ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 511535
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬三山〜不帰の嶮〜唐松岳

2014年09月13日(土) 〜 2014年09月15日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
23.1km
登り
2,183m
下り
2,165m

コースタイム

1日目
山行
6:25
休憩
0:35
合計
7:00
8:00
150
栂池自然園
10:30
10:30
25
白馬乗鞍岳
10:55
11:30
135
白馬大池山荘
13:45
13:45
55
三国境
14:40
14:40
20
白馬岳
15:00
白馬頂上山荘
2日目
山行
7:25
休憩
0:20
合計
7:45
4:50
70
白馬頂上山荘
6:00
6:00
60
杓子岳
7:00
7:10
40
白馬鑓ヶ岳
7:50
8:00
55
天狗山荘
8:55
8:55
205
天狗の大下り
12:20
12:20
15
唐松岳
12:35
唐松岳頂上山荘
3日目
山行
2:10
休憩
0:00
合計
2:10
5:30
130
唐松岳頂上山荘
7:40
八方池山荘
天候 初日 曇り〜夜雨 2日目 午前 晴れ 午後 曇り 3日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
八方第五駐車場(無料)に駐車。初日栂池のゴンドラまでタクシー移動 2700円
その他周辺情報 おびなたの湯 9:00から開いてます。大人600円。八方から車で20分くらい
朝は晴れ!
2014年09月13日 06:12撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/13 6:12
朝は晴れ!
白馬大池を目指します
2014年09月13日 09:16撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/13 9:16
白馬大池を目指します
白馬乗鞍岳頂上
2014年09月13日 10:17撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/13 10:17
白馬乗鞍岳頂上
白馬大池
2014年09月13日 10:42撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
9/13 10:42
白馬大池
水底まで見えます
2014年09月13日 10:36撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/13 10:36
水底まで見えます
白馬大池山荘と。
2014年09月13日 10:45撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/13 10:45
白馬大池山荘と。
雷鳥 発見!
2014年09月13日 11:55撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/13 11:55
雷鳥 発見!
稜線がよいですね
2014年09月13日 13:11撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
9/13 13:11
稜線がよいですね
最後の登り、ここからあと1時間
2014年09月13日 13:35撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/13 13:35
最後の登り、ここからあと1時間
2014年09月13日 14:28撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/13 14:28
山頂げっと!
2014年09月13日 14:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
9/13 14:36
山頂げっと!
もくもく
2014年09月13日 14:37撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/13 14:37
もくもく
明日の目標を確認
2014年09月13日 14:30撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/13 14:30
明日の目標を確認
白馬山荘
2014年09月13日 14:45撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/13 14:45
白馬山荘
テン場はすでにいっぱい
2014年09月13日 15:04撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/13 15:04
テン場はすでにいっぱい
うまし!やちさん特製ビーフシチュー!!
2014年09月13日 16:37撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/13 16:37
うまし!やちさん特製ビーフシチュー!!
なんとパンを焼く!
2014年09月13日 16:38撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/13 16:38
なんとパンを焼く!
ぐつぐつ♡
2014年09月14日 03:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 3:29
ぐつぐつ♡
朝!白馬山荘のあかりが幻想的
2014年09月14日 04:54撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 4:54
朝!白馬山荘のあかりが幻想的
日の出前。
2014年09月14日 05:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
9/14 5:03
日の出前。
日の出を眺める2人
2014年09月14日 05:20撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/14 5:20
日の出を眺める2人
朝日にそまる
2014年09月14日 05:30撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 5:30
朝日にそまる
朝日にそまる白馬岳
2014年09月14日 05:28撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/14 5:28
朝日にそまる白馬岳
杓子岳、山頂手前の登り
2014年09月14日 06:46撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 6:46
杓子岳、山頂手前の登り
杓子頂上。逆光のCL
2014年09月14日 06:00撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
9/14 6:00
杓子頂上。逆光のCL
雲海!!
2014年09月14日 06:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
9/14 6:03
雲海!!
ここ滑れそう?BCひろみさん…
2014年09月14日 06:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 6:03
ここ滑れそう?BCひろみさん…
白馬鑓ヶ岳山頂、白馬三山GET!
2014年09月14日 06:48撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/14 6:48
白馬鑓ヶ岳山頂、白馬三山GET!
景色は最高!
2014年09月14日 07:08撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 7:08
景色は最高!
晴れてきた!
2014年09月14日 08:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 8:40
