秋色の赤岳・権現岳〜天女山から周回〜

2019年10月09日(水) 〜 2019年10月10日(木)

• GPS: 17:16
• 距離: 20.4km
• 登り: 2,089m
• 下り: 2,080m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:35
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:49

8:02 天女山上駐車場
8:13 8:18 天の河原
10:00 10:03 「ここが一番きつい」看板
10:33 10:52 前三ツ頭
11:31 11:38 三ツ頭分岐
11:42 11:50 三ッ頭
12:51 13:03 権現岳
13:05 13:10 権現小屋
13:12 13:24 縦走路分岐
13:50 13:51 旭岳
14:24 14:26 ツルネ
14:51 キレット小屋

2日目

• 山行: 9:12
• 休憩: 1:05
• 合計: 10:17

6:21 キレット小屋
7:41 7:48 天狗尾根 稜線分岐
8:12 8:14 真教寺尾根分岐
8:21 8:21 竜頭峰
8:24 8:26 竜頭峰分岐
8:29 8:46 赤岳
8:50 8:52 赤岳頂上山荘
9:00 9:02 赤岳
9:08 9:09 竜頭峰
9:16 9:31 真教寺尾根分岐
12:02 12:12 扇山
12:26 12:26 牛首山
13:36 13:37 大門沢方面分岐
13:43 13:45 サンメドウズ清里パノラマリフト山頂駅
14:24 14:27 羽衣池
14:52 14:53 天女山方面・たかね荘方面分岐
15:50 15:50 八ヶ岳牧場
16:38 天女山上駐車場

天候

10/9，10ともに快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天女山の駐車場に駐車（無料）。

コース状況／危険箇所等

天女山から権現岳までは明瞭な登山道で、危険な個所はない。
権現岳からキレットへの下りの61段の鉄ハシゴは、傾斜があるので、見かけよりは楽に下りられる。
鉄ハシゴからキレット小屋までは、快適な稜線歩き。
キレット小屋からしばらくは樹林帯だが、赤岳の登りはガレ場や岩稜帯が続き、鉄ハシゴやクサリもあり気が抜けない。
真教寺尾根の前半の下りはクサリ場の連続で、思いのほか時間がかかった。

写真

10/9 7:38

天女山に向かう途中、北杜市から見た八ヶ岳。左から編笠岳、三ッ頭、阿弥陀岳、赤岳、横岳。

10/9 8:02

天女山の駐車場からスタート。

10/9 8:15

天ノ河原からは南アルプスの大展望。左から鳳凰三山、北岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳。

10/9 8:39

樹林が途切れ、前三ツ頭、三ッ頭、権現岳が見えた（左から）。

10/9 10:37

前三ツ頭から見た三ツ頭。

10/9 11:45

三ツ頭で北の展望が開け、ギボシ、権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳が現れた。

10/9 10:38

三ツ頭からの富士山。

10/9 10:39

そして、南アルプス。

10/9 10:53

右から仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰、北岳。北岳の奥には間ノ岳と農鳥岳も見えた。

10/9 10:39

南アルプスの右手には、中央アルプスと御嶽山。

10/9 11:37

編笠山（左）と西岳。その間に青年小屋も見える。遠くには、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの山々。

