記録ID: 511776
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
易老渡〜光岳〜聖岳〜便ヶ島
2014年09月14日(日) 〜
2014年09月15日(月)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 4,133m
- 下り
- 3,938m
コースタイム
1日目
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 12:55
天候 | 14日 晴れ時々くもり 15日 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北又度発電所ゲートが閉じられていました。 すぐ手前の広場は下草が刈ってありましたが、もちろん満車。 日帰りの人が帰ったのでしょうか、辛うじて一台分の空きがあったので駐車のうえ、早々に車中泊で仮眠です。 この広場のキャパは20台程度。 少し手前の北又に架かる橋から路駐車両が散見、ゲート手前までにも点々と駐車されていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
他の画像はこちらです http://www.eonet.ne.jp/~yama-album/minamialps/1409/14-15.htm 上河内岳から見た朝日の画像はブログに載せています http://album-diary.blogspot.com/2014/09/14-150914.html ■北又度ゲート〜易老渡登山口 所要時間、1,5時間。 地道とアスファルトの混在した普通の車道で、これなら一般的な車は通行できるレベル。 地元の林道の方がもっと酷いです。 ■易老渡登山口〜易老岳 鉄橋を渡るとつづら折れの急登が面平まで。 さらにP2,255までも急登が続き、わずかに下ったあとも上りです。 稜線が低くなるとともに傾斜が緩やかになりだすと、ようやく易老岳です。 ルート上には易老岳を『30』とする白い小さなプレートが『1』から順番にあります。 間隔の基準はよく分かりませんが、あるのとないのでは大違いで、目標を持って歩けるので大いに助かります。 『6』辺りまでは暗闇の中でしたが、それでも確認できました。 プレートは『30』まであり『10』が面平。 『29』と『30』はすぐそこなので、実質は『29』が易老岳です。 ■易老岳〜光岳(テカリ石) 特に問題ありません。 三吉平から静高平の林は美しく、センジヶ原は開放的でいいですね。 ■易老岳〜希望峰〜仁田岳〜茶臼岳〜茶臼小屋 特に問題ありません。 希望峰から向かった仁田岳は偽ピークのもう一つ先でした。 時間的には短いので許せるでしょう。 ■茶臼小屋〜上河内岳〜聖平小屋 問題ありません。 一ヶ月前に歩いたこともあり、夜明け前の暗闇の中でも苦なく歩けました。 雨で大変だった印象の強い聖平手前のぬかるみも、今回は好天だったので気になりませんでした。 緩傾斜ながら木道も足元を気にせず歩けるのはうれしいですね。 ■聖平小屋〜薊畑〜小聖岳〜前聖岳〜奥聖岳 森林限界を超え小聖岳を過ぎると吹きさらしの稜線を進みます。 次第にザレ場の急登になるのでバランスを崩さないように。 ■薊畑〜苔平〜西沢渡 一気に下るのみ。 そんな中、苔平付近の原生林は見事の一言に尽きます。 ようやく下りついた西沢渡ゴンドラは一人ではかなりの重労働。 登りでは「これからなのに」、下りでは「ここに来て」的で、かなり堪えそうです。 幸い、5人が2班に分かれた形で協力し合って渡りました。 水量が少ないことが最もラッキーだということになります。 ゴンドラの積載量は表記はありませんでしたが、基本、皆ザックを持っていることを考えると3人程度です。 ■西沢度〜便ヶ島〜易老渡 便ヶ島への遠山川に沿った軌道跡の道も気を抜けません。 トンネルを抜けると便ヶ島で、ここからは車道歩きです。 易老渡までに一ヶ所、沢側がやや崩れているところがありましたが、車が通行できないレベルではない気がしました・・・。 |
写真
ナナカマドと上河内岳
間もなく真っ赤に色付くことでしょう
この付近では登山路に赤い石を見ることができます
南岳付近ではガスに巻かれ、眺望を得ることができませんでした
この付近からの(きっと)大迫力の聖岳も見たかったな〜
間もなく真っ赤に色付くことでしょう
この付近では登山路に赤い石を見ることができます
南岳付近ではガスに巻かれ、眺望を得ることができませんでした
この付近からの(きっと)大迫力の聖岳も見たかったな〜
小屋の名物「フルーツポンチ」が当初はあるべき場所にありませんでした
早い時間(8時頃)だったので、まだ提供していないとのことでしたが、かなり愉しみにしていたので、つい催促してしまうと快く出していただきました
昨日のままとのことでしたが、とってもおいしかったです
早い時間(8時頃)だったので、まだ提供していないとのことでしたが、かなり愉しみにしていたので、つい催促してしまうと快く出していただきました
昨日のままとのことでしたが、とってもおいしかったです
赤石岳が見えるのを楽しみに歩を進めると・・・、期待通りです
デカい山容が圧巻です
こちらの方がスケールが大きいですが、三俣蓮華岳や三俣乗越付近から見た鷲羽岳に山容や山体が似てますね
デカい山容が圧巻です
こちらの方がスケールが大きいですが、三俣蓮華岳や三俣乗越付近から見た鷲羽岳に山容や山体が似てますね
奥聖岳でセルフで自撮りしました
三脚がなくても人のいないところではこんな写真が撮れるのがありがたい
平坦な場所(石)を選んでカメラをセットし、ピントはマニュアルモードで標柱に合わせます
露出も決めた上で、あとはセルフモードでシャッターを切れば何秒か後にはご覧の画像の出来上がり
わざわざ人にお願いして出来上がりにガッカリするなら、苦労してしっかりとした納得の一枚を撮った方がいいです
