遥かなる北岳♪ 滑落・雪崩れの恐ろしさ大樺沢大雪渓!!! ☆今年一番乗りでキタダケソウ♪


- GPS
- 17:00
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 2,946m
- 下り
- 3,012m
コースタイム
04:27 野呂川吊橋
04:55 歩き沢橋登山口
06:19 池山御池小屋
06:51 城峰
07:49 ボーコン沢ノ頭
08:17 八本歯ノ頭
09:02 北岳
09:40 八本歯のコル
10:04 二俣
11:11 広河原
13:36 夜叉神の森、下山
天候 | 午前中は快晴・午後から曇り時々晴れ 結構暑かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大駐車場あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
「夜叉神ー池山吊尾根ー北岳ー大樺沢大雪渓ー広河原ー夜叉神」 ☆夜叉神の森ー鷲ノ住山ー歩き沢橋 鷲ノ住山登山口まで平坦な南アルプス林道を約1時間歩く。(トンネル内照明は無い・ヘッデン必要) 鷲ノ住山コースは明瞭な登山道でしたが、野呂川吊橋まで急坂です。 野呂川吊橋を渡り道路に出て、吊尾根隧道・赤垂隧道を抜けると、歩き沢橋の手前にバス停と池山吊尾根登山口あり。 ☆池山吊尾根ーボーコン沢ノ頭 登山口から尾根に出るまで、急斜面に明瞭なジグザグ道が続く「下部付近、一部不明瞭な箇所があった。」 尾根に出てしまうと明瞭だが、倒木などが多くなる。 広い池跡に池山御池小屋がある。「立派な避難小屋です・毛布あり」 城峰まで夏道で、その先ボーコン沢ノ頭まで残雪上を歩く「トレースは無く僅かな道跡、テープを頼りに・また残雪の踏み抜きがヒドイ」 ☆ボーコン沢ノ頭ー八本歯のコルー北岳 見晴らしの良い道が続く。 北岳まで夏道を歩けて、残雪は解けていた。 八本歯周辺の岩場の通過は注意です。 ハシゴなどは無傷。 北岳直下に残雪の危険箇所があり、通過は危険と判断し岩場の高巻をした。「10mほど」 ☆八本歯のコルー大樺沢大雪渓「左俣」ー広河原 今回の中でもっとも危険と言えるコース。 コルまで雪渓が伸びており、かなり急な傾斜で雪山経験者ならまだいいが、初心者ならかなり怖く感じる。「スキーヤーならここから滑走する」 八本歯のコルから、しばらく夏道の階段を下りれるが、残雪が現れ逆に傾斜が緩くなった箇所より、雪渓を下るほうが正解だった。 以前、傾斜は急だが二俣手前まで降りると、傾斜が緩くなり問題なし。 雪渓上の落石・雪崩れ・滑落には最新の注意を。 崩壊地の巻き道付近で雪渓歩きは終り、川になった荒れた登山道を下る。 ほどなくして左岸に渡る箇所では、増水の為、渡渉がかなり困難しました。 あと、デブリで荒れ放題の道の通過は足元に注意。 ここを無事通過すると広河原まで、問題なく歩けます。 *広河原山荘・アルペンプラザは冬季閉鎖です。 ☆南アルプス林道ー夜叉神 林道は約15kmはあります。 普通にあるけば3時間はみておいた方がいいでしょう。 大型工事車両が通行するので、トンネル内や狭路での離合は注意。「トンネル内はヘッデンで車両に知らせよう」 歩く走る半々で行くと、2時間で着けました。 夜叉神に登山届けあり。 トイレあります。 「夜叉神の森」で宿泊・日帰り入浴・売店・軽食あり。 芦安温泉郷に日帰り温泉施設があります。http://www.minami-alpskankou.jp/higaeri-onsen.html |
写真
感想
さあ! 本日はハード山行になるので、かなり気合が入っているぜぇ♪
その山の名は、日本第二の高峰・北岳!!!!
今のシーズン南アルプス林道はバスやタクシーも運行してない。
その分、林道歩きなどでかなり距離が遠くなるし、獲得標高差も増える。
そして、池山吊尾根はまだ未踏。
この先どうなることやら?
駐車場に着いて、毎度の簡素ラーメンを食べてから、トレランシューズを履いて03:22に出撃!!!
