ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる
FAQ 使い方ガイド お問い合わせ

Yamareco

記録ID: 141067
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

間ノ岳・野呂川荒川細沢(カール泊で間ノ岳・北岳)

2011年10月09日(日) 〜 2011年10月10日(月)
情報量の目安: S
 - 拍手
Neuron
GPS
32:03
距離
18.5km
登り
2,963m
下り
2,874m
アクセスを調べる my出発地登録
標高グラフを拡大

コースタイム

10月9日(日) 鷲住山登山口バス停発6:20-7:34荒川橋-8:56左岸作業道-9:47細沢入渓-10:37大滝10:50-11:41大滝上-13:53水涸れ14:09-16:06細沢カール幕営地
10月10日(月) 幕営地5:30-6:59間ノ岳7:05-8:07北岳山荘8:30-9:26北岳9:29-10:11八本歯ノコル-11:06二俣11:29-12:58広河原バス停
天候 晴れ
過去天気図（気象庁） 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関：
電車 バス
甲府で年甲斐も無くステーションビバークののち、4時発の広河原行きバスにのり、鷲住山登山口で下車(5:53)。乗客が多いときはバスを増発するといっても2台までなのか、ゆっくり牛丼食べていたら2時間立ちっ放しの憂き目に(涙)。野呂川発電所まで余分に歩きたくない方は、奈良田〜広河原間の野呂川発電所バス停で降りる方法もあり、奈良田から始発でおそらく野呂川発電所には7時頃着。東京方面からだと夜叉神から広河原、乗り換えに2時間待って広河原から奈良田行きバスという手もありそう。
アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／
危険箇所等		 �〆拌瑤泙任離▲廛蹇璽�:夜叉神峠方面から広河原行きバスに乗り鷲住山登山口バス停で下車。降りた所は登山口ではなく慰霊碑前で(バス停が「慰霊碑前」じゃまずいと思われ)ここから200m林道を進み、鷲住山登山口から入山。しばらく登ってから、野呂川にむけ急降下。野呂川を吊り橋で渡り右斜め方向に斜面を登り、林道にでる。ここまでは池山吊尾根のアプローチと共通。
　林道に出たら左の野呂川隧道をくぐる。ここを通る車は人がいるとは予想していない可能性があるのでライトをつけて通過。荒川橋から立ち入り禁止となっている右手林道にはいるが、やがて林道は崩壊し河原を歩くことになる。荒川本流は土石流の多発地帯とのこと、降雨の影響に細心の注意をはらいたい。
　何度か渡渉を繰り返し堰堤を抜け、川の真ん中に鉄筒の構造物をみて二俣を右本流に入り川幅が狭くなったあたりで左岸に作業道への入り口がないか注意していると黄色い杭が見えて踏み跡がついている。その後はロープや5m毎の白テープに導かれ、三つ瀑を樹間に認め、迷うことなく熊の平に至る。ここから白テープがあちこちに貼られ迷うがすぐ水平に移動した方がよいようだ。少し探しまわり吊り橋がみえたのでやや戻って作業道に合流、発電所取水口の吊り橋をわたり右岸からやっと細沢に入渓した。国土地理院の細沢の滝記号は、本当は取水口構造物の下流に位置するはず。
�∈拌�入渓後:沢の規模は名前の通りだが渓相は明るい。入渓時期の関係かヌメリがひどかった。40m2段大滝の下段は右窪から登るが狭くてザックが引っかかる。二人以上なら荷物は別に引き上げるのもありか。上段は登れず右手に戻ってから大きく巻き、小さな窪を一つ見送ると滝の上流にでた。2段まとめて右から巻くという手もありそう。その後は大きな滝はないが、ぬるぬる滝にアクアステルスソールは歯が立たず巻いた滝もあった(フェルトなら登れそう)。標高2150mで水が枯れたので水汲み、遡行を続けると、2395mで急に水が出現したもののすぐ涸れた。
��細沢カールから間ノ岳山頂:モレーンのハイマツの隣の平坦地にツエルト泊。甲府盆地の夜景がみえるがauの電波は入らなかった。風は結構きつい。夕方6時頃、干していた沢靴やスパッツがいつの間にか凍ってしまいびっくり。翌朝、モレーンからハイマツ漕ぎを避けながら尾無尾根につながる小尾根を行く。尾無尾根に出たら南側はガレているので北側から巻き気味に間ノ岳山頂にむかい登山道に合流した。

