黒部源流の旅（鷲羽岳・水晶岳）

2008年07月05日(土) 〜 2008年07月08日(火)

• GPS: 80:00
• 距離: 43.5km
• 登り: 3,119m
• 下り: 3,114m

コースタイム

（７月５日）新穂高温泉5:45→7:09わさび平（朝食）7:25→8:29秩父沢→8:46秩父小沢9:01→11:08鏡平（昼食）11:44→13:05弓折岳→（まったり）→15:15双六小屋
（７月６日）双六小屋9:13→（まったり）→12:50三俣山荘
（７月７日）三俣山荘8:10→9:00鷲羽岳9:20→10:14水晶小屋10:23→10:49水晶岳11:37→11:55水晶小屋（昼食）13:32→14:31鷲羽岳14:51→15:25三俣山荘
（７月８日）三俣山荘10:16→休５分→12:17双六小屋12:25→13:21弓折分岐→13:49鏡平（昼食）14:44→16:00秩父沢→16:47わさび平16:57→17:58新穂高温泉

天候

５日：晴れ
６日：晴れのち曇り
７日：ガス後晴れ、２３時頃から猛烈な雨と雷。。。
８日：９時過ぎに小雨に。１３時頃から晴れ。

コース状況／危険箇所等

●テント泊で、衣類や登山靴等を全て含めた重量は２７ｋｇでした。
●全体的に積雪が多いです。少なくとも軽アイゼンは必須です。また、雪渓の雪はストックでは刺さりません。できればピッケルで。
●双六小屋以遠で出会った登山者は０です。。。
●鏡平より上の雪の無い稜線上はブヨが多いです。やられました。。。
●笠新道入口の水場は涸れていました。
●秩父沢は橋が架かっておらず、５０ｍ程上を高巻きました。
●鏡平から弓折分岐までの夏道が未開通で、鏡平から弓折岳まで草付きを直登しました。夏道は７月６日に開通したようです。
●双六池は、完全に雪で埋まっています。
●双六小屋〜三俣山荘までの巻き道は積雪が多く不明瞭。雪渓を渡った先の登山道を見つけるのに苦労します。
●三俣山荘〜水晶岳間は完全に夏道で、ルート上に積雪はありません。
●三俣山荘からの黒部源流コースは通行不可（雪渓を踏み抜くおそれ大のため）
●鏡平から雪渓を下っていくと、シシウドガ原に出るために一度森を横切る形になりますが、快調に雪渓を下っていくと森への入口を見逃します。雪渓末端まで降りてしまって３分程登り返しました。。。
●鏡平〜熊の踊り場付近の積雪は８日の雨で一気に溶けました。雪渓がかなり薄くなっているので、気を付けていても踏み抜いて落ちます。踏み抜く前提での歩行が必要です。
●下山途中、秩父沢から２０分程下ったところで熊の成獣（かなりでかい）と遭遇しました。出会ってから口笛吹いたって遅いんだな。。。
●下山後の温泉は栃尾温泉の「荒神の湯」まったりと１時間程浸かってきました。石鹸・シャンプー等が置いて無い湯船と脱衣所のみの施設ですが、開放感があって素敵な温泉でした。（寸志２００円）

写真

早朝の新穂高温泉

双六小屋への荷揚げ

登り始め

秩父沢を見上げたところ

橋はまだ架かっていません。

秩父沢

キヌガサソウ

サンカヨウ？

シシウドガ原付近

熊の踊り場付近

鏡池と槍

サスケですかこれは。。。

鏡平から西鎌尾根を見上げたところ

鏡平〜弓折分岐の夏道は通れませんでした。

不安定な草付きを直登して弓折岳へ。

双六岳

鷲羽が見えました。鷲羽が。。。

西鎌尾根と槍

青空をバックに鷲羽岳。かっこいい。。。

雪に埋没した双六池で冷んやり。

双六のテン場から見た怪しい雲

双六のテン場から見た笠ヶ岳

三俣への巻き道は何度も雪渓を渡ります。

三俣蓮華岳付近

北鎌尾根と硫黄尾根

三俣から見る夕暮れ

スパゲッティ（２００ｇ）

三俣山荘

鷲羽岳山頂

水晶小屋への稜線

イワベンケイ

水晶小屋

雲ノ平と黒部五郎岳

雲ノ平

歩いてきた稜線

黒部五郎岳！！

新築された水晶小屋。北アルプスで一番小さな小屋では無くなってしまった。。。

チョウノスケソウ

ミヤマオダマキ

水晶岳

キバナノコマノツメ

鷲羽からワリモ岳（手前）・水晶岳（奥）

鷲羽池

目玉の親父。。。

鷲羽岳

硫黄尾根の奥に大天井岳

右から、鷲羽・ワリモ・水晶

三俣山荘からの夕陽

三俣蓮華岳

また来ます。最高のテン場でした。。。

小雨の中、双六小屋へ。

三俣〜双六の巻き道に捨てられていた弁当。１〜２人しか宿泊者がいないのに捨てるとは。これって、「私が犯人です！」と言っているようなものですね。。。

コバイケイソウ

下山時は弓折分岐〜鏡平の夏道が開通していました。

鏡平まで降りてくると晴れてきました。

サンカヨウ

シシウドガ原。登った時には道は出ていなかったのですが、８日の雨で一気に溶けました。

秩父沢。高巻く道は荒れていて歩きにくいです。

１５ｍぐらいの距離で出会ってしまった熊さん。急いでカメラを取り出したものの、後ろ姿になってしまった。

やっとのことで林道まで。

わさび平の水場。顔をつっこんでがぶ飲みでした！

栃尾温泉「荒神の湯」

本当にまったりできる良いお湯でした。

コメント

うどん

持っていた装備一覧
　持っていた装備の一覧です。
　かなり省略できるものが多かったですが、重いのを頑張っただけあって、ゆとりあるテントライフを送ることができました。でも、食料は少し多すぎました。。。

【装備品一覧】
　テント（ステラリッジ２型）、マット、ペグ、シュラフ、シュラフカバー、ヘッドライト、帽子、サングラス、雨具、防寒着、着替え一式、ザックカバー、スパッツ、日焼け止め、ラジオ、デジカメ、ピッケル、アイゼン、救急用品（薬、包帯、三角巾、消毒液、抗生物質、風邪薬、ガムテープ、ホッカイロ、粉末状ポカリ、予備用リチウム電池）、非常用水５００ｍＬ、ナイフ、ガスバーナー、ガス缶（５００×１、２５０×１）、食器一式、ロールペーパー×２、地図、コンパス、サンダル、サブザック

【食料品一覧】
　行動食（大量）、米５合、スパゲッティ４００ｇ（ペペロンチーノ＋明太子）、α米（１人前×２＋２人前×１）、お茶、コーヒー、みそ汁。飲料水（携行用１．５Ｌ）、ウインナー×２Ｐ、ハム、チャーハンの素、炊き込みご飯の素、各種スープ類。