関西遠征その4 三上山(近江富士) そこに山があるから
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 395m
- 下り
- 383m
コースタイム
- 山行
- 2:22
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:22
天候 | 曇り 小雨 前日からの雨でぬれた登山道 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は一番楽な登山道(裏道)を通った、表道登山道は雨が降った時には使わない方が良いと思う。 |
写真
感想
この師走に関西の方に行ってきました。
関西遠征1 葦毛湿原
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関西遠征2 猿投山
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関西遠征3 金華山
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関西遠征4 三上山(近江富士) そこに山があるから
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関西遠征おまけ 天保山 日本で二番目に低い山を見下ろす展望台
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関西遠征5 愛宕山 風情ある雪景色
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関西遠征6 六甲山 ロープウェー山頂駅より散策
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関西遠征7 二上山〜葛城山 師走の大縦走
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関西遠征8 金剛山 大晦日に散歩
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さて、三上山を知ったのは、花の百名山であるということ、そして近江富士と言われてることからである。季節は冬なので、当然登れる山は限られる。滋賀県から一つと言われても比良ヶ岳や伊吹山というわけにはいかないのである。(いつか行く機会があるといいですが・・・)
昨日は、猿投山と金華山2つの山に登っている。猿投山のアプローチの長さ、金華山の岩場、両方とも結構な疲労度である。2つ合わせると結構な疲労が残っている。今日は、この山一つ登り次の日の愛宕山近くまで行くことにする。
昨日、金華山からここに来るのに関ヶ原や米原を通った、気温1度凍結の予感があったが運よく事故を起こすこともなく竜王の道の駅までたどり着いた。名古屋方面から近畿方面に出るのは冬は鬼門である(特に夜間通り過ぎるのは)。
朝、登山者用駐車場に車を入れ、三上山を見上げる。いやあ、堂々として立派な山だ。
浸食から取り残された山で「古事記」などにも記述がある歴史的な山である。紫式部がこの山を富士山のようだおたたえたために「近江富士」という愛称がつけられておる。また、藤原秀郷による大ムカデ退治伝説としても知られている。中世以降、建築材として周りの山の木は切られていったが、この山は木を切り出しにくかったために取り残された。この様子を松尾芭蕉が「三上山だけは夏を知っている姿だ」とたたえたという。
現在、花の百名山、関西百名山の一つとして選定されている。
今日は昨日の雨でぬれているので、一番楽な登山道をピストンすることと決めている。アスファルトの道を歩いて山にとりつくと、そこに安民祠と天保義民碑がある。天保13年におこった一揆で犠牲になった人たちの魂を鎮めるのと、苛政に打ち勝った民、そして民を守るのに奔走した庄屋土川清兵衛を祈念している。
なお、土川清兵衛は捕えられ、江戸で猛烈な取り調べを受けたのち獄死した。「人のため 身に罪とがに 近江路を 別れて急ぐ 死出の旅立ち」という辞世の歌の記念碑も残っている。
ここからがトレイルだ、私は分岐を右に行き楽なトレイルを選択する。しかし、それでも結構急角度である。しかも岩がぬれていて滑る、さらにその上に濡れた落ち葉がさらに滑りやすくする。したがって、ゆっくりと少しずつ慎重に登る。ストックだけでなく岩や木をつかみ三点支持で登っていく。コースタイムは40分〜1時間と聞いているが、1時間20分ほどかけてゆっくりと登っていく。けがなんてしてしまったらこれからの旅はすべてなくなってしまうのだ。と急ぎたい気持ちを抑えながら登る。
視界が開けてくる。すると、祠がある、「すわ、頂上か?」と思うが、本当の頂上はさらに先である。鞍部を通りさらに標高を上げたところが本当の山頂である。ここには、御上神社の奥宮があり、鳥居をくぐってお参りを済ませる。
その後、山頂について写真を撮っていると、表道を登ってきた方が来た。この方は普段からここに登っているそうで、慣れれば雨の日でも大丈夫なのだとか。冬場はトレーニングでここに登る人が多いそうである。
眺望は南・西方面に広がっている。大津方面、栗東方面、そして琵琶湖。ふうと吐く息が白い、周りは雪が結構ある、昨日の雨はここでは雪だったのであろう。
私は息を整えて、三上山にあいさつをしてきた道を戻る。滑ることさえなければ快調に下れる。犬を連れて登っている人、運動靴で登っている人、結構な人に会う。山を下りて駐車場に戻るときには20人以上のハイカーとすれ違った。人気の山なのであろう。
その後、駐車場隣にある御上神社にもお参りしてくる。
三上山をご神体としており、高齢天皇の時代に天之御影命 (あめのみかげのみこと)が三上山より降臨されたことからこの地に神社が建てられた。昭和時代の調査で、この地近くから銅鐸などが20個以上も出土していることから、古くから祭祀が行われていたという。
社殿は養老2年(718年)藤原不比等により創建された。
何と言っても本堂である、鎌倉時代のもので、神社・寺院・殿舎のつくりをミックスさせたもので、御上造と呼ばれており、国宝に指定されている。
もう、天気は晴れている、気分よく着替え、車に乗り込んだ。
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