記録ID: 38858
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
甲武信ヶ岳(西沢渓谷→森林軌道跡→天狗尾根→大弛峠→近丸新道→西沢渓谷)
2008年06月14日(土) 〜
2008年06月15日(日)



- GPS
- 24:15
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 2,367m
- 下り
- 2,351m
コースタイム
6月14.15日に1泊2日で甲武信ヶ岳方面へ行ってきました。
今年のGWに残雪&風邪で撤退した雪辱を晴らす為リベンジです!
【1日目】
6:05道の駅みとみ⇒6:15登山口ゲート⇒6:25子酉橋分岐6:30⇒8:05旧森林軌道跡分岐8:35⇒10:30本流渡渉点11:15⇒13:15天狗尾根取付13:45⇒15:38天狗岩15:48⇒16:35国師ヶ岳16:45⇒17:30大弛峠(テン泊)
合計時間:11時間25分
行動時間:9時間15分(休憩:2時間10分)
【2日目】
2:30起床
5:00大弛峠⇒5:20夢の庭園5:25⇒6:00北奥千丈岳6:10⇒6:27国師ヶ岳⇒8:12国師のタル⇒8:57東梓9:10⇒9:40両門ノ頭10:30⇒11:28ミズシ⇒11:40千曲川源流分岐11:52⇒12:10甲武信ヶ岳⇒12:28甲武信小屋12:48⇒13:08木賊山13:30⇒13:40戸渡尾根分岐⇒15:00近丸・徳ちゃん新道の分岐15:10⇒16:15ヌク沢渡渉点16:30⇒17:17甲武信ヶ岳登山口17:20⇒18:00道の駅みとみ
合計時間:13時間
行動時間:10時間20分(休憩:2時間40分)
---------------------------------------------------------------------------
【アクセス】
・2:45自宅⇒(中央自動車道/レンタカー)⇒勝沼IC
・勝沼IC⇒5:40西沢渓谷(道の駅みとみ)
まずは前回敗退した大弛峠へと向かいます。
今回はレンタカーを借りたので、西沢渓谷から三塩軌道跡を通って西沢を詰め天狗尾根を登って大弛峠で1泊。
翌日、前回の続きの国師岳からの尾根を通って甲武信ヶ岳に登り、近丸新道経由で再び西沢渓谷へと戻る周遊コースで行ってきました。
比較的マイナーなコースですが、実はもうひとつ目的があって、今回はちょっとした冒険的要素も楽しもうということで、今は廃線となった三塩軌道跡(山から材木を運び出す為のトロッコ跡)と近丸新道の軌道跡(鉱石採掘の為のトロッコ跡)を探検しながらの山行になりました。
今年のGWに残雪&風邪で撤退した雪辱を晴らす為リベンジです!
【1日目】
6:05道の駅みとみ⇒6:15登山口ゲート⇒6:25子酉橋分岐6:30⇒8:05旧森林軌道跡分岐8:35⇒10:30本流渡渉点11:15⇒13:15天狗尾根取付13:45⇒15:38天狗岩15:48⇒16:35国師ヶ岳16:45⇒17:30大弛峠(テン泊)
合計時間:11時間25分
行動時間:9時間15分(休憩:2時間10分)
【2日目】
2:30起床
5:00大弛峠⇒5:20夢の庭園5:25⇒6:00北奥千丈岳6:10⇒6:27国師ヶ岳⇒8:12国師のタル⇒8:57東梓9:10⇒9:40両門ノ頭10:30⇒11:28ミズシ⇒11:40千曲川源流分岐11:52⇒12:10甲武信ヶ岳⇒12:28甲武信小屋12:48⇒13:08木賊山13:30⇒13:40戸渡尾根分岐⇒15:00近丸・徳ちゃん新道の分岐15:10⇒16:15ヌク沢渡渉点16:30⇒17:17甲武信ヶ岳登山口17:20⇒18:00道の駅みとみ
合計時間:13時間
行動時間:10時間20分(休憩:2時間40分)
---------------------------------------------------------------------------
【アクセス】