晴れてきた!
稜線を歩く我らの影ww
2014年09月14日 07:08撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 7:08
稜線を歩く我らの影ww
天狗山荘
2014年09月14日 07:38撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 7:38
天狗山荘
天狗の頭
2014年09月14日 08:16撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 8:16
天狗の頭
ここから、天狗の大下り
2014年09月14日 08:46撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 8:46
ここから、天狗の大下り
まず、鎖1本目
2014年09月14日 08:49撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/14 8:49
まず、鎖1本目
さくさく下る頼もしい2人
2014年09月14日 08:54撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/14 8:54
さくさく下る頼もしい2人
不帰!
2014年09月14日 09:09撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 9:09
不帰!
あっというまに一峰
2014年09月14日 10:12撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 10:12
あっというまに一峰
二峰は南と北があります。
2014年09月14日 10:12撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 10:12
二峰は南と北があります。
二峰直下より。どこから登るんだ?!!
2014年09月14日 10:21撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 10:21
二峰直下より。どこから登るんだ?!!
2014年09月14日 11:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 11:26
雲がわいてきちゃった
2014年09月14日 12:21撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 12:21
雲がわいてきちゃった
あ、あれもう唐松?
2014年09月14日 12:25撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/14 12:25
あ、あれもう唐松?
唐松岳頂上山荘に到着〜
2014年09月14日 12:30撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 12:30
唐松岳頂上山荘に到着〜
テン場は、眼下に段々畑のように広がっています
2014年09月14日 12:39撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 12:39
テン場は、眼下に段々畑のように広がっています
あ・・・お腹減ってたら、焼き鳥丼撮り忘れた。スープまで付いて幸せ♪
2014年09月14日 16:01撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 16:01
あ・・・お腹減ってたら、焼き鳥丼撮り忘れた。スープまで付いて幸せ♪
夕方、唐松テン場より。幻想的。
2014年09月14日 17:54撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/14 17:54
夕方、唐松テン場より。幻想的。
CL特製トッピング沢山の雑炊♪
2014年09月15日 03:43撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 3:43
CL特製トッピング沢山の雑炊♪
3日目。唐松山荘からの剣!
2014年09月15日 05:23撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/15 5:23
3日目。唐松山荘からの剣!
唐松も朝日に染まる!
2014年09月15日 05:23撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
9/15 5:23
唐松も朝日に染まる!
日の出
2014年09月15日 05:19撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
2
9/15 5:19
日の出
朝焼けがすごかった!
2014年09月15日 05:24撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
9/15 5:24
朝焼けがすごかった!
染まる不帰
2014年09月15日 05:30撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
9/15 5:30
染まる不帰
高度感?
2014年09月15日 05:30撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/15 5:30
高度感?
パノラマでも
2014年09月15日 05:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/15 5:31
パノラマでも
八方尾根から見たキレット
2014年09月15日 05:38撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 5:38
八方尾根から見たキレット
八方尾根から眺める天狗の大下り。BCなCL、あそこって下れるの?
2014年09月15日 06:05撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 6:05
八方尾根から眺める天狗の大下り。BCなCL、あそこって下れるの?
木道をさくさくと
2014年09月15日 07:26撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 7:26
木道をさくさくと
水面が綺麗
2014年09月15日 07:34撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 7:34
水面が綺麗
で、さいごはおいしいごはん!
2014年09月15日 11:54撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/15 11:54
で、さいごはおいしいごはん!
黒部ダムカレー♪
2014年09月15日 11:45撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 11:45
黒部ダムカレー♪
下山後、ムスカの作品を見に行こう!と。
2014年09月15日 12:34撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 12:34
下山後、ムスカの作品を見に行こう!と。
うちのカメラでは表せない・・・
2014年09月15日 12:41撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 12:41
うちのカメラでは表せない・・・
釜焼きピザが食べられる可愛いお店
2014年09月15日 13:42撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/15 13:42
釜焼きピザが食べられる可愛いお店
なんとピザもたべたりして…
2014年09月15日 13:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/15 13:53
なんとピザもたべたりして…

