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Yamareco

記録ID: 132981
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳、横岳、赤岳、ひさしぶりの晴天下、旧友の足跡を辿る

2011年09月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
totoro_san その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:40
距離
18.1km
登り
1,629m
下り
1,610m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:45美濃戸-7:15赤岳鉱泉-8:45赤岩の頭-9:00硫黄岳9-10:20横岳-11:30赤岳展望荘-12:10赤岳-13:20行者小屋-15:25美濃戸
標準コースタイム:計9:50
天候 晴れ、のち、ガス
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸、やまのこ村へ駐車。
コース状況/
危険箇所等
美濃戸への登りで2度ほど車(フリード)の底をこすりました。速度を落としきれてなかったようです。帰りは、慎重に運転し危険な所は止まるぐらいにゆっくり運転して、一度もこすりませんでした。
登山道は、危険なところはありませんでしたが、詳細はあとで。南沢が台風で通行止めになったと聞きましたが、すでに開通してました。
やまのこ村に駐車しました。5時40分段階で8割程度埋まってました。デジカメで取れた写真はこれ1枚で故障。
2011年09月11日 05:40撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
9/11 5:40
やまのこ村に駐車しました。5時40分段階で8割程度埋まってました。デジカメで取れた写真はこれ1枚で故障。
赤岳鉱泉に到着。硫黄岳に向かいます。ここからはケータイの写真です。
2011年09月11日 19:20撮影
9/11 19:20
赤岳鉱泉に到着。硫黄岳に向かいます。ここからはケータイの写真です。
もうすぐ、赤岩の頭、火口的な輪郭が見えます。
2011年09月11日 19:20撮影
9/11 19:20
もうすぐ、赤岩の頭、火口的な輪郭が見えます。
赤岩の頭。桜平からの道とも合流。
2011年09月11日 19:23撮影
9/11 19:23
赤岩の頭。桜平からの道とも合流。
硫黄岳へ登ります。
2011年09月11日 19:23撮影
9/11 19:23
硫黄岳へ登ります。
雲海のかなたに、穂高と槍が見えます。ケータイの写真では見えませんが。
2011年09月11日 19:23撮影
9/11 19:23
雲海のかなたに、穂高と槍が見えます。ケータイの写真では見えませんが。
西天狗岳も見えます。
2011年09月11日 19:23撮影
9/11 19:23
西天狗岳も見えます。
硫黄岳に着きました。爆裂火口はあいかわらず大迫力です。
2011年09月11日 19:23撮影
9/11 19:23
硫黄岳に着きました。爆裂火口はあいかわらず大迫力です。
横岳、赤岳、阿弥陀も大迫力。硫黄岳の展望はすばらしいです。
2011年09月11日 19:23撮影
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9/11 19:23
横岳、赤岳、阿弥陀も大迫力。硫黄岳の展望はすばらしいです。
硫黄岳山頂。
2011年09月11日 19:24撮影
9/11 19:24
硫黄岳山頂。
いよいよ、横岳に向かいます。
2011年09月11日 19:24撮影
9/11 19:24
いよいよ、横岳に向かいます。
硫黄岳山荘。
2011年09月11日 19:24撮影
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硫黄岳山荘。
大同心がどんどん大きくなってきます。
2011年09月11日 19:24撮影
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大同心がどんどん大きくなってきます。
大同心がすぐそこです。頂上に人もいます。
2011年09月11日 19:24撮影
9/11 19:24
大同心がすぐそこです。頂上に人もいます。
硫黄岳。諏訪側にも火口が2つあるように見えます。
2011年09月11日 19:24撮影
9/11 19:24
硫黄岳。諏訪側にも火口が2つあるように見えます。
ここまで歩いてきた道です。ここまではハイキングコース。
2011年09月11日 19:24撮影
9/11 19:24
ここまで歩いてきた道です。ここまではハイキングコース。
奥の院と小同心。
2011年09月11日 19:24撮影
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奥の院と小同心。
そろそろ岩場かと思ったが、まだでした。
2011年09月11日 19:24撮影
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そろそろ岩場かと思ったが、まだでした。
小同心も真近。旧友の終焉の地はあの付近と推測。
2011年09月11日 19:24撮影
9/11 19:24
小同心も真近。旧友の終焉の地はあの付近と推測。
奥の院は、もう100m程度のところで、核心部が開始。
奥の院は、もう100m程度のところで、核心部が開始。
核心部は、まず佐久側をトラバース。
2011年09月11日 19:25撮影
9/11 19:25
核心部は、まず佐久側をトラバース。
これがカニの横ばいか?
これがカニの横ばいか?
それから諏訪側をトラバース。こっちもカニの横ばいかな?
2011年09月11日 19:25撮影
9/11 19:25
それから諏訪側をトラバース。こっちもカニの横ばいかな?
諏訪側のトラバースが終わり、後ろを振り向くと、斜め上に鎖で佐久側に登るところがあります。写真では右上の方向。そちらが正規ルート。
2011年09月11日 19:26撮影
9/11 19:26
諏訪側のトラバースが終わり、後ろを振り向くと、斜め上に鎖で佐久側に登るところがあります。写真では右上の方向。そちらが正規ルート。
しかし、なんと直進方向にも、しっかりした踏み跡が。小同心や大同心等を登ってきたロッククライマー達が合流してくる踏み跡と思われます。
2011年09月11日 20:12撮影
9/11 20:12
しかし、なんと直進方向にも、しっかりした踏み跡が。小同心や大同心等を登ってきたロッククライマー達が合流してくる踏み跡と思われます。
踏み跡をゆくと、滑ったら死にそうな急傾斜を横切り、中央の小同心の上、左上にあるちょっとした窪みへ行けそうです。50m程度の距離。
2011年09月11日 19:26撮影
9/11 19:26
踏み跡をゆくと、滑ったら死にそうな急傾斜を横切り、中央の小同心の上、左上にあるちょっとした窪みへ行けそうです。50m程度の距離。
大同心と小同心の間。滑ったら数100m落ちて死にそうな、すごい角度です。
2011年09月11日 19:25撮影
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大同心と小同心の間。滑ったら数100m落ちて死にそうな、すごい角度です。
斜め後ろの鎖を登り、佐久側にゆき、冬用ハシゴを見送り、金網を歩きます。
2011年09月11日 19:26撮影
9/11 19:26
斜め後ろの鎖を登り、佐久側にゆき、冬用ハシゴを見送り、金網を歩きます。
30m程度の鎖場を登ると
2011年09月11日 19:26撮影
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30m程度の鎖場を登ると
奥の院、横岳です。
2011年09月11日 19:26撮影
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奥の院、横岳です。
阿弥陀と赤岳。
2011年09月11日 19:26撮影
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阿弥陀と赤岳。
小同心の方向。下は崖、怖くて覗けません。
2011年09月11日 19:28撮影
9/11 19:28
小同心の方向。下は崖、怖くて覗けません。
杣添尾根分岐。
2011年09月11日 19:28撮影
9/11 19:28
杣添尾根分岐。
杣添尾根。
2011年09月11日 19:28撮影
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杣添尾根。
まだまだ、岩山が続きます。
2011年09月11日 19:28撮影
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まだまだ、岩山が続きます。
奥の院がメインの鎖場とおもったら、同レベルの鎖場が、何度もあります。
奥の院がメインの鎖場とおもったら、同レベルの鎖場が、何度もあります。
鎖場。
2011年09月11日 19:29撮影
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鎖場。
鎖場。
2011年09月11日 19:29撮影
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鎖場。
岩山。
2011年09月11日 19:29撮影
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岩山。
鎖場。核心部が何度もあり疲れます。
2011年09月11日 19:29撮影
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鎖場。核心部が何度もあり疲れます。
地蔵尾根到着。
2011年09月11日 19:29撮影
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地蔵尾根到着。
赤岳展望荘が真近。
2011年09月11日 19:29撮影
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赤岳展望荘が真近。
諏訪湖が見えます。
2011年09月11日 19:29撮影
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諏訪湖が見えます。
縦走してきた横岳。右はヘリが持ってきた荷物。
2011年09月11日 19:29撮影
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縦走してきた横岳。右はヘリが持ってきた荷物。
赤岳展望荘。
2011年09月11日 19:29撮影
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赤岳展望荘。
もうすぐ、赤岳頂上山荘。
2011年09月11日 19:29撮影
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もうすぐ、赤岳頂上山荘。
赤岳頂上はもうすぐ。
2011年09月11日 19:29撮影
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赤岳頂上はもうすぐ。
赤岳頂上。
赤岳頂上。
2011年09月11日 19:29撮影
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赤岳頂上。
赤岳から降りてきました。
2011年09月11日 19:29撮影
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赤岳から降りてきました。
横岳、硫黄、文三郎への分岐。
2011年09月11日 19:31撮影
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横岳、硫黄、文三郎への分岐。
中岳と阿弥陀。
2011年09月11日 19:31撮影
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中岳と阿弥陀。
文三郎尾根を降ります。ガレガレです。
2011年09月11日 19:31撮影
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文三郎尾根を降ります。ガレガレです。
硫黄、横岳。火口が2つ。
2011年09月11日 19:31撮影
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硫黄、横岳。火口が2つ。
横岳。大同心、小同心もよくみえます。
2011年09月11日 19:31撮影
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横岳。大同心、小同心もよくみえます。
赤岳。どれが頂上でしょうか?
2011年09月11日 19:31撮影
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赤岳。どれが頂上でしょうか?
行者小屋到着。
2011年09月11日 19:31撮影
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行者小屋到着。
赤岳。
2011年09月11日 19:31撮影
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赤岳。
横岳。
2011年09月11日 19:31撮影
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横岳。
コーヒーをいただきました。
2011年09月11日 19:31撮影
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コーヒーをいただきました。
南沢を下ります。下部のこの丸太橋が新しいです。ここが台風でながされたのでしょう。
2011年09月11日 19:31撮影
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南沢を下ります。下部のこの丸太橋が新しいです。ここが台風でながされたのでしょう。
やまのこ村駐車場着。
2011年09月11日 19:31撮影
9/11 19:31
やまのこ村駐車場着。
阿弥陀、御小屋尾根入り口を見に行きました。
2011年09月11日 19:31撮影
9/11 19:31
阿弥陀、御小屋尾根入り口を見に行きました。
広い道ですが、駐車禁止の立て札あり。
2011年09月11日 19:20撮影
9/11 19:20
広い道ですが、駐車禁止の立て札あり。

感想

今日は横岳に登ります。目的は4つ。
1)赤岳鉱泉から硫黄岳への道の確認。冬の下見。
2)横岳の初登山。
3)西岳で再会した会社の先輩との初登山。
4)8月9日に横岳で滑落死した旧友の慰霊。

・車はヤマノコ村に停めました。8割埋まっています。上の駐車場は空きはありましたが、9割5部埋まってました。
・この夏、阿弥陀と北八ツで何度も雨に濡らしたデジカメが、写真1枚撮ったあと撮れなくなりました。しかたがないので息子から借りた緊急連絡用のケータイのカメラで撮ります。下界に戻ると撮れましたが、山では完全にダメ。
・赤岳鉱泉まで、道を水が流れているところがありました。台風の後遺症か?
・赤岳鉱泉の直前10分程度GPSがロストしました。ポーチでぶら下げた状態でのロストは初めて。
・硫黄岳まで、森をのぼり赤岩の頭から森林限界、そこから尾根歩き。06年に雪崩で死者がでてますが、この辺か?
・硫黄岳から台座の頭まではハイキングコース。奥の院100m手前から核心部開始。
・奥の院の後も、地蔵尾根まで、同レベルの核心部が4-5回あり。核心部が終わったと思い安心すると次の核心部。結構疲れる。
・ここまで晴天でしたが、赤岳に登るとガスガスとなりました。
・文三郎尾根はガレガレで苦手ですが、それでも前回よりは歩き慣れました。
・行者小屋では、コーヒーをいただきました。
・南沢が開通したようで下ります。特に問題なし。下部に流され新設された丸太橋がありました。水面に近いので、今後も増水時は流されるでしょう。

○ 赤岳鉱泉から硫黄岳まで、大同心へのクライミングルートの分岐、じょうご沢への分岐はありますが、明確で迷いようがないです。赤岩の頭まで森で、森林限界までは、冬も安全そうです。
○ 初の横岳は、奥の院の核心部だけみると、距離も短く、赤岳、阿弥陀、権現のほうが大変、と思いましたが、地蔵尾根まで核心部の波状攻撃が4-5回あり、疲れました。岩山が多数ありますが、名前を確認する余力なし。やっぱ横岳は大変。
○ 会社の先輩はトレーニングで西岳を2往復するだけあり、体力に余裕があり、私はぎりぎりついてゆけました(正確には、文三郎の下りで付いてゆけなくて一回泣きを入れました)。さすがです。また、ロッククライミングの経験もあり、登山暦も数10年の大先輩です。私の憧れのルートの1つ、甲斐駒の黒戸尾根の日帰りもこなしたようです。さすが!!
○ 旧友は、佐久側のトラバース(カニの横ばい?)、諏訪側のトラバース、そのあとの左斜め後ろの佐久側へ登る鎖を見逃し、まっすぐ大小同心のロッククライマー達の踏み跡に入ったのでは?(踏み跡は正規の登山道のように明確) 晴れて見えれば、まっすぐ20mも行くと死ぬような急斜面となるのは一目瞭然だが、当時はガスガスで視界不良のため気がつかずに、正規ルートと信じて直進したのでは? 平日の悪天候で人も少ないし。そのまま、奥の院を諏訪側をトラバースする形で小同心と奥の院の間を横切り、最後は雨で濡れた斜面で滑落したのでは? あんがい自分が迷っていることに気がつかなかったかも(私も蓼科山で以下道迷いの経験あり。正規と信じているので迷わず突き進む。単にひどい道だな程度ののり。でも人に踏まれていない岩は雨で氷なみに滑る。どんなに注意しても何度でも滑り転ぶ。)。あくまでも、すべて個人的な推測ですが。奥の院の下、標高2600m地点で発見と聞きました。
○ 本日、南沢の下りで、斜め左後ろの正規ルートに気がつかず、ルートのない森を直進した方がいました。私も5mほどついていってしまった。よほど気をつけないと斜め後ろルートは見落としやすいです。
○ 私がもつ旧友の唯一の遺品である、最後の年賀状(去年、赤岳や蝶ヶ岳に単独で登った旧友の姿があり)を持ち、横岳山頂を踏みました。

旧友の冥福を祈る悲しい登山ではありましたが、晴天で横岳の初登山を果たし、すごい先輩とご一緒させていただいた、安全で楽しい登山でもありました。

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