竜ヶ岳 強風で立って居られず

2018年02月17日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.4km
• 登り: 975m
• 下り: 973m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:14
• 合計: 5:06

7:55 宇賀渓キャンプ場駐車場
8:18 8:18 竜ヶ岳裏道登山口
8:39 8:18 五階滝
8:49 8:53 中道分岐(No.60)
9:22 9:22 中道尾根取付点
9:47 9:50 P49
10:45 10:48 竜ヶ岳
10:58 10:58 治田峠分岐
11:07 11:07 金山尾根降り口
11:22 11:22 ヤセ尾根ガレ
11:43 11:47 遠足尾根・新道(大日向)分岐
11:56 11:56 岩山展望台
12:20 12:20 遠足尾根登山口
12:40 宇賀渓キャンプ駐車場

（参考）アイゼン着脱場所・登り=中道尾根取付点付近・下り=岩山展望台の下付近

天候

山頂は雪＆強風　　下界は曇り時々小雪　とにかく風がキツかった。ただ、気温はそんなに下がっている感覚は無かった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三重県側からの宇賀渓へはノーマルタイヤで行けます

コース状況／危険箇所等

往路・中道　：　露岩と着雪の登りが交互に続き、アイゼンがフルに使いにくい状況が一時間以上続く。かと言ってアイゼン無しでは滑落のリスクもあり。
今日の私はの堰堤を詰め、沢筋を外れた頃あたりでアイゼンを装着しました。

山頂付近　：　強風と降り続く小雪ででトレースがすぐに消されます。下山時、視界が利かなければ少々ヤバイ箇所が。山頂付近の地形を記憶にたたき込んでおく必要があります。

遠足尾根　：　中道と違い、危険箇所は少ないですが、たっぷりの雪があります。

とにかく強風。立ってられない強風！！。覚悟しての山頂です。

その他周辺情報

ホテルウェルネス鈴鹿路を利用しました。５８０円で、いつも空いてて、結構利用してます。
アクアイグニスは浴槽の深さが納得いかない方も、ここなら満足かなと思います。

写真

今回は中道を登りに使う。ここは五階滝

中道分岐で着雪こんな状態

この時点では少し山頂が見えたが…

堰堤横の梯子、滑る。要注意。

広い河原でこの辺は歩き易い

二発目のロングの梯子。こちらは凍結なし

谷沿いの道から一転して急登続く。岩混じりで歩きにくい

上部の登り。視界無し。

大ガレを覗き見る場所へ。ここから常に強風。

強風と戦い、黙々と登る。（全然、写真では判らないな）

やっとこさの山頂！しかし誰もおらん。強風で、一枚だけ写真撮って速攻で下山開始

視界は常にこの程度

やっと強風の避けられる箇所に。　ここまで来たらトレース判りやすくて安心

記念に霧氷でも撮るか

振り返ってもこのくらいの景色

やっと下界が見えた

羊はどこへ行ったやら

遠足尾根下りで再び雪が降る

最初の展望箇所まで下って来た

深々と、淡々と　下る

下降点までどっぷり雪あった

で、遠足尾根取付点まで下るとこんな感じ。山頂に3分しか居なかったので早く下れた。風呂へGOや！

感想

t-maekawa

とにかく山頂付近は強風！恐ろしい強風！！そして殆ど視界なし。
強風のおかげで先人の足跡が消され、だだっ広い山頂なので視界が悪いと、どの方角に行ってるのか判らなくなりそうだった。
本日、私が、中道からの最初の登山者だったようで、山頂まで誰にも遭わず。遠足尾根から登ってくる人に遭った時には正直、ホッとした。この人に遭わなければもっと彷徨っていたかもしれない。
中道は雪が付いている岩と露岩とが混ざり、アイゼンは非常に扱いにくかったし、一発目の堰堤横の梯子の着雪が凍って滑りやすい危険な状態だった。全体的に踏み抜きにも注意が必要。また、上部はほとんど足跡が消えていた。突風の中の最期の登り30分は、よっぽどリタイアしようかと思うくらい萎えてしまった。
着いた山頂も強風・突風で立つことさえ出来ず、たったの3分で下山開始。山頂に誰もいない竜ヶ岳なんて初めて経験した。せっかく3時間近くかけて登ったのに、転がるように下山。周囲の景色が見えてきたのは金山尾根分岐付近まで下ってから。
遠足尾根は急下降点P137まで雪はたっぷりとあり、それほど危険な箇所は無かったと思う。
今回、遠足の登りでは物足りないと思い、中道を登りに使ったのだが、スリルを通り越した危険な箇所があったりで、おとなしい竜も暴れると怖いぞという事を実感してきた。