赤木沢遡行と黒部五郎岳
- GPS
- 23:53
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 2,623m
- 下り
- 2,594m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:50
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:18
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 9:12
天候 | 15日 曇一時雨 16日 晴後雨 17日 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
折立→太郎平 最初は樹林帯の急登 稜線に出てからは整備された路 太郎平→薬師沢小屋 木道所々朽ちてるので注意 薬師小屋→赤木沢大滝 渇水気味で遡行は容易 ただし、巻道で不用意に踏み跡辿るとロストの危険も 赤木沢大滝→中俣乗越 詰めのルーファイミスったら這い松の藪漕ぎに 中俣乗越→黒部五郎岳 開けた稜線からのガレ登り。ピンテ多く明瞭 黒部五郎岳→黒部五郎小舎 カール内を○マーク頼りに歩く。雷鳥達の住処 黒部五郎小舎→五郎沢出会 序盤に苔多し。途中崩落地ありヘルメット必須 五郎沢出会→赤木沢出会 単調な川原歩き。赤茶けた苔多く滑る |
その他周辺情報 | 下山後は林道ゲート出て亀谷温泉白樺の湯へ 大人440円と良心的。シャンプー、石鹸別売 源泉100%ぬるめの水風呂が気持ちいい |
写真
感想
秋の連休を利用して念願の赤木沢遡行
せっかくだから黒部五郎岳もピークハントして
帰路は五郎沢と黒部川本流を降って薬師沢小屋経由で折立へ
赤木沢は噂に違わぬ美渓でした。陽が入る時間に合わせて遅めに入渓したのもあってか、脱渓するまで誰とも逢うことなく完全に独り占め。渇水気味で苔が多いのが残念だったけど、その分容易に遡行できました。
とはいえ、明瞭な踏み跡につられて滝を巻いた箇所では危うくルートロストしそうになるミスも。大滝以外は直登が正解か。
1番の反省点は詰めで黒部五郎岳方面へのショートカットを意識するあまり這松帯に突っ込んでしまったこと。ここは素直に中俣乗越を目指して詰め上がるのが正解。予定外に時間と体力を消耗してしまいました。
這松帯を抜けて登山道に合流した後、沢靴をアプローチシューズに履き替え。黒部五郎岳の肩に上がった頃にはガスって辺りは真っ白に。ザックをデポして山頂を踏んでからカール内を降ります。
黒部五郎カールは紅葉が始まりつつあり、ガスの合間にのぞく巨石とのコントラストが幻想的。カール内にほかに歩く人はおらず、辺りの静寂も手伝って何だか現実味のない世界。最初に静寂を破ったのは雷鳥の群れ。どこからともなく現れて数を増して行きます。ついつい雷鳥を追いかけて登山道を外れたところで雨が降り出したので、慌てて雨具を羽織ります。赤木沢で写真を撮り過ぎたかスマホのバッテリーもわずか。ここからは早足で黒部五郎小舎へ。
最終日は晴天の黒部五郎カールを登り返して稜線の一般道で太郎平に戻るのが正解かなと思いながらも、
せっかく沢装備があるのだからと、五郎沢を降って黒部川本流を歩くことに。
五郎沢の源頭部はとにかく滑りやすい。人が入っている気配も感じないので怪我は絶対に避けたい。早々にヘルメットを装着して慎重に降ります。途中崩落地もあったので、気が抜けません。黒部川本流と出会ってからは傾斜は緩やかだが、やはり苔が多くて歩きにくい。赤木沢に出会ってからようやく水量が増えて、水質も良くなった印象。赤木沢出会を過ぎてから数組の釣師や沢屋とスレ違いました。
稜線を歩くより距離は短いものの、薬師沢小屋に着いた時にはかなり足にきてました。沢装備を解いてテラスで乾かしつつ、ゆっくり弁当を頂きました。それにしてもココの水は美味い。
いよいよ、この山行も最終章。薬師沢小屋からの登り返しは強い日差しとの闘い。熱中症になりかけながら、最後は気力を振り絞って折立へ下山。
楽園へのアプローチは苦難の道
そのうち記憶から苦難は取り除かれて、
至福の思い出に書き換えられるのだろうけど
それは這松の中でもがいて負った擦り傷と、
全身の筋肉痛が癒えてからの話
コメント
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さすが赤木沢きれいですね!
いつか僕も行きます♪
沢のこと色々教えてください。
あと動画をアップして下さいよ!
富山っていいところたくさんあるんですねえ。
ハードな行程で無事帰還されて何よりです。
寿司も食べたい。。
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