仁田岳東南尾根、光岳


- GPS
- 07:05
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,811m
- 下り
- 1,742m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:09
天候 | 10/8 雨一時曇り 10/9 雨のち晴れ 10/10 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
もともとは、信濃俣河内を遡行し、イザル尾根→光岳→大根沢山→大無間山を1泊2日+予備1日で歩くという壮大なプランだったのですが・・・。天候不順とトレーニング不足のため、登り・下りとも予定を変更する結果になりました。
2ヶ月間山を登ってないと、リハビリが必要ですね。
なぜか写真にコメントがつけられないため、こちらにコメントを記載します。
1日目
数日前の台風と、この日朝からの雨で、信濃俣河内の水量が心配でした。
大無間山から下山する場合に備えて、田代に自転車をデポ。畑薙第一ダムに車を停め、5:17にスタートしました。
信濃俣林道を歩き、崩壊地の2,30m手前で信濃俣大吊橋に降りる道を見つけました。
水量が少なかったので、吊橋は渡らず、そのまま右岸の河原に降りました。バックウォーターは右岸の下降点の際まで押し寄せてきており、少しでも増水したら右岸から林道に戻るのが難しくなりそうでした。
信濃俣河内を遡行(GPS記録なし)。何度も渡渉を繰り返しながら遡行しました。初めは膝下だった水量が、上流に行くほど深く流れも速くなってきました。次第に太腿くらいの渡渉が多くなり、不安になってきました。地図で確認すると、また三俣までの道のりの1/3ほどしか歩いていません。このまま雨が降り続けたら増水して、進退窮まることになるかもしれない。そう思い、引き返すことにしました。
1時間半のタイムロス。
吊橋が見えてきたところで左岸の高巻きの道に上りました。スリル満点の信濃俣大吊橋は渡らずにすみましたが、左岸の道もだいぶ荒れていてスリリングでした。
仁田岳東南尾根から登ることにしました。永野さんの本によると登りの所要時間は7時間。現在7時40分。順調に行けば今夜は光小屋泊、仁田岳登頂が遅くなるようなら、茶臼小屋泊になりそうです。
小雨が降り続く中の登りで、1485m高点で心が折れそうになりました。このまま家に帰って、天気の良い連休最終日に日帰りで山に登ったほうが楽しいかもしれません。下山しようか迷いましたが、とりあえず行けるところまで登ってみることに。
登っているうちに雲が薄くなり、時おり雲間から日が射すようになりました。
1876m三角点から北西の尾根を下るところで少し迷いました。
高度が上がると、コケとイワカガミとシラビソのきれいな森の中の道が増えてきます。
苦労の末、標高2400mの窪地に到着。仁田岳の山頂が見えてきました。
窪地の手前で山頂直下の地形をじっくり観察。登りやすそうなところをリサーチしました。
意を決してハイマツの海へ。最初のハイマツの海は、よく見ると踏み跡らしき道がありました。首尾よく狙っていた岩場にでることができました。その後は岩場づたいに登りました。山頂直下のハイマツの海は、浅いので楽勝です。
吊橋から4時間48分で仁田岳登頂。展望はゼロ。
仁田岳から喜望峰への稜線でライチョウを見かけました。ここ数年間はイザルガ岳ではライチョウが目撃されていないそうで、仁田岳が世界最南端のライチョウ生息地ということになります。
12:52、喜望峰に到着。この時間なら、余裕で光小屋まで行けそうです。
バリエーションルートを歩いた後は、毎度のことながら一般登山道の歩きやすさに感動を覚えます。
静高平の水場で、翌日の分も含め5.5Lの水を確保。
15:13、光小屋に到着。
2日目
光小屋周辺は、朝から嵐。静岡市内も大雨だったようです。
早い時間に雨が止めば大根沢山を目指します。雨が長引くようなら、この日は茶臼小屋まで歩いて翌日に畑薙ダムに下山。
10時半に雨が止み、深南部の山々の景観が広がりました。まだ風はかなり強いです。
大根沢山目指してスタートしました。
出発早々道迷い。水場へ降りる道に迷いこんでしまったみたいです。
気をとり直して、再出発。まずは百俣沢ノ頭を目指します。
日本最南端のハイマツ帯を通過。風がきつくて、吹き飛ばされそうになりました。
標高2400mで東寄りに進み信濃俣への尾根に乗らなければいけません。高度計を頼りに標高2400m地点で東寄りに進んだら、再び道迷い。前線の通過で気圧が変わり、高度計に誤差が出ていたことが原因ではないかと思います。結局、百俣沢ノ頭付近で、踏み跡や赤テープを追うことができず、あきらめて引き返すことにしました。今日もまた1時間半のタイムロス。
いったん光石まで行き、休憩をとりました。
その後は茶臼小屋目指して稜線歩き。12:30、光小屋を通過。ぬかるんだ縦走路をひたすら東へ。前方左の聖岳や背後の光岳の展望を楽しみながら、歩きました。
易老岳と喜望峰の登りが地味につらいです。たかだか比高150〜200mの登りなのですが。
15:18、茶臼小屋に到着。
テントを張って泊まりました。
夕方、日の出日の入りの時間を調べたら、あと5分で日の入りの時刻と判明。あわてて靴を履いて稜線まで登りました。ぎりぎり日没の時間に間に合い、夕日に染まった景色を楽しむことができました。
夜は満天の星空。今年の夏の登山は天候不順だったので、山で星空が見られたのは今回が初めてでした。
3日目
寝坊して、目が覚めたら周囲が明るくなっていました。
下山後の温泉(白樺荘)が10時からの営業なので、7時過ぎに出発すればちょうど良いくらいです。
歩きなれた道を下りました。2時間ちょうどで畑薙大吊橋。
その後は畑薙第一ダムの駐車場まで50分程の林道歩き。
白樺荘で温泉と食事を満喫して、帰宅しました。
コメント
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こんばんは!夕日の写真がとても美しくて、感動しました。悪天候の中登山を続行した甲斐がありましたね。素敵な日の出と日の入りに出会うひと時は、人生で一番感動する事の一つですね!寒くなって空が澄んでいるので、きっと星空も凄く綺麗だったのだろうなと思います(^^)私は次回はいつテン泊登山に行けるか分かりませんが、もし行けた時は、写真のような素敵な夕日や朝日、満点の星空を見られたらどんなに幸せかと思います。
それから、私もcharikurigeさんみたいに、面白そうな冒険的なルートを沢山歩けるようになりたいです。
hanakoさん、こんばんは。
天気が良い日のテント泊は最高ですね。日ごろの行いが悪かったのか(笑)、今年の山行で夕日や星空が見られたのは今回が初めてでした。
単独でのバリエーションルートはお勧めできないので、ぜひよい相棒をみつけてチャレンジしてください!
コース状況とても参考になりましたが、コースタイムは速すぎます😢
我々の半分くらいのタイムなので、ビックリしてます😂
この辺の山域のバリエーションルートは、まだまだあるから楽しみですね✨
o-tarさん、はじめまして。
山行記録を拝見しました。南アルプスの魅力的なルートをよく歩かれるようですね。
そのうち山の中で偶然お会いするかもしれません。
こちらこそ、よろしくお願いします。
山に愛されてますな(*´ω`*)
坂バカさん、改め、ヤマバカさん!
あっ!ここは山を愛する人ばかりですね。
山は、もっぱら六甲山を電車から愛でるばかりです(* ̄∇ ̄)ノ
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