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Yamareco

記録ID: 225866
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

裏銀座(三俣蓮華〜鷲羽〜水晶〜雲ノ平〜黒部源流)

2012年09月15日(土) 〜 2012年09月17日(月)
 - 拍手
GPS
55:20
距離
51.0km
登り
3,508m
下り
3,498m

コースタイム

15日 5:10駐車場 - 8:40鏡平 - 10:30双六小屋10:40 - 12:30三俣蓮華岳 -
   13:05三俣山荘(テント泊)
16日 5:10三俣山荘 - 6:00鷲羽岳 - 7:45水晶岳 - 8:40祖父岳 -
   10:30雲ノ平山荘11:00 - 12:40黒部源流 - 13:10三俣山荘(テント泊)
17日 6:10三俣山荘 - 12:40駐車場
天候 15日:晴時々曇り後雨後晴
16日:晴
17日:曇り時々晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
14日 22:30新穂高無料駐車場到着(既に9割位)
コース状況/
危険箇所等
≪新穂高〜鏡平≫ 相変わらずこの林道の長いこと。ワサビ平小屋が
なかったら、めげる人が多くなるかも。
≪〜双六≫    右手に槍や尾根筋を眺めながら登れるので飽きません。
≪〜三俣≫    鷲羽岳や三俣蓮華岳を眺めながらのトラバース道です。
≪〜鷲羽≫    ザレた登りですが、三俣蓮華や黒部五郎や薬師を眺め
ながらの登りは最高です。
≪〜水晶≫    水晶岳頂上付近は岩場です。
≪〜祖父≫    祖父岳の山頂は意外と遠い印象でした。
≪〜雲ノ平≫   雲ノ平を眺めながらの快適な下りです。
≪〜黒部源流≫  暫くは黒部五郎岳を眺めながらの快適な高原歩きです。
        黒部源流が近づいてくると九十九折れの下りです。。
≪〜三俣≫   あちこちから湧水が湧き出ていて、涼感に溢れてます。
調査中
2012年09月15日 07:06撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 7:06
調査中
エゾリンドウ
2012年09月15日 08:43撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 8:43
エゾリンドウ
鏡平より樅沢岳方面。まずまずの天気、よっしゃー、さあ行くぞーっ!
2012年09月15日 08:53撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 8:53
鏡平より樅沢岳方面。まずまずの天気、よっしゃー、さあ行くぞーっ!
槍の穂先も見え始めたし。
2012年09月15日 09:14撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 9:14
槍の穂先も見え始めたし。
鏡平、この角度から見ると、天空のオアシスっていう感じ。
2012年09月15日 09:32撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 9:32
鏡平、この角度から見ると、天空のオアシスっていう感じ。
小さい秋、真っ赤なナナカマドの実
2012年09月15日 10:00撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 10:00
小さい秋、真っ赤なナナカマドの実
トリカブト
2012年09月15日 10:03撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 10:03
トリカブト
樅沢岳から西鎌尾根
2012年09月15日 10:08撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 10:08
樅沢岳から西鎌尾根
双六岳
2012年09月15日 10:08撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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双六岳
シシウドの壮大な咲きっぷり。
2012年09月15日 10:12撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 10:12
シシウドの壮大な咲きっぷり。
リンドウ
2012年09月15日 10:24撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 10:24
リンドウ
双六小屋が見えてきました。
待ってるよーっ!
こういう迎え方をしてくれる山小屋は大好きです。
白馬大池もこんな感じ。
2012年09月15日 10:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 10:29
双六小屋が見えてきました。
待ってるよーっ!
こういう迎え方をしてくれる山小屋は大好きです。
白馬大池もこんな感じ。
鷲羽岳の勇姿が見事!
2012年09月15日 10:48撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 10:48
鷲羽岳の勇姿が見事!
小さい秋、シラタマノキ
2012年09月15日 10:50撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 10:50
小さい秋、シラタマノキ
双六岳を横に巻道で三俣蓮華に向かいます。
2012年09月15日 11:04撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 11:04
双六岳を横に巻道で三俣蓮華に向かいます。
チングルマの群生と鷲羽岳
2012年09月15日 11:13撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 11:13
チングルマの群生と鷲羽岳
三俣蓮華のカールから山頂を望みます。
2012年09月15日 11:47撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 11:47
三俣蓮華のカールから山頂を望みます。
右手には荒々しい硫黄岳
2012年09月15日 12:13撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 12:13
右手には荒々しい硫黄岳
イワギキョウ
2012年09月15日 12:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 12:28
イワギキョウ
ぎっしり
2012年09月15日 12:30撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 12:30
ぎっしり
三俣蓮華山頂、巻道からもほんの僅かです。
2012年09月15日 12:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/15 12:31
三俣蓮華山頂、巻道からもほんの僅かです。
憧れの鷲羽岳に正対できました。
