7ヶ月ぶりの登山は針ノ木岳から時計回り周回

2021年07月17日(土) [日帰り]

• GPS: 10:59
• 距離: 20.0km
• 登り: 2,197m
• 下り: 2,203m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:55
• 休憩: 0:59
• 合計: 10:54

5:54 扇沢駅
6:45 6:45 大沢小屋
8:56 9:03 針ノ木小屋
9:54 10:05 針ノ木岳
10:30 10:31 小スバリ岳
10:38 10:42 スバリ岳
11:56 12:12 赤沢岳
12:45 12:50 鳴沢岳
13:12 13:12 新越山荘
13:55 13:56 岩小屋沢岳
14:49 15:05 種池山荘
15:21 15:21 富士見坂
15:36 15:37 水平岬
16:01 16:01 駅見岬
16:06 16:07 ケルン（柏原新道）
16:41 16:41 柏原新道登山口
16:54 扇沢駅

天候

ほぼ一日中晴れてあづい

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路:
・京王バス　新宿西口発23:15 扇沢着5:35
復路:
・アルピコ交通　扇沢発17:05 信濃大町着17:40
・JR大町線　信濃大町発17:58 松本着18:55
・あずさ58号　松本発19:30 新宿着22:07

コース状況／危険箇所等

危険箇所
・針ノ木雪渓:取り付き点はしっかりしていて踏み抜きの不安はなかった。今後の天候や気温で状況が変わるので毎回確認が必要。針ノ木峠手前の雪渓がまだ豊富に残っているが、トラバース用の雪切りはされていないので、ステップ外さないように注意。
・針ノ木岳手前にも登山道上に数メートル雪が残っているが、下りの時は特に気をつけた方がよさそう。
・針ノ木岳直下からスバリ岳に向かう道は急斜面かつザレザレなので細心の注意が必要。
・赤沢岳直下の斜面もやや急斜面でザレザレなので、逆方向だと注意が必要。

