山行記録: 木曽駒ヶ岳〈高槻労山50周年記念登山〉

記録ID: 1253769

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

中央アルプス

木曽駒ヶ岳〈高槻労山50周年記念登山〉

2017年09月09日(土) ～ 2017年09月10日(日)

mikimiki その他27人

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 22:40
距離: 10.7km
登り: 777m
下り: 781m

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歩くペース

ゆっくり

1.2～1.3

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目

山行: 1:36
休憩: 0:49
合計: 2:25

14:00

47分

千畳敷駅

14:47

14:58

4分

乗越浄土

15:02

15:08

20分

宝剣山荘

15:28

16:00

25分

宝剣岳

16:25

宝剣山荘

2日目

山行: 5:44
休憩: 0:49
合計: 6:33

6:00

0分

宝剣山荘

5:57

19分

天狗荘

6:16

6:20

53分

駒飼ノ池

7:13

7:20

18分

濃ヶ池

7:38

21分

濃ヶ池分岐

7:59

21分

遭難記念碑（聖職の碑）

8:20

8:34

19分

将棊頭山

8:53

18分

遭難記念碑（聖職の碑）

9:11

6分

黒沢分岐

9:17

72分

濃ヶ池分岐

10:29

10:30

21分

馬ノ背分岐

10:51

10:54

17分

木曽駒ヶ岳

11:11

20分

(木曽駒ヶ岳) 頂上山荘

11:31

11:35

0分

天狗荘

11:35

11:45

4分

宝剣山荘

11:49

11:55

34分

乗越浄土

12:29

1分

千畳敷駅

12:30

ゴール地点

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2017年09月の天気図
アクセス	利用交通機関：バスケーブルカー（ロープウェイ／リフト）・大阪-大山崎IC-〈名神・中央自動車道〉-駒ヶ根IC-菅の台バスターミナル・菅野の台BT-しらびそ平駅（伊那バス）・しらびそ平駅-千畳敷駅（ロープウェイ）アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	・道の状況-特に危険な所なし。

写真

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登山客や観光客で混雑しているロープウェイ「しらびそ平」駅。

2017年09月09日 13:09撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 13:09

登山客や観光客で混雑しているロープウェイ「しらびそ平」駅。

千畳敷カール。

2017年09月09日 13:41撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 13:41

千畳敷カール。

「乗越浄土」に続く登山道。

2017年09月09日 13:59撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 13:59

「乗越浄土」に続く登山道。

アップ、沢山の登山者が登っています。

2017年09月09日 14:05撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 14:05

アップ、沢山の登山者が登っています。

岩稜に覆われた「宝剣岳」。

2017年09月09日 13:59撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 13:59

岩稜に覆われた「宝剣岳」。

ガスに包まれる「宝剣岳」。

2017年09月09日 14:05撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 14:05

ガスに包まれる「宝剣岳」。

トリカブト。

2017年09月09日 14:06撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 14:06

トリカブト。

ナナカマドの赤い実。

2017年09月09日 14:06撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 14:06

ナナカマドの赤い実。

「乗越浄土」に到着。

2017年09月09日 14:58撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 14:58

「乗越浄土」に到着。

「宝剣山荘」に到着。

2017年09月09日 15:00撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 15:00

「宝剣山荘」に到着。

「宝剣山荘」に荷物を預け、「宝剣岳」に向かう。

2017年09月09日 15:00撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 15:00

「宝剣山荘」に荷物を預け、「宝剣岳」に向かう。

岩を掴み登る。

2017年09月11日 05:42撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/11 5:42

岩を掴み登る。

岩と鎖を掴み登る。

2017年09月11日 05:43撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/11 5:43

岩と鎖を掴み登る。

山頂直下、青空が覗く。

2017年09月11日 05:45撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/11 5:45

山頂直下、青空が覗く。

狭い岩の「宝剣岳」山頂。

2017年09月09日 15:48撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 15:48

狭い岩の「宝剣岳」山頂。

下山後、宝剣岳山頂の岩の上に女性の登山者が。

2017年09月09日 16:21撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/9 16:21

下山後、宝剣岳山頂の岩の上に女性の登山者が。

9/10山行2日目　宝剣山荘前にて
出発前の早朝、全員で記念撮影。

2017年09月23日 18:30撮影 by E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/23 18:30

