10月3連休山行の下見に行ってきました。過酷な山旅でした。（南ア・北岳〜間ノ岳；白峰二山）

2014年09月27日(土) 〜 2014年09月28日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.4km
• 登り: 2,172m
• 下り: 2,179m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:04
• 休憩: 0:56
• 合計: 9:00

7:00 広河原インフォメーションセンター
7:03 7:05 広河原山荘
9:11 9:28 白根御池小屋
11:45 11:45 草すべり分岐
12:18 12:20 小太郎尾根分岐
13:22 13:34 北岳肩ノ小屋
14:20 14:25 両俣分岐
14:45 15:03 北岳
15:13 15:13 吊尾根分岐
15:30 15:30 トラバースルート分岐
16:00 北岳山荘

2日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 1:17
• 合計: 9:00

6:00 北岳山荘
6:35 6:43 中白根山
8:00 8:12 間ノ岳
9:25 9:45 北岳山荘
10:00 10:05 トラバースルート分岐
10:30 10:32 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
10:55 11:05 八本歯のコル
12:30 12:30 二俣
14:35 14:55 広河原山荘
14:57 14:57 広河原
15:00 広河原インフォメーションセンター

※北岳山荘と間ノ岳を往復する際は、山荘にザックをデポしてから登ると非常に楽です。私は、ストック、飲料水、携帯電話、デジカメ、防寒着、財布、地図以外は山荘に置いてきました。（山荘スタッフのアドバイスによる。）

天候

【9月27日】晴れ（北岳肩ノ小屋付近で一時ガス）、【9月28日】晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

（駐車場）奈良田に第一、第二駐車場があります。第二駐車場には仮設トイレもあります。奈良田より奥の広河原へはマイカー規制のため、路線バスでの移動となります。バス出発時刻まで時間が余っている場合は、車中待機できます。
（路線バス料金）奈良田〜広河原；1，130円／大人1名

コース状況／危険箇所等

〈山行メモ〉
【9月27日】
1．広河原インフォメーションセンター→白根御池小屋分岐；吊り橋を渡って、広河原山荘前を通過し、登り始める。普通の登りである。危険な箇所は特にない。
2．白根御池小屋分岐→白根御池小屋；樹林帯の急登が続く。慎重に歩くこと。
3．白根御池小屋→小太郎尾根分岐；単調な急登で非常に疲れる。休憩は4〜5回が適。
4．小太郎尾根分岐→肩ノ小屋；岩場の直登（10mくらい）があり、通過に5分くらいかかる。
5．肩ノ小屋→北岳；コースタイム50分だが、実際は慣れてないと1時間くらいかかる。岩稜帯の急登が断続的に続き、北岳手前の小ピーク通過後の登り返しは、歩き疲れた体にはとてもきつい。北岳頂上にて、御嶽山の噴煙を確認した。御嶽山は北岳から50kmくらい西にある。なお、この日は南風のため、火山灰の到達はなかった。
6．北岳→北岳山荘；下山用の目印が無く、踏跡が多数あるため、コース取りは慎重に行う。岩稜帯でガレ場の急登があり、さらに一箇所ハシゴがあるため、慎重に歩くこと。

【9月28日】
1．北岳山荘↔間ノ岳；中白根頂上で、デジカメ用SDカードが原因不明で壊れる。今までの写真データ全消去状態で、テンションが下がった。ベースは岩稜帯のアップダウンコースである。ここもコースタイム片道50分だが、意外と時間がかかる。中白根通過後、腹痛により泣きそうになりながら何とか間ノ岳にたどり着いた。間ノ岳で三角点、標示板、御嶽山の噴煙を撮影しようと携帯カメラを使おうとしたが、こちらも充電切れでカメラでの記録ができなかった。最悪だった。
2．北岳山荘→八本歯のコル；前半は普通の登りであった。中盤から北岳を南東側に巻く、いわゆるトラバースルートになっていたが、水平の危険なハシゴが2、3本現れる。吊尾根分岐直下から危険な岩場の垂直降下をこなすと、途中に垂直ハシゴが2本現れる。ここは危ないので、ゆっくり通過すること。
3．八本歯のコル→大樺沢二俣；沢沿いのガレ場コースである。前半は危険な垂直ハシゴを4、5本をこなす。その後は沢沿いのガレ場を淡々と下る。スリップと怪我に注意すること。
4．大樺沢二俣→広河原山荘；前半は沢沿いの小石道である。後半は沢に架かる橋や小さな沢を通過する。スリップ注意である。
5．広河原山荘→広河原インフォメーションセンター；吊り橋を渡って、山行終了。お疲れ様でした！

その他周辺情報

（下山後の立ち寄り湯）；奈良田温泉、西山温泉
（入山届提出場所）；広河原山荘

写真

5/4 7:46

2日間の行程図の一部です。赤線と赤矢印が27日に歩いた所、青線と青矢印が28日に歩いた所を示します。「八本歯のコル」から「大樺沢二俣」に向けて下山中は、北岳バットレスの眺めが非常に良かったです。
10月3連休の山行では、必ず山の写真を撮ってきます！
ちなみに、この写真は鳳凰山へ登った時に撮影したものです。

撮影機器：

COOLPIX S8000 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ

1

Tシャツ

2

ソフトシェル

タイツ

ズボン

2

靴下

2

グローブ

防寒着

1

雨具

1

ゲイター

日よけ帽子

1

着替え

2

靴

1

予備靴ひも

サンダル

ザック

1

25L

ザックカバー

1

サブザック

昼ご飯

2

2日目は宿弁当。

行動食

3

非常食

2

調理用食材

調味料

飲料

2

500mL

ハイドレーション

ガスカートリッジ

コンロ

コッヘル

食器

調理器具

ライター

地図（地形図）

1

コンパス

1

笛

1

計画書

1

ヘッドランプ

1

予備電池

2

GPS

筆記用具

1

ファーストエイドキット

1

針金

常備薬

日焼け止め

ロールペーパー

1

保険証

1

携帯

1

時計

1

サングラス

タオル

5

ツェルト

ストック

2

ナイフ

1

カメラ

1

ポール

テント

テントマット

シェラフ

ヘルメット

感想

tomoh

　今回の山行は下見であるにもかかわらず、本格的な登山となりました。特に、岩稜帯の通過、急登や危険なハシゴ、沢などの通過が楽しかったです。2日間天気に恵まれ、紅葉が見事でした。写真データを公開できなかった点が悔やまれます。また、宿泊した北岳山荘では一日目の夕食が「ブリの味噌煮付け定食」、二日目の朝食が「鮭定食」で美味しかったです。スタッフの対応が丁寧で、トイレも綺麗でした。最高の小屋であると思います。
　なお、「八本歯のコル」付近の岩場やハシゴはスリルがあって楽しいですよ！