確かに、鷲が羽を拡げてます。
麓の三俣山荘は絶好のポジションです。
テント泊が楽しみだーっ\(^o^)/
2012年09月15日 12:57撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 12:57
憧れの鷲羽岳に正対できました。
確かに、鷲が羽を拡げてます。
麓の三俣山荘は絶好のポジションです。
テント泊が楽しみだーっ\(^o^)/
話題の三俣山荘です。テント泊の私には綺麗なトイレが何よりの好印象でした。
2012年09月15日 13:08撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 13:08
話題の三俣山荘です。テント泊の私には綺麗なトイレが何よりの好印象でした。
我が家からの鷲羽岳。
いいっすねー、、、
2012年09月15日 14:03撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 14:03
我が家からの鷲羽岳。
いいっすねー、、、
山頂ズーム
2012年09月15日 14:34撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/15 14:34
山頂ズーム
翌朝、鷲羽岳の登りで槍ヶ岳の朝焼けを拝みながら、鷲羽岳を登り始めます。
2012年09月16日 05:06撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 5:06
翌朝、鷲羽岳の登りで槍ヶ岳の朝焼けを拝みながら、鷲羽岳を登り始めます。
登りの途中に雷鳥がいました。
幼鳥ですが、もうお腹の辺りには白い冬毛が、、、
まだ雪も見てないだろうに、しっかり準備しつつ
あるんだなあ〜っ⁉と妙なところで感心してました。
2012年09月16日 05:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 5:28
登りの途中に雷鳥がいました。
幼鳥ですが、もうお腹の辺りには白い冬毛が、、、
まだ雪も見てないだろうに、しっかり準備しつつ
あるんだなあ〜っ⁉と妙なところで感心してました。
槍の穂先に並んでくれました。絵になるーっ、けど、ピンボケやないかー (~_~;)
2012年09月16日 05:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 5:29
槍の穂先に並んでくれました。絵になるーっ、けど、ピンボケやないかー (~_~;)
遠いですが、朝焼けの薬師岳が見えてきました。
2012年09月16日 05:37撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 5:37
遠いですが、朝焼けの薬師岳が見えてきました。
黒部五郎岳も朝焼けに染まってます。
2012年09月16日 05:38撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 5:38
黒部五郎岳も朝焼けに染まってます。
双六も。
2012年09月16日 05:39撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 5:39
双六も。
遠くに笠ヶ岳もクッキリ。
2012年09月16日 05:57撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 5:57
遠くに笠ヶ岳もクッキリ。
槍ヶ岳と鷲羽池
2012年09月16日 05:59撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 5:59
槍ヶ岳と鷲羽池
山頂に到着。あっちゅうまでした。
2012年09月16日 06:02撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 6:02
山頂に到着。あっちゅうまでした。
水晶岳に向かう途中に振り返った鷲羽岳山頂。
2012年09月16日 06:16撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 6:16
水晶岳に向かう途中に振り返った鷲羽岳山頂。
鷲羽岳と槍ヶ岳
2012年09月16日 06:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 6:28
鷲羽岳と槍ヶ岳
鷲羽岳の向かって左の翼にあたるワリモ岳山頂。
2012年09月16日 06:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 6:29
鷲羽岳の向かって左の翼にあたるワリモ岳山頂。
鷲羽岳
2012年09月16日 06:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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鷲羽岳
薬師岳
2012年09月16日 06:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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薬師岳
水晶岳に近づくとともに、憧れの雲ノ平が姿を現してきました。ここかーっ!と何だか感慨深い。
2012年09月16日 07:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 7:28
水晶岳に近づくとともに、憧れの雲ノ平が姿を現してきました。ここかーっ!と何だか感慨深い。
日本の最後の秘境だそうです。
2012年09月16日 07:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 7:28
日本の最後の秘境だそうです。
水晶岳からの薬師岳
2012年09月16日 07:37撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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水晶岳からの薬師岳
水晶岳からの赤牛岳
2012年09月16日 07:37撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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水晶岳からの赤牛岳
水晶岳からの鷲羽岳
2012年09月16日 07:39撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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水晶岳からの鷲羽岳
山頂標
2012年09月16日 07:46撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 7:46
山頂標
下りながら水晶岳山頂を振り返る、道中には水晶の塊らしきもの幾つも転がってました。
2012年09月16日 08:03撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 8:03
