後立山連峰 南部
- GPS
- 28:05
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 3,142m
- 下り
- 3,491m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:27
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 7:27
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:23
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スバリ岳山頂付近のガレ場と蓮華の大下り 登山ポストは扇沢バスターミナルに有り |
その他周辺情報 | 登山後の入浴は信濃大町の七倉荘を利用 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
カラビナ2個
レスキューシート
スリング2本
ストック
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
コンロ
ガス
細引き
|
感想
1日目 扇沢〜種池山荘〜新越山荘
信濃大町駅前でバスにのり扇沢バスターミナルで下車、車道を15分ほど下ると登山口に到着。登山口からいきなり「モミジ坂」と呼ばれる急登に差し掛かる。1時間20分ほど歩くとケルンがありそこから種池小屋が見える。柏原新道をひたすら登っていくとやがて種池山荘に辿りつく。登山口からの標高差1100m登りきった体は汗だくだくウェアーびしゃ濡れ、山荘名物のピザは宿泊者のみ提供されると聞いていたが、だめもとでオーダーするとOK、コーラーを飲みながら美味しく頂く。山荘からは東方向に爺ヶ岳、西前方には立山連山が見え小屋のロケーションは最高だ。種池の傍にキヌガサソウが咲いていた。食後、今宵の宿に向け2時間30分の稜線歩きを楽しむ。
2日目 新越山荘〜スバリ岳〜針ノ木岳〜針ノ木山荘
朝食が5時から取れたことから新越山荘を予定より1時間早く6時にスタート、鳴沢岳へ向かう道はお花畑、深山キンポウゲ、ヨツバシオガマ、等の高山植物が咲き乱れている中を下っていく。
右手には立山、剱岳が雄大な姿を見せている。雪渓が鮮やかなコントラストとなり美しさを醸し出している。眼下には登山口の扇沢駅が見える。振り返れば後立山連峰の白馬岳、鹿島槍、爺ヶ岳の稜線がくっきりと視認できる。高山植物と山々の絶景を愛でながら歩を進めていく。やがて鳴沢岳に到着、山頂は360度の大展望だ。いつまでも眺めていたいが次のピーク赤沢岳に向かって腰をあげる。緩やかな坂道を下っていくと雷鳥のつがいが目の前にいるではないか、頭が赤いオスを間近で見るのは始めて本当にラッキー!!雷鳥に別れを告げ
鞍部に差し掛かる。鞍部では少し風があり天から干しの中一息つける。鞍部から少し登ったところで地図を確認するとなんと針の木隧道(関電トンネル)の上にいるではないか、3ヶ月前に扇沢〜立山室堂アルペンルートを観光しまさにトロリーバスで通った場所、感慨深いものを感じた。標高差約100mを登りきると赤沢岳に到着。山頂は鳴沢岳とかわらぬ360度の眺望だ。どの方向を眺めても素晴らしい景色、更に歩を進めるとスバリ岳の登りに差し掛かる。岩稜帯も所々にあり暑さも加え体力を消耗していく。上半身は汗でべとべとだ。本当に暑い暑い中を一歩一歩登っていき何とか標高2752mのスバリ岳に辿り着く。この山頂も素晴らしい眺め、疲れをいやしてくれる。次のピーク針ノ木岳までのコースタイムは1時間もうひと頑張りだ。山頂からの下り道はざらついて滑り易い、注意深く歩を進めて行く。周りのガレバにはコマクサが群生している。駒草の群生地を愛でるのも今回の山行目的の一つ、達成し満足だ。針ノ木岳に至る最後の登りは岩稜帯、ペンキ印を確認し、ガレバで石を落とさないように慎重に進む。針ノ木岳の山頂は200名山にふさわしく好展望、長い間休憩を取り周りの風景を十二分に楽しむ。今晩の宿針ノ木峠に立つ針ノ木小屋までコースタイムは40分、疲労困憊の体にビールが待っているよと呼びかけ小屋まで下る。
3日目 針ノ木小屋〜蓮華岳〜北葛岳〜七倉岳〜船窪小屋
小屋からの登り始めは標高差200mの急坂、蓮華岳の肩からは緩やかな坂に、駒草の群落が左右に広がり見応えたっぷり、ピンク色に染まった砂礫地帯を進んでいくと祠の立つ山頂に辿りつく。山頂の展望は360度の大パノラマ、近くには昨日歩いてきた鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳がみえその奥には白馬岳〜爺ヶ岳にいたる後立山連峰がみえる。山頂から細かな礫道を下っていくと右足元に白花の駒草を2株発見、気品高く真っ白である。さらに進むと「蓮華の大下り」と呼ばれる難所となり、北葛岳手前の急坂は鎖場が連続する。北葛岳山頂から船窪小屋までのコースタイムは2時間もうひと頑張りだ。疲れに即効性のあるアミノバイタルをのみ出発、急で滑り易い道を下っていくと気の抜けない岩稜帯、七倉岳までの道も厳しさは同様だ。暑い足が重たい。七倉岳に着くと小屋まで15分の道標、時間はたっぷりあることから山頂でゆったりと針ノ木岳の絶景を楽しむ。頂上から平坦な道を歩き船窪小屋に到着、たてつづけに缶ビール2缶を飲み火照った体を落ち着かせる。船窪小屋はランプの宿として人気がある。夕食は小屋外のテーブル、日本アルプスの絶景を見ながら食事、時間の経過とも日が沈んでいき夕陽が情緒を醸し出す。
4日目 船窪小屋〜七倉尾根〜七倉山荘(下山)
小屋近くに約10mの白樺ロードがあり上り切った所に展望所がある。早朝、ご来光を撮りに行く。東方向に浅間山、八ヶ岳、富士山が見える絶景の中でビデオカメラを回す。
今日のコースタイムは4時間、大半が下り道、楽勝と思いスタート、しかし気の抜けない木の根道とはしご連続の急坂、段々と暑くなり体内温度上がり疲れから足が重たくなる。体を冷やすために木陰で休みながらゆっくりと下る。結果、休憩時間を入れ5時間30分要して下山。
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