・2:45自宅⇒(中央自動車道/レンタカー)⇒勝沼IC
・勝沼IC⇒5:40西沢渓谷(道の駅みとみ)
まずは前回敗退した大弛峠へと向かいます。
今回はレンタカーを借りたので、西沢渓谷から三塩軌道跡を通って西沢を詰め天狗尾根を登って大弛峠で1泊。
翌日、前回の続きの国師岳からの尾根を通って甲武信ヶ岳に登り、近丸新道経由で再び西沢渓谷へと戻る周遊コースで行ってきました。
比較的マイナーなコースですが、実はもうひとつ目的があって、今回はちょっとした冒険的要素も楽しもうということで、今は廃線となった三塩軌道跡(山から材木を運び出す為のトロッコ跡)と近丸新道の軌道跡(鉱石採掘の為のトロッコ跡)を探検しながらの山行になりました。
天候 | 1日目:晴れのち曇 2日目:晴れのち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所■ 【森林軌道跡】 ・黒金山登山口から先の森林軌道跡は崩壊が激しいため通行禁止 ・全体的に道が崩れてるが注意すればなんとか通れる ・隧道通過時には落石注意! ・この辺の沢の石は滑りやすい(茶色い石が滑るので注意!) ・本流渡渉は水量も多く水圧もあるので増水時には注意が必要 (この日は水深70cm程……股下まで深さがあり水も冷たかった) ※危険なルートなので自己責任でお願いします 【近丸新道】 ・ザレた道のトラバースなど足が滑りやすい場所が何箇所か有 ・ヌク沢の渡渉地点には足場が架かっている |
写真
【2:45 自宅出発】
前日夜3時間ほど仮眠を取りレンタカーで中央道へ
『勝沼IC』で高速を降りた後しばらく道に迷ったりもしたが、予定時間より多少遅れて5:40頃に雁坂トンネル入口に到着
道の駅に車を停め、ここで出発準備を済ませ6:05頃に登山開始。
この時の気温は12℃くらい
少し肌寒いが、山の朝の新鮮な空気を吸い込みながらまずは西沢渓谷へと向かった。
前日夜3時間ほど仮眠を取りレンタカーで中央道へ
『勝沼IC』で高速を降りた後しばらく道に迷ったりもしたが、予定時間より多少遅れて5:40頃に雁坂トンネル入口に到着
道の駅に車を停め、ここで出発準備を済ませ6:05頃に登山開始。
この時の気温は12℃くらい
少し肌寒いが、山の朝の新鮮な空気を吸い込みながらまずは西沢渓谷へと向かった。
【6:25 ネトリ橋分岐】
その後はだらだらと林道歩きが続く。
道も広くて歩きやすく、準備運動代わりに丁度いい。
そして10分ほど歩いて分岐に到着。ここで早速休憩
←ここから建物の右側の道を行く
中央の建物はトイレ
その後はだらだらと林道歩きが続く。
道も広くて歩きやすく、準備運動代わりに丁度いい。
そして10分ほど歩いて分岐に到着。ここで早速休憩
←ここから建物の右側の道を行く
中央の建物はトイレ
【6:40 西沢山荘(休業中) 通過】
ネトリ分岐で少し休憩した後、西沢渓谷の順路に従って出発。
出発してすぐに近丸新道登山道入口を通過し、しばらくして徳ちゃん新道入口を過ぎたところで、休業中の西沢山荘が見えてきた。
歩きながら2つの登山道の様子を伺ってみたのだが、どちらも細い道でちょっと荒れている印象だった。
←西沢山荘(近くにトイレ有)
ネトリ分岐で少し休憩した後、西沢渓谷の順路に従って出発。
出発してすぐに近丸新道登山道入口を通過し、しばらくして徳ちゃん新道入口を過ぎたところで、休業中の西沢山荘が見えてきた。
歩きながら2つの登山道の様子を伺ってみたのだが、どちらも細い道でちょっと荒れている印象だった。
←西沢山荘(近くにトイレ有)
鎖を片手に滑りやすい道を先に急ぐ。
この辺りは観光地なのでハイカーが何人かいたものの、時間的にもまだまばらでとても静か
沢の音を聞きながら、時には岩場の階段を上り、時には山際の崖から落ちてくる水滴に背中を濡らしながら上流へと遡っていった。
この辺りは観光地なのでハイカーが何人かいたものの、時間的にもまだまばらでとても静か
沢の音を聞きながら、時には岩場の階段を上り、時には山際の崖から落ちてくる水滴に背中を濡らしながら上流へと遡っていった。