写真

7/17 5:54

2年越しで扇沢にやって来ました！
アルペンルートは自分の生まれた年に開業してるんですな。お祝いしたいですが今回は乗りません（笑）

7/17 6:02

なだらかな稜線。針ノ木岳やスバリ岳に比べれば…

7/17 6:02

これ撮っていた時は、長い稜線を見て萎えてました😅

7/17 6:44

今季もお休み中の大沢小屋

7/17 6:45

3年ぶりに百瀬慎太郎さんのレリーフを拝めました。

7/17 6:45

山を想えば山恋し（笑）

7/17 7:13

雪渓取り付き点に到着。真ん中に空いた穴はこれからどんどん大きくなるでしょう…

7/17 7:13

今日はいっぱい人が入ってます！
針ノ木雪渓でしか使ったことがない（笑）とっておきの6本爪を付けて、いざ出発！

7/17 7:52

振り向けば爺さんが見守ってくれてます

7/17 7:52

12本爪より6本爪の方が疲れるのは自分だけ？

7/17 8:12

マヤクボ沢方面もまだまだ上の方まで雪がしっかりついてました。12本爪でないと厳しそうな角度…

7/17 8:41

何度か雪渓トラバースがありますが、雪切りしていないので、フットプリントを外して滑らないように注意です。

7/17 8:41

鹿島槍が顔を見せてくれた嬉しさよりも、周回路の長さの方が気になってしょうがない💦

7/17 8:51

峠手前の急斜面で汗だくになりながら、何とか針ノ木峠に到着…

7/17 8:51

そして久しぶりの槍様とのご対面！奥穂と前穂・吊尾根もお出迎え。

7/17 8:52

針ノ木小屋も今年は営業してます！
遠慮して小屋前で腹ごしらえ中…

7/17 9:17

針ノ木岳に向かうと、さっそくイワカガミがお出迎え

7/17 9:17

控えめに咲いてるチングルマも

7/17 9:28

ショウジョウバカマもあちこちに

7/17 9:31

蓮華のお花畑も行きたかったですが、まだ周回の可能性を捨てていなかったので針ノ木岳へ進みます。

7/17 9:31

スバリ岳直下まで雪渓がつながってました。でも角度がヤバい…

7/17 9:49

針ノ木岳山頂！身体が休みたがっているので、パン食べながらゆっくり絶景を堪能します。

7/17 9:50

湯俣方面にも行きたいな…

7/17 9:50

八ヶ岳と富士山、甲斐駒、北岳もしっかり拝めました。

7/17 9:50

今日は蓮華岳の方が人気ありそうです。コマクサの群落はそろそろ見頃を迎えそう。

7/17 10:03

針ノ木岳山頂からの絶景といえば、やはりこの景色！

7/17 10:04

平蔵谷も長次郎谷もたっぷりの雪！

7/17 10:04

獅子岳、鬼岳、龍王岳、浄土山、雄山、大汝山、富士の折立、真砂岳、別山もまだまだ雪多い

7/17 10:04

五色ヶ原も雪が結構残ってますね。

7/17 10:04

相変わらずデカイ薬師岳の稜線。昨年の縦走でお腹いっぱいなので、おかわりは当面やめておきます（笑）

7/17 10:04

水晶岳とその奥に鷲羽岳

7/17 10:04

槍様は遠くから拝むのが好き（笑）

7/17 10:17

スバリ岳も隠れたイケメンですな。

7/17 10:19

心身ともに削られるザレザレ急斜面を降りつつ、目の保養も忘れずに。

7/17 10:22

岩峰を詰めるかと思いきや、トラバース路があってひと安心。

7/17 10:33

花崗岩のガレにはやはりコマクサが似合う

7/17 10:34

控えめに咲いていますが可憐ですな。

7/17 10:37

足腰が悲鳴を上げながらも、スバリ岳に登頂。ここまではほぼ予定通りのタイムで通過…

7/17 10:40

赤沢岳がえらい遠いんですよね…

7/17 10:55

なだらかに見える稜線ですが、歩いてると何度もニセピークに騙されて萎える…

7/17 11:02

ここのコマクサの群落はかなり大きいですね。入っちゃダメですよ！

7/17 11:47

行けども行けども辿り着かない赤沢岳山頂…

7/17 11:47

鳴沢岳とか岩小屋沢岳とか行きたくないけど、エスケープルートなしの稜線縦走の宿命で文句言わずに向かいます。

7/17 11:56

足指もスネも内腿も攣りつつ、休み休み歩いて赤沢岳に到着です。パンと水分・ミネラル補給で脱水かつシャリバテ気味の身体を癒します。

7/17 11:57

長かった稜線がすぐそこに見えるのは詐欺だな

7/17 11:57

これまでの稜線に比べればなだらかなので、終盤に向けて体力を温存しながら歩きます。

7/17 11:57

昼頃になると、剱岳・立山の向こうから雲がどんどん湧いてきました。東側は今日は大丈夫そう。

7/17 11:57

立山から剱岳までの稜線のカタチも歩みとともに変わって行きます。

7/17 12:40

鳴沢岳山頂ロックオン！

7/17 12:45

この辺の山頂標識は全て立山連峰を向いているので、構図が似たり寄ったりになります😅

7/17 12:45

さすがに針ノ木岳も遠くなりました。

7/17 12:45

新越岳と岩小屋沢岳

7/17 12:45

眼下に扇沢駅。エスケープルート欲しい（笑）

7/17 12:45

鹿島槍、五竜、唐松、白馬鑓、白馬、旭がこんな時間でもくっきりと。珍しいかも。

7/17 13:11

新越山荘はひっそりしてますが営業中。ここでの宿泊を目指して稜線を歩いている人もそれなりに居ました。

7/17 13:13

小屋前にはコバイケイソウの群落。当たり年らしいですね。

7/17 13:38

山頂標識ではなく注意看板しかない新越岳山頂…

7/17 13:54

岩小屋沢岳山頂に着く頃には、西側から積乱雲が沸き立ってきました。地上は猛暑だったようですね。

7/17 13:54

珍しく大町側は雲ひとつありません。

7/17 13:55

針ノ木雪渓はこうしてみるとかなり長いですね。

7/17 14:03

シナノキンバイのお花畑！

7/17 14:10

種池山荘に向かっていると、登山道上にサル軍団が立ちはだかる。小猿含めると20匹近くの群れだったので、ちょっと緊張しました。目を合わせずにクマ鈴鳴らしながらゆっくり近づくと登山道から避けてくれました。

7/17 14:37

種池山荘が近づいて来ましたが、終盤の登り返しは心身ともにキツい…

7/17 15:05

種池山荘でコーラチャージして、柏原新道での下山に備えます。下山路をこちらにして良かった…

7/17 15:06

針ノ木岳と雪渓を眺められる種池山荘はナイスポジション！

7/17 15:06

こっちに来そうな勢いになって来ましたので、帰り道を急ぎます…

7/17 15:06

山荘前もコバイケイソウの群落からいい香りが漂って来ます。

7/17 16:40

幽体離脱しながら下りに降って、ようやく登山口へ。柏原新道はマイルドだったので何とか持ち堪えられましたが、他のルートだったら途中で果ててたかも😅
16:10の新宿行き高速バスには間に合わなかったので、信濃大町経由で久しぶりのあずさで帰宅…

撮影機器：

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

感想

はなたれ

昨年12月の谷川岳以来の登山ということで、百瀬慎太郎さんの詩のように山に想いを馳せて、大好きな針ノ木岳に登頂することにしました。
登山計画は周回にしましたが、復帰戦なので針ノ木岳で折り返すことを想定して雪渓を詰めて行きました。針ノ木岳直下ではすでに身体はこれ以上の山行を嫌がっていましたが、山頂で絶景を眺めながら行動食を頬張ると、不思議と足腰が復活を果たしたので、先に進むことに…
しかしながら、スバリ岳を過ぎると足の指やスネ・内腿などが攣り始め、やはり復帰登山としてはかなり高い負荷に足腰が悲鳴を上げ始めました。それでも水分・塩分・糖分補給とこまめな休憩を繰り返して、何とか事なきを得ました。去年に引き続き復帰戦からM登山で身体いじめちゃダメですね😓

来週は天気微妙なので、今のところは家で大人しくしてそうですが、8月はぜひともテント泊縦走登山したいところです。