白馬岳 〜雲と稜線〜


- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,640m
- 下り
- 1,633m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:40
天候 | 1日目:晴れのちガス、2日目:晴れ+ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:路線バス+あずさ |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓はクレバス多数で通行止めだったので、栂池から白馬大池ルートでしたが、特に危険個所はなし |
その他周辺情報 | 登山後は八方のみみずくの湯、その後白馬駅近くの食堂ふきのとうへ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テント
シュラフ
ガスストーブ
ヘルメット
|
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感想
○出発前
夏の山行は迷ったあげく土日を利用して白馬方面へ。
しかし、金曜夜発の白馬行き高速バスは満席状態。仕方なく、バスタ新宿発の松本行きの最終バスとムーンライト信州の松本発白馬行きのチケットを予約して、松本駅で3hのステーションビバーグという面倒だけど、何とか目的地への切符を取得。その後、何度も高速バス予約サイトをチェックして、金曜朝に白馬行き高速バスの空きが出て予約。9/1から大雪渓が通行止めになったせいかもしれません。
高速バスは、他にもキャンセルが出たらしく、隣りは空き席だったので、1人で2席を使って移動。
○1日目
栂池高原到着後、この日はゴンドラが動き出すのが7:30と遅いので、路線バス待合の東屋で朝食を食べたりして、時間を潰す。待ち切れずゴンドラ乗り場へ向かうと少し早く動き出す様子。大雪渓通行止めのため、栂池からがメインルートになったためかもしれません。ゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然駅へ。途中白馬三山とそれに続く稜線が一望でき、テンションが上がる。
自然駅からはしばらく同じロープウェイの乗客が集団状態で登山開始。いきなりの急登だけど、この日は足が止まらないので、休憩することなく天狗原へ。休憩しないと結局いいペースで登れます。天狗原の湿原を抜けると岩々ゾーンへ。岩のルートだと思うようにペースが上がらず。途中からガスが切れて次第に晴れへ。乗鞍岳を超えると、白馬大池が一望。山中の濃い青空が映えて見たことのない紺色の水面に心を奪われますね。
白馬大池山荘で軽食を取りたくて小屋の中へ。軽食はないということでカップラーメンとコーラを。大池の畔のテン場は平らで気持ちよさそうだけど、発電機の音がいまいちですね。これで静かだと申し分ないんだけど。
その後、白馬岳への稜線に取り付きます。直後からガスが出てガスガスの稜線を上がる。この日は1時間連続で歩かないと休憩しないことにした所、CTの75%ほどで歩け今までにないハイペース。普段のRUN効果を実感します。しかし、船越の頭を越えたあたりからふともも筋の使い過ぎで攣りそうな気配。少しペースが落ちるが骨格で登るように歩き方を変えてみるとまだまだ行けそう。小蓮華山の偽ピークに一喜一憂していると突然鉄剣が目の前に。休まずに三国境で出会った人曰く、今朝は日本海まで一望できたという、本当かーいいなー。
ここから白馬岳ピークまでは標高差200mほどの最後の登り、ガスガスの中ふと前を見るとかすかに山頂の方位盤が見える。頂上はもうすぐ、最後の登りを進んでいると目の前に青空の穴が開き、頂上到着時に青空が!しかしすぐガスに巻かれほんの一瞬の出来ごと。
その後白馬山荘に到着、スカイプラザへ。14時前だったが、中は誰もおらず1人でカレーとビール。大雪渓が通行止めだとこうも登山客がいないのかと実感。加えて、栂池ルートで先行者を抜きいいペースだったということになる。頂上宿舎のテン場は1張りしかないので、ゆっくりすることに。