長い夜叉神トンネル・観音経トンネルを通過して、40分ほどで登山口に着いた。
やっぱ軽いシューズだと走れる(^^)
鷲ノ住山を越えてから、野呂川まで激急坂を慎重に下った。
出だしから転倒して怪我をしたら大変だからな。
吊橋を渡ってから道路に出て、隧道を二回抜けると歩き沢橋に順調に到着しました。
池山吊尾根、初めてだが全然明瞭な道で、迷うことなく池山御池小屋に到着した。
なかなか綺麗な避難小屋で、毛布も完備・トイレはなかったような?水場は未確認。
城峰まで明瞭な登山道だが倒木が嫌になる。
城峰から残雪が現れ、ボーコン沢の頭付近まで残ってる。
踏み抜き地獄に体力を消耗させられた(^0^)/
森林限界を突破すると雪は無い。
結局、北岳まで残雪は無く、夏道を楽勝で登れましたぁ(^0^)
そして、気になっていたキタダケソウ!
まだ咲いてなかったら、まあいいや! と思いつつ登山道脇に目を凝らしながら行くと、なんとまあ、数株だけ咲いてるやんけぇ!!!!!!!!!!
もう、写真撮影タイムです。。
感激です。
日本のトップで俺が見つけたんだな♪
超嬉しいの一言。
撮影タイムが終り山頂へアタック。
北岳山荘・白根御池小屋で荷揚げのヘリが頻繁に爆音を轟かしている中、順調に北岳に到着した。
山頂にはまだデッカイ残雪があるし、空を見上げれば高い青空が!
なんという、至福のひと時だろう。
今時期、遥かな北岳に登頂できて、ほんま涙がちょちょぎれるでぇ!!!
さあ!ガスも出てきたことやし、下山開始にしよう。。
肩ノ小屋・草スベリは滑落や雪崩れの危険があるのでやめた。
八本歯のコルに戻り、ひとまず休憩。
大樺沢雪渓を下るか、池山吊尾根をピストンするか迷った。
広河原に下山して、南アルプス林道を延々15km歩くのも大変!
でも、できるなら、違うコースで下山したい。
ということで、大樺沢大雪渓を下ることに決定。。
雪渓はコルまで伸びていたが、あまりの急傾斜で嫌らしいし滑落がヤバかった(--;)
ひとまず、夏コースの階段を下った。
でも、次第に階段は雪に中に。。
少しだけ傾斜も緩くなったので、大雪渓にIN。。
緩くなったとはいえ、まだまだ急だが、安心したのは気温が上がり腐り雪になったことだ。。
緩くなったとこから、一気に登山靴滑走ー(^0^)/
たったの20分ほどで二俣に到着しちゃった♪
そしたら、上方でゴゴゴゴーとなにやらヤバそうな音が・・・。
雪崩れかも。。
しかし、音はスグ消え去った。
違う場所で少しだけの雪崩れだったんだな(汗)
安心して、またまた滑走。
崩壊地付近で雪渓は終わった。
ここから右岸の迂回路を歩くが、道は川になってて落ちた枝が散乱しており荒れ放題。
でも、足元を見ると、ニリンソウなどが群生してて、色んな可愛いお花達が癒してくれる。
そして、次の難所が左岸の渡渉だ!
川は濁流で渡渉が困難極まりない。
なんとか跳び石伝いで突破した。「怖かったぁ」
突破したらスグ荒れ放題のデブリ!
ほんま最悪でしたぁ。
ここを無事突破すると、難所は終了。
左岸の夏道を広河原まで。。
やっとこさ無事下山しましたぁ。
広河原山荘は冬季休業中で、野呂川のせせらぎが聞きながら、お昼ごはん♪
最期は南アルプス林道を延々と、15km走ったり歩いたりと2時間かけて夜叉神に。。
登山靴はもうズブ濡れ、トレランシューズを持ってきて正解だったぁ。。
もうヘトヘトのヘロヘロです。
早く風呂に入りたい♪
街に出たら飯をたらふく食べるぞぉー!!!
夏シーズンはやさしい北岳!
今の北岳は、ほんま遥かで遠く厳しい鬼の要塞でしたぁ。。
怖、怖。。。。
舐めたらアカンわ。。。。。
コメント
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