悪沢岳→赤石岳 椹島から反時計回り(聖岳は断念)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 3,043m
- 下り
- 3,024m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:50
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:00
天候 | 9月5日(月)曇り 9月6日(火)雨→曇り 9月7日(水)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・途中「曙橋」では紛らわし標識があるが左折せず直進する(私は左折してしまった)。私の記憶だと、これは29号線に入った事になると思われる。 ・直進すると再び27号線が合流する。玉機橋で27号線は左方向に折れ安倍川を渡る。 ・郵便局先の小さな橋を渡ると右折(27号線)せず直進し189号線に入る。 ・ここから先は峠道。途中狭い場所もあるので注意。 ・峠を越えると60号線が合流するのでそのまま60号線を行く。 ・ここからも結構長いが道なりに行けばよい。 私の場合夜の移動になったが、夜の峠道は結構怖い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な場所はないが、稜線で風に吹かれるとかなり怖い。 |
その他周辺情報 | 下山後赤石温泉白樺荘では、入浴,食事,休憩が可能 |
写真
感想
天候に翻弄された!
9月5日(月)〜9日(金)まで休みが取れたためナント9連休。
9月3日(土)入山で、荒川岳〜茶臼岳までテントで縦走だ!!と夢が膨らんだ8月であったが、台風によって出発を遅らせ、テントをやめて小屋泊に変更し、聖岳への縦走をあきらめ、2泊3日の荒川、赤石の反時計回りとなった。
その顛末は以下の通り。
台風等で天気予報が刻々と変わる中、5日(月)から行ける所まで行こうと決め、4日(日)を移動日とした。
9月4日(日)
夕方から東京を出発し、新静岡ICに着いたときはもう日が暮れていた。
夜の峠道に難儀しながらも畑薙第一ダム臨時駐車場に到着。峠道には緊張したが、道端にある「井川駅まで〜キロ」等の標識に勇気づけられた(初めての者が夜に通る道ではなかった)。
「天気予報が厳しいのでテントではなく小屋泊にしては」との山友のアドバイスを受け、ザックを二種類準備。夜のラジオでも今週半ばの雨予想は変わらず、小屋泊のパッキングへと変更した。今日は車中泊。
9月5日(月)
7:30のバスで椹島ロッジへ。
ここから行動開始。
小屋泊の荷物で登り6時間は楽勝と思いきや、急坂と緩い坂が交互に現れる登り一辺倒の登山道に辟易しながら登った。
天気は曇り。途中周囲の山の姿も見えず、黙々と登る事となった。
そういえば、去年はブナ立尾根を登るために黒戸尾根をトレーニングとしたが、今年は仕事が忙しい事もあって行う余裕もなかった。完全にトレーニング不足であった。
なにはともあれ千枚小屋に到着。せっかくなので夕食と翌日の弁当を注文した。
明日は天気がよさそうとの事でテンションが上がる。
9月6日(火)
今日は百間洞山の家を目指すため4:30出発。
晴れ予報であったがなんと天気は曇り。霧雨のようなものも舞っているため雨対応とした。
千枚岳手前のハイマツも無くなったところあたりで下から突き上げるような風が吹いてきた。千枚岳頂上に出ると風に加え雨も混じり始めた。
ここから稜線歩きとなるため厳しい道のりが予想され、それを裏切る事無く時折突風と横殴りの雨が降る事となった。
悪沢岳頂上では視界ゼロ。風を防げる岩陰で弁当のおにぎりを食べた(雨も横殴りなので何とかなった)。
この後中岳も視界が全くない状況。前岳に行く気力もなく荒川小屋へ下る。稜線から下りれば突風は無くなった。
荒川小屋には8:45到着。荷物の入れ替えをしたくて小屋に入れてもらった。こんな時間に「荒川カレー」を注文すると、「時間がかかってもいいなら」と作ってくれた。雨と風で冷えた体の隅々まで行きわたり、蘇るようであった。
天気予報を聞くと今後3日間は雨予報。百間洞へ行くかどうか悩んだ。
この後天気は回復基調。大聖寺平からの登りの最中から稜線西側のガスが切れてきた。赤石岳への稜線が見え始め、俄然テンションが上がった。
赤石岳のピークを踏み、避難小屋へ今後の天気予報を聞きに行った。小屋の方も台風13号とその南側にある低気圧に予報は難しいとのこと。一旦は百間洞山の家に向かうも、聖岳への稜線上で今日のような風に吹かれた時の恐怖を思い起こし、下山を決意した。
赤石小屋までは急な下りが続き、後は下山のみとなり緊張感が薄れた体には結構きつかった。
ここでは、昼食用に持参した食料が手つかずで残っており、当然素泊まりとした。
9月7日(水)
朝から晴れ。午後から下り坂との予報。
下山の決断は正しかったのか?と自問自答しながら急坂を下った。
しかし、天気は下り坂なのは間違いなく、聖岳に行ったとしても翌日の下山は大雨の可能性もあるため、「これがベター」と言い聞かせた。
また、初日から違和感のあった右ひざ裏に痛みが増し、本日の下山路はかなりこたえた。
下山後10:30のバスを待つ間、山の方にガスが出始めた。下は晴れているが、ガスの中はどうなんだろう?などと思いながら早くも次回の山行に思いを馳せた。
まとめ
●テントにしなくて良かった
今回のように何度も迷っているときに、テントの重量は判断の一要因となる(ここを登り返すのはキツイから等)。百間洞に行きかけて引き返す事が出来たのも荷物が少なかった事が一因であった。山友に感謝!!
●赤石小屋に行って良かった
当初日程に余裕があったため百間洞山の家での停滞も考えたが、ここからだと下山するためには聖平小屋泊か赤石小屋泊となり二日かかる。天候が不安定な中、決断すれば一日で下山できる赤石小屋泊として結果とした良かった。
●風はきつい
赤石小屋でツアーガイドの方とお話しする機会があった。「稜線では雨だけではなく風がきつい」とおっしゃっていた。経験豊富な方の話は説得力があった(このツアーも赤石、荒川を断念して下山した)。
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