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記録ID: 351622
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

天狗のコル〜西穂高岳 〜上高地起点で日帰り縦走〜

2013年09月29日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.7km
登り
1,545m
下り
1,533m

コースタイム

上高地バスターミナル5:20
河童橋5:25
岳沢登山口5:40
風穴6:05
岳沢小屋6:55-7:05
天狗沢
天狗のコル8:25-8:40
天狗岳9:05
間ノ岳9:35
赤岩岳10:00
P1 10:20
西穂高岳10:25-11:15
独標12:00
西穂山荘12:45-13:45
西穂高岳登山口・田代橋15:10
河童橋(休憩)15:30-16:00
上高地バスターミナル16:05
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡第2駐車場を利用
連休翌週のためか、ガラガラ

上高地まで
行き:乗合タクシー
   駐車場に車が少なく人影なかったが、なんとか人数そろって出発
帰り:乗合タクシー
   バスターミナルに着くと、予想に反してシャトルバス待ちに長蛇の列
   あきらめて長時間待ちを覚悟、切符を買おうと自販機前に並ぶと・・・
   観光客の方が「タクシー相乗りしませんか?」と・・・
   運良く4人乗車となり、サッと沢渡に戻ることができました
   お声をかけていただき、ありがとうございました!
コース状況/
危険箇所等
●上高地〜岳沢小屋
・よく整備された、原生林の中のさわやかな道です

●天狗沢ルート
・急登で上部のガレ場は浮き石ばかりで厄介
・見えている天狗のコルがなかなか近づかないですが、がんばるしかないですね

●天狗のコル〜西穂高岳
・最難関ルートの西半分です
・垂直に近いような急斜面の登攀・下降が何度かあります(体力勝負)
・鎖場多数(鎖はしっかりしている)
・浮き石はあるが荒れた道ではないと思う
・大きくて安定していそうな岩でも、掴むと動くものがある(これが怖い)
・大キレットなどと比べるとペンキマークが少なめ(ルートミス注意)
・人為的落石を目撃(落とすのも落とされるのも注意)
・逆層スラブの斜度はそんなにきつくない(乾いていれば鎖なくても可?)

●西穂高岳〜西穂山荘
・山頂からの下りは侮れない
・独標からの下りも急です

●西穂山荘〜上高地
・始めてこのルートを利用しました
・よく整備され、標識や赤リボンが充実し、安心して歩ける登山道
・人とはほとんど会いませんでした

●下山後の温泉
 さわんど温泉梓湖畔の湯 700円
 こじんまりとした施設です。
 湯上がり後は休憩スペースで一服できます。
まだ薄暗い上高地バスターミナルを出発
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まだ薄暗い上高地バスターミナルを出発
河童橋より
今日もあの稜線まで上がります
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河童橋より
今日もあの稜線まで上がります
岳沢登山口
森の中の気持ちが落ち着く道
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森の中の気持ちが落ち着く道
今日はあの稜線を歩きます
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今日はあの稜線を歩きます
岳沢小屋より天狗沢ルートへ
岳沢小屋より天狗沢ルートへ
ガレ場に入りました
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ガレ場に入りました
天狗のコルまでもう一息
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天狗のコルまでもう一息
これを登ってきました
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これを登ってきました
天狗のコルの避難小屋跡
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天狗のコルの避難小屋跡
富士山と南アルプスがよく見えます
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富士山と南アルプスがよく見えます
天狗のコル
縦走開始
天狗のコル
縦走開始
いきなりの垂直(に近い)登り
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いきなりの垂直(に近い)登り
ルートをよく見極めながら進みます
ルートをよく見極めながら進みます
大きくても動く岩があるので、一つ一つ確かめてから体重をかけます
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大きくても動く岩があるので、一つ一つ確かめてから体重をかけます
天狗岳手前
西穂が見え始めました
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天狗岳手前
西穂が見え始めました
まずは天狗岳
白山もよく見えます
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白山もよく見えます
景色に見とれてつまづかないように・・・
景色に見とれてつまづかないように・・・
だんだんと・・・
このぐらいで動じなくなってきました
だんだんと・・・
このぐらいで動じなくなってきました
間ノ岳と間天のコル
間ノ岳と間天のコル
どこを進むの・・・!?
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どこを進むの・・・!?
あの向こう側に逆層スラブ
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あの向こう側に逆層スラブ
逆層スラブ手前にあった標識
鎖の強度は問題ないように思いましたが・・・
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逆層スラブ手前にあった標識
鎖の強度は問題ないように思いましたが・・・
逆層スラブ
実際は写真ほど急ではありません
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逆層スラブ
実際は写真ほど急ではありません
逆層スラブを振り返ります
逆層スラブを振り返ります
ここも垂直に近いな
体力使います
ここも垂直に近いな
体力使います
奇岩ですね
間ノ岳手前
間ノ岳からの下りはガレ場です
間ノ岳からの下りはガレ場です
このガレ場下りはやりがいがありました
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このガレ場下りはやりがいがありました
続いて赤岩岳
縦走路を振り返った景色
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縦走路を振り返った景色
西穂手前のP1
いよいよ西穂山頂へ
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いよいよ西穂山頂へ
西穂高岳山頂
難関ルート、無事終了です
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西穂高岳山頂
難関ルート、無事終了です
奥穂と涸沢岳
裏銀座方面
野口五郎は白いですね
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裏銀座方面
野口五郎は白いですね
薬師岳
大きな山塊です
薬師岳
大きな山塊です
乗鞍岳と焼岳
後ろは御嶽?
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乗鞍岳と焼岳
後ろは御嶽?
吊尾根
惚れ惚れします
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吊尾根
惚れ惚れします
富士山はずっと見えていました
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富士山はずっと見えていました
上高地方面
いつまでも眺めていたい・・・
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いつまでも眺めていたい・・・
西穂山頂からの下り
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西穂山頂からの下り
ピラミッドピークを通過
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ピラミッドピークを通過
独標の上は人がたくさんいそうです
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独標の上は人がたくさんいそうです
独標を通過
独標からの下り
西穂山荘
名物のラーメン
今日は味噌味
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名物のラーメン
今日は味噌味
上高地方面への下山口
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上高地方面への下山口
焼岳分岐
森の中の道
標識や赤リボンが充実
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標識や赤リボンが充実
よく整備されていて歩きやすいです
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よく整備されていて歩きやすいです
西穂高岳登山口
爽やかな梓川の流れ
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爽やかな梓川の流れ
河童橋まで帰ってきました
あの稜線を歩いてきたんですね
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河童橋まで帰ってきました
あの稜線を歩いてきたんですね

感想

西穂〜奥穂の縦走路、本当は一度にまとめて歩きたかったのです。
しかし、なかなかまとまった日数がとれず、10日前に日帰りで同じく天狗沢を登って、天狗のコルからジャンダルム・奥穂へ歩いていました。
天狗のコル〜西穂が自分の未踏部分として残っていましたが、今回やはり日帰りで行ってきました。
これで一応ルートがつながり嬉しく思います。

天狗沢の登りは2回目の余裕からか、今回は楽しんで登ることができました。
急登で上部のガレ場はきついですが、浮石でバランスを崩すのが前回より少なくなった気がします。
ただし、コースをちょっと逸れると、アリ地獄のように足を取られる場所がありました。
このガレ場歩きが、実は良い浮石対策になるようで、前回も今回も縦走路上で浮石で失敗することはなく、安定して歩くことができました。

西穂〜奥穂の縦走路、挑戦する前は、これまで拝見した色々な記事などから、一体どんな道なんだろう、相当手ごわいんだろうな・・・、と思っていました。
また7月に西穂山頂から眺めた時も、そこを歩く自分の姿など想像できませんでした。

実際に歩いてみると、もちろん上級ルートかとは思いますが、自分の予想よりはしっかりした道でした。
今年はあちこちの岩稜帯を歩いてきたので慣れもあるのかもしれません。
2回とも快晴無風の絶好のコンディションでしたが、悪天候や岩が濡れた状態では危ないとも思いました。

コースは垂直的な登り・下りを交えながら、いくつもの峰を越えていくので、体力は必要です。
崖っぷち、痩せ尾根、鎖場、ガレ場・・・色々な要素が揃った、岩稜歩きの総合力が問われる道だと思います。
手足を使ってよじ登るような場面では、掴んだ岩がグラッと動くものがありました。これが危ない・・・
早い段階で一度そうなりましたので、その後は気を引き締めていくことができました。
手足とも、岩が動かないかよく確かめてから体重をかけていくように気を付けました。
集中力を持続し、こういった地道な作業を積み重ねていきました。

また、間ノ岳に登っている途中、前方で人為的落石を目撃。
5分早くその現場を通過していたら、自分が直撃されていたと思います。
ヘルメットはかぶっていましたが、これにはヒヤッとしました。
周りをよく見ることも必要ですね。

自分の山歩きの中で難易度的には最終目標だったこの縦走路、日程の都合上2分割にはなってしまいましたが、なんとか無事歩くことができました。
またいつか、両方向とも一度に歩き切ることにも挑戦してみたいと思います。

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コメント

前日に
3120mさん はじめまして

前日の28日にまったく同じコースを歩きました

間ノ岳に自作の山頂プレートをおいてきたのですが
そのプレートの写真があったのでうれしくなってコメントしました

いいお天気で本当によかったですね
2013/10/2 0:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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