写真

スライドショーで見る
鷲住山登山口バス停にある慰霊碑。バス停の名が登山口なんて書いてあるから踏み跡をたどって野呂川に下っちゃいました、一瞬。登山口は200m道路を広河原へ移動したあたり。
2011年10月12日 09:39撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:39
鷲住山登山口バス停にある慰霊碑。バス停の名が登山口なんて書いてあるから踏み跡をたどって野呂川に下っちゃいました、一瞬。登山口は200m道路を広河原へ移動したあたり。
こちらが本当の登山口。鷲住山入口の標識、しばらく登ってから野呂川に急降下。
2011年10月12日 09:39撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:39
こちらが本当の登山口。鷲住山入口の標識、しばらく登ってから野呂川に急降下。
野呂川を見下ろす。
2011年10月12日 09:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
1
10/12 9:38
野呂川を見下ろす。
この方角に見えるのは甲斐駒か。
2011年10月09日 06:54撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
1
10/9 6:54
この方角に見えるのは甲斐駒か。
野呂川の吊橋をわたる。このあと右ななめ方向に山道をたどると県道に出る。あるき沢橋と反対、左方向へすすむ。
2011年10月12日 09:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:38
野呂川の吊橋をわたる。このあと右ななめ方向に山道をたどると県道に出る。あるき沢橋と反対、左方向へすすむ。
野呂川支流荒川から間ノ岳をのぞむ
2011年10月12日 09:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:38
野呂川支流荒川から間ノ岳をのぞむ
荒川の堰堤、この隙間をたどる、水量が多いと大変そうだ。
2011年10月12日 09:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:38
荒川の堰堤、この隙間をたどる、水量が多いと大変そうだ。
北沢を見送り本谷をすすむと左岸に黄色い標柱あり、ここから整備された作業道をすすむ。最初は急斜面でロープあり。
2011年10月12日 09:37撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:37
北沢を見送り本谷をすすむと左岸に黄色い標柱あり、ここから整備された作業道をすすむ。最初は急斜面でロープあり。
作業道途中から三ツ瀑をのぞむ。国土地理院の細沢の滝位置はちょっと上流過ぎる気がするのだが・・。
2011年10月12日 09:37撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
1
10/12 9:37
作業道途中から三ツ瀑をのぞむ。国土地理院の細沢の滝位置はちょっと上流過ぎる気がするのだが・・。
熊ノ平。見渡すと白テープだらけで迷いました。左へ水平移動が正解だったのでしょうか。
2011年10月12日 09:36撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:36
熊ノ平。見渡すと白テープだらけで迷いました。左へ水平移動が正解だったのでしょうか。
取水口の吊橋をわたり入渓。
2011年10月12日 09:36撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:36
取水口の吊橋をわたり入渓。
最初ちょっと暗めの沢。
2011年10月12日 09:36撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:36
最初ちょっと暗めの沢。
約1時間で大滝着。今から思えば、このあたりが一番紅葉していたのかも。
2011年10月12日 09:35撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:35
約1時間で大滝着。今から思えば、このあたりが一番紅葉していたのかも。
大滝。主に下段が見えている。
2011年10月12日 09:35撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
1
10/12 9:35
大滝。主に下段が見えている。
大滝下段右凹角から登りますが狭いです。
2011年10月12日 09:34撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:34
大滝下段右凹角から登りますが狭いです。
下段を登りきってから左へ移動し大滝の上段をみます。登れずに、ぐるっと右に戻って巻きます。
2011年10月12日 09:33撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:33
下段を登りきってから左へ移動し大滝の上段をみます。登れずに、ぐるっと右に戻って巻きます。
小さく巻くとまだ滝の途中だったので、もうひとまわり巻くと滝上にでました。
2011年10月12日 09:33撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:33
小さく巻くとまだ滝の途中だったので、もうひとまわり巻くと滝上にでました。
4m滝、左から巻いた。
2011年10月12日 09:33撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:33
4m滝、左から巻いた。
5mの滝、ヌメリがひどくて巻いた
2011年10月12日 09:32撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:32