9/10山行2日目　宝剣山荘前にて
出発前の早朝、全員で記念撮影。

2017年09月10日 06:42撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 6:42

2017年09月10日 06:45撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 6:45

東に拡がる中央アルプスの山脈。

2017年09月10日 06:49撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 6:49

東に拡がる中央アルプスの山脈。

「濃ケ池」にて。

2017年09月10日 07:14撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 7:14

「濃ケ池」にて。

稜線にて。
槍ヶ岳が遠方に見えます。

2017年09月10日 07:44撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 7:44

稜線にて。
槍ヶ岳が遠方に見えます。

稜線にて。
乗鞍岳も見えます。

2017年09月10日 07:44撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 7:44

稜線にて。
乗鞍岳も見えます。

「将棋頭山」に向かいます。

2017年09月10日 07:56撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 7:56

「将棋頭山」に向かいます。

「遭難記念碑」に到着。

2017年09月10日 08:00撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:00

「遭難記念碑」に到着。

「遭難記念碑」にて、「馬ノ背」を望む。

2017年09月10日 07:59撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 7:59

「遭難記念碑」にて、「馬ノ背」を望む。

「将棋頭山」山頂が直前に。

2017年09月10日 08:21撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:21

「将棋頭山」山頂が直前に。

「将棋頭山」山頂です。

2017年09月10日 08:23撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:23

「将棋頭山」山頂です。

「将棋頭山」山頂にて記念撮影。

2017年09月10日 08:29撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:29

「将棋頭山」山頂にて記念撮影。

「将棋頭山」山頂にて
「木曽駒ケ岳」に続く雄大な「馬ノ背」

2017年09月10日 08:23撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:23

「将棋頭山」山頂にて
「木曽駒ケ岳」に続く雄大な「馬ノ背」

「将棋頭山」山頂にて
北アルプス乗鞍岳。

2017年09月10日 08:25撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:25

「将棋頭山」山頂にて
北アルプス乗鞍岳。

「将棋頭山」山頂にて
北アルプス穂高連峰、槍ヶ岳。

2017年09月10日 08:25撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:25

「将棋頭山」山頂にて
北アルプス穂高連峰、槍ヶ岳。

「将棋頭山」山頂にて
中央アルプス経ヶ岳。

2017年09月10日 08:27撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:27

「将棋頭山」山頂にて
中央アルプス経ヶ岳。

「将棋頭山」山頂を後に下山開始。
登る時はガスに包まれ見えなかった山荘の左右に宝剣岳と中岳がハッキリと見えます。

2017年09月10日 08:48撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 8:48

「将棋頭山」山頂を後に下山開始。
登る時はガスに包まれ見えなかった山荘の左右に宝剣岳と中岳がハッキリと見えます。

馬の背を行く。
漸く奥に「木曽駒ケ岳」が見えてきました。

2017年09月10日 09:35撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 9:35

馬の背を行く。
漸く奥に「木曽駒ケ岳」が見えてきました。

山頂直下を行く。
漸く木曽駒ケ岳山頂が見えてきました。

2017年09月10日 10:36撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 10:36

山頂直下を行く。
漸く木曽駒ケ岳山頂が見えてきました。

山頂直下を行く。
この岩場を超えると山頂です。

2017年09月10日 10:38撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 10:38

山頂直下を行く。
この岩場を超えると山頂です。

「木曽駒ケ岳」山頂に到達。
中岳からの登山者が合流、山頂は賑やかです。
ガスが拡がり始め、山頂からの視界は悪い。

2017年09月10日 10:43撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 10:43

「木曽駒ケ岳」山頂に到達。
中岳からの登山者が合流、山頂は賑やかです。
ガスが拡がり始め、山頂からの視界は悪い。

「木曽駒ケ岳」山頂にて
一等三角点、点名「信駒ケ岳」。

2017年09月10日 10:48撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 10:48

「木曽駒ケ岳」山頂にて
一等三角点、点名「信駒ケ岳」。

「木曽駒ケ岳」山頂にて
木曽駒ケ岳神社。

2017年09月10日 10:52撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 10:52

「木曽駒ケ岳」山頂にて
木曽駒ケ岳神社。

「中岳」トラバースコースを行く。

2017年09月10日 11:18撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 11:18

「中岳」トラバースコースを行く。

「中岳」直登コースの合流。

2017年09月10日 11:27撮影 by E-PL3 , OLYMPUS IMAGING CORP.