感想

<感想まとめ>
・白馬はスケール大きかった
・寒気が入って空気は冷たかったが、「雪降るかも」という予報ほど寒くはならなかった
・不帰ノ嶮は岩場慣れ・高度慣れしていれば問題ないと思われる
・ヘルメット着用の登山者が多く、周知徹底が広がっているのだなと感じた
・テン場には14時には到着していないと場所の確保が厳しい
・とにかく人が多い、テント泊の登山者も多い。登山ブームは定着しているのかな?

<装備>
・500hpaで-15℃の寒気が入る予報だったので、寒さ対策としてウェアは秋山仕様で行った。
・シュラフは上下ダウン着用で夏山用(モンベル#5)で寝れた。他の2人は3シーズン用、厳冬期用だったので人それぞれ?
・キレット越えがあるので余計なものは持ってこないようにと事前に伝え、軽量化してきてもらった。ゴンドラ乗り場で軽量したところ、全員15kg以下。ナイス!
・不帰ではメット着用。簡易ハーネスをつけるか悩んだが、ビレイを取るよりもさくさく進んだ方がより安全だと考え、ハーネスは作らず。

<長い感想>
去年から行こう行こうと思ってなかなか機会がなかった不帰ノ嶮。
今回の連休、当初予定していた北アルプス案がなくなったので、代替としてこちらへ行くことに。

3大キレットの中で、八峰キレットがいちばん容易というのはよく聞くけど
不帰は大キレットと比較するとどうなんだろう?というところが、結局調べてもよくわからなかった。。

八方の第5駐車場に前泊。
3時時点ではまだまだ停められたが、朝5:00に起床した頃にはすでに満車だった。
タクシーで栂池まで移動し、チケット売り場に並んでいる際に、こやP班に遭遇。
頂上山荘まで行くということなのでしばらく行動を共にするが、途中で「大池泊まりにする」との変更。
がーん、宴会できると思ったのに…。おいしい夕飯を分けてもらえると思ったのに…!!

我々は翌日の行程が長いため、初日に頂上山荘までたどり着かないと後がツライ。
泣く泣く別れ、先を急ぐ。
小蓮華山を過ぎたあたりから、徐々にガスが湧いてきた。
飛騨側から漂ってくる空気がとても冷たい。寒気が入っていることを実感。

白馬岳を通過すると、山荘から頂上へ向かうたくさんの人とすれ違った。
さすが収容300人を誇る白馬山荘、人が多いわけだ…。
我々はテントなので、頂上山荘のテン場へ急ぐ。
15時時点で、もういっぱい。4テンは張るところがなく、ロープ外に張るしかないか?と思ったところ
どうにかギリギリのスペースを確保。
雨が降り出し、濡れながらの作業となったがなんとか設営。

テントに入って落ち着いたところで、ビール飲みながら夕飯。
yachimayuさんの自家製乾燥野菜入りビーフシチュー。旨い!パンも焼いてくれてお腹いっぱい、満足。
乾燥野菜作れるのすごい!軽量化・保存可できていいなぁ。見倣って自分も作ってみたい。

この日は2時間睡眠でとにかく眠くて、ご飯食べたらソッコーでおやすみなさい。
まだ18時前の明るい時間だったが、みな即寝。

稜線上では雪が降るという予報もあったため、シュラフは夏用か3シーズン用かで悩んだが
夏用(モンベル#5)で大丈夫だった。(ただし上下ダウン着用)
他の2人は3シーズン用と厳冬期用だったので、真ん中に寝させてもらったおかげかな。