5mの滝、ヌメリがひどくて巻いた
3mの滝、右から
2011年10月12日 09:32撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:32
3mの滝、右から
上段8m下段3mの滝
2011年10月12日 09:31撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:31
上段8m下段3mの滝
6m滝
2011年10月12日 09:30撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:30
6m滝
せっかくのナメなのだが、ぬめりで沢中を歩けず。ソールがフェルトならよかった。
2011年10月12日 09:30撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:30
せっかくのナメなのだが、ぬめりで沢中を歩けず。ソールがフェルトならよかった。
トイ状の滝
2011年10月12日 09:30撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:30
トイ状の滝
潅木林のなかの沢型や草地をたどり登ってゆく。紅葉は盛りを過ぎてるような・・
2011年10月13日 04:04撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/13 4:04
潅木林のなかの沢型や草地をたどり登ってゆく。紅葉は盛りを過ぎてるような・・
やっとガスが晴れて細沢カールがみえた。
2011年10月12日 09:30撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:30
やっとガスが晴れて細沢カールがみえた。
カール底、ぐるっと岩峰に取り囲まれてどこが間ノ岳山頂かわかりません。
2011年10月12日 09:30撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:30
カール底、ぐるっと岩峰に取り囲まれてどこが間ノ岳山頂かわかりません。
2011年11月23日 21:34撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
11/23 21:34
翌朝、夜明け前、カールから富士山を望む。
2011年10月12日 09:29撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
1
10/12 9:29
翌朝、夜明け前、カールから富士山を望む。
左手の小尾根をたどり、間ノ岳に連なる尾無尾根をめざす。
2011年10月12日 09:29撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:29
左手の小尾根をたどり、間ノ岳に連なる尾無尾根をめざす。
弘法小屋尾根から北岳が急に顔を出した。
2011年10月12日 09:29撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:29
弘法小屋尾根から北岳が急に顔を出した。
岩峰を左から回りこみ尾無尾根へ
2011年10月12日 09:29撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:29
岩峰を左から回りこみ尾無尾根へ
間ノ岳手前から富士
2011年10月12日 09:28撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:28
間ノ岳手前から富士
悪沢、赤石、塩見
2011年10月12日 09:28撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:28
悪沢、赤石、塩見
間ノ岳山頂にて
2011年10月12日 09:28撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:28
間ノ岳山頂にて
北岳、甲斐駒
2011年10月12日 09:27撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:27
北岳、甲斐駒
白根稜線から細沢カールをみおろす
2011年10月12日 09:27撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
2
10/12 9:27
白根稜線から細沢カールをみおろす
北岳山荘と北岳
2011年10月12日 09:27撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:27
北岳山荘と北岳
北岳山頂
2011年10月12日 09:26撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:26
北岳山頂
間ノ岳を振返る
2011年10月12日 09:26撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
1
10/12 9:26
間ノ岳を振返る
八本歯のコルから池山吊尾根方面
2011年10月12日 09:26撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:26
八本歯のコルから池山吊尾根方面
二俣から北岳
2011年10月12日 09:26撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:26
二俣から北岳
白根御池は気持ちよさそうなところ。このあと広河原へ。
2011年10月12日 09:25撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す   拍手
10/12 9:25
白根御池は気持ちよさそうなところ。このあと広河原へ。
撮影機器：
μ1030SW