【7:50 七ツ釜五段の滝 到着】
そしていくつかの滝を眺めながら歩き方丈橋を渡ると、いよいよ西沢渓谷の目玉『七ツ釜五段の滝』に到着。
滝の全体がよく見えるように設置されたと思われる橋の上から1枚。
しかし滝が大きすぎて全体像は写らないw
そしていくつかの滝を眺めながら歩き方丈橋を渡ると、いよいよ西沢渓谷の目玉『七ツ釜五段の滝』に到着。
滝の全体がよく見えるように設置されたと思われる橋の上から1枚。
しかし滝が大きすぎて全体像は写らないw
七ツ釜五段の滝を遡上し不動滝を過ぎると、ここからは沢の流れを背に樹林帯の登りが始まる。
かなりの急登だが、観光ルートらしく木の階段が設置されているので登りやすい。
【8:05 旧森林軌道分岐 到着】
←黒金山登山道手前にあるデッキとこのルート最後のトイレ
・まぁまぁ綺麗・ペーパー有
・電気はない(暗いときにはヘッデン要)
かなりの急登だが、観光ルートらしく木の階段が設置されているので登りやすい。
【8:05 旧森林軌道分岐 到着】
←黒金山登山道手前にあるデッキとこのルート最後のトイレ
・まぁまぁ綺麗・ペーパー有
・電気はない(暗いときにはヘッデン要)
と、こんな箇所が連続的に現れ、その度に足場のありそうな場所を探し迂回するので、思ったよりも時間をロスする。
とここで完全に行き詰ってしまった。
目の前に現れたのは、どうやっても渡ることが出来ないであろう線路と完全に崩壊してしまった橋
とここで完全に行き詰ってしまった。
目の前に現れたのは、どうやっても渡ることが出来ないであろう線路と完全に崩壊してしまった橋
石伝いに飛び渡れば平気かな?
なんて思っていたのだが、ここの茶色い石は滑るなんてものじゃない!!
慎重に体重を移しながら渡ろうとしたのだが、つるつる滑って遂には沢にハマって尻餅までついてしまった
うぅ……冷たいっ!
なんて思っていたのだが、ここの茶色い石は滑るなんてものじゃない!!
慎重に体重を移しながら渡ろうとしたのだが、つるつる滑って遂には沢にハマって尻餅までついてしまった
うぅ……冷たいっ!
暫く行くと現れたのが崩壊しかけた手彫りのトンネル跡
キタ━━━━━━\(゜∀゜)/━━━━━━ !!!!!
←隧道右手には迂回路もある
がここはあえてトンネル内を直進!
トンネルの中には天井から落ちてきたのか大小様々な岩がゴロゴロ
はっきり言って危険な匂いが漂ってる!!
キタ━━━━━━\(゜∀゜)/━━━━━━ !!!!!
←隧道右手には迂回路もある
がここはあえてトンネル内を直進!
トンネルの中には天井から落ちてきたのか大小様々な岩がゴロゴロ
はっきり言って危険な匂いが漂ってる!!
【9:15 第二遁道 通過】
そして暫く行くとまたトンネルが!
さっきより小さいトンネルだが崩壊はこちらの方が酷かった。
←入口手前がぱっくりと大崩落していて、反対側から歩いてきたらそのまま落ちてしまいそう
そして暫く行くとまたトンネルが!
さっきより小さいトンネルだが崩壊はこちらの方が酷かった。
←入口手前がぱっくりと大崩落していて、反対側から歩いてきたらそのまま落ちてしまいそう
【9:45 森林作業跡地 到着】
河原を出発し再び線路跡を辿っていくと、約5分ほどで作業小屋と思われる廃屋の横を通過。
当時の生活を思い起こさせるような昭和的残留品があちこちに散乱してる
ここであちこち散策しながら少し休憩。
河原を出発し再び線路跡を辿っていくと、約5分ほどで作業小屋と思われる廃屋の横を通過。
当時の生活を思い起こさせるような昭和的残留品があちこちに散乱してる
ここであちこち散策しながら少し休憩。
10:30 本流渡渉点 到着】
……が、しかし梅雨入り後の時期ということもあってか
沢の水量&水勢がハンパじゃNeeeeeeeeeeeeee!!!
しかも雪解け水も含まれてるのか沢の水が冷たい冷たい!
相方とスクラム渡渉でここを通過するが、思いっきり下着まで濡れてしまった
※ここの岩(茶色い岩)はとても滑りやすいので要注意!!