2日目、朝はいい天気。
3時起床5時出発。
準備に2時間あるとテント撤収含めてもかなり余裕があり、手慣れてるメンバーだとラクだなーと実感。

テン場を見下ろすと、すごい数でびっくりした。カラフルなテントがひしめき合っていて綺麗だけど、混雑っぷりに引く。

稜線歩きは気持ちよい!
久々の山で、「やっぱり縦走いいな〜!!」とテンションが上がる。
朝陽がキレイ、雲海がキレイ、稜線がキレイ、下界の景色もキレイ。

歩いてきた栂池方面や、剱や槍、果ては富士山、八ツ、南アルプスまで眺めながらご満悦。
ルンルン気分で杓子・白馬鑓を越えて、さらっと白馬三山を制覇。

天狗山荘には不帰へ向かう人への注意喚起の看板などがあり、
ここでヘルメットを着用して進む人が多かった。
ちなみに今回、不帰を通過する8割以上の登山者がヘルメットを着用していたと思う。
つけていない人の方が目立っていた。
我々は天狗の大下り前でメット着用。

大下りは最初に鎖場が2箇所ほどあり、そこが一番の悪場であとはザレた下り。
約300mの標高差を一気に下りる。
登ってくる登山者と会話を交わすと、みんな「下る方がイヤだ」と言っていたけど
下りきった後に見上げると、やっぱり登る方がイヤだと思った…。。。

そして今回の主役、不帰ノ嶮。
急な岩場を淡々と登ってl峰を通過し、難所と言われるll峰へ。
遠くから見ても、長い鎖場の登りでちょっと渋滞しているように見えた。
ここは、登りに関しては鎖を使わない方が断然登りやすいと思った。鎖掴むとルートが限定されちゃうから。。

この後の鎖のトラバースが核心なのかな?
岩場慣れしてないとか、足場が悪くて高度が怖いとかっていう人はセミになっちゃうかもね、という感じ。
我々は淡々と通過…。ホントに淡々と…。

しかし今年初めてのテン泊縦走だったので、重荷で岩場を登るのはやっぱり疲れた。
体をひきあげるのがツライ!筋力も体力も落ちてるの実感。山に行ってないとダメだなぁ。

ガスってきてしまって、高度感を堪能できなかったのは残念でした。
lll峰はもはや「あれ、どれがlll峰…?」状態で、よくわからないまま気がついたら唐松頂上が目の前だった。
そんな明確なピークはなかった気がする。。

唐松頂上は激混み。さすが人気の山!山荘へ下るのも渋滞でした。
テン場もやはり混雑…。なるべく上の方に設営し、とっとと生ビールを買いに行く。
缶ビールも買って、さっそく「お疲れ宴会」開始。
時間を見計らって夕食の準備、今日はcapeの焼き鳥丼。五目御飯を使うのがよい。旨かった。
この日もさくっと就寝。山の中でたっぷりと睡眠を補給しました。

最終日は素晴らしい日の出を写真におさめて、たったか下山。
小屋では「8:30から運行」と聞いていたので、早くついても仕方ないからのんびり下っていたのだけど、
8時過ぎに到着したらリフトがすでに動いてた。どうやら8時から運行していたみたい。ラッキー。

下山して、みんな「小腹が減った!!」と叫ぶので
八方インフォメーションセンターでケーキだのおやきだのと食べて一息入れ、温泉へ。
「おびなたの湯」は情緒ある露天風呂だった。
洗い場が外で、シャワーが2人で1つを使うカタチなので寒い日はキツそう。。
脱衣所も狭く、身支度できるようなスペースがないので(ドライヤーも1つだけ)
風情は申し分ないけれど、アメニティやドレッサーなど利便性を求める女性には厳しいかもしれない。
単純に浸かるだけならステキな露天風呂でした。

お昼を食べて、ムスカの美術作品を見に行き、おいしいと教えてもらったパン屋さんに寄ってピザを食べ…
中央道の渋滞に突入!!
もうちょっと早く出ていれば回避できたかもしれないけど、その分色々と楽しめたので
「我が人生に一片の悔いなし」!!

