南アルプス南部の名峰ー悪沢岳・赤石岳を周回！

2017年07月16日(日) 〜 2017年07月17日(月)

• GPS: 17:53
• 距離: 27.9km
• 登り: 3,233m
• 下り: 3,235m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:59
• 休憩: 1:19
• 合計: 12:18

3:05 スタート地点
3:18 3:18 滝見橋
5:40 5:40 小石下
7:16 7:16 蕨段
7:27 7:27 見晴岩
8:32 8:32 駒鳥池
9:18 9:45 千枚小屋
12:09 12:10 丸山
12:45 12:57 悪沢岳
13:55 14:25 荒川中岳避難小屋
14:29 14:30 中岳
14:50 14:58 お花d畑（荒川前岳南東斜面）
15:23 荒川小屋

2日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:59

5:26 荒川小屋
5:56 5:56 大聖寺平
7:06 7:10 小赤石岳
7:18 7:20 赤石岳・小赤石岳間分岐
7:38 7:41 赤石岳
7:57 7:58 赤石岳・小赤石岳間分岐
8:25 8:37 北沢源頭
8:37 8:37 富士見平
9:47 10:06 赤石小屋
11:23 11:23 カンバ段
12:25 12:25 椹島ロッジ
12:25 ゴール地点

天候

7/15　晴れ　
7/16　晴れのち雨　
7/17　暴風雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

自家用車は畑薙第一ダム臨時駐車場まで
登山口の「椹島ロッジ」までは、東海フォレストのバスに乗り換えて約1時間

・バス料金は3000円です
　特種東海フォレスト運営の椹島ロッジ、山小屋、避難小屋に宿泊すると、
3000円分を宿泊費から差し引いてもらえます。
　この施設に宿泊し、領収書を提示しないと帰りのバスには乗せてもらえない
システム。

