針ノ木岳-爺ヶ岳( 台風と台風の間の快晴山行 )
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,362m
- 下り
- 2,383m
天候 | 1日目 晴れ時々ガス 2日目 晴れ 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢〜針ノ木峠間の高巻きは結構高度感があります。 また、針ノ木峠手前の急登はジグザグに登っていくので、雪渓時より楽。 針ノ木岳〜種池山荘はアップダウン多し。 整備は行き届いているが、常に片側が崖なので、コケると非常に危険。 鳴沢岳の下りに結構怖い箇所があった。 |
写真
感想
先週の土曜の夜に海外出張から帰国し、ようやく山だ!とおもっていたら、台風直撃で日曜日はジムへ。
なら次の連休に+1して、4連休にしてやるぜ!と思って、有休取得したらまさかの2連続台風(つд⊂)
でも、土曜日、もしかしたら日曜日まで持ちそう。
なので、日曜日の午前中に下る日程で山行を組む。
というわけで行ってきました、針ノ木岳〜爺ヶ岳の縦走。
初日
平日なので、空いてるでしょと思い、のんびり出発し、6時頃到着。
予想通り、無料駐車場も空いている。
でも、予想に反して、周りはガスガス。
でも予報では晴れるはず。
なので、ちょっと仮眠。
起床後、コンビニ買った朝食。
朝食を食べている間にガスが晴れ、快晴。
テンション上がります。
準備をして、7時過ぎに出発。
扇沢でトイレを済まし、登山口で登山届を書いている際、鹿島槍ヶ岳の登山口を聞かれるという結構希な経験をしつつ、出発。
紅葉もかなり下に下がってきており、登山口から雪渓の入口までがピークという感じ。
ここは黄色が主体。
青空と黄色が輝きあって素敵です。
途中にある大門小屋は営業終了。
前来た時は軽アイゼンを貸出していました。
しかし、あの雪渓を登るには4本爪はちょっと心許ない。
小屋を過ぎ、先へ進むと、針ノ木大雪渓に到着。
雪渓は当たり前というべきか、歩くべき場所はない。
その横を進んでいく。
白馬岳のような一枚板の橋というスリリングな道を予想していたが、反してかなり整備しており、歩きやすい。
しかし、雪渓時とはかなり道が異なる。
特に高巻きルート。
高度感のある岩、鎖ルート。
上りきって、ほっと一息。
ちょっと行った先で休憩。
景色も良いし、たまらんね。
休憩後、先へ進むと、最終水場。
ここで5リットルほど補充。
これが結構効く。
最初はどうってことなかったが、登るにつれ、足が進まなくなる。
でも何とか1時間ほどで針ノ木峠に到着。
受付を済まし、テン場へ。
ガラガラです。
好きな場所に張れます。
前回とほぼ同じ場所に張り、休憩ならぬ昼寝。
そして、蓮華岳へ向け出発。
前回は雨の心配のある早朝だったので、景色を見る余裕あまりなかったけど、素敵な山です。
今回は花咲いてないけど、夏場はコマクサが咲き乱れ、グレーの地面に映えること。
緩やかな稜線を上り詰め、山頂に到着。
南の方は雲が多い。
台風の影響かな?
でも、明日進むべき北部は快晴。
明日はあそこを歩いていくわけです。
風も強いので、小時間休憩後、往路を引き返す。
そして、小屋でビールを購入。
小屋前でビールを飲みながら、雑談。
そして、テントで持ち込んだ肉、野菜を焼きながら、槍を望む。
贅沢です。
テント前に三脚を立てて、写真を取りつつ、夕食。
夕食後、就寝。
二日目
2時起床。
月夜を撮影。
でも、イマイチ。
その後、朝食。
荷物をまとめて、暗い内に針ノ木岳を目指す。
標高は蓮華岳と大差ないが、歩行距離は短いので、岩場の急坂が続く。
暗いので、印を見逃さないように注意して進む。
そして、1時間足らずで山頂に到着。
フリースを着込んで、防寒対策。
そして、撮影。
でも残念ながら、日の出は望めず。
その後、出発。
先ずはスバリ岳。
針ノ木岳から急坂を下り、直ぐに登り詰める。
ここから先、左側は常に立山、剱岳が見える。
つまり、
常に左側が落ちているということ。
気をつけて進みます。
登りきり、稜線を少し進むとスバリ岳に到着。
ここで、軽めのエネルギー補給。
まだまだ先は長い。
次は赤沢岳。
ここから一気に下る。
そして、緩やかに登り詰める。
道は、悪くはない。
しかし、山頂手前。
ガレ場の急登り。
手も使います。
でもそれほど悪いわけでもない。
( 後の鳴沢岳の下りの方がよっぽど悪い )
ガレ場を登り、少し歩くと赤沢岳に到着。
ここから鳴沢岳へはコースタイム上1時間。
でも、それほどないかな?