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9/10 11:27

「中岳」直登コースの合流。

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL3 オリンパス

OLYMPUS PEN Lite E-PL6 オリンパス

感想

mikimiki

私たちの山の会も来年で創立50周年を迎えます。
地元ポンポン山集中登山に続く記念登山の第2弾です。
長い歴史の中で登山活動は盛況であったり、衰退したりを繰り返しながら現在に至ります。
今は殆どの山岳会同様に、会員の老齢化に直面しています。
そうした中で事故の危険性や顕在化も見られますが、先輩たちの築き上げた山の会を継続し発展させる努力も重ねています。
今回は28名の会員が参加し1泊2日の〈木曽駒ケ岳記念登山〉が企画されました。（小屋泊・宝剣山荘）

1日目は千畳敷～宝剣小屋～宝剣岳（希望者）
2日目は現状の参加構成を踏まえ2つのグループ・2つのコースに決定しました。
① 宝剣山荘～木曽駒ケ岳～伊那前岳～千畳敷
② 宝剣山荘～濃ケ池～将棋頭山～馬ノ背～木曽駒ケ岳～千畳敷

9/9山行第1日目
大型バスに揺られて約4時間で伊那市の菅ノ台バスターミナルに到着。引き続き地元のバスに乗り換えロープウェイ「しらび平」駅に移動する。
駅は登山者と観光客で溢れ、長い順番待ちの列が続いている。
そして標高差950mを一気に駆け上がり「千畳敷」駅に到着する。
雄大な「千畳敷カール」に圧倒されるが、それ以上に大勢の登山者が「乗越浄土」のコルまで続き渋滞しているのに驚く。
刻々と変化する「宝剣岳」を見ながら登っていくと、突然に青い屋根の「宝剣山荘」が現れる。瞬く間に周辺はガスに包まれ、青い空と宝剣岳が隠れてしまう。
空身で山荘から岩の鎧を纏ったような「宝剣岳」の山頂を目指す。
岩を掴み、鎖を掴みながらもあっという間に狭い山頂に到達する。
山頂から突き出た大岩に若者が登ったり下りたりしている。
山頂からの視界は悪いが暫らくその空間を楽しむ。
山荘に戻るが白い積乱雲が空を覆い、燃えるような赤い夕焼けは最後まで見ることができませんでした。

9/10山小屋の朝は早い。
4時起床、5時朝食。第1陣は6時に出発します。
夜から朝にかけて小雨が降り続き、小屋の周辺は深いガスに包まれている。
雨具を装着し山荘から急坂のカールのガレ場を下る。分岐から一旦上り返して約1時間で「濃ケ池」に到着する。そして稜線を目指し「木曽駒ケ岳」と「将棋頭山」の分岐に到着する。
視界は開け天候は回復し一面に素晴らしい青空が拡がる。
西には「木曽駒ケ岳」に連なる巨大な「馬の背」が、西には「将棋頭山」に続く長い尾根が伸びている。
聖職者の「遭難記念碑」が近づく。北側に北アルプスが南北に、乗鞍岳から穂高連峰、槍の穂先までが見ることができる。
出発から約2.5時間で「将棋頭山」山頂に到達する。
山頂は狭いが青空のもと最高の眺望だ。雲海の向こうに北アルプス、東の中央アルプス、西に馬の背、更に宝剣岳・中岳が展開する。
そして再び尾根道を引き返し「馬の背」から「木曽駒ケ岳」の山頂を目指す。
「馬の背」は大きな緩やかな見晴らしの良い稜線だ。
標高を積み上げ歩き続けると、宝剣山荘の左右に宝剣岳と中岳が眼前に、「頂上山荘」とテン場が眼下に見える。最後の岩場を登ると木曽駒ケ岳山頂です。

10:40「木曽駒ケ岳」山頂に立つ。
山頂は「中岳」から登って来た登山者が合流し大賑わいだ。
そして山頂周辺は厚い雲に覆われ、残念だが視界が効かない。
早速、山頂を後に「中岳」の巻き道を通り「宝剣山荘」、「乗越浄土」から急坂のガレ道を下り予定通り12:30に「千畳敷」駅に無事下山する。

素晴らしい天候に恵まれた山行、夜の山荘で初めて聞く先輩たちの昔の山行の厳しさや思い出の山の話を聞き、改めて山の会の50年の歴史の一部を垣間見た気がする。
明日に向かって進むしかない。