10/9 11:47

経ヶ岳の奥に御嶽山。手前は編笠山。

10/9 11:47

重畳たる山並みの先に乗鞍岳。

10/9 11:46

槍穂の美しいスカイライン。

10/9 12:20

権現岳の山頂が間近に見えだした。

10/9 12:32

振り返ると三ツ頭とその先に富士山。

10/9 13:00

権現岳からの八ヶ岳連峰。左から阿弥陀岳、中岳、その後ろに硫黄岳、さらに横岳、赤岳。

10/9 13:07

ギボシと権現小屋。

10/9 13:16

権現小屋付近から見た奥秩父の山々。左から三宝山、甲武信ヶ岳、小川山、国師ヶ岳、金峰山。国師ヶ岳の手前に瑞牆山。

10/9 13:21

立山と剱岳。

10/9 13:23

後立山の山々。左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。手前は美ヶ原。

10/9 13:24

権現岳の山頂に立つ登山者が小さく見える。三ツ頭（左下）のかなたには富士山。

10/9 13:28

キレットへの降下は、61段の長いハシゴから始まる。

10/9 13:36

権現岳と旭岳のコルから見た旭岳（左）と赤岳。

10/9 13:46

コルから振り返ると、鉄ハシゴへ降りる登山者が見えた。

10/9 13:55

稜線には紅葉のウラシマツツジ。

10/9 14:12

ツルネ手前から見る赤岳と天狗尾根の岩峰群は圧倒的な迫力がある。

10/9 14:34

振り返って見る三ッ頭、権現岳、旭岳、ギボシ。

10/9 14:52

今夜の宿、キレット小屋に到着。後ろは天狗尾根。

10/9 15:34

小屋付近から見た赤岳。北側から見た姿とは異なり、荒々しい印象だ。

10/9 17:14

夕日に染まる赤岳。神々しい瞬間だった。

10/9 17:21

暮れゆく富士山と月。

10/9 17:22

御嶽山に沈む夕日。

10/9 17:34

夕食はカレーライス。薪ストーブで炊いたご飯は美味しかった。

10/10 5:49

翌朝、奥秩父・三宝山の左から昇る朝日。

10/10 5:54

朝日が当たり始めた赤岳。

10/10 5:57

暁光に浮かぶ富士山と茅ヶ岳、金ヶ岳。

10/10 5:58

小屋の周りには霜柱が立っていた。

10/10 6:35

朝日に輝く権現岳。

10/10 6:59

小屋から樹林帯を登ると、ガレた岩稜帯の急な登りになる。

10/10 7:09

日が当たり始めた阿弥陀岳。遠くに御嶽山と乗鞍岳も見える。

10/10 7:30

双耳峰のような権現岳とギボシ。その奥に、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳が見える。

10/10 7:39

天狗尾根との分岐付近から見た大天狗。この辺りは鎖やハシゴが連続している。

10/10 8:06

キレット小屋の方が4年がかりで作ったという力作のケルン。後は阿弥陀岳。

10/10 8:20

山頂まであとわずか、山頂小屋も見えてきた。

10/10 8:49

山頂は多くの登山者で賑わっていた。

10/10 8:52

山頂から望む八ヶ岳の山々。右から横岳、硫黄岳、天狗岳。蓼科山。眼下には赤岳展望山荘も見える。

10/10 8:43

三ッ頭、権現岳、ギボシ、西岳と南アルプス。登ってきた三ツ頭からの稜線が途方もなく長く見える。

10/10 8:46

乗鞍岳のはるか遠くには白山と別山（左）が見えた。

10/10 8:34

穂高連峰と槍ケ岳の展望。

10/10 8:36

横岳の先には、浅間山、黒斑山、高峰山（右から）、さらに遠くには、岩菅山と横手山。

10/10 8:37

大きく聳える御座山（中央）、独特の山容の両神山（右）、そして御座山の左奥には、御荷鉾山と赤久縄山。

10/10 9:19

真教寺尾根分岐まで戻り、真教寺尾根を下る。

10/10 9:25

長大な真教寺尾根。

10/10 9:31

真教寺尾根の最初は、急なクサリ場の連続。

10/10 10:07

紅葉の美しい大天狗（左）と小天狗を望む。

10/10 10:45

急な下りの岩稜帯を過ぎると、コメツガやオオシラビソの林になる。

10/10 11:31

ナナカマドの紅葉。

10/10 12:01

扇山から見上げた赤岳。

10/10 12:57

ツツジの紅葉の先に南アルプス。左から鳳凰三山、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳。

10/10 13:22

カラマツ林と富士山。

10/10 13:39

賽の河原から見た赤岳と横岳。

10/10 15:22

八ヶ岳牧場から見た牛首山（中央）と赤岳。

撮影機器：

EOS M5 ボディ CANON

感想

ayanao

八ヶ岳の主稜線で、赤岳と権現岳の間はまだ歩いたことがなかった。
深く切れ落ちたキレットの上り下りがきつそうで躊躇していたが、晴天の予報で意を決してチャレンジした。
ルートは天女山から権現岳に登り、キレット小屋に泊まった後、赤岳に登り、真教寺尾根を下り、天女山に戻る周回コースを取った。

歩いてみて感じたのは、展望が優れ、またアルペンムードを楽しめる素晴らしいコースだった。
権現岳、赤岳からは、南アルプス、北アルプス、中央アルプスをはじめ、御嶽山、乗鞍岳、奥秩父、浅間、さらに白山までの眺望があった。
また、三ツ頭までは南アルプスや富士山、そして、三ツ頭で一気に権現岳や赤岳が現れるドラマチックな展望が楽しめた。

キレット小屋はアットホーム雰囲気で、夕食後は宿泊者4人と小屋番の方で、山談義に花が咲き、楽しいひと時を過ごした。