実際なかった。
でも、途中鳴沢岳の岩岩した山容を見ることができ、楽しめる。
鳴沢岳に到着したら、あとは岩小屋沢岳。
でも、ここが一番下る箇所。
下には既に閉まっている小屋が見える。
下り始めると、所々にイヤラシイ箇所あり。
場所によっては切れ落ちた箇所での垂壁気味の下りもある。
ホールドはいっぱいあるけど、怖いっす。
それ以外にも岩場の下りが幾つか。
それを超えて下りきると、小屋に到着。
でもしっかりと板を打ち付けられており、中にははいれません。
ここから登り。
急坂もあるけど、かなり歩きやすく、疲労は最小限。
そして、山頂に到着。
・・・新越岳。
地図には載ってない山頂です。
そして、前方に見えるピークが岩小屋沢岳っぽいorz
ここで、最終休憩。
のんびりした後、出発。
岩小屋沢岳には直ぐに到着。
記念撮影した後、直ぐに出発。
ここからが長かった。
下りが大半だが、たまに上りもある。
特に小屋見えてからの↓↑がきつかった。
もう終わりだと思っているからか、最後の上りで足が進まない。
休み休みしつつ、ようやくテン場に到着。
ガラガラ。
荷物を置いて、受付。
そして、テント設営。
そして、ビール+ラーメン。
あとはつまみでビールをぐびぐび。
テントで軽く寝たあと、夕飯を食べていると、外が暗くなり、星が見え始める。
月明かりきついし、この時間は光害がひどいだろうと思っていたが、それ程でもない。
下部のガスが光害の影響を抑えている模様。
急いで、カメラを持ち出して、撮影。
バルブ開けている最中はボーッと上を眺める。
星を見るのは好きです。
双眼鏡や望遠鏡で見るのもいいけど、ただ上を見上げるのも良いものです。
そして、時折シャッターを切る。
長時間をそんな感じで過ごした後、テントに戻り就寝。
三日目
まさかの寝坊で4時起床。
いつもは2時に起きるように目覚ましをかけるのだが、時計の電池が微妙っぽい。
アラームが聞こえなかった。
外を見ると、晴天。
爺ヶ岳に登って、日の出だね!
というわけで、急いで朝食を取り、急いで登る。
結果30分かからなかった。
寒さはそれ程でもない。
日の出前の特有の空模様を撮影し、日の出を待つ。
日の出時間を過ぎること、10分近く。
ようやく雲から顔を出す。
あとは楽しみながらの撮影タイムです。
八ヶ岳、富士山、槍、針、立山、剱岳、鹿島槍ヶ岳と撮影。
微かに染まった程度だったが、満足。
その後、記念撮影し、気持ちの良い朝の日差しを浴びながらテントへ下山。
テン場は既に閑散としていた。
皆、もう下山したのかな?
テントを撤収し、小屋で飲み物を補充し、下山開始。
途中、紅葉が見れるかな?と思ったけど、落葉しかない。
これはダメかな?と思っていたら、ケルンよりも下が紅葉。
若干枯れ気味だったけど、問題なし。
最後まで楽しめました。
下についたら、あとは駐車場までの登り。
これが地味に辛いけど、まあ問題なく車に到着。
帰路に着いた。
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