ロープウェイ終点駅から西穂高岳ピストン
- GPS
- 08:07
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 916m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ>曇り・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・しらかば平駅前に無料の足湯あり。 ・8:15の便に予約なしで乗れました。 ・新穂高ロープウェイは2022/10/1から運賃を値上げします。 https://bit.ly/3eG2m7c |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤマレコの西穂高岳紹介ページ https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=448 ■全体 時々羽虫の顔面アタック。 帰路の西穂山荘以降で激しくなったので、防虫ネットを被った。 ■西穂高口駅〜西穂山荘 ジメジメした樹林帯で行きも帰りも滝汗💦 雨後はおそらくグチョグチョで滑りやすい。 直線的な普通の登山道。断続的に木道、岩。 駅から中間地点の小鍋谷との分岐までは緩い下り。ということは帰路は登りなので疲れた脚にきつかった。 ■西穂山荘〜独標(11峰) 視界が開けると西穂山荘に到着。 コース内で唯一ベンチとテーブルあり。 丸山までは普通の登山道。 丸山を過ぎると独標までガレた浮石の道。 帰路でゆっくり歩くお父さん+男の子二人の親子連れと出会い、お父さんが荷物を持っていたので聞いたところ、上の子が独標手前で脚をねん挫したとのこと。 皆さまお気を付けください。 ■独標〜ピラミッドピーク(8峰)〜チャンピオンピーク(4峰)〜西穂高岳(1峰) 独標で引き返す人が多いようだった。 ピークとそれに伴う岩場の登攀が続くので、経験者のみが良いと思います。 ほぼすべて三点支持可能。 ピークとピークの間は普通にスタスタ歩ける道。 全部で13峰あるそうですが、半分位は巻きます。 白ペンキで〇×→が沢山あるので迷う箇所はなし。 しかし岩場歩きの経験が少ない自分には怖い箇所もありました。 怖かったのは ・Pピークから鞍部への下り ・独標〜Pピークで数メートルだったが蟹の横這い的な箇所。鎖は無し。 ・独標〜Cピーク間(大雑把ですみません)のナイフリッジ的な尖った岩稜(おそらく13峰のうちの一つ)で上高地側から笠ヶ岳側にヨイショと移動する所 ・西穂高岳山頂直下の下り。登りは手や足を掛ける場所が見分けやすかったが、下りは見分けにくかった。 鎖は「Pピークの前」「西穂山頂の直下」の2か所だったかな? いずれも掴んでグイグイ登るような用途ではなく、お助けタイプです。 |
写真
感想
レコを見て「いいな」と思った西穂高岳。
でもその後天気に恵まれず、なかなか行けず…。
日記「天気予報で行くか止めるかの決断は難しい」
https://www.yamareco.com/modules/diary/98679-detail-277563
しかしようやく、天気が良さげな日が来た。
新穂高ロープウェイが10月から値上げするので、その前に行こう!
今回の課題
・8:15のロープウェイに乗る
・16:45の最終便に乗れるように下山する
前夜20時就寝、翌朝2:30起床。
普段はグズグズしていて出発が予定より遅れるが今回はそうはいかない。
3:20出発。
寒くて途中のPAで持ってきたカイロを3個貼ったが、それでも寒い。
まだ9月中旬で夏と同じような物だろうと思い綿のタートルネックの上にトレントフライヤーを着てきたが、失敗だった。冬用のジャケットにすべきだった。
更に、松本ICを出るとき、ナビの「右折です」に合わせて見える右折路に入ったら、長野道の逆車線のIC入口に入ってしまった…アホか。
職員の方に対処してもらい出られたが10分近くロス。
これで8:15の便に乗るのは無理と諦めたが、その後新穂高温泉までの一般道で前を遅い車に塞がれず飛ばすことができたので、7:40に鍋平🅿隣の駐輪場に到着できた。
準備してしらかば平駅へ向かい、チケットを買って駐輪場代を支払い、トイレを済ませて8:15の便に無事搭乗。
西穂高口駅に着いたら登山開始。
コースタイム通りに行けば休憩なしで
08:30 西穂高口駅
10:00 西穂山荘
11:30 西穂独標
13:00 西穂高岳
14:10 西穂独標
15:10 西穂山荘
16:10 西穂高口駅(最終便は16:45)
今回は登頂して最終便に間に合うように下山することが最優先。
そのため
・花や鳥の写真は撮らない
・西穂高岳以外は記念写真を撮らない
を心に誓ってGO!
西穂山荘までは、途中トレントフライヤーを脱いで収納する以外は休憩せず、9:30到着。
やった30分巻いた。5分休憩。
気を緩めず丸山を通過し独標に10:46登頂。
45分巻いている…しかしその先の険しいコースを見て「これ、俺の経験と気力体力で行けるのか?」と考える。
ここまで早く来れたが、その分体力気力をかなり消耗した。
周りの方々の話を聞いていると、ここで引き返す人が多そうだ。どうする?
…とりあえずコーヒー飲んでパンを食べたら元気が復活した。
行ける所まで行こう。ただし13時までに西穂に登頂できなかったらその場で引き返そう。
独標から岩場を下り始めると登って来た人がいたので、得意の「お先にどうぞ」をしたが「通れません」と言われてウッとなる。
岩場だからね…。安全な場所に退避してすれ違い。
ピラミッドピークに登頂した時も独標と同じような逡巡をしたが、同じく「行ける所までry)」という結論で先へ。
正しいルートには〇と矢印、間違ったルートには×が白ペンキで必ず示されているので迷うことは無い。
岩場の経験は少ないが
「高度感がありそうな場所は下を見ない」
「手がかり足がかりが見つからないときは落ち着いて探す、それでもない時はルートミスを疑って〇×を確認する」
を念頭に進んだ。
12:30、ヘロヘロになりながら西穂高岳に登頂。
一度諦めかけただけに嬉しい。
途中で会話して先に登頂していた方に記念写真を撮ってもらう。
その方は3人組で来ていて、一人はスマホでゴルフ中継を見ていてそのシュールさに笑ってしまった。
ジャンダルム方向を見ながら昼食を採ったが雲は晴れない。
そのうち、ジャンダルムを通ってきたというカップルのお二人が到着、皆で👏。
最初に最大の難関を通るのでこの方向がいいとか、話を聞いていたいが下山を開始。
ピラミッドピークで話を聞いた黄色いウェアの50歳の単独男性も凄かった。
昨日は新穂高温泉から槍を登り南岳で宿泊、今日はジャンダルムを通ってここまで来た、去年の秋から登山を始めたがランニングで体を鍛え塩見岳、早月尾根で剱を日帰りしたこともあるとのこと。元々素質があったんでしょうね。
後半(下山)は疲れが溜まり失速するのはいつも通りで、計画より30分早く西穂から下山を開始したのに計画とほぼ同じ15:13に西穂山荘に到着。つまり予定より30分遅れ。
まぁ最終便には間に合うからいいか。
西穂高口駅に16:30到着、お土産を買って無事16:45の便に乗れた。
帰路の中央道は談合坂SA>小仏トンネルの渋滞が近づいても解消されなかったので大月ICで降り、23時過ぎに帰宅。
今回、標高差900mで距離8.5kmなので「大したことないな」と思っていたが甘かった。
独標から先「西穂の登頂以外は楽」と思い込んでいたが実際はピークごとに岩場の登攀と下降があり、緊張感と慣れない運動でとても疲れた。
しかし西穂高岳に登頂できたのは良かった。
13時までに登頂できなかったら引き返すつもりだったが、その場合遠く費用も掛かるので再挑戦はしなかったと思う。
付記
↓こんな事故があったんですね
https://www.fnn.jp/articles/-/415822
自分が帰路で独標を通ったのが14:08、14:50に独標から下山中に滑落とのことなので、自分と入れ違いで登頂した後と思われます。西穂直下ですれ違った方がいたので、その方かもしれません。
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