下りながら水晶岳山頂を振り返る、道中には水晶の塊らしきもの幾つも転がってました。
こちらは野口五郎岳
2012年09月16日 08:19撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 8:19
こちらは野口五郎岳
祖父岳に向かう途中に、水晶岳と薬師岳
2012年09月16日 08:57撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 8:57
祖父岳に向かう途中に、水晶岳と薬師岳
こちらから眺めると黒岳とも呼ばれる意味がよく分かります。
2012年09月16日 09:26撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 9:26
こちらから眺めると黒岳とも呼ばれる意味がよく分かります。
ワリモ岳と鷲尾岳に槍ヶ岳
2012年09月16日 09:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 9:29
ワリモ岳と鷲尾岳に槍ヶ岳
鷲羽岳に槍ヶ岳、稜線上に小さく三俣山荘
2012年09月16日 09:37撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 9:37
鷲羽岳に槍ヶ岳、稜線上に小さく三俣山荘
祖父岳山頂、幾つものケルンが並んでました。
2012年09月16日 09:38撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 9:38
祖父岳山頂、幾つものケルンが並んでました。
雲ノ平へ下る途中で薬師岳
2012年09月16日 09:40撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 9:40
雲ノ平へ下る途中で薬師岳
雲ノ平からの水晶岳、岩の庭とのハーモニーが素晴らしい!
2012年09月16日 10:19撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 10:19
雲ノ平からの水晶岳、岩の庭とのハーモニーが素晴らしい!
雲ノ平と山荘
2012年09月16日 10:20撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/16 10:20
雲ノ平と山荘
山荘に近づいてきました。
2012年09月16日 10:27撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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山荘に近づいてきました。
雲ノ平山荘付近から水晶岳方面
2012年09月16日 11:04撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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雲ノ平山荘付近から水晶岳方面
スイス庭園だそうです。
2012年09月16日 11:21撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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スイス庭園だそうです。
スイス庭園からの薬師岳
2012年09月16日 11:20撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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スイス庭園からの薬師岳
スイス庭園からの水晶岳
2012年09月16日 11:20撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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スイス庭園からの水晶岳
黒部源流に向かうと右手には堂々たる黒部五郎岳
2012年09月16日 11:59撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 11:59
黒部源流に向かうと右手には堂々たる黒部五郎岳
源流に下りていく途中の鷲羽岳
2012年09月16日 12:20撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
1
9/16 12:20
源流に下りていく途中の鷲羽岳
これが黒部源流だ、結構な水量になっていて、源流らしくない?? もっと上の源流を見てみたいものだ。
2012年09月16日 12:41撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 12:41
これが黒部源流だ、結構な水量になっていて、源流らしくない?? もっと上の源流を見てみたいものだ。
我が家の前からの鷲羽岳
2012年09月16日 14:48撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/16 14:48
我が家の前からの鷲羽岳
昨日は見れなかった鷲羽岳の夜明け
2012年09月17日 05:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/17 5:29
昨日は見れなかった鷲羽岳の夜明け
ガスが取れつつある槍の穂先
2012年09月17日 09:16撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/17 9:16
ガスが取れつつある槍の穂先
少しガスっぽいですが、逆さ槍も何とか見れました。
2012年09月17日 09:27撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/17 9:27
少しガスっぽいですが、逆さ槍も何とか見れました。
下山途中の大ノマ岳
2012年09月17日 09:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/17 9:29
下山途中の大ノマ岳
シシウドヶ原だけどシシウドは多くは咲いてませんでした。
2012年09月17日 09:50撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/17 9:50
シシウドヶ原だけどシシウドは多くは咲いてませんでした。
秩父沢
2012年09月17日 10:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
9/17 10:28
秩父沢
秩父沢から槍、穂高がクッキリ。今日の視程は凄い!
2012年09月17日 10:32撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/17 10:32
秩父沢から槍、穂高がクッキリ。今日の視程は凄い!
下りながら何度も振り返っちゃいます。
2012年09月17日 10:41撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
1
9/17 10:41
下りながら何度も振り返っちゃいます。

