鳳凰三山テント泊縦走、荒天でキタダケソウはあきらめる
あんび
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 2,114m
- 下り
- 2,019m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
05:23 夜叉神駐車場
06:27 夜叉神峠 06:35
07:55 杖立峠
08:45 火事場跡
09:45 苺平
10:10 南御室小屋 10:30
12:20 薬師岳
12:58 観音岳
14:20 地蔵岳（オベリスク） 15:00
15:50 鳳凰小屋
��6/24
07:20 鳳凰小屋
08:30 オベリスク 09:10
10:00 高嶺 10:10
11:00 白鳳峠
13:20 広河原山荘
��6/25
09:00 広河原山荘
09:05 広河原インフォメーションセンター
10:15 バス乗車 10:56
| 天候 | ��6/23 朝：晴れ 11時：ガス 14時半〜未明：雹、雷雨 風：ほぼ無風 気温：朝12℃（夜叉神の森）日中：28℃（薬師岳） ��6/24 朝：晴れ 9時：ガス 13時：雨 18時〜未明：雷雨 風：ほぼ無風 気温：朝10℃（鳳凰小屋） 日中：28℃（高嶺） ��6/25 朝：晴れ 10時半：雨 気温：朝23℃（広河原） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
夜叉神駐車場 無料 山小屋「夜叉神の森」がある。 ■アクセス 中央道・白根ICより30分 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■鳳凰三山概要 雪はほぼ消え、夏道を登る。特に不明瞭なところも危険箇所もない。 【夜叉神駐車場〜夜叉神峠】 いきなりの急登で息が上がるが、特に問題なし。 【夜叉神峠〜南御室小屋】 ゆるやかに登っていく道。ポイントにはケルンが立っている。特に問題なし。 【南御室小屋〜薬師岳】 急登。森林限界を超えるところに薬師小屋があるが、その近辺に10mほどの雪渓を2回通る。特に問題はなし。 【薬師岳〜地蔵岳】 稜線を進む。白砂のザレ道だが、ルートは明瞭。観音岳まではピークを巻いていく。観音岳から地蔵岳は岩稜。特に問題なし。 【地蔵岳〜鳳凰小屋】 砂礫の道はやわらかく、下りはグリセード気味で楽に降りられるが、上りはかなりキツイ。 【地蔵岳〜高嶺】 白砂の稜線。ここからは人はめっきり減るが、道は明瞭。ピンクリボンの目印もある。 【高嶺〜白鳳峠】 岩稜帯。今までの鳳凰とは違うイメージ。特に問題はなし。 【白鳳峠〜広河原】 上部はゴーロー沢、サイドに歩きやすい道がついている。中部は樹林帯、これぞ南アルプスというような深山な雰囲気。滑りやすいので注意。下部は梯子、トラロープ、鎖場とアトラクションに事欠かない。やはり滑りやすいので注意。 |
写真
拍手登山届けもここで出します。用紙は東屋にあります。
このあと5分もしないうちに、ガスって見えなくなりました。
長野県版レットデータブックで絶滅危惧類に指定されている希少種の高山植物らしい。
感想
あんび('ω')anby
キタダケソウを見たくて、北岳へ。でも、まだバスは開通していない。となると、鳳凰を超えていくしかない。
未明に夜叉神駐車場に到着。夜明けを待って、出発。天気は予想より良いかも。久しぶりの登山、はじめの急登はつらかったが、峠に着くと、まさかの白峰三山が！スッキリとまではいかないが、ちゃんと望めるのは嬉しい。
ここからはなだらかな登り。久しぶりの登山なので、一歩一歩楽しみながら進む。
なだらかな登りなはずなのだが、久しぶりの登山なので、一歩一歩が苦しくなってきた。南御室小屋に着いたときは、かなりバテバテ。持ってきたコーラを一気飲み。
頑張って稜線に出るも、すでにガスガス。ちょいとヤバ目な雲行きに焦るも、スピードは上がらず。観音岳まで来ると、少し晴れてきた。明日の行程も気になり、今日のうちに広河原まで下りるか、鳳凰小屋までにするか悩む。
目の前にオベリスクが現れた。途端、天気が崩れる。想定よりも早い崩れだ。雹も降ってきた。たまらず、オベリスクから賽の河原を挟んで反対側の岩場とハイマツの影に避難。30分ほど耐え忍ぶと青空が見え、虹もかかった。擬似好天とは思いつつも、鳳凰小屋まではコースタイムで50分。頑張って下るも、やはり間に合わず。小屋でテントを張ると、ゴロゴロと雷鳴が。砂礫の稜線での雷はご勘弁なので、間に合ったと思うべきか。このまま未明まで、この天気は続いた。
翌朝、天気は晴れ。青空が出ている。小屋番さんの話では、昨日よりも本日の方が大気不安定との予報らしい。今日は短めの行程で、広河原まで。時間があったらオベリスクで遊ぼうかと目論む。オベリスクでは、小屋で隣にテント張っていたお二人が先着していた。いろいろお話していると、雲行きが怪しくなってきた。なんとか午前中はもってくれと思い、お二人と別れて、広河原へ。
途中の高嶺は、花も豊富で心和む。山頂で少し休憩。花を見ていると、高山植物の希少さを思う。この花々を大事にしなければいけない。間違っても、
「高嶺の花への放尿プレー」
などは絶対にしてはいけない。
白鳳峠からの下りでは、正面の北岳が肩の部分まで見えてきた。大樺沢の下の方まで雪がある。右俣も雪道だ。二股の上部には、バットレスからであろう落石も見える。明日は、北岳に登らず、朝一のバスで帰ろう。今シーズン初のお客さんになろう、と。
広河原山荘に着き、テントの受付をしていると雨が。昨日よりも早い崩れ。テントの中でお酒を飲んでグダグダ。明日は帰るだけ。山荘には自販機があるので気軽にビールを購入できる。少し気を失っていると、外が眩しい。と思うや否や物凄い雷鳴が。その後も、真っ白になるほどの閃光と、耳を劈くような雷鳴が続く。が、気にせず寝た。
朝は、快晴だ。気温も上がって来た。バスは10時15分なので、のんびりとテントを乾かす。外でボーっとしていると、冷たい空気に変わってきた。バスにはまだ1時間ほどあるが、インフォメーションセンターへ移動。雨が降ってくると、短い距離でも歩くのはイヤなので。バスに乗って少しすると、雨が降り出した。時間は10時半過ぎ。この時期の登山はやはり難しい。行程はお昼まで。そんなことを再認識した山行となった。
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Ｒｅｆｒｅｓｈできたようですね。鉄なべもっていったのですか？
Mikuniさん、こんにちは。
なんとか、気分転換できました、ありがとうございます！
あれ、鉄ではにです、すごく軽いですよ。
理想は南部鉄器ですが
anbyさん
レポを読んで「行程はお昼まで」の重要性を認識しました。ついつい「せっかく南アまで来たのだから」と長い行程を計画して、「行程は日没前まで」と欲張ってしまいそうなので、よい戒めになりそうです。
今年は関東甲信は不安定ですね…
雷はおっかないです(至近で遭遇して身にしみました
それでも欲張りたくなる気持ちを抑えるのは大変ですね
おいしそうなごはんですね
テントに赤ちょうちんはあがりましたか？
なかなか天気は難しいですね。ご無事で何よりです。
来週も天気はかなり怪しい・・・北岳のコースはどうかなぁと思っていましたが、右俣でもアイゼン必携は良く分かりました。
恐らく南よりの方が悪いでしょうから、北がダメなら諦めます。或いはもっと北に向かうか。
「お昼まで」はなかなかできないですよね。
私も以前は、明るいうちが行動時間的な感じでした。
でも、ピークハントを目的にしなくなってからは、いろんな意味でまわりが見えるようになりましたね。
文字通り、まわりの景色がみえるようになった、景観を楽しめるようになった。
足元の花に興味を持つようになった。
そして、自分を客観視できるようになった。
午前中は山に登ることを楽しむ。お昼にテントを張って、午後は山にいることを楽しむ。
そんな山登りを今、やってます
雷はホント、こわいです。
以前、雲取山で、目の前を小さな稲妻が泳いでいたことがありました。
以前、富士山御殿場口を夜中に登ってたとき、こんな真夜中に自衛隊は演習するのか？と思っていたら、かなりの落雷で逃げ帰ったことがありました。
登山はじめたばかりの頃のことですが
赤提灯、今回は土砂降りの雨だったのであげませんでした。
この時期の天気はどうにもならないですね。
登山も、楽しむというよりも、修験な感じになりますし。
北ア、お気をつけて＾＾
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