その他周辺情報

・白樺荘　510円（脱衣場が狭いので、ツアーバスなどと一緒になると大変。少し時間をずらしたほうがいいかも…）
湯質は硫黄のにおいがするぬめりのある温泉でした。

写真

車窓から

いやがうえにも、期待が高まります！

7/17 14:00

帰りに撮った写真ですが、臨時駐車場の上のバス乗り場

7/17 14:00

特種東海フォレストの送迎バス
約1時間の未舗装道路のドライブでした

すれ違いも無線で連絡し合っておられました

7/15 16:14

椹島ロッジ

3000円の施設利用券

7/15 15:55

テント場には、テピィーが張られています。
緑の美しいテン場です！

7/15 17:19

椹島ロッジでの夕食
明日からの登山に祝杯を！

7/15 17:18

あまごの甘露煮　美味しかった！

7/15 18:13

時間があるので付近を散策
登山基地「椹島」標識

7/15 18:13

南アルプス白旗史朗写真館　

7/15 18:14

明日はここからスタート

7/15 18:16

椹島登山小屋

7/15 18:17

ロッカールームも
テン泊でここにテント類を預けて登るのいいかな

7/15 18:19

レストハウス
食事やおみやげ売ってます

7/16 3:04

眠いですがいよいよスタート
exiga君も気合十分？

7/16 3:06

真っ暗闇の中スタートです

7/16 3:15

登山口

7/16 3:17

7/16 3:27

千枚小屋までの案内標識　0/7でした

7/16 4:41

鉄塔　お約束のアングルで一枚

7/16 4:49

7/16 4:52

空がずいぶんと明るくなってきて、
稜線が見えてきました

7/16 5:09

大木がお迎え

7/16 5:09

7/16 5:16

林道との出会い

7/16 5:18

再び登山道へ

7/16 5:35

小石下　三角点タッチ

7/16 6:34

清水平

7/16 6:33

水場があります

7/16 7:07

気持ちの良い森
ドンドン高度を上げていきます

7/16 7:10

蕨段

7/16 7:10

三角点タッチ

7/16 7:21

5/7　標高2100m

7/16 7:26

赤石岳が木々の間から見えてきました

7/16 8:23

樹林帯の急登を歩く

7/16 8:31

駒鳥池

7/16 8:34

7/16 8:49

7/16 8:50

7/16 8:55

7/16 8:55

7/16 8:59

小屋まであと15分！　まだ15分も…

7/16 9:03

7/16 9:04

7/16 9:04

7/16 9:04

7/16 9:05

7/16 9:07

7/16 9:07

7/16 9:19

7/16 9:19

千枚小屋の周りはお花畑

7/16 9:19

シナノキンバイ

7/16 9:20

千枚小屋

7/16 9:25

富士山！

7/16 9:25

双耳峰の笊ヶ岳

7/16 9:37

7/16 10:02

7/16 10:32

7/16 10:33

7/16 10:33

7/16 10:33

7/16 10:38

7/16 10:39

7/16 10:39

7/16 10:40

7/16 10:43

7/16 10:53

塩見岳　蝙蝠岳

7/16 11:01

千枚岳山頂

7/16 11:01

三角点　タッチします

7/16 11:01

7/16 11:11

7/16 11:11

イワベンケイ

7/16 11:11

7/16 11:13

7/16 11:18

7/16 11:19

7/16 11:20

7/16 11:20

7/16 11:21

この岩場、最近梯子を付けられたそうです。
難所だったそうですよ

7/16 11:22

この岩場を下る

7/16 11:27

次の急な岩場を登ります

7/16 11:30

ハクサンシャクナゲ

7/16 11:31

歩いてきた稜線

7/16 11:40

こんなところまでサルが…

7/16 12:06

丸山登頂！
3000m級なのに、なぜか属峰扱い。

7/16 12:07

これからのルート悪沢岳を確認

7/16 12:10

コイワカガミ

7/16 12:10

ハクサンイチゲ

7/16 12:18

歩いてきた稜線がきれい

7/16 12:19

悪沢岳が見えてきました

7/16 12:21

7/16 12:21

あと少し

7/16 12:31

この岩場を越えて

7/16 12:44

山頂へ
悪沢岳（荒川東岳）登頂　3141m

7/16 12:49

残念ながらガスが出てきました

7/16 12:57

登山道の左右にお花畑が広がる

7/16 13:01

癒されます

7/16 13:02

7/16 13:04

7/16 13:16

稜線を行く

7/16 13:19

7/16 13:29

雪渓が出てきました
この後、雨がポツリポツリと
中岳避難小屋で休憩

7/16 14:28

荒川中岳山頂
雨がひどくなってきました

7/16 14:28

三角点タッチ

7/16 14:33

荒川小屋へ

7/16 14:39

7/16 14:41

7/16 14:41

7/16 14:43

ガスで視界が悪くなっています

7/16 14:56

鹿よけのネットで囲まれたお花畑

7/16 14:58

白や黄色のお花が咲き誇っていました

7/16 16:12

荒川小屋

7/16 16:00

まずは、到着のカンパーイ！

7/17 5:29

翌日
強風と雨の中スタート　雪渓を横切りますが、ステップは切ってありましたが緊張の一瞬

7/17 5:50

大聖寺平標柱
強風で体が飛ばされそうー

7/17 5:50

周りもガスガス

7/17 6:09

7/17 6:09

7/17 6:09

7/17 6:09

7/17 6:12

再び雪渓を横切る

7/17 6:17

コイワカガミ

7/17 7:04

小赤石岳

7/17 7:05

3081mもあるのに属峰扱い　
3000m級の山に入れてもらえないんだって

7/17 7:18

赤石岳分岐

7/17 7:18

あぁ！　赤石岳はガスの中