感想

3日目の晴天は難しそうという予想が一転、台風が前線を北に持ち上げる
という超ラッキーな仕業でこの三連休がなんと全日晴れそう、となれば
念願の裏銀座に直行です。

今回の主目的は鷲羽、水晶。天気次第で雲ノ平とします。3連休という
ことで駐車には不安がありましたが、前日10:30到着で問題なしでした。
お陰で翌日は休息十分で出発できました。

久しぶりの鏡平では、槍の穂先は残念ながらガスの中。帰りに期待する
として、先に行きます。晴れのモチベーションは結構パワフルで双六
小屋までほぼ疲れ知らずで到着です。ここからでも、やっぱり鷲羽岳は
魅惑的です。

今回はその山に最接近し、多分登れるのです。嬉しいに決まってます。
双六からは巻道で三俣に向かい、晴れていれば三俣蓮華岳も登ること
にします。途中からは右手に崩壊の進む硫黄岳が、左手には初期の紅葉
が美しい三俣蓮華岳への稜線が延びていきます。

三俣蓮華山頂への分岐に着くと、山頂付近はガスが掛かったり取れたり
という様子です。どうしようか迷いましたが、帰りの天気に確信もない
ので登ることにしました。とはいえ、頂上までは僅か10分足らず。頂上
からは鷲羽岳方面は開けてましたが、それ以外の方面はガスで見えずと
いう状況でした。

山頂を後にすると、いよいよ目の前には視野に一杯の鷲羽岳が広がって
きました。白い岩稜と這松の緑のコントラストといい、均整のとれた
ピラミダルな山頂といい、そして何と言っても山頂から両脇に拡がる
稜線とあいまって、その名の通り両翼を拡げる鷲に例えられるのは何の
誇張もないといえるほど見事な山容です。

初日は三俣のテン場で幕営。到着が早かったおかげで、鷲羽岳を全面に
仰げるポジションにテントが張れて、最高でした。

翌日は早朝から鷲羽、水晶、雲ノ平を周回しました。鷲羽岳には夜明け
前から登り始め、周囲の山が朝焼けに包まれていく中で、登れて最高の
気分でした。そんな中あっという間に山頂に到着です。山頂からは槍に
笠に双六に黒部に水晶にと抜群のパノラマが堪能できました。

次は水晶、途中までは急なところもなく快適な稜線歩きです。左手には
憧れの雲ノ平が見え始めます。高い標高にそびえる溶岩台地です。
水晶岳が近づくとともに、野口五郎岳が見えてきます。丸みを帯びた
山容です。水晶岳山頂からのパノラマは裏銀座のほぼ全山と槍や笠
までを見渡せ、もう圧倒的でした。

水晶の後は、祖父岳を経て雲ノ平に行きました。憧れの場所の一つ
です。岩が其処此処に配され、水晶と黒部五郎を近景に仰げる天空
の庭という印象です。ただ、日本最後の秘境という名称に煽られた
妄想的期待からすると、こんなんか? という印象もありました。

雲ノ平の後は、黒部源流なる、これまたロマン溢れる名のポイントを
経て三俣山荘に戻りました。岩と苔から湧き出る水が幾つもの水の筋
となって糸のように細く流れ出ているのが裏銀座の最奥地の源流、
すなわち黒部源流という私の妄想的期待と異なり、現実の姿は轟々と
流れる立派な沢でした。いつかの機会にこの沢を更に登ってみたいと
思いました。もっとも黒部源流を経て三俣山荘に登る道には湧水が
いくつも流れ出ていて、それに近い姿を見たような気がしました。

翌日は下山のみです。この日は結構な強風と標高の高いところでは
ガスといった天気で始まりました。しかし時間が経つにつれてガス
は消えて行き、秩父沢あたりでは槍ヶ岳がとんでもなくクッキリ
見える等とても視程の良いお天気になりました。お蔭で下りも
最高の気分で降りることができました。

最高の天気の下、裏銀座主脈で大満足の山行ができました。

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