所詮は記録的な一枚に過ぎませんけど・・・、一眼レフの人は、ぜひ
三脚がなくても人のいないところではこんな写真が撮れるのがありがたい
平坦な場所(石)を選んでカメラをセットし、ピントはマニュアルモードで標柱に合わせます
露出も決めた上で、あとはセルフモードでシャッターを切れば何秒か後にはご覧の画像の出来上がり
わざわざ人にお願いして出来上がりにガッカリするなら、苦労してしっかりとした納得の一枚を撮った方がいいです
所詮は記録的な一枚に過ぎませんけど・・・、一眼レフの人は、ぜひ
西沢度近くまで下ってきても滑落の危険個所が何ヶ所かあるので沢に下り着くまでまで気を抜かずに歩きたいです
このゴンドラ、立派なのはいいのですが一人で往来するにはかなり厳しく、疲れるでしょうね
労力が必要かどうかは水量しだい、ってところです
このゴンドラ、立派なのはいいのですが一人で往来するにはかなり厳しく、疲れるでしょうね
労力が必要かどうかは水量しだい、ってところです
易老渡はこうなってたんですね
朝4時半に着いたので、真っ暗闇の中どこを見るわけでなし、そそくさと橋を渡って登山道に向かったので、この時初めて目にしました
グレート・トラバースの田中陽稀さんが光岳へと向かう際に写っていた休み処です
朝4時半に着いたので、真っ暗闇の中どこを見るわけでなし、そそくさと橋を渡って登山道に向かったので、この時初めて目にしました
グレート・トラバースの田中陽稀さんが光岳へと向かう際に写っていた休み処です
装備
個人装備 |
三脚
|
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感想
今日は祭日で、易老渡のやや上部の広場に数台の工事関係車両が駐車してあったのは確認していました
時間はちょうど16時
「早く切り上げて下山しないかな〜」
ちょうどこんな話をしながら歩いていました
願いが通じるはずはないのですが、こんなことはあるんですね
そんな折、後ろからそのうちの一台がやってきたのです
すぐそばを、まさに通り過ぎてしまおうとしたかどうかのその時、運転席の窓が開いているのを見て、一か八か声をかけたんです
「乗せてってもらえませんか?」って
「いいよ。」
北俣渡までに何人の登山者(下山者)を追い越したでしょうか
その度に申し訳ない気持ちもありましたが、何とも微妙な気持ちです
ゲートに着いてしばらくすると、関係車両が次々に下山してきましたが、後続のどの車両にも下山者は同乗させてもらっていないようでした
車に乗って下山して行く我々の姿を見て、登山者としてあるまじき行為と思った人もいるでしょうが、大半は羨望の目を向けた方ではなかったでしょうか
そんな方こそ、ちょっと勇気を振り絞って声を掛ければ、ずいぶん楽に、また労せずに下山できたに違いありません
断られてもともとですし、本来、便ヶ島までは車両で入れるんですから
ただし、最後まで歩き通してナンボの人は決してこんなことはしない下さいね
それはそれで決して否定はしませんよ
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こんばんは。渡渉籠きつかったけど、面白かったですね。
わずかな時間ではありましたが、一緒に下山できたのは非常に有意義でした。
帰りの高速、睡魔との戦いがあったのでは?
岐阜在住の自分の2倍以上の移動お疲れ様でした。
あのゴンドラはもちろん街乗りの先導も、助かりました。
GSはあんなもんですかね。早目の給油は心がけてはいるんですが・・・。
高速では、いつも通り(?)京都手前で睡魔に勝てず、ちょこっと寝てました。
明るくなる前までに帰れたら上等ですね。
こんばんは♪hime672さん(*^_^*)
先日は本当にありがとうございました
hime672さんと出会えた事で、私たちにとってはとても助かった事はもちろんですが、みんなで力を合わせてゴンドラでの川渡りは、何だかとても楽しくて・・ このヤマでの良い思い出となりました
確かに最後まで林道を歩き通して・・とは思ってましたが、hime672さんが声を掛けてくれてOKだった時には思わず『ヤッタ〜』と喜んでしまいました
お互い皆それぞれ歩いてきたルートは違くても、最後はhime672さんやtsuka-ponさんたちと楽しく下山する事が出来て、本当に楽しいヤマ旅となりました
相方クン共々、本当にお世話になりました
え〜っ、フルーツポンチ食べなかったですか!
ヒッチハイクもそうでしたが、何でも言ってみればいいんですよ。
聖平小屋でも、自身が催促してフルーツポンチを出してもらうと、下山しようとしてた若い(これミソですよ)女性パーティーが舞い戻ってきて食べてました。
話す勇気がなかったようです。
みんな楽しみにしてるだけに、食べて得するというより食べなかったら損をした感じがしますもんね。
今度立ち寄ったときは時間外でも注文付けてみてくださいね。
(関西人は何かにつけ厚かましいだけかもしれませんが・・・)
お二人仲良く歩いているところと、またバッタリでも出くわしたいですね。
でわ。
丁度1ヶ月で実現したんですね。
しかも、林道は車に易しい?みたいで「ほっ」ですね。
先日の南の山行では光岳を諦めたので、易老度から聖を含めて欲張っちゃおうと企ててましたが、下見をしていただいたようなコース取り。
上河内岳からの御来光を楽しみにいつか実現したい!
上河内岳からの朝日を最大の目的としていたので、聖平と茶臼のうち、朝の出発時間のことを考え、そこまでの所要時間がより短い茶臼小屋を前泊地にしました。
一日目がちょっときつかったですが何とかこなせ、翌朝は好天に恵まれ頑張った甲斐がありました。
二泊できるなら聖平、茶臼泊の反対周回ルートでゆっくり回りたいですね。
林道は来年GW頃までは、今と同じ北又度から歩きのようです。
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