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Yamareco

記録ID: 585421
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

憧れの冬の西穂高岳登頂−単独日帰り−

2015年02月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:36
距離
8.8km
登り
979m
下り
982m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:26
休憩
1:07
合計
5:33
9:35
16
9:51
9:52
26
10:18
10:28
12
10:40
10:41
43
11:24
11:31
14
11:45
11:53
35
12:28
12:48
35
13:23
13:24
12
13:36
13:41
26
14:07
14:08
8
14:16
14:28
19
14:47
14:48
20
15:08
第2ロープウェイの始発が9時15分のため、登山開始は9時半ごろ。第1ロープウェイ運休のため、終発が15時45分。およそ6時間で戻ってこなければならないので、折り返しのタイムリミットは13時とした。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・鍋平駐車場駐車
※注:2月7日現在、新穂高ロープウェイ第1ロープウェイが運休中のため、臨時で鍋平駐車場が開放されている。普段、冬季は鍋平駐車場は閉鎖されているので、第1ロープウェイの新穂高温泉駅隣接の駐車場に駐車して第1ロープウェイから乗ることとなる。

・ロープウェイ料金
第1・第2ロープウェイ連絡(新穂高温泉〜西穂高口)2,900円
第2ロープウェイ(しらかば平〜西穂高口)2,800円
※往復はモンベルカード提示で300円割引あり。

