
近場の山=標高も低い=ショボい山、と言う認識しか
ありませんでした。とは言えいざ登ろうかと思い
ヤマレコで調べてみると中々どうしてそんなに甘い
ものではないと気付きます。
夏場には蛭が大量に発生する。バカ尾根と称される
長い木の階段が続く単調な道。累積標高差では国内屈指。
富士山が近く展望良好。etc。
実際に登って見ての感想です。
展望は本当にいいですね。富士山は圧倒的に近く、
相模湾には江ノ島が見え、横浜のランドマークタワー、
新宿の高層ビル群、新名所のスカイツリー。
これだけバリエーションのある展望は初めてです。
夜景もものすごいことになりそうです。
一度小屋泊で来てみたいですね。蛭がでる季節は避けたいですが。
前日の午前3時半に自宅を出発し千葉県→都内→246を全部一般道で走行。
道はもちろんすいているのですが、都内を抜けるのは信号が多くて
ストレスがたまります。湾岸線千鳥町から世田谷までは首都高に乗るべきでしたね。
午前7時ごろに大倉到着。既にまずまず明るく早速出発です。
天気は最高でふもとはそれほど風を感じずよい山行日和になりそうです。
うわさのバカ尾根。確かにこれはきつい。
体力的にももちろんきついのですが、それプラス飽きてきます。
金冷シ手前辺りからは積雪しており、また風がかなり強くなってきました。
行動中は寒さを感じないのですが顔だけはそうはいきません。
雪はツルツルにはなっておらず登りはアイゼンなしでも問題ありません。
ほぼコースタイム通りに山頂に到着。展望は文句なし。
私の山行歴では過去最高ですね。しかし風はさらに強くなり
軍手では防ぎきれない寒気が皮膚を刺してきます。
山頂の気温はマイナス9度。こんな気温の場所に来たのは
何十年ぶりでしょうか。風速を考えると体感温度はえらいことです。
私のストーブでは通用しそうにないので展望を楽しんだら山小屋に避難します。
いつも通りの昼食を済ませ、さあどうするか。蛭ヶ岳はどう考えても無理ですが、
丹沢山は何とかなりそうです。展望はよくないと聞いていますが、
それほど頻繁に来られる場所でもないので片付けておきたいところです。
ということで初アイゼンをつけて出発です。モンベルの土踏まずに
つけるタイプの6本爪軽アイゼンです。「お守りにもならない」
という方もいるのでどうかと思っていましたがあるとなしでは大違いです。
2つほどの小ピークを越えて丹沢山に到着しました。
丹沢山域は巻き道がないですね〜。私のようなヘタレを甘やかしてくれません。
山頂でコーヒーを入れたいのですがやはりストーブの実力が足りません。
お湯を沸かすのに大分時間を取られてしまいました。
さて、コーヒーが済んだら長居は無用、早々に撤収します。
途中熊の足跡らしきものを見かけました。
塔ノ岳でも数枚の写真を撮ってすぐに下ります。
さて、ここからがまずかった。金冷シから鍋割山の方へ進んでしまいました。
根拠は「なんとなくこっちから登って来た様に思う」ということです。
それだけの根拠でせっかくの案内板を確認もしないとは話になりません。
二俣の分岐では、「二俣というところを通ってきた覚えがない」
ので二俣ではない方に進みます。「二俣ではない方」とは鍋割山の方です。
ちゃんとこの時点で確認すれば戻れたのですが…。
他の登山者が全くいないことを変だと思うべきです。
正しい道を通っていればそろそろ堀山の家に着きそうな
タイミングになり「なんか変だな、そろそろ堀山の家についてもよさそうだが…」
と思います。たまたま後ろから追いついて来た登山者の方に聞いてみると
鍋割山まであと10分ほどの所にいると教えてもらいます。
コースタイムを確認して早く下山できそうな鍋割山経由のルートで下りました。
ヘッデンは持っていますが暗くなる前に下りたいところです。
そもそも帰りに川崎の親戚の家を訪ねることになっており、
あまり遅くなるわけにはいかないのです。しかも当日は自宅に
携帯電話を忘れてきており公衆電話のあるところまで行かないと
連絡も取れないので心配するに違いありません。
なんとか本格的に暗くなる前に下山できましたが、大いに反省させられました。
ルート表示をきちんと確認しなかったことの他にも、
道間違えに気付いた時点で金冷シに戻る方が正しかったのでは、
とも思います。暗くなる恐れがあるタイミングでは
一度通った道の方が安全であるし、登山者が多い道の方が安全であったでしょう。
実際最後に道を聞いた方の後は大倉まで誰にも会いませんでした。
また携帯電話は持っていくべきものとして優先順位をもっと上位に
おくべきでした。簡単に忘れてきたのはまずかったですね。
発見したことは
○冬用のストーブでないと氷点下の気温では通用しない
○ヒートテック+マイクロフリース+カッパで-10℃+風速15程度までは通用する。
ただしそれなりの皮下脂肪を蓄積されたい
○土踏まず装着タイプのアイゼンでもあるとなしでは大違い
○靴下の2枚重ねはマメ対策としてかなり有効
ということですね。
安全と反省と自分への罰の意味も含めて分岐標識の前では指差し確認をすることにします。
はじめまして。zucchiです。
昨日行かれてたんですね。コースタイムからして塔ノ岳から竜ヶ馬場の間ですれ違ってそうですね。
天気よく素晴らしい景色でしたね。コース間違いは大変だったと思いますが、まとめて3つの山々を満喫できたわけですし。
お疲れ様でした
zucchi
レポ拝見しました!
天気が良かったようで何よりです。うらやましい・・・。
ただモノスゴク寒かったと思いますが。
道間違え大変でしたね。
で、結果15日の自分と全く同じルートっす。
これも何かの縁かと・・・(笑)
お疲れさまでした!
コメントありがとうございます。
ホント天気は最高でした。多少寒かろうが、風が強かろうが、曇りや雨であるよりは晴れているのは嬉しいですね。
せっかくの鍋割山で鍋焼きうどんを食べられなかったのは残念ですがまた今度と言う事で楽しみに取っておきます。
丹沢に関しては夜景と鍋焼きうどんと蛭ヶ岳山頂はいつか達成したいと思います。
mustcut15kさん、初めまして
バカ尾根、登りは良いけど、下りは膝泣かせですよ
何はともあれ何事も無くお疲れでした。
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でわまた
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