……が、しかし梅雨入り後の時期ということもあってか
沢の水量&水勢がハンパじゃNeeeeeeeeeeeeee!!!
しかも雪解け水も含まれてるのか沢の水が冷たい冷たい!
相方とスクラム渡渉でここを通過するが、思いっきり下着まで濡れてしまった
※ここの岩(茶色い岩)はとても滑りやすいので要注意!!
【11:15 本流渡渉点 出発】
渡渉で精根尽き果てもう全てを遣り遂げてしまったような気持ちで出発
いやいやまだまだ行程の前半だからwww
そしてプールの後の授業みたいな気だるさに包まれながら、河原の裏手の樹林を登り始めた。
←何気に橋脚などの遺構がある
渡渉で精根尽き果てもう全てを遣り遂げてしまったような気持ちで出発
いやいやまだまだ行程の前半だからwww
そしてプールの後の授業みたいな気だるさに包まれながら、河原の裏手の樹林を登り始めた。
←何気に橋脚などの遺構がある
林道は所々落石があるものの、一応車も入れる道なので広くて歩きやすい
但し九十九折になっている為に歩く距離は長い!!それだけが難点!!
←こんな感じの林道がだらだらと続く
誰もいない静かな林道…結局この間に出会ったのは釣り人だけ
但し九十九折になっている為に歩く距離は長い!!それだけが難点!!
←こんな感じの林道がだらだらと続く
誰もいない静かな林道…結局この間に出会ったのは釣り人だけ
【13:15 天狗尾根取り付き 到着】
林道歩き後半は落ちていた木の棒を杖代わりに歩き、かなりヘロヘロになった頃やっと林道のゲートに到着
←林道ゲートにはこんな看板
あれ?やっぱり禁止だったんだ!?
すみません…通ってきちゃいました
林道歩き後半は落ちていた木の棒を杖代わりに歩き、かなりヘロヘロになった頃やっと林道のゲートに到着
←林道ゲートにはこんな看板
あれ?やっぱり禁止だったんだ!?
すみません…通ってきちゃいました
【13:45 天狗尾根取り付き 出発】
林道脇で30分休憩して昼食を食べた後は、いよいよ『天狗尾根』に向けて出発。
一応一般登山道ですがここを通る人は少ない
そして林道脇から伸びる登山道からは荒廃した雰囲気がビシバシ伝わってくる。
←岩に登山口と書いてあるようだけど見え難いしw
林道脇で30分休憩して昼食を食べた後は、いよいよ『天狗尾根』に向けて出発。
一応一般登山道ですがここを通る人は少ない
そして林道脇から伸びる登山道からは荒廃した雰囲気がビシバシ伝わってくる。
←岩に登山口と書いてあるようだけど見え難いしw
その後は少ないながらもテープも有り踏み跡も多少しっかりしてきたので大幅に迷うことはなかったのだが、ここから先はひたすら藪漕ぎ。
というかシャクナゲ漕ぎ!
テン泊装備のでかいザックを背負いながら枝の下をくぐるという苦行を強いられ、なかなかサバイバルな登山道。
そんな天狗尾根も、しばらく行くと次第に巨岩がごろごろしてる岩場になってきた。
いよいよ天狗岩だ!!
というかシャクナゲ漕ぎ!
テン泊装備のでかいザックを背負いながら枝の下をくぐるという苦行を強いられ、なかなかサバイバルな登山道。
そんな天狗尾根も、しばらく行くと次第に巨岩がごろごろしてる岩場になってきた。
いよいよ天狗岩だ!!
【17:00 前国師岳 通過】
国師が岳山頂で10分位休んでから前国師が岳を目指した。
残雪は所々あるものの、少し踏み抜く程度で問題なし。
そうこうしてるうちに立派な木の階段が現れて、そこを上ると前国師岳に着いた。
国師が岳山頂で10分位休んでから前国師が岳を目指した。
残雪は所々あるものの、少し踏み抜く程度で問題なし。
そうこうしてるうちに立派な木の階段が現れて、そこを上ると前国師岳に着いた。
【17:30 大弛峠 到着】
そして国師が岳からCT通りの40分で大弛小屋に到着。
さて、ここで今回の山行の最大の目的を果たさなければならない
GWに風邪で敗退した私達を林道ゲートまで車で送ってくれた小屋番さんにあの時のお礼を……と思って訪ねたらもう帰った後だった
因みにこの日の宿泊者は1人・テントもこの時点で2張しかなかったからもう帰っちゃったのか。残念!この為にここまで来たのに
そして国師が岳からCT通りの40分で大弛小屋に到着。
さて、ここで今回の山行の最大の目的を果たさなければならない
GWに風邪で敗退した私達を林道ゲートまで車で送ってくれた小屋番さんにあの時のお礼を……と思って訪ねたらもう帰った後だった
因みにこの日の宿泊者は1人・テントもこの時点で2張しかなかったからもう帰っちゃったのか。残念!この為にここまで来たのに
【2:30起床〜5:00出発】
昨夜は22:00過ぎに就寝。
しかしテン場横の駐車場に深夜到着する車もいて、カーステレオの音などで何度か目を覚ました。
←大弛峠のゲートとトイレ
GWの時の写真と比べると雪もなく別世界
昨夜は22:00過ぎに就寝。
しかしテン場横の駐車場に深夜到着する車もいて、カーステレオの音などで何度か目を覚ました。
←大弛峠のゲートとトイレ
GWの時の写真と比べると雪もなく別世界
【5:00 大弛峠 出発】
さてテン場を出発すると、小屋の奥の水場脇を通って昨日の夕方に下ってきた道を再び登り始める。
しかし同じルートではつまらないので、今日は昨日スルーしてしまった『夢の庭園』経由で登ってみることにした。
さてテン場を出発すると、小屋の奥の水場脇を通って昨日の夕方に下ってきた道を再び登り始める。
しかし同じルートではつまらないので、今日は昨日スルーしてしまった『夢の庭園』経由で登ってみることにした。
【5:25 夢の庭園 出発】
夢の庭園を後にすると、道は再び昨日の木の階段と合流。
国師が岳に登る前に同じく昨日スルーしてしまった北奥千丈岳へと寄り道することにして、ザックを分岐にデポし北奥千丈へと向かった。
夢の庭園を後にすると、道は再び昨日の木の階段と合流。
国師が岳に登る前に同じく昨日スルーしてしまった北奥千丈岳へと寄り道することにして、ザックを分岐にデポし北奥千丈へと向かった。
【6:27 国師が岳 通過】
国師が岳からは南ア方面は見えなかったけど、目の前には富士山がどーんと鎮座していてなかなかの眺めだった。
しかし山頂は混んでいたし昨日ここで充分に山頂を満喫したので先を急ぐことにした。
国師が岳からは南ア方面は見えなかったけど、目の前には富士山がどーんと鎮座していてなかなかの眺めだった。
しかし山頂は混んでいたし昨日ここで充分に山頂を満喫したので先を急ぐことにした。
さてここからはまたしても登山者がいない静かな尾根歩きが始まった。
天狗尾根分岐から約1時間、2295ピークまではアイゼンは必要ない感じだけど膝上までの踏み抜きが多くてかなり苦労した
やっぱり今年の残雪は例年よりも多いみたいだ
天狗尾根分岐から約1時間、2295ピークまではアイゼンは必要ない感じだけど膝上までの踏み抜きが多くてかなり苦労した
やっぱり今年の残雪は例年よりも多いみたいだ
【9:40頃 両門の頭 到着】
と思ったらガスって景色が見えない!という状況に涙。
しかし折角なのでここで休憩。
小腹が空いたのでここでブランチ(?)を楽しんでいたらいつの間にか1時間近くも休んでしまった。
因みにその間ここを通りかかったのは1人だけ
と思ったらガスって景色が見えない!という状況に涙。
しかし折角なのでここで休憩。
小腹が空いたのでここでブランチ(?)を楽しんでいたらいつの間にか1時間近くも休んでしまった。
因みにその間ここを通りかかったのは1人だけ
ミズシを通過するとすぐに登山道の様子が変わった。
ザレた急斜面が目の前に現れ、谷底へと誘うかのように不気味な空間が広がる。
谷底から吹き上げてくる風が冷たくて一瞬ゾッとした。
勿論そのまま斜面を下るのではなく、谷を脇目に見ながら樹林帯沿いに下っていくので安心。
ザレた急斜面が目の前に現れ、谷底へと誘うかのように不気味な空間が広がる。
谷底から吹き上げてくる風が冷たくて一瞬ゾッとした。
勿論そのまま斜面を下るのではなく、谷を脇目に見ながら樹林帯沿いに下っていくので安心。
【11:52 千曲川分岐 出発】
ここの分岐で少し休んでから、何組かの登山者と一緒に甲武信ヶ岳の登りに入った。
ここから甲武信ヶ岳の頂上までは約20分と体感的にはあっという間だったのだが、これが精神的にかなり疲れた。
今まで静かな縦走路をマイペースで登ってきたので、いきなり増えた人に酔ってしまったって感じ
ここの分岐で少し休んでから、何組かの登山者と一緒に甲武信ヶ岳の登りに入った。
ここから甲武信ヶ岳の頂上までは約20分と体感的にはあっという間だったのだが、これが精神的にかなり疲れた。
今まで静かな縦走路をマイペースで登ってきたので、いきなり増えた人に酔ってしまったって感じ
【12:10 甲武信ヶ岳 到着】
樹林帯の道から始まった登りも岩がゴロゴロとした岩稜地帯になってくると、まもなく山頂の道標が姿を現し甲武信ヶ岳に到着
しかし山頂は既に人が溢れんばかりでもの凄い喧騒。
しかもガスで展望もないので、山頂はこのままスルーして甲武信小屋まで下りる事にした。
樹林帯の道から始まった登りも岩がゴロゴロとした岩稜地帯になってくると、まもなく山頂の道標が姿を現し甲武信ヶ岳に到着
しかし山頂は既に人が溢れんばかりでもの凄い喧騒。
しかもガスで展望もないので、山頂はこのままスルーして甲武信小屋まで下りる事にした。
【15:00 近丸・徳ちゃん新道分岐 到着】
近丸新道と徳ちゃん新道の分岐は樹林に囲まれた登山道の通路途中にあった
しかし分岐を示す看板は外れていて登山道脇に立てかけてあるだけ
しかも文字が消えていて注意しないと読めないといった代物w
←登山道脇の木の根元に置かれている分岐の指導標
よ〜〜く目を凝らしてみると、うっすらと文字が見える
近丸新道と徳ちゃん新道の分岐は樹林に囲まれた登山道の通路途中にあった
しかし分岐を示す看板は外れていて登山道脇に立てかけてあるだけ
しかも文字が消えていて注意しないと読めないといった代物w
←登山道脇の木の根元に置かれている分岐の指導標
よ〜〜く目を凝らしてみると、うっすらと文字が見える
【16:15 ヌク沢 到着】
近丸新道分岐から約1時間15分程歩いたところでやっと沢の渡渉地点に到着。
しばらく沢を渡る所を探して彷徨うと、尾根を下りた所からだいぶ上流に歩いて行ったところの堰堤の近くに工事現場の足場みたいなのが一枚渡してあった。
そして下山で痺れた足を引きずるようにして沢を渡り、ここまで来ればあともう少しということで、ここで少し休憩した。
近丸新道分岐から約1時間15分程歩いたところでやっと沢の渡渉地点に到着。
しばらく沢を渡る所を探して彷徨うと、尾根を下りた所からだいぶ上流に歩いて行ったところの堰堤の近くに工事現場の足場みたいなのが一枚渡してあった。
そして下山で痺れた足を引きずるようにして沢を渡り、ここまで来ればあともう少しということで、ここで少し休憩した。
【16:30 ヌク沢 出発】
15分程休憩し再び出発空模様も怪しくなってきたので出発
そしてヌク沢を高巻くようにして続く道を登っていくと、約5分くらいの地点でトロッコの軌道跡が出現!
もうね、キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!って感じですw
15分程休憩し再び出発空模様も怪しくなってきたので出発
そしてヌク沢を高巻くようにして続く道を登っていくと、約5分くらいの地点でトロッコの軌道跡が出現!
もうね、キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!って感じですw
しかしその後に待っていたのは、崩壊が進む崖崩れ跡のトラバース!というか、ここ……
滑りやすいし本当にヤバイ!ヤバ過ぎる!!
そんな箇所が5箇所くらいあった
正直、通行禁止になっていた西沢渓谷からの森林軌道跡よりも身の危険を感じた
滑りやすいし本当にヤバイ!ヤバ過ぎる!!
そんな箇所が5箇所くらいあった
正直、通行禁止になっていた西沢渓谷からの森林軌道跡よりも身の危険を感じた
【17:17 甲武信ヶ岳登山口 到着】
と、そんなスリルを味わってるうちにやっと西沢渓谷にある登山道入り口に到着。
辿り着いたときにはちょっとだけほっとした
←登山道入口
入口には『登山届入れ』と『案内板』がある
と、そんなスリルを味わってるうちにやっと西沢渓谷にある登山道入り口に到着。
辿り着いたときにはちょっとだけほっとした
←登山道入口
入口には『登山届入れ』と『案内板』がある
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5723人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
うらやましい山行ですね。
問題はトンネルのようですね。ヤマレコには他に2010年の記録がありますがトンネルの状態には触れられていません。4年前でこれですか。あれから大地震もありましたし、現在はどうなっているのでしょう?。
いくらなんでも一人ではまずい気も。
少しでも危ないと思ったら絶対引き返すということにして強行する手はあるかなとも。
あとは沢で迂回できるかなあ。
コメントありがとうございます。
トンネルの様子は多少落石が構内に落ちているようでしたが、当時は普通に通過出来たように思います。
もう4年前なので今の状態は分かりませんが、トンネル脇にはしっかりした迂回路があったので、もし危険だと感じたら迂回路を利用すれば通過出来るかもしれません。
実はこの三塩森林軌道跡を通行真っ最中の2008年6月14日の8:43頃、栗駒山直下で岩手・宮城内陸地震(M7.2)が発生し、関東でもそれなりに揺れていたそうです。後からそれを知って青ざめた記憶があります。
私の場合、トンネルよりもその後の徒渉が結構怖かった記憶があります
あ、あと沢で迂回出来る場所はありますが、沢の石(特に茶色い石)は滑りやすいので要注意です!
東日本大震災後の状態は分かりかねるので的確なアドバイスは出来ませんが、通行される際には充分気をつけてください。
個人的には静かな山歩きも楽しめ、ちょっと非日常も味わえて、とても楽しいルートでした
重大な追加情報、ありがとうございました。
一気に自分でも行けるという感触をつかむに至りました。
林道で一泊して、こちらも気になっていてた石塔尾根を下りたいと思います。
勿論、4年前の情報であり、自分の力量を考慮します(これは第三者向けの記述です、じゃあ自分もという安易な人が現れないようにと)。
渡渉は慣れているつもりでしたが、水深股下は久しぶりになります。せめて真夏にしようと思います。
この山域には最近行ったばかりなので、来年回しになると思います。
今回の貴重なアドバイスがなければ、これほど早い決断は出来ませんでした。
重ねて感謝します。
どういたしまして。
拙いレコですが参考にしていただければ幸いです。
トンネルの迂回路は下記の写真にも一応写っています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=38858&pid=b567c2774482a0332f8d5ea36bd2d7dc
トンネルの右側(崖側)に写っている道が迂回路です。
2つめのトンネルの方にも迂回路がありますが、藪に覆われてちょっと分かりにくかった気がします。
それと徒渉時の沢の水は身を切るような冷たさだったので、milanoさんがおっしゃるように夏場の方が良いかもしれませんね。
この山域は4年前に行ったきりで現在の状況は分からないので安易なことは言えませんが、是非お気をつけて楽しんできてください。
報告が遅れましたが、8月に大弛峠から下る形で行ってきました。別な山行で年齢に由来するのであろう体力的衰えを感じたので石塔尾根は別な機会にとしました。
困難な箇所はまったくなく拍子抜けしたくらいでした。天狗尾根のほうがきついくらいです。不思議な話ですが、-TIROL- さんが行かれたときよりも状況はよくなっているような気もします。
トンネルも思ったより大きくて、とりあえずの恐怖は感じませんでした。
渡渉も、やや滑りにくい靴を選んだこともあり、問題なく通過できました。
おかげさまで今年一番の充実した山行が出来たかと思います。
ありがとうございました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-500424.html
お疲れ様でした。ご報告有り難うございます!
milanoさんのレコ、懐かしい思いで拝見しました。
無事に山行を終えることが出来て本当に良かったです
それにしても森林軌道跡…ハイカーも普通に通行するようになったんですね
6年前よりも状況が良くなっているとか…本当に不思議(笑)
こちらこそ現在の様子を知ることが出来て色々参考になりました。
コメントありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する