・荷物料 6kg以上 200円(片道)
コース状況/
危険箇所等
<この時期の単独日帰り登山の観点から>
・まず第一に天候を十分チェックして登山の判断をする。晴れの日でも強風の場合、立っていられないぐらいの風が吹くので要注意。
・日帰りするためにはタイムマネジメントが重要。引き返すリミットをしっかり決めておく。ただし、いざとなれば山荘泊するぐらいの気持ちを持って臨んだ方が良いかも。いずれにしても最悪の場合(下山時のロープウェイ運休など)も考えて予備日は設けておく。
・いきなり冬の西穂高山頂を目指すのではなく、冬の西穂独標までの経験を積むと良い。独標直下の登り、下りが問題なくこなせるようになってからが良いかと思う。
・ルートについては先行者がいる場合はそのルートを眺めて問題なさそうならついていけば良いが、必ず正しいルートとは限らないので自分でも確かめながら登らないといけない。先行者がいない場合は自分でルートファインディング、場合によってはラッセルしなければならなくなるので日帰りは難しいかも。
・ただ、下山時の独標直下はプチ渋滞だった。土日の場合は気を付けた方が良い。
その他周辺情報 奥飛騨温泉郷であり入浴施設は多数あり。
自宅出発、カモシカに遭遇。幸先よし。
2015年02月07日 06:38撮影 by  SO-01G, Sony
9
2/7 6:38
自宅出発、カモシカに遭遇。幸先よし。
平湯の交差点で笠ヶ岳。天気良し!
2015年02月07日 08:00撮影 by  SO-01G, Sony
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2/7 8:00
平湯の交差点で笠ヶ岳。天気良し!
第1ロープウェイ運休により鍋平駐車場に駐車。なぜかビジターセンター前で並ばされる。
2015年02月07日 08:32撮影 by  SO-01G, Sony
2/7 8:32
第1ロープウェイ運休により鍋平駐車場に駐車。なぜかビジターセンター前で並ばされる。
ロープウェイで一気に2,000m超え!
2015年02月07日 09:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/7 9:26
ロープウェイで一気に2,000m超え!
ロープウェイ駅周辺は園地となっており、観光客のための雪の回廊が。
2015年02月07日 09:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/7 9:30
ロープウェイ駅周辺は園地となっており、観光客のための雪の回廊が。
見えてきました!西穂高岳。今日はどこまで行けるかな?
2015年02月07日 09:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
2/7 9:32
見えてきました!西穂高岳。今日はどこまで行けるかな?
雪はどっさり。さらさらの雪です。
2015年02月07日 09:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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雪はどっさり。さらさらの雪です。
いつもながら山荘手前の登りがきつかった!
2015年02月07日 10:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 10:13
いつもながら山荘手前の登りがきつかった!
ここからはアイゼンを装着!
2015年02月07日 10:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/7 10:14
ここからはアイゼンを装着!
西穂山荘名物ゆきだるま。
2015年02月07日 10:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 10:23
西穂山荘名物ゆきだるま。
加賀の霊峰・白山!海に浮かんでいるように綺麗。
2015年02月07日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7
2/7 10:28
加賀の霊峰・白山!海に浮かんでいるように綺麗。
さぁ、ここからが本番。
2015年02月07日 10:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
2/7 10:32
さぁ、ここからが本番。
丸山からの笠ヶ岳。いつみても良い形だ。
2015年02月07日 10:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 10:36
丸山からの笠ヶ岳。いつみても良い形だ。
稜線歩きは景色が楽しめてよい。今日は風も弱くてありがたい。
2015年02月07日 10:40撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 10:40
稜線歩きは景色が楽しめてよい。今日は風も弱くてありがたい。
尾根には雪が積もっていますが、先行者のトレースのおかげで比較的楽に登れました。
2015年02月07日 10:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/7 10:49
尾根には雪が積もっていますが、先行者のトレースのおかげで比較的楽に登れました。
いよいよ見えてきました。西穂高の岩峰群。
2015年02月07日 10:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
2/7 10:54
いよいよ見えてきました。西穂高の岩峰群。
振り返れば、雄大な乗鞍。
2015年02月07日 11:08撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
2/7 11:08
振り返れば、雄大な乗鞍。
さぁ独標。夏は2回、冬は3回目。
2015年02月07日 11:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 11:12
さぁ独標。夏は2回、冬は3回目。
冬の1回目の時はかなり怖かったけど、今日は特段難しくない。でも息があがる。
2015年02月07日 11:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 11:18
冬の1回目の時はかなり怖かったけど、今日は特段難しくない。でも息があがる。
西穂独標到着!しかし、今日はもっと先を目指します。
2015年02月07日 11:20撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 11:20
西穂独標到着!しかし、今日はもっと先を目指します。
さぁ、西穂高山頂方面。さぁ西穂山頂までいけるか?
2015年02月07日 11:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 11:21
さぁ、西穂高山頂方面。さぁ西穂山頂までいけるか?
ピラミッドピーク。なんとなく、独標からここまでが一番難しかった気がします。
というか、独標より先の道中は撮影どころじゃなかった・・・。
2015年02月07日 11:52撮影 by  SO-01G, Sony
6
2/7 11:52
ピラミッドピーク。なんとなく、独標からここまでが一番難しかった気がします。
というか、独標より先の道中は撮影どころじゃなかった・・・。
山頂はまだ遠い。
まだまだ、あのギザギザを超えていかねば。
2015年02月07日 11:52撮影 by  SO-01G, Sony
7
2/7 11:52
山頂はまだ遠い。
まだまだ、あのギザギザを超えていかねば。
最後まで慎重に登って・・・。
2015年02月07日 11:52撮影 by  SO-01G, Sony
4
2/7 11:52
最後まで慎重に登って・・・。
西穂高岳登頂!バックは槍ヶ岳。
2015年02月07日 12:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 12:33
西穂高岳登頂!バックは槍ヶ岳。
こちらはバックは笠ヶ岳!
2015年02月07日 12:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 12:32
こちらはバックは笠ヶ岳!
先行者の方たちはすぐさま降りはじめます。
皆さん日帰りですね。
2015年02月07日 12:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 12:31
先行者の方たちはすぐさま降りはじめます。
皆さん日帰りですね。
絵になるなぁ。さて、自分も降りなければ。
2015年02月07日 12:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 12:33
絵になるなぁ。さて、自分も降りなければ。
奥穂高がこんなに目の前に。
2015年02月07日 12:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 12:34
奥穂高がこんなに目の前に。
奥穂から槍ヶ岳へと続く山並み。
2015年02月07日 12:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
2/7 12:35
奥穂から槍ヶ岳へと続く山並み。
西穂高山頂から見る笠ヶ岳もいいね。
2015年02月07日 12:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
2/7 12:35
西穂高山頂から見る笠ヶ岳もいいね。
始発のロープウェイで一緒のゴンドラに乗っていらした年配の方も登っていらっしゃった。あの、お年で日帰りとはすごい。
2015年02月07日 12:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 12:35
始発のロープウェイで一緒のゴンドラに乗っていらした年配の方も登っていらっしゃった。あの、お年で日帰りとはすごい。
このギザギザぐあいが写真で伝えきれない!撮影下手。
2015年02月07日 13:22撮影 by  SO-01G, Sony
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2/7 13:22
このギザギザぐあいが写真で伝えきれない!撮影下手。
独標のうえに人が見える。
2015年02月07日 13:22撮影 by  SO-01G, Sony
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2/7 13:22
独標のうえに人が見える。
独標は大混雑。まさか冬で渋滞になるとは!
2015年02月07日 13:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 13:42
独標は大混雑。まさか冬で渋滞になるとは!
帰りは景色を楽しみながら降りる。焼岳の向こうは乗鞍。
2015年02月07日 13:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 13:46
帰りは景色を楽しみながら降りる。焼岳の向こうは乗鞍。
八ヶ岳も見える。
2015年02月07日 14:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 14:01
八ヶ岳も見える。
上高地、大正池方面。
2015年02月07日 14:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 14:07
上高地、大正池方面。
西穂山荘へと戻ってきました。
2015年02月07日 14:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 14:10
西穂山荘へと戻ってきました。
行動色ばかりだったので、カップラーメンを食べて腹こしらえ。
2015年02月07日 14:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 14:17
行動色ばかりだったので、カップラーメンを食べて腹こしらえ。
どんどん下って。もう山頂があんな遠くに。
2015年02月07日 14:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 14:50
どんどん下って。もう山頂があんな遠くに。
西穂高口駅到着。充実の一日でした。
2015年02月07日 15:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 15:01
西穂高口駅到着。充実の一日でした。
ロープウェイに乗りながら自分の歩いた稜線を眺める。感無量。
2015年02月07日 15:27撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/7 15:27
ロープウェイに乗りながら自分の歩いた稜線を眺める。感無量。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス カメラ ポール

