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Yamareco

記録ID: 132849
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

美濃戸口-赤岳-硫黄岳-美濃戸口

2011年07月22日(金) 〜 2011年07月23日(土)
 - 拍手
Boo1209 その他1人
GPS
32:00
距離
20.2km
登り
1,742m
下り
1,747m

コースタイム

1日目:
06:54美濃戸山荘07:11-09:29行者小屋10:02-11:15肩-11:48阿弥陀岳-12:03肩-中岳12:50-13:40権現岳への分岐14:12-14:38赤岳14:53-15:35赤岳天望荘
2日目:
赤岳天望荘06:52-06:58地蔵尾根への分岐-07:50三叉峰-08:07横岳-08:45硫黄岳山荘09:10-09:29硫黄岳-10:58赤岳鉱泉11:45-13:02美濃戸山荘
天候 1日目:曇り時々晴れ。(曇りが多い。)
2日目:晴れ。(ただし雲が多い。)
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト:美濃戸山荘。
行者小屋から阿弥陀岳までのルートに土砂崩れの箇所あり。(肩の近くです。)
ヘリポートです。
これが見えると行者小屋まであと少し。
ヘリポートです。
これが見えると行者小屋まであと少し。
崩落した場所です。
崩落した場所です。
険しい阿弥陀岳が見えます。
険しい阿弥陀岳が見えます。
阿弥陀岳から中岳を眺めます。赤岳は見えません。
阿弥陀岳から中岳を眺めます。赤岳は見えません。
我慢できなくなり、ここで食事をしました。
我慢できなくなり、ここで食事をしました。
赤岳山頂に到着。
赤岳山頂に到着。
朝日に映える赤岳です。
朝日に映える赤岳です。
相部屋は狭いです。できるなら個室がいいですね。
相部屋は狭いです。できるなら個室がいいですね。
朝食はしっかりと。
朝食はしっかりと。
白い駒草を見ました。大変珍しいです。
白い駒草を見ました。大変珍しいです。
硫黄岳と硫黄岳山荘を望みます。
硫黄岳と硫黄岳山荘を望みます。
硫黄岳山荘に到着。
硫黄岳山荘に到着。
硫黄岳はガスっていました。
硫黄岳はガスっていました。
たまに晴れますが、危険でした。
たまに晴れますが、危険でした。
赤岳鉱泉に到着。
赤岳鉱泉に到着。
ここで食事と、「なっちゃん」
ここで食事と、「なっちゃん」
川沿いを下っていくと・・・
川沿いを下っていくと・・・
やがて楽な道になり。
やがて楽な道になり。
美濃戸山荘に到着。
美濃戸山荘に到着。
片倉館は非常に趣があります。
片倉館は非常に趣があります。
こちらは家族部屋。ゆったりとできますね。
こちらは家族部屋。ゆったりとできますね。
最後はやっぱり焼肉。
最後はやっぱり焼肉。

感想

南八ヶ岳は今回で2回目です。
前回とは逆のルートで登りました。
つまり「美濃戸→行者小屋→阿弥陀岳→赤岳→赤岳店望荘→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸」です。
夜中の2時に出発したのですが、登山の開始は既に6時を過ぎていました。
阿弥陀岳への登りは思った以上にきつく、その疲れからか赤岳への登りが遠く感じてしまいました。
天候が晴れていれば良かったのですが、山頂は曇り気味で赤岳には常に雲が掛かっており、眺望はいまひとつでした。
なかなかいい天気には出会えないものですが、
前々日は台風の影響を受けて雨が降っていたのですが、
その影響は少なくて山行中に雨で苦労する事はなく、無事に家に帰る事ができて良かったです。

初日は曇り時々晴れ(曇りが多い)。
美濃戸山荘で牛乳を一本飲み、バンダナを購入。一路行者小屋を目指しました。
行者小屋までの道のりは少し霧がかり、木陰の多いルートでした。
川沿いを進んでいきました。
前回と違い、行きのルートとしていたお陰で足取りは軽く、気が付けば行者小屋に着いていました。
(前回は遠く感じていました。)
行者小屋には幾張りかのテントがあり、平日にも関わらず多いと感じました。
行者小屋で休憩後、阿弥陀岳を目指しました。
阿弥陀岳からは尾根を越えていきました。
天気が曇り気味なので、陽射しはきつくありませんでした。
途中、土砂崩れで通れなくなっているルートがありました。
恐らく最近の大雨、台風の影響だろうと思いました。
迂回路はありませんでしたが、本来のルートの上を歩いていくと運良く元のルートに戻ることができました。
多少踏み跡もあったのと、前を歩いているおじさん4人のパーティーが先行していたので、何とかなりました。
戻った所を少し下ると、ルートがふさがっている事を示す目印がありました。

肩に出ると目の前に阿弥陀岳がありました。
見た瞬間、ちょっときつそうだな・・・、と思いました。
頂上に行って戻るだけなので、荷物を降ろし、カメラだけを持って空荷で登って行きました。
天気が言い訳ではないので、本当はレインコートを持って行くのがいいのですが、持って行きませんでした。
(雨は降らなかったので良かったです。)
ルートはかなり結構険しく、ちょっとざれていたりするので、ちょっと寄り道で登るには大変だと思いました。
時折反対側を見ると、中岳と雲に隠れた赤岳が見えました。
たまに雲が晴れそうになるのですが、晴れそうで晴れず、赤岳を望む事はできませんでした。
阿弥陀岳の頂上の周りはガスで全く何も見えず、眺望は望めませんでした。
下りは険しく、気をつけないと滑落して落ちそうな気がする程でした。
(疲れただけだったので、ちょっと後悔しました。)
前を歩いていた4人を阿弥陀岳を登りはじめる前に追い抜いていたのですが、
下りでは逆に抜かれてしまいました。
険しい梯子でもひょうひょうと下って行きました。
聞けば大工さんだそうで、険しい所の上り下りは持ち前のバランス感覚で楽に行き来できる様子でした。

思ったより時間が掛かったので、すぐに荷物を拾い、中岳を経て赤岳を目指しました。
赤岳の登りはきつく感じ、なかなかスピードが上がりませんでした。
腹も減ってきたので、阿弥陀岳を降りた時に先に食事をするべきだった・・・と思ってしまいました。
赤岳に行くまでは安心して荷物を広げる事ができる場所がないのです。
とは言え、とうとう空腹に負けてしまい、権現岳への分岐で食事をする事にしました。
食事をした後に、再度赤岳の頂上をめざして登って行きました。
所々が険しかったですが、何とか登り、頂上に立つ事ができました。
予想通りというか、赤岳の頂上もガスに覆われており、景色は何も見れませんでした。
また陽射しがないために汗で濡れた体は風に当たるとどんどん冷えて行きました。
赤岳頂上小屋の中に入り、バンダナを購入しました。
長く休憩できると良かったのですが、予定より遅れていたので、ウインドブレーカーを上に着て
直ぐに出発しました。
赤岳頂上からの下りは急で、直ぐ近くに赤岳天望荘があってもなかなか辿り着く事はできませんでした。
それでも予定より少し遅れるぐらいで到着する事ができて良かったです。
赤岳天望荘に到着して荷物を降ろし、早速風呂に入りたかったのですが、中は人でいっぱいだったので、
入るのはあきらめ、食事をするまで談話室で読書をして時間を潰しました。
この日は平日なのに60名ぐらいの宿泊客がいました。
うーん、恐るべし。
できればビールを飲みたかったですが、私はどうも翌日に二日酔いになりやすいので、
飲むをあきらめ、ダイエットコーラで我慢しました。(値段はビールと一緒です。)
連れの同僚は少し眠たそうにしていました。

食事は入れ替え制及びバイキング方式でした。
最後の番だったので、お陰で食堂は込んでいませんでした。おかずも好きなだけ食べる事ができました。
そのまま食堂に残り読書をしようかとしましたが、連れの同僚は風邪を引いたようだと
体調不良を訴えて寝床に行きました。
彼は高山病による頭痛も訴えていました。
前日の寝不足と普通のTシャツとズボンで登ったせいで体が冷えやすいのが原因のようでした。
しばらくすると、夕焼け空が見えるようになりました。
外に出ると雲で霞がかった山々が夕焼けで綺麗に照らされていました。
赤岳の雲も稜線を境になくなっており、西側が見えるようになっていました。
食堂は19時になると使用禁止となるので、その後は談話室で読書をしました。

山小屋ではなかなか寝付けないものですが、とにかく横になり疲労を回復しないといけません。
所々からいびきが聞こえたりすると、うらやましくあり、腹立たしくもありましたが、
とにかく休まないといけません。
時折眠ったり、寝返りを打ちながら、朝を迎えました。

二日目の朝5時雲は晴れ、赤岳の頂上を望む事ができました。
朝焼けに山々が照らされました。
朝食も十分に摂りました。
不調を訴えていた同僚の調子は良さそうです。
一路横岳、硫黄岳を目指しました。
このルートはアップダウンは少ないのですが、やせ尾根ですので、気をつけて通過をしました。
途中、駒草の群生地があり、一面に駒草が咲いていました。
ここには珍しい白い駒草があり、前回は気が付かなかったのでこれは新たな発見でした。
(山は一度登っただけではわからないものですね。)
群生地を過ぎると硫黄岳が望めるようになり、眼下には硫黄岳山荘があります。
硫黄岳山荘で休憩を取りました。
硫黄岳山荘には高山植物園があるのですが、今回もそれを見る事はなく、硫黄岳に向かいました。
硫黄岳の頂上はガスのせいで、眺望はよくありませんでした。
赤岳を見ると、気が付けば頂上には雲がかかっており、今朝のようにな赤岳を望むことは出来ませんでした。
できれば爆裂火口を見たかったのですが、残念ながらそれは今回はお預けとなってしまいました。
その後尾根を下り、赤岳鉱泉を目指しました。
尾根は木々の中を通り抜け行きます。
やがて川が見えると赤岳鉱泉はすぐそこにあります。
赤岳鉱泉で食事(カップラーメン等)を摂り、購入した「なっちゃん」を飲み、しばし休憩を取ってから美濃戸山荘を目指しました。
美濃戸山荘までのルートは川沿いが多く、歩いていると涼しげな川の音が聞こえてきました。
赤岳鉱泉から硫黄岳までの子供連れ登山が赤岳鉱泉で詳細されていましたので、
いつかは子供を連れて行きたいです。
昼過ぎには美濃戸口に到着しました。

帰りは上諏訪の片倉館(千人風呂)まで行き汗を流し、
南大門で諏訪湖を眺めながら焼肉を食べてから帰りました。
片倉館は昭和3年に建てられた、非常に趣のある洋館による公衆温泉浴場です。
一度行ってみたかった所でした。
機能的にはこれといった所ではないのですが、建物が非常にお洒落でして、
値段も安く(大人600円)、落ち着いた時間を過ごす事ができました。
(帰りがあるので、のんびりはできませんでしたが)
焼肉はちょっと高かったですが、とてもおいしく頂くことができました。

帰りの高速道路では少し眠くなったので、同僚に代わってもらいました。
小仏トンネルの渋滞は相変わらずでしたが、無事について良かったです。
(眠っていたので、わからないのもありますが)

今度は何時行くかな?

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