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その時、ヒットした商品名が「テンチョ」
そうです、「テント」としても「ポンチョ」にもなる優れもの。
「山の道具は、少なくとも２つの役目をこなしてこそ本物」という格言（？）の王道を行く道具です。テントと雨具で５００ｇなんて、凄すぎる
テントと雨具となると、ある程度の性能で超軽量でも合計１．５〜２ｋｇ、ULの先鋭でも１〜１．５ｋｇが雨の多い日本では限界ではないでしょうか。
ウルトラライトで言えば合計５ｋｇというベースウエイトを簡単に切ることができます。テントも雨具も命に関わるので、性能は落とすことができないので、この重さは凄すぎです。
ところが、どうも「心にヒットしない。」感が強くて、その第一の理由は、「カモフラージュ模様」か「青」のピ〜ンとこない２色しかない、ことだと思います。
しかも使った人の一言、
「テントに短し、ポンチョに長し。
」という心に響く名言が、気持ちの中心にド・ストライクで購買意欲にブレーキをかけます。しかし、その後、アケボノツツジを見に行った時、軽そうなザックで軽快に縦走をしている方々を見て「やっぱ、ウルトラライトで縦走したいな。」と思い、ついに購入。
やっと送ってきましたので、庭先で行った設営のインプレッションです。
設営時間
５分２０秒
ゼロからのスタートで、ペグを打ち込むための石を探す時間が約２分タイムをロスしましたが、これも現場で直面する問題ですから、時間制限なしで確認しました。
非常に簡単でびっくり、３角形の辺を真っ直ぐにすればいいだけなので調整の必要なしで非常に簡単、夜でも強風下でも、極寒下でも意識がなくなりそうな限界状態でも対応できそうな設営のしやすさです。シンプルなのでペグに対する引っ張りも強くはないのでいい加減でOK、実質３分間で悩むことなく完了、しかも耐風性がありそうで力学的に問題なしですね
解説に「隙間を開けたければ、紐の方にペグをかけ、あまり開けたくなければ、テンチョのループに直接ペグをかけてください。」とあったので紐に通したら、隙間がなんと １０ｃｍ
もあり、「こりゃタープみたいだ！」即、やり直し。ループにかけるとそれでも場所によっては約２cmの隙間がありました。
設営してみて感じたことは「思っていたより遥かに優れもの
」「テントに短し」は確かにその通りですが、比較対象をULのツエルトやタープにすると、設営の簡易さ、前室として使える部分がある居住性、軽量性、３つの機能を持つ多機能性を考えれば、非常に優れていると思います。後は、自然の状況に合わせて自分がこれを使いこなすことができるか、それがULの楽しみですね
居住性もポールを斜めにすれば、一気に居住空間が広がります。基本設計がいいので工夫次第では色々な展開が可能な『伸びしろ』が大きい道具です。
今、最大の悩みは、「土砂降りの雨の中、テンチョを着たまま、どうやってテンチョを設営するか？」です。どうやってペグを打とう？
まあ、こんなことを考えるのも、また楽しいですね
その後、６月２２日の雨の中の山行記録です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-468201.html
ウルトラライトに関する日記シリーズ NO.2
「オスプレー ホーネット４６」
http://www.yamareco.com/modules/diary/6011-detail-73008
ウルトラライトの日記シリーズ
「ウルトラライト 秘密兵器 NO,３ ウルトラライト装備重量一覧 例」の日記
http://www.yamareco.com/modules/diary/6011-detail-73536
ウルトラライト、ライトウエイトに関する情報は、こちらに詰まっています。
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?cid=71
新しく「テンチョ」だけのトピックも立ち上げました。情報、お待ちしています。
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?p=topic&tid=1026
テントに短し、ポンチョに長し・・
心に響きます
是非、実際の雨の日の使用感を教えてくださ〜い・・
やっぱ、雨の日ですよね〜
この青のテンチョを着た姿は、結構迫力があって、薄暗い森の中だったら見た人は恐怖を覚えるかもしれません
「雨の日のテンチョの設営方法」
�．謄鵐船腓�ら外に出している手を抜き、頭でテンチョを支えながらザックを足元に下ろす。
�▲謄鵐船腓瞭眤Δ�ら外に手を出して１箇所ペグを打つ。
�Ｆ瑛佑砲靴董△△硲臆媾蠡任帖�
�ぅ肇譽奪�ングポールを１２０ｃｍに調整して支柱にする。
昨夜、実際に設営し、泊まってみて「できるかも
こんばんわ、westupさん
面白いものがあるんですね〜
自分、以前夏の奥多摩でポンチョで雨の中を歩いたことありましたが、夏の低山の雨中ポンチョ歩行は蒸れ蒸れで、ほとんど雨具の意味がなかったのが悲しかったです。
この「テンチョ」生地は透湿性なのですか？
こんばんは、tabioさん！
テンチョの生地は透湿性ではない軽量生地です。
ポンチョ性能で言えば、フロントに上下のジッパーがあるので、雨の強さや暑さの程度で胸元を開けたり、裾を開けたりしながらの調整は、とてもしやすそうです。
換気がいい分、風が強い稜線では対応できない気はします。まあ、そんなコース設定の時は普通の雨具を使うことになりますね。
テント性能で言えば、その上下ジッパーが出入り口になり、顔の部分がトップの換気口となりツエルトより通気性がいいので昨日の天候程度なら結露はありませんでした。まあ、ボトムがないので換気はバツグン（？）です！
ツエルトは、ペグ８〜１０本とガイドラインが４〜６本、ポール（またはストック）２本が必要なのに対して、テンチョはペグ３本、ストック１本のみ、しかも設営が非常に簡単でミスがなく確実にできるだけでも「優れもの」です。耐風性はもちろんですが、トレッキングポールも一番使う長さの１２０ｃｍという設定など「やるな〜！」です。疲れていても厳しい自然環境でも確実に設営できる、すごいですね。
一つだけ心配は「暴風雨の時、どうなるんだろう？」と思っています。トップはいいとしてボトムの隙間はどうにかアイデアで解決しようと思っています
悪天候でも使いこなす対応能力は、経験をつみながら身につける、これは絶対必要ですね
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