感想

Neuron

　先日、白根三山の沢登りの記録を探していたら、riekoさん稔さんご夫婦が間ノ岳細沢をのぼっているヤマレコの記録に当たった。他にも「岳人」、「趣味の山登り」のサイトなど少数ながら記録がヒットし(追記:その他にも「鈴蘭」「ぶなの会」の記録もありました)、これらを参考に沢登りで間ノ岳、北岳をたずねた。
　細沢は冬の池山吊尾根ルートと同じでアプローチが面倒、南アルプス林道から山道を下って野呂川を渡ってまた南アルプス林道へ。
　荒川沿いの林道は立ち入り禁止の札がかかっている、崩壊が著しく、すぐに川床に降りることとなるが、間ノ岳であった美人測量官の方から、荒川は土石流の多発地帯とお話をうかがう。ある程度の降雨が予想されるときは荒川への入谷は避けたほうが良いでしょうか。
　沢から熊ノ平のルートは、過去の記録でどれが正しいのか判然としなかったが、両岸が狭まったあたりで左岸を注意していれば簡単に作業道がみつかった。
　大滝の下段は荷物が大きいとつらく、上段を巻くときに、下段の巻き道と合流してしまうので一緒に巻くほうが早そう。巻くと上段の滝は見られませんが。
　残念ながらカールではすでに枯葉で時期は過ぎたのか単に不作の年なのか紅葉の絶景とはいかなかった。ツエルトに3季用寝袋+ゴアのシュラフカバー+ダウンの上下で寒くは無かったが、風がうるさくて、夜中に目が覚めたが、カールの底から見上げた満天の星空は忘れがたい光景だった。
　翌朝、沢靴をトレランシューズに履き替え、カールから尾無尾根へ続く小尾根をたどり、間ノ岳へ。バスを降りてから、ここまで全く人に会わなかったが、間ノ岳、北岳と人はどんどん増え、北岳山頂は大賑わいだった。
　八本歯のコル手前からかなり暑くなり、二俣のバイオトイレで薄着に着替えて、通行止めの大樺沢は避けて、御池経由で無事広河原に下山できた。
　帰りのバスで外人の方がずっと鼻に葉っぱをガムテープで貼り付けていたのがおかしかった、日焼けの手当てなのか。
　下山翌日、電車の中に置き忘れた濡れた沢靴やスパッツなどを高尾駅に取りに行ったら、駅員の方がわざわざ乾かしてくださっており恐縮した。

ここに行くプランを立てる
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：6456人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん？ フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ！ 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球／アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース／チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント／縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
北岳、間ノ岳：二俣、八本歯のコル経由
利用交通機関： 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山／行った場所

関連する山の用語

ザック シュラフ ハイマツ アプローチ カール ガス 林道 渡渉 右岸 左岸 スパッツ コル 紅葉 巻き道 堰堤 ガレ 峠 土石流 吊尾根 橋 遡行 趣 合 標高 三山 クマ
この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください！
詳しくはこちら
この山行記録の作成者
Neuron
@Neuron

この山行記録の写真

すべての写真

関連する山／近くの山

北岳
きただけ
3193.2m
間ノ岳
あいのだけ
3189.5m
中白根山
なかしらねさん
3055m
鷲ノ住山
わしのすやま
1534m

北岳の最新記録

北岳
2024年03月09日 [B]
北岳
2024年02月27日 [A]
北岳（奈良田からピストン）
2024年02月27日 [B]
北岳
2024年02月10日 [A]
北岳
2024年02月10日 [C]

間ノ岳の最新記録

冬期白峰三山・白峰南嶺縦走
2024年01月26日 [S]
北岳、中白根、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳
2023年11月04日 [B]
広河原〜北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜奈良田
2023年11月04日 [B]
白峰三山縦走
2023年11月04日 [B]
【北岳・間ノ岳・農鳥岳】白峰三山テン泊縦走☆（広河原より、南アルプス・シーズン最終日）
2023年11月04日 [S]

中白根山の最新記録

冬期白峰三山・白峰南嶺縦走
2024年01月26日 [S]
北岳、中白根、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳
2023年11月04日 [B]
広河原〜北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜奈良田
2023年11月04日 [B]
白峰三山縦走
2023年11月04日 [B]
【北岳・間ノ岳・農鳥岳】白峰三山テン泊縦走☆（広河原より、南アルプス・シーズン最終日）
2023年11月04日 [S]

みんなのMyアイテム

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) モジ BD81030 新色
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
テント内を照らすランタン。天井から吊るしたり、床に置いたりと自分好みの使い方ができます。柔らかい光なので落ち着きますね。厳冬期に結露して内部に水が溜まったことがあるので、使用後の確認はした方がいいです。

ヤマレコ公式ブログ

ヤマレコの新しいサービスコンセプト「もっと自由に冒険できる」を公開しました！
ヤマレコを活用して初めてのトレランレースに挑戦
【速報】松本開催「ALPS OUTDOOR SUMMIT」に行ってきました！
そろそろApple Watchを登山専用時計として使いませんか？
210種類の山リスト〜まずは「○○三山」からチャレンジ！？
ヤマレコを使って遭難対策をしよう！
登山靴はずっとこれ。LOWAの靴を買って磨いてみよう。
「地図の修正依頼」でみんなの登山がもっと便利で安全に
里山での、ちょっとニッチなヤマレコ活用法
アメリカ出張してきました（海外対応に向けて）
Translate This Website