7/17 7:18

7/17 7:35

三角点タッチ
最高地点ある一等三角点です！　3120.53m

7/17 7:36

ふたりで記念写真撮ってもらいました

7/17 7:38

旧の山頂標識

7/17 7:53

ふりかえって

7/17 7:53

あれ？ガスがどんどん

7/17 7:53

とれていく

7/17 7:55

7/17 8:09

お花畑もクリアに

7/17 8:11

7/17 8:11

7/17 8:13

7/17 8:14

7/17 8:19

予定を変更して、赤石小屋経由で椹島に下ります

7/17 8:22

7/17 8:23

アップダウンが細かく続き、荒れた登山道でした

7/17 8:54

その時はわからなかったのですが、滑落事故があったそうです。
後でヘリコプターも飛んできました。
ご無事をお祈りします！

7/17 8:54

7/17 9:19

富士見平で

7/17 9:28

赤石岳

7/17 9:28

聖岳　次は行きますよ！

7/17 9:28

中岳　悪沢岳

7/17 9:28

富士見平から「富士山」

7/17 9:47

赤石小屋

7/17 10:05

三角が兎岳

7/17 10:06

赤石岳　

7/17 10:39

下りでよかった

7/17 10:40

美しい木々や

7/17 10:41

苔のきれいな森を下っていきますー

7/17 11:23

樺段　赤石小屋と椹島の中間地点
バスの時間に間に合うように急ぎます

7/17 12:10

幹の周りが401cmのミズナラの大木

7/17 12:16

林道が見えてきました

7/17 12:18

登山口無事到着！

7/17 12:22

椹島ロッジまで帰ってきました。

7/17 13:07

帰りのバスの車中から

7/17 13:08

椹島ブルー

7/17 13:09

7/17 14:00

畑薙第一ダム臨時駐車場へ到着です。

7/17 14:02

畑薙第一ダム臨時駐車場へ無事到着！

7/17 15:37

帰りは「オクシス白樺荘」の温泉でさっぱりしました。
ぬめりのあるお湯でいい温泉でした。

7/17 14:27

ちょうど、ツアーのバスが到着、混雑しそうだったので、
先にノンアルコールビールで乾杯しました！

7/17 18:47

帰りの車窓から
南アルプスの余韻に浸りながら自宅へ向かいます

撮影機器：

iPhone 7 Apple

RICOH WG-5 GPS リコー

感想

staygold

南アルプスは、行くのをためらうほど、交通アクセスがよくない。
塩見岳ならと思っていたのですが、話を聞いていた職場のexiga君から
どうせ行くなら悪沢岳、赤石岳、聖岳に行きましょうと提案が…
この三座は南アルプスの南部に位置し標高3,000mを越えます。
周りにもゴロゴロと3000級のお山がたくさん！
山頂に立つためには、実に標高差2,000m以上の道を歩く必要があります。
ルートが厳しいのはわかっていたのですが、この機会を逃すと次に行けるのは
いつになるのかわからないということで決行することしました。

一泊の有給を取って、前乗りで登山口のある「椹島ロッジ」へ。
といっても、自宅からは西名阪、名阪国道、東名阪、中部湾岸、新名神と乗り継ぎ、
島田金谷ICへ。
途中、大井川鉄道のトーマス祭りに遭遇するなど乗車予定の14:00のバスにギリギリ
間に合いました。
途中 携帯の電波がつながらなくなるのが辛かった。

畑薙第一ダムの臨時駐車場からは1時間バスに揺られ椹島ロッジへ。
こんな山の奥に、きれいな施設が建ち並んでいるとは驚きました。
お風呂もはいれるので嬉しい限り。
テン場も素晴らしいロケーションでした。

第一目は、まだ日が空けやらぬ3:00に出発。
今日は高低差2000m。今までにないロングなルートになります。
順調よく高度を上げていき、衣服の調整のために休憩。
そのあと10分ぐらい登ってからメガネを忘れてきたことに気がつく。
あわてて下り返すがなかなか見つからない。exiga君も心配して降りてきてくれ、
半分あきらめたところに見つけることができました。
思わぬところでタイムロス。

樹林帯の登山道は周りの眺望が見られないので、よけいに疲れます。
南アルプスは森林限界が高いので、標高2,700mぐらいまでは樹林帯。
途中までは元気でしたが、高度を上げるほどに、足に疲労がたまってきます。
おまけに悪いことに右足に靴擦れが…
可愛いお花に癒されながらも、千枚小屋手前ではもうへろへろ…
高山なので息がきれきれになるのでしょうか。
やっとのことで小屋に到着。
小屋から富士山がイイ感じに見えていました。

背の低い樹林の中を登って行くと、途中から展望が開け、
今日初めてのピーク、千枚岳山頂へ。
富士山、赤石岳の展望が素晴らしい。
ここからはやや険しい岩場の下りになりますが、
最近梯子がつけられたそうで楽に下れました。
丸山山頂へ登頂後、
日本第6位の高峰、悪沢岳へ
私が登った最高峰になりました。
悪沢岳頂上は大きな岩がゴロゴロしていますが、
高山植物が豊富で、次々と可憐な花が現れ、目を楽しませてくれました
急なガレ場を下り、中岳へと向いますがこのあたりから雨が降り出してきます。
中岳避難小屋までレインウエアを着ずに我慢していたのがわざわいしたのか
体が冷たくて、寒気がしてきました。
中岳を登頂後、この日の行程はもうだいぶん遅くなっているうえに
雨がひどくなってきたので、予定を変更して荒川小屋泊まりにしました。
荒川小屋の南面には見事なお花畑が広がっていました。
お花畑を抜けると、トラバース道となり荒川小屋へ到着。
団体客が2組入っているのでごったがえしていました。
やはり雨に打たれたのか、頭痛、寒気がしたので早めに就寝。

翌日は、遅れを取り戻そうと早めの出発と考えていましたが、
大粒の雨と凄い風のため、出発は様子をみながら5時過ぎとなりました。
大聖寺平に向いますが、雪渓を横切ったり、それにもまして横殴りの雨と風！
姿勢を低くしないと体が飛ばされそうな感じでした。
大聖寺平は中央アルプスや、槍・穂高を始めとする北アルプス、それに乗鞍、御岳、恵那山まで見えるはずでしたが残念でした。
傾斜は次第にきつくなってきましたが、小赤石岳から赤石岳へと3千mの稜線歩き。
日本第7位の高峰赤石岳からの展望も素晴らしいはずですが、あいにくのガス。

