白根三山縦走 (百名山)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,266m
- 下り
- 2,923m
コースタイム
広河原5:20 二股6:55-7:15 肩の小屋10:20-40 北岳12:20-13:00 北岳山荘13:45
9/2
北岳山荘5:30 中白峰6:00-10 間ノ岳7:25-50 農鳥小屋8:40-9:20 西農鳥岳10:03-20 農鳥岳10:53-12:10 大門沢下降点12:35-40 2300m地点13:50-14:00 沢出会い14:20-55 大門沢小屋15:25
9/3
大門沢小屋7:10 太古森沢出会い8:06-25 第3の吊橋8:55 シブノ沢9:05-30 林道9:50 奈良田へ
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
写真
感想
1990年、山が復活した年であった。単独で白根三山を縦走する計画を立てた。この当時は芦安村の広河原まで車で入れた。前の夜に出て広河原の駐車場で朝を待つ。
明るくなると同時に北岳を目指す。白根三山は初めてなのだ。妻と立山と仙人池に行った余勢で南に入った。登山者は多い。北沢峠へのバス便を待つ人たちをしり目にさっさと歩きだす。野呂川にかかる橋を渡り、大樺沢への道をゆく。今日は北岳肩の小屋を経て北岳山荘で泊まる。
二股で大樺沢と分かれてひたすら登る。それでも肩の小屋には10時20分について、小屋から見る北岳はピラミッダルな形ではなかった。肩の小屋で一息入れて、北岳に向かう。天気は文句ない晴れた日だ。山頂で40分過ごした。四方を睥睨する。仙丈も間近だ。
北岳山荘の上に間ノ岳が大きく横たわっている。3000mの稜線は格別だ。風に吹かれながら北岳山荘に下る。この間に大した出来事は何もなかった。
北岳山荘の夜、幼子を連れてきた親がいたらしく、子供の夜泣きに泣かされたのが唯一の記憶だ。混んでいた。ちょっとつらかった。
2日目、北岳山荘を早く出て、今日は大門沢小屋までの予定だ。間ノ岳の山頂も早いうちは静かでいい。山頂は広い。一人だと黙々と歩くから早い。農取小屋で小屋番さんと何か話をしていたと思う。何を話していたかは忘れた。西農鳥岳のピークを踏んで大門沢分岐に来た時に、反対側からひょっこり男性が現れた。大井川の支流の白根沢から登ってきた釣り師なのだ。渓流釣りの人たちは強いから驚きだ。
大門沢の小屋で泊まる。この山旅の一番の面白かったのは、この小屋の一泊だっただろう。小屋番の親父さんとお化け話をしたことだろう。宿泊者の人たちと囲炉裏を囲んで、明りを消して寝る前の時間を過ごしたことだったかな。どんな話を下かは忘れた。
今回、初日に、二股付近で単独の人と出会って、歳を聞いたら80歳だと言う。御池小屋へ泊まると言う。一人で危なくないのかときいたら、「誰も付いて来ない」と言う。さらに山を始めたのは仕事を辞めた後からで、55歳までは仕事をすればいい、と言う。「はぁ〜」と返事するしかない。
そんな出会いがあったので、大門沢の小屋の親父に今まで登ってきた最高齢は、と聞いたら81歳だと言う。ただただ驚いていた。自分とがそうなるかなど考えてもみなかった。まだ45歳の時だった。まだ若かったので道についての印象は残っていない。
(ヤマレコには感想を書いていなかったので、今書いた。2019.1.18)
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