その後、トレランのおじさんが到着して、しばし談笑。おじさんは明日不帰ノ嶮経由で八方へ下山するため、この日はCT2:30かかる天狗山荘まで行くという。14時過ぎだが大丈夫なのか?自分も明日は不帰ノ嶮を通過しようとしていて、朝3時発だと思っていたので、おじさんと同じく天狗山荘まで行こうかとも思ったけれど、既にビールを飲んでいるし、足もほぼ終わっているので、やはり予定通り頂上宿舎へ泊ることにしました。
頂上宿舎は3張りほどで場所は選び放題。トイレ裏を避けて設営。やはりだいぶ足に来ていて、やっとの思いで設営した後は30分ほど昼寝。その後テント受付が開始になり、受付へ。無愛想な方から説明を聞く、とにかく山荘エリアには入ってくるな、山荘フロントには天気情報も掲載していないので、立ち入り禁止と強く言われる。テント泊利用者が何か迷惑な行為でもした経緯があるのかしら。
この日は15張りほどで周りはカップルなどで楽しそう。こういうときソロだとちょっと話し相手が欲しくなります。その後夕食は尾西のドライカレー。なんだかとても美味しくなく、無理やり食べきる。食料軽量化のため選択したが、次回からやめよう。カップラーメンの方がまだマシ。その後、ガスガスの中、ダメ元で稜線へ夕陽を撮りに。10分ほど粘って帰り際、ガスがオレンジ色になり、ガスに穴が開いて薄っすら夕陽が見えた!ほんの一瞬でしたが、やっぱり待ってみるものですね。
その後、他の人と話す元気なく、18時過ぎに就寝。
この日はテント内で10度ほどあったと思う。Tシャツ、長袖Tシャツ、下はタイツに短パン、裸足でナンガ450DXのチャックを開けて寝るくらいでちょうど良かった。もっと薄いシュラフが欲しい。ダウン上下は不要でした。
○2日目
翌朝は6時前後と午後が雨予報だったので、自分の都合より山の都合を優先して、不帰ノ嶮通過は断念して、白馬ピーク経由のピストンすることに。3時に起きて少し時間を持て余してしまったが、4時過ぎに出発。テン場では隣りのソロの方と少し話しました。名古屋から徹夜で運転し栂池から登ってきたそうで、この日は槍温泉経由で帰るそう。槍温泉ルートは景色が面白くないという事前情報を得ていたので、心動かず。お気をつけてと挨拶を交わして出発。ソロテント泊にも慣れたので、だいぶ撤収が早くなった。マットを山と道に変えたからか。
雲は多めだが、東の空は地平線の彼方に雲がなく、ご来光が見れそうだと分かり、山頂への道を急ぐ。山頂からは雲海の広がる絶景を見ながら遠くは日本海、佐渡ヶ島まで見えた。剣や槍、影白馬などが見れてお腹いっぱい。遠く栂池山荘の明かりが見える。
下山も前日のハイペースCT75%をキープ、前を行く方のシルエットを撮らせていただき、先へ進む。晴れ+少しのガスが景色のスパイスになっていていい感じ、とにかく気持ちいい。あっと言う間に大池へ到着。その後岩々ゾーンが長くて足が終わり、かなり辛い状況で10時に無事ゴール。
ロープウェイ+ゴンドラで下界へ。栂池の湯は12時からということで断念し、八方みみずくの湯へ。路線バスで一度白馬駅まで行き、少し戻ります。途中好日山荘で着替えを買い(便利)、温泉へ。露天風呂からは八方の上部まで見渡せます。結局唐松岳ルートでも雨に会わなかったかもしれないが、次回に取っておこう。
その後、無性にソースカツ丼が食べたくなり、白馬駅ロータリーに面した食堂ふきのとうへ。生ビールとソースカツ丼、サイコーです。14時台のあずさは指定が取れず、松本→八王子のあずさ指定と松本まではあずさ自由席で帰ることに。駅員さん曰く、あずさは一つとなりの南小谷からだが自由席はGW以外で座れなかったことは無いという話しを聞く。駅員の言うとおり、余裕で自由席に座れました。結局、指定は使わず自由席のまま八王子へ。しかし八王子まで3.5hかかるのでやはり白馬は遠い。甲府からは座れない乗客も出るほどの混雑でした。19時前に帰宅、下山から9時間かかりました。今回はピストンでしたが、大池から白馬への稜線歩きはとても気持ち良く、また訪れたいルートが1つ増えました。
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