赤石岳と椹島の分岐で、天候と時間の遅れ、疲労度を考え、予定を変更して、
聖岳に向かわず椹島に下る決断をしました。
残念ながら、exiga君の未踏（私はもちろん未踏ですが）の聖岳は
次の機会にお預けです。

まずは赤石小屋を目指します
小赤石岳との鞍部までから、お花畑が点在している尾根を下ります。
この辺りから、どんどん天気がよくなってきましたが、仕方がありません。
急斜面の緩やかなアップダウンがあるトラバース道となり、
富士見平へ。
富士見平に着いた頃には3千m付近の稜線はガスが晴れ山々がよく見えるようになってきました。
赤石小屋で少し休憩後、バスの時間に間に合わそうと、椹島との標高差約1500mを展望もきかない樹林帯を一気に下りました。

今回は、南アルプスの数々の名峰を楽しむことができました。
予定を変更して、聖岳に行けなかったのは残念でしたが、
山体が大きく、深い谷、高山植物が咲き誇る山々、
南アルプスの魅力にはまりそうです。

同行していただいたexiga君にはいろいろお世話になり、
ありがとうございました。
次は何処に行こうかな(笑)

コメント

kooltaka

遠征お疲れ様でした❕
意外にも、stayさんのレコでお話🌷とはビックリ👀でした😵
標高差エグイですね🌀
金剛山なら、森屋から坊領ルートまたは水分道の倍ですか❔😵😵😵🌀
それプラス急登ですから、尚たまげます🌀
無事下山されて何より良かったです。
また、お土産話聞かせて下さいませ☺️

staygold

Re: 遠征お疲れ様でした❕
takaさん　こんばんは♪

高山植物がいっぱいでした！
お花 好きのtakaさんなら大喜びしてたでしょうね
疲れていても天気が悪くても、いろんなお花に癒されていましたよ。
標高差は2000m、ホンマにエグかったです
金剛山なら4〜5回分（金剛山好きには、金剛山とすぐ比較するんですよね(笑)）
空気も薄いので大変でした。
南アルプス、自然豊かな静かで大きなお山でした。
アクセスが大変ですが、また行ってみたいですよ

chasse

荒川三山〜
staygoldさん、 exigaさん　こんばんは〜

無事故での山行きよかったですね
井川観光バスが聖岳登山口でピックアップしてくれなくなったとか聞いたんで
心配しておりました、でも赤石岳から椹島に下りられたのですね。
２０００ｍの急降下はひざにこたえたかもしれませんね（長〜い大倉尾根）

千枚岳からの下りで梯子できたんですね、前は雨が降ると怖かったですから(^_^;)

赤石岳避難小屋のE夫婦にはお逢い出来ましたか？
とっても素晴らしい御夫婦ですよね〜

次回は聖岳の小屋でウエルカムフルーツポンチを食べてくださいね〜
とにかく身体を御休めくださいね。

staygold

Re: 荒川三山〜
chasseさん　こんばんは♪

ご心配をおかけしました。
無事帰ってきました(笑)
聖岳登山口の迎えのバスは、井川観光バスに予約すると迎えに来てくれます。
今回はキャンセルしましたが…
たぶん東海フォレストのバスがピックアップしてくれなくなったと聞いています。

２０００ｍの登り下り、辛かったですね。
もう足がパンパンになりました

赤石岳避難小屋と聖岳の小屋は次回の楽しみにとっておきますよ

IKKEN(ケン)

時が流れても心に残る南ア友情山行♪
stayさん、おはようございます。
exigaさん、ご無沙汰しております。

厳しい条件の中での南ア周回、おつかれさまでした。
お二人が職場での関係と承知していましたが今回のレコを拝見させていただくと、もはや職場関係を超えた友情以上のものを感じました。
stayさんもいつもの笑顔を控えめにして真摯に山に取り組んでおられるようで一味違う素顔を見せていただきました
還暦あるあるですがわたくしも最近山で老眼メガネを2回ほど行方不明にしてあわてた事があります(笑

宿題も残ったようですが、またお二人で楽しみつつ名峰聖岳を踏まれることを期待して待っております

staygold

Re: 時が流れても心に残る南ア友情山行♪
ponzuさん　おはようございます♪

山の経験が豊富なexiga君との南アルプス
深い山並みや咲き誇る高山植物…
ひさびさの遠征登山を楽しませてもらいました。

聖岳は、exigaくんも未踏なので、どうしてもという思いはありましたが
無理は禁物ということで、次回(笑)に持ち越しです。
南アルプス、アプローチは悪いですが、その魅力にはまりそうです