2週間振りの槍ヶ岳 小槍の上でアルペン踊り
- GPS
- 35:50
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,099m
- 下り
- 2,051m
コースタイム
- 山行
- 15:17
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 18:05
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:39
天候 | 17日晴れ→雨 18日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝谷出合は川が増水すると渡渉が出来なくなります。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
|
---|---|
共同装備 |
GPS
ツェルト
カメラ
テント
ギアスリング
|
備考 | 雨が降るとの予報からゲイターを持って行けばよかった。 ゴアテックスのローカットのトレランシューズで行った為靴の中に水が入る恐れがあった。 |
感想
満月と槍ヶ岳を撮る!!
小槍に登る!!
小槍でアルペン踊りをする!!
と意気込んだ今回の山行。
初めて山岳会の人たちと泊まりでアルパインクライミングをやってきた。
今回の山行で僕の目標としては、受身にならない、教えられた事は自分からやる、そして瑞浪へ行ってる山岳会の別パーティより楽しむ事を目標にした。
金曜日の23時、仕事を終え一睡もせず新穂高に向かう事なる。他のメンバーもほぼほぼ寝不足であった為、新穂高の駐車場で45分程仮眠をした。
3時半に駐車場を出て、ヘッドライトをつけ槍ヶ岳に向かう。この時点で空には星が見えていた。しかし、予報は午後には曇り、夕方からは雨が降るとの事だった。そして、明日からしばらく雨が降るとの予報であった。
最初の予定では、土曜日に槍ヶ岳山荘のテン場に泊まり、取り付きの確認し、日曜日に小槍アタックとの計画であった。
槍平に着き天気の確認、やっぱり午後には天気がもちそうになかった。そして、明日には滝谷出合や白出沢出合が増水して渡渉が難しくなるかもしれなかった。
ここで判断が迫られる。
このまま中止するか、続行するか。
この時点では、まだ空は晴れていた。
しかし、天気はいつ変わるかわからない状態。
メンバーで話し合い、宿泊用のテントなど槍平にデポさせてもらいライト&ファーストで槍ヶ岳山荘まで続行。しかし、雨が降った場合その時点で下山開始という事だった。
そして、槍平を後にしザックが軽くなったとはいえ、やはり槍平からの急登はキツイ…
一ヶ月前にも新穂高から槍ヶ岳に行っておりその時もキツかった。
千丈分岐辺りで風を遮るものがなくかなり寒く感じた。
カッパを着て登り、ザックが軽い分11時前には槍ヶ岳山荘に着いた。
まだこの時点で槍ヶ岳は晴れており、雲もかかってない様子。
早速小槍のクライミングの準備をし、小槍の取り付きポイントを探す…情報では10分で行けるとの事だったが、道がわからなかったり、思いの外足場が悪くホールドも脆いため30分以上かけ取り付きに到着。
速攻でクライミングの用意を済ませ、リーダーが登る。そのタイミングで下の方にあった雲が上がってきて、真っ白になったと同時に強い風が吹き続き寒かった。
僕は2番目に登った。フリークライミングの力がまだ僕には欠けている為、遅かったがテンションをかける事なく登ったが、途中から小雨が降る。
3人目も登ってきていた為、速攻登り雨が強くならないうちに速攻で懸垂下降。
写真も撮りたかったし、聞きたい事もいっぱいあったが今回はそんな事を聞いてる余裕がない。メンバーには寒さに弱い人もいたし、寒さに弱くなくてもこの強風と雨が本降りになってきたら低体温症になるのは簡単であった。
懸垂下降のわからないところは見て覚える。
また、数百メートルの懸垂下降と風と霧雨の中の懸垂下降でロープがうまい具合に確保器を通らず、全然下降しない…
また風に振られ、体が真横になったりする事もあったがどんな時でも教えられた通り懸垂している右手は離さなかった。
いろいろありながら、槍ヶ岳山荘まで戻ってきて反省会しつつ、下山準備。
速攻で下山なのだが、ロープが水を吸って更に重みが増していた。
槍平までは何もなく運べたがデポしている荷物をパッキングし直した。
ロープなど重い荷物は自分が持つことになった。
みんなが疲れてる時程、力を発揮しなければ本当の困難に立ち向かえないと自分は考えるので行きよりかなり重い荷物を持って槍平から下山した。
下山は得意なはずなのに途中かなり苦しかった。話している内容も頭に入ってこない、ただ黙々とゴールを目指した。重さは30キロ近かったと思う。
3人いるし水2リットルは捨てても良かったが、そうはしたくなかった。
喘ぎながら、滝谷出合を越え、白出沢出合を越えテントを張り楽しみにしてたもつ鍋を食べた。
もつ鍋のことばっかりを考えて重い荷物を運んでいから、もつ鍋は生き返る味だった。
次の日は、予定も何もない為遅めの起床でテントを畳んで駐車場へ着いた。
この山行で感じた事
お盆から2週間置きに槍ヶ岳に行ってるが、(そんなに行きたくないのだが…)アルパインクライミングは初めてだった。
やっぱり山岳会だけあって知識はあるし、デポするなんて自分には考えもつかなかった。
体力もある為みんながみんな重い荷物を持っていけるし、やりたい事のバリエーションが増えるのが何よりいいなって思った。
来年の今頃には自分がリーダーとして行けるところまで成長していきたいと思った。
最後に
小槍の上でアルペン踊りをする為に衣装まで作ってもらったが今回は時間がなくアルペン踊りができなかった…
また次回、小槍からの大槍を登る際にアルペン踊りをしたいと思う。
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