楽しい縦走でした。一緒に行ってくれたyachimayu、cape、ありがとう〜。

白馬岳も唐松岳も行ったことがあるのに、不帰キレットを超えたことはなかったので、この連休に行くという頼もしい山岳会のパーティーに加えてもらいました。

テン泊全荷、縦走、岩稜帯。
加えて、同行者はクライミングスキルの高い健脚メンバー。
「行ける」と思ったから参加表明させてもらったのだけれど、「自分がお荷物にならないよう」というのが1番の課題だったのでした。

<準備で心がけたこと>
・軽量化(共同装備、食材、水(テルモス含む)で15kg以内)
⇒寒くなることが予想されたので防寒対策は秋山+レベル。せっかくの女子山行なので食事は貧相にしたくないなという思いもあり、まず削ったのは「あると便利なもの」とお酒。
自分は極端な寒がりではないのでダウンパンツも省きました。今回は大丈夫でしたが、これ以上寒くなった場合は必須かと。

・最低限のロープワーク
⇒何を持って「最低限」というかは、クライミングスキルの未熟な自分には判断が難しいところですが、「簡易ハーネスでセルフビレイとってね」と言われた時に一応できるようにというレベルで復習。


2014/9/13(土)
栂池から登り始めた頃は天気も良く、女子会トーク炸裂な楽しい山歩き。
ガスってきたため、小蓮華山から白馬岳の眺望を堪能することは出来なかったのが少し残念。
(同じ山岳会パーティーと一緒のテン場に泊まれなかったのも残念っ。)

白馬山頂宿舎のテン場はすでにいっぱいで、4テンが張れたのが軌跡のような混みっぷり(ふたりとも、ありがとー)。
「いつでも寝れるようにして女子会トークすればいいやん」と言いつつ、
前日の睡眠時間が少なかったせいもあり、横になった瞬間に激落ち。
17時30分に就寝。

一眠りして目が覚めた19時30分。
空には満点の星。天の川も見える!!
2人を起こそうか迷ったのだけれど、疲れてぐっすりな様子だったので、明日のことを考えやめておく。
雪を心配したのだけれど、そこまで酷く寒くはなかったので寝るのに支障なし。

2014/9/14(日)
朝日が出る前に、テン場を出発。
朝の7:00には白馬三山を踏破し、しばらくは楽しい尾根歩き。
景色も良くはしゃいでしまいそうになるところを、体力温存のために我慢、我慢。

天狗の大下り
上部に数か所鎖があり、手を使って下る箇所も何か所かあり。
登りの人とすれ違いが必要な場があるので、声をかけあいながら待つ場面も。
「石を落さないよう」CLからも言われていたのに、すれ違いを待つような何でもない場所で落としてしまう。大きく反省。

不帰嶮
先行するふたりに勉強させてもらい、声をかけてもらいつつ超えていきます。
全く登れないという箇所はなかったけれど、二峰北峰の登りで、一か所自分のスキルが足りないなあと感じる場所あり。
でも、怖さや不安より、まず「楽しかった!」が1番な不帰嶮超えでした。
登ること、下ること自体が楽しくて。
眺望(CL曰く、高度感(笑))が得られなかったのが少し残念ですが、あれで周囲も下もばっちり見えていたら、自分はどうだったのかなと思ったり。

<メモ>
キレット自体ではなく、自分の後ろのパーティーの在り様がすごく怖かった。
2人の体をロープで繋いでいるのですが、スキルのない私でも「???」と思う感じ。
しかも、あまり岩場に慣れていないのか、勢いに任せて反動をつけて登ってこられるので、何度か接触されて、びっくり。
(さすがに少し待ってもらうよう伝えました。)
でも、やはり1番怖いのは、「もうだめ」「置いて行くぞ」と喧嘩しながら進んでいることかもしれません。


早めに唐松岳頂上宿舎に到着。
今回もふたりが良い場所にテントを設営してくれたおかげで、早々と生ビールで乾杯ができ、まったりテントライフ満喫。

2014/9/15(月)
今日は、八方尾根を下るのみ。
振り返れば、白馬三山、天狗の大下り、不帰嶮、唐松岳も見え、
天候にもメンバーにも恵まれた この夏(夏?)1番の縦走でした。

反省は、縦走なのにラジオで天気を確認しなかったこと。
ちゃんとした山荘のテン場だと、そこで天気が確認できてしまうので、つい忘れがち。

今回同行させてもらったふたりを見ていたら、
自分も、もう少しいろんなことにチャレンジしたいかもと思えた山行でした。
今回は、本当にありがとうでした!!

