山行記録: 越百山から空木岳

前回、中央アルプスを初冬縦走しようとした時は大雪で越百山で引き返したので今回は早めに10月に空木岳までの縦走を試みた。
　伊那ダムまで妻に送ってもらい歩き出す、天気は芳しくなく雨、上部は雪、積雪量は少ないが風が強く越百小屋に寄る。今中央アルプスはすべてテントは禁止らしい、小屋の主人は明日天気は良くないので下ったらどうかと言ってくれた、今日泊まる予定であった登山者にも電話で登ってこないように言ったとのことであった。小屋に素泊まり（3000円）し明日の天気を見てどうするか考えることにして休む。
　翌日出発しようとしたらコーヒーを持ってきてくれた、心配をしてくれているのがよく分かった。　
　越百山まで登り視界がなければ戻ることにして出発した、2年前の大雪に比べたら快調、それでも稜線に出たら猛烈な風が吹いている、岩の陰で休む。先に進むかどうか迷ったがガスは出ているが見通しはきくので進むことにした。新雪はくるぶしぐらい、仙ガイ嶺の岩峰で西側にルートを外したが岩場の上を通過する元の夏道に戻ることが出来た。空木岳まで来たがさすがに風が強くガスも濃くなってきた。
　すぐ下の小屋は閉まっていて閉鎖、池山小屋経由でどんどん下る、駒ヶ根まで妻に迎えに来てもらい妻が予約していた温泉に泊まる。
　次の日は天気快晴、妻と二人でバス、ロープウエイを乗り継いて千畳敷から宝剣小屋まで登る、ここも風は強かったが天気も良く富士山の展望よし。