感想

思えば5年前。友人に焼岳に連れて行ってもらい、山登りに興味を持った。
そして、その1カ月後に西穂高岳へ単独で登山。穂高の美しい山並みと、険しい道を登り切った達成感で山登りの魅力に虜となった。
下山のロープウェイ待ちの間に見た、冬の西穂高の写真。いつかは自分も、との思いを心に秘めていた。
それから、毎冬、地元の名山・大日ヶ岳(日本二百名山)に登り、西穂高も丸山まで1回、西穂独標までを2回登った。
最初に冬の西穂独標を登った時は、西穂高岳山頂へと続く、その先の稜線は自分が足を入れるべき所ではないと感じた。
昨年、二回目に登った時は、もしかしたら自分にでも行けるかも、という思いが脳裏に駆け巡った。

そして、今シーズン。自分が一日自由に使える日が来るたびに、天気予報とにらめっこ。12月後半、絶好の日が到来したが、自分が少し風邪気味だったため中止。
そして、2月に入ってから、天気と自分の都合がピッタリ合う日がようやくやってきた。

天気は快晴。ロープウェイを降りると快晴の空の下に笠ヶ岳が見える。自分のお気に入りの山だ。いつも、ここを登るときは笠ヶ岳がずっと見守ってくれているように感じてうれしい。
笠ヶ岳に今日もありがとうと心の中で話しかけて出発。
西穂高口から西穂山荘までは良く知った道。樹林帯を歩く。雪はサラサラだが、先行者のトレースがあって歩きやすい。しかし、やはり最後の登りはきつく汗がじわじわと湧き出てきた。息も上がる。
西穂山荘で名物の巨大雪だるまの前でアイゼンを装着しながら息を整える。

冬の西穂高の稜線は風が強い。今日は風が弱いという予報だったが、念のためハードシェルを羽織り、サングラスをゴーグルに替え、バラクラバ代わりのネックウォーマーをかぶって再出発。

稜線に出るとやはり風はいくぶん強い。バラクラバを付けていないのでハードシェルのフードをかぶる。しかし、そうすると視界が遮られ、せっかくの景色が見れない。
結局、フードをはずし景色を眺めながら歩くことにする。
稜線上の雪は基本的には締まっていて歩きやすい。キュッキュというアイゼンの音が規則正しく鳴って心地よい。

西穂山荘を見下ろすところまで登ると、山荘の遠く後ろに加賀の霊峰・白山が美しく浮かんでいる。あれほど白く嫋やかで独立している美しい山はないのではないか。信仰の山にふさわしい。

西穂丸山までは緩やかな稜線歩きだ。前方には快晴の空の下にどっしりと西穂高の稜線が見える。空が青い。穂高ブルーと命名したいぐらい白い峰とのコントラストが美しい。
西穂丸山までくると、手前に巨大な尾根が聳える。尾根の斜面に豆粒のように見える先行者たち。彼らはなんのためにこんな場所にいるのか、自分と同じでただ登りたいからここにいるのだろう。ゆっくりと一歩一歩尾根を登っていく。

尾根を登りきると辺りの峰とはあきらかに違う黒い岩峰があらわれる。西穂独標だ。ここからは岩と雪と氷がミックスするルートとなる。ストックをザックに取り付け、逆にピッケルを手に持つ。ピッケルの金属的な冷たさが手袋を通して指に伝わってくる。さぁここからだ。

西穂独標への登りは過去2回の経験もあり、それほど難しさを感じない。サラサラの雪が溜まっている場所もあり、キックステップで足場を確保しながら登る。あっという間に独標へとたどり着いた。
独標でカロリーメイトをかじりながら思う。今回の自分の挑戦はここからだ。その先の白いピラミッドピークの頂を見つめながら、これまで首にぶらさげていた一眼レフをザックの中にしまう。これからは写真を撮るなんて余裕はないだろう。

風は弱い。絶好のコンディションだ。意を決して独標から西穂山頂側へとくだった。
夏山に登った時に感じた印象で、ひょっとしたらこの下りが一番難しいのでは、と思った場所であったが、難なく降りることができた。自分の経験値があがったせいなのだろうか。

そう思ったのもつかの間、そこからピラミッドピークまで、岩や雪や氷が手を替え品を替え襲ってくる。これまでの経験にないものばかり。ただ、幸いにも先行者がいてくれたおかげでトレースをたどりながら乗り越えることができる。これも新たな勉強となった。

夏山では独標から西穂高岳までおおよそ1時間であったことから、自分の中ではタイムリミットまでに山頂は難しいのではないかと考えていたが、ピラミッドピークで時間を確認すると思いのほか早く到着していた。
もしかして行けるかも、とその先の見ると、山頂はまだ遥か遠く。心が折れそうになるが、とにかくリミットまでがんばってみようと気持ちを奮い立たせる。

ピラミッドピークから山頂まではピークをいくつも超え、時にはトラバースしながらであったが、常に4名ほどの先行者の姿が見えていたので心細さは感じなかった。
山頂のピークが近づくにつれ、自分の気持ちが「ひょっとしたらいけるかも」が「いけそうだ!」に変わっていく。もう、無我夢中で登る。

山頂までの最後の登り。すでに山頂では先行者が休憩しているようだ。息を切らしながらの最後の登り。そして登頂。

言葉が出ない。本当の感動では言葉は出ないのだろうか。
5年前の夏に出会った西穂高岳の標識である。向こうには大迫力の雪の奥穂高岳。奥に佇む黒く尖る槍ヶ岳。そして、横にはいつも見守ってくれる白く美しい笠ヶ岳。
後ろを振り返れば歩んできた数々のピーク。その後ろには荒々しい焼岳、そして優しく輝く乗鞍岳。

先行者の方たちは、おそらく日帰りなのであろうすぐさま降りていった。入れ違いに年配の登山者が登ってきた。登頂するなり、私と目を合わせて「ワハハハ」と笑った。私も「ハハハ」と笑った。アイコンタクトと笑顔だけで感動は共有できるのだ。

山頂で一眼レフをザックから取り出して写真をたくさん撮った。
家に帰ってから撮った写真を見たものの、家族にあの感動が伝わるような写真はなかった。
私の撮影スキルのせいもあると思うが、本当の感動というものはモノとしては残すことが難しいのだろうか。

自分の手や足、耳や目で感じたこの感動。
できうるならば自分の子供たちにも、そんな感動を味わう機会を作ってあげたい。

冬山に限らず、きっと登山は感動を与えてくれる。
今年も子供たちを山に連れて行こう。

(Sanchan33さんのレコをコピー。当日にソロ日帰りの人達がヤマレコユーザー。なかなかないことなのでアップします)
2月11日追記-------------------------------
2015西穂ゴレンジャーがそろったので記念に(想い出に)メンバーを書きとめておきます。
青レンジャー vino_rossoさん
青レンジャー nao_soma
青レンジャー yamanokamijrさん
赤レンジャー SHIBAWANさん
赤レンジャー Sanchan33さん

緑レンジャー yamanokamiさん

あの時に山頂にいた人たちです。本当に奇跡的。

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コメント

登頂おめでとうございました。
こんばんは。
山頂で一緒になったものです。
(自分のレコでは勝手にゴレンジャーと呼ばせていただいております)
今回は皆さん初登頂の方が多かったようで、山頂が喜びと幸せの空気で満ち溢れていましたね。
自分は3回目となるので、残念ながら少しずつ感動が薄れてきてしまった感がありますが、最初の登頂の時には同じように感動したことを覚えています。
感動を写真で残す・・・これは難しいですね。
ただ、登った本人だけはその写真をきっかけにその時々の感情や空気を思い出すことができます。
同じ写真を見ても他人が見たらただの山にしか見えないでしょう。
自分もいつも思ったとおりの写真は撮れませんが、最近はそれでいいと思っていまよ。

では、またどこかで。
(多分大日ヶ岳あたりでお会いするかもしれませんね・・・白山展望台としてよい山だしスキーも楽しいので)
2015/2/8 1:58
Re: 登頂おめでとうございました。
Sanchan33さん、コメントありがとうございます。
山頂で軽く会釈させていただきましたね。言葉が出なかったもので(笑)

レコ読まさせていただきました。
確かにゴレンジャー。ザックが赤ならハードシェルも赤、という感じで同系色にしている人が多くて、みんな好きな色買うんだろうなー。と変なこと考えながら登ってました。

ゴレンジャーのトラバースして登っている写真に小さく私が映ってましたので記念に勝手に保存させていただきます。
ソロだと自分の写真は撮れないので貴重です(笑)

また、どこかでお会いできることを楽しみにしております。
2015/2/8 7:57
ゲスト
お疲れ様でした♪
青レンジャーの一人のvino_rossoです

本当に天候と弱風に恵まれた山行でしたね
私は西穂自体初めてだったので、主峰まで行ける自信も予定も無かった
のですけど、行けちゃいました

今後もお互い安全に雪山を楽しみましょう。
いつかまたどこかでお会いできると良いですね〜
2015/2/8 12:52
Re: お疲れ様でした♪
vino_rossoさん、コメントありがとうございます。

本当に良い天気でしたね!
ゴレンジャーの皆さん、日帰りのため早々に山頂を立ち去らなくてはならなかったのが少し残念だったでしょうか(笑)

お互いこれからも山を楽しみましょう!
2015/2/8 14:52
5人目、登場しました!
nao_somaさん、こんばんは。
とうとう5人目のyamanokamijrさんがヤマレコに参加されました!
滅多にないことなので記念に自分のレコに全員のお名前を書き連ねさせていただきました。
2015/2/11 21:06
Re: 5人目、登場しました!
Sanchan33さん!
本当にこれって奇跡的ですね!
ソロで日帰りであの日に登り、ヤマレコにというのは本当に縁を感じますね!

ちょっと感動的です・・・。
2015/2/11 23:31
Re[2]: 5人目、登場しました!
5人目 青 ヤマレコ初心者の yamanokamijrです。
この縁を大切に今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
2015/2/11 23:39
Re[3]: 5人目、登場しました!
yamanokamijrさん、本当にご縁ですね!
こちらこそよろしくお願いいたします!
2015/2/11 23:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
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体力レベル
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冬季西穂高、山荘泊りでピラミッドピークを二往復!
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
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