<おまけ>
下山後は、大町にある山岳会仲間の芸術作品を見に行きました。
すごく不思議なかんじで、ひとことで言えば「綺麗」でした。

<おまけ2>
・根菜を乾燥野菜にするには、電子レンジを使用すれば早いです。
(人参、じゃがいも)2cm角に切り、電子レンジ10分。粗熱とレンジで発生した湿り気を乾かす程度で、その週に食すくらいなら問題なし。

ひ、ひろみちゃん(動揺)と行く!
白馬三山〜不帰の劍!!

前からずっとアプローチし続けてやっと実現したひろし兄貴との縦走にいけました!
なにはともあれ参加条件の「ひろみちゃん」と呼べるか核心…
歯を食いしばり、血反吐ははいたものの(?)なんとかクリア!

無事白馬へ乗り込みました。

白馬もキレットも初めて。
正直あまり白馬に興味がなかった(有名すぎて…)もののさすがの名山。
スケールの大きさに脱帽。
栂池からのとても登りやすい道+この景色。とても素敵な山でした。

初日はゴンドラ乗り場でコヤピー班に遭遇し、これはお夕飯のご相伴に…!!
と過大な期待をしたところ、なんと白馬大池までとのこと…
何たる絶望感…。
久しぶりにマコさん、チカさんも居て夜は楽しみにしていたから本当残念。。

しかし、2日目の行程を考え気を持ち直し白馬頂上へ。
頂上に近づき天気もガス気味。
寒気が入っている影響もあってか寒さが秋山…
よく見ると草紅葉も始まりつつありました。
寒さをレイヤリングで調整しつつ頂上を踏み、山荘へ。

頂上山荘についたときはテン場はいっぱい。。
テントとテントの間を縫って設営。
ヤチさんの乾燥野菜を使った激うまビーフシチューでコヤピーを忘れ…、
前泊の寝不足に陽があるうちに3人とも落ちました。。

2日目はいよいよ三山制覇と不帰越え。
予定通り出発し、朝日を拝みつつ杓子、白馬鑓を踏破。
最高の稜線歩きでした。

天狗山荘で十分準備し、いざ天狗の大下り。
ザレた斜面に気を付けつつ、降りて目の前にそびえる不帰へ。

難所は2峰の登りとトラバース。
しかし鎖はしっかりあります。
ザックの重さに降られないように、足が雑にならないように気を付けつつ
無事通過。

後ろを歩いてた別パーティが何やら口げんかしてたことの方が怖かった…
ロープで後方を確保してたけど、、ボディビレイ?なのか先頭の方はセルフをとってるようにも見えず…
人のことを気にしてる場合じゃないものの、険悪な雰囲気にびくびく。。

切れ落ちてる箇所で冷静さを欠いた行動はやっぱり怖いですね。。

ともあれ我がヒロミパーティは仲良く通過。

2峰のピークでちょっと一息。
さあ、あとひと越え!と進むと…
あれ、、あれはもう唐松山頂??
3峰はいずこ…
3峰を確認できず気づいたら唐松到着の失態…(汗)

ともかく無事ついたことはよかったよかった。

今回はひ、ひろみちゃん(やはり動揺)の安心CLとヤチさんとも相互確認しつつ
良い緊張感とそれでいて楽しい雰囲気で登れて充実した縦走ができてよかったです。


下山後はほっこりごはんを食べ、ムスカ先生の作品を解説付きで見てさらに女子旅を満喫!

充実満足の3連休でした。
みなみな様ありがとうございました!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1154人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
後ろ立山 北半分を縦走するルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら