ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 60874
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

空木岳・檜尾岳・熊沢岳・東川岳

2008年07月21日(月) 〜 2008年07月22日(火)
 - 拍手
GPS
29:00
距離
15.4km
登り
949m
下り
2,234m

コースタイム

7:15千畳敷→21(30)→7:36極楽平→64(60)、途中島田娘で5分程写真撮影→8:40濁沢大峰(10分休憩)→70(80)→10:00檜尾岳(17分休憩)→75(70)→11:32熊沢岳(15分休憩昼食)→90(90)、途中鼻血で5分程停止→13:17東川岳(10分休憩)→22(20)→13:49木曽殿越(木曽殿山荘)

5:36木曽殿山荘→73(90)→6:49空木岳(24分休憩)→48(40)→8:01分岐→56(60)→8:57迷尾根(15分休憩)→53(70)→10:05マセナギ(18分休憩)→10:30尻無分岐→10:57池山小屋(11:20出発)→34(25)→11:54タカウチ場→21(20)→12:15林道終点(ここでタクシー呼んで下山)
天候 晴れ。1日目の午後は霧。2日目も一時霧。
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
中央アルプスの尾根歩きとあって、急峻な岩場もある。危険な箇所としては、東川岳周辺の岩場、空木岳山頂直前の鎖場が挙げられる。ただしアルプスということを考えれば、それほど危険とも言えない。まぁアルプスなら当然のレベルと言ったところ。

逆に言えば、アルプスにしては安全なコースと言える。千畳敷発ならば、2500m以上の尾根歩きが楽に楽しめ、天候さえ恵まれれば、日本屈指の登山コース。

なお、この山行では、登山時に千畳敷で登山届を配布していた。そのため登山届提出が非常に容易であった。

下山後の温泉は、こまくさの湯、露天こぶしの湯がある。元々タクシーを使う予定がなかったので、こぶしの湯に行く予定だったが、他の登山客の方と一緒にタクシーを利用したことで、こまくさの湯に入った。

登山前の宿泊には、駒ヶ根高原リゾートリンクスを利用。食事が非常に美味しく、宿泊費用も安かったため、また是非利用したい。
駒ヶ根リゾートリンクス。山登りプランもあって便利だった。内装がそこそこ、夕食は文句なし。値段も安い、バス停目の前でしらび平まで楽に行けるなどなど、良い事ずくめ。
2008年07月21日 05:38撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 5:38
駒ヶ根リゾートリンクス。山登りプランもあって便利だった。内装がそこそこ、夕食は文句なし。値段も安い、バス停目の前でしらび平まで楽に行けるなどなど、良い事ずくめ。
下は曇っていたが、ロープウェイで雲海を抜けた途端、思わず歓声があがった。
下は曇っていたが、ロープウェイで雲海を抜けた途端、思わず歓声があがった。
1年ぶりの千畳敷。何度来てもいいところだと思うのだろう。時期が若干早いせいか、雪渓がまだ少し大きい。
2008年07月21日 07:07撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:07
1年ぶりの千畳敷。何度来てもいいところだと思うのだろう。時期が若干早いせいか、雪渓がまだ少し大きい。
一番右に見えるのが宝剣岳。そして宝剣南稜へと続く。いかに南稜が険しいか、これで分かる。
2008年07月21日 07:08撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:08
一番右に見えるのが宝剣岳。そして宝剣南稜へと続く。いかに南稜が険しいか、これで分かる。
尾根筋に出て、極楽平到着。
2008年07月21日 07:36撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:36
尾根筋に出て、極楽平到着。
少し雪があったが、アイゼンの必要はなし。とはいえ、アイゼンはあった方がいいと思う。
2008年07月21日 07:36撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:36
少し雪があったが、アイゼンの必要はなし。とはいえ、アイゼンはあった方がいいと思う。
極楽平から少しだけ南に歩いたところにある島田娘。千畳敷の喧騒からも離れ、写真スポットに最適。
2008年07月21日 07:39撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:39
極楽平から少しだけ南に歩いたところにある島田娘。千畳敷の喧騒からも離れ、写真スポットに最適。
遠くに富士山が見えた。雪もないから、あまり美しいとは言えないが。。。
2008年07月21日 06:43撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 6:43
遠くに富士山が見えた。雪もないから、あまり美しいとは言えないが。。。
御嶽山もはっきりと見える。
2008年07月21日 07:42撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:42
御嶽山もはっきりと見える。
三ノ沢岳の尾根。
2008年07月21日 07:42撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:42
三ノ沢岳の尾根。
一番手前の尾根が三ノ沢岳の尾根。その向こう側が、木曽前岳の尾根。遠くに見えるのが御嶽。
2008年07月21日 07:48撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:48
一番手前の尾根が三ノ沢岳の尾根。その向こう側が、木曽前岳の尾根。遠くに見えるのが御嶽。
これから向かう空木岳を望む。一番近いピーク(左手前)が檜尾岳、そこから右に折れて、熊沢岳になり、一番奥の空木岳を目指す。まさしく尾根歩き。
2008年07月21日 07:48撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:48
これから向かう空木岳を望む。一番近いピーク(左手前)が檜尾岳、そこから右に折れて、熊沢岳になり、一番奥の空木岳を目指す。まさしく尾根歩き。
右の一際険しいのが宝剣岳。すぐ左ののっぺりした山が百名山の木曽駒ヶ岳。その左、遠くに見えるのが乗鞍岳。
2008年07月21日 07:48撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:48
右の一際険しいのが宝剣岳。すぐ左ののっぺりした山が百名山の木曽駒ヶ岳。その左、遠くに見えるのが乗鞍岳。
中央アルプスと富士山。さぁ分かるかな?(笑)
中央アルプスと富士山。さぁ分かるかな?(笑)
一番左が八ヶ岳。そこから離れて、やはり左から、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、北沢峠があって、そこから仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳と続いて、富士山が見える。富士山の右、ちょこんと高いのが塩見岳、そして荒川岳、赤石岳、とあって、一番右が聖岳。
一番左が八ヶ岳。そこから離れて、やはり左から、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、北沢峠があって、そこから仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳と続いて、富士山が見える。富士山の右、ちょこんと高いのが塩見岳、そして荒川岳、赤石岳、とあって、一番右が聖岳。
チシマギキョウかな。
2008年07月21日 07:54撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 7:54
チシマギキョウかな。
島田娘を堪能して、さぁいよいよ出発。
2008年07月21日 08:02撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 8:02
島田娘を堪能して、さぁいよいよ出発。
かなり歩きやすい尾根道。左手の岩場は濁沢大峰。
2008年07月21日 08:15撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 8:15
かなり歩きやすい尾根道。左手の岩場は濁沢大峰。
濁沢大峰から木曽駒方面を望む。ここは結構楽しい岩場だったが、だからといって無茶したら、数百メートルは落ちれる。
2008年07月21日 08:45撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 8:45
濁沢大峰から木曽駒方面を望む。ここは結構楽しい岩場だったが、だからといって無茶したら、数百メートルは落ちれる。
伊奈川の谷。常に西側から強風が吹きつける中央アルプスだけあって、西側は基本的に険しい。
2008年07月21日 08:46撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 8:46
伊奈川の谷。常に西側から強風が吹きつける中央アルプスだけあって、西側は基本的に険しい。
鎖場が登場。ぬるい。
2008年07月21日 08:59撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 8:59
鎖場が登場。ぬるい。
そしてとうとう、東側から雲が上がってきてしまった。。。
2008年07月21日 09:04撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 9:04
そしてとうとう、東側から雲が上がってきてしまった。。。
10分でこんな感じに。
2008年07月21日 09:14撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 9:14
10分でこんな感じに。
危険そうに見えるが、実は大したことない。
2008年07月21日 09:17撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 9:17
危険そうに見えるが、実は大したことない。
檜尾岳山頂にて。もはや真っ白。
2008年07月21日 10:03撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 10:03
檜尾岳山頂にて。もはや真っ白。
時々ちらっちらっと空木岳が見える。
2008年07月21日 10:17撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 10:17
時々ちらっちらっと空木岳が見える。
最も危険だった岩場。何故危険って、岩の接ぎ目で足場がかなり離れているから。背が低い人は結構苦労するかも。
2008年07月21日 11:05撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 11:05
最も危険だった岩場。何故危険って、岩の接ぎ目で足場がかなり離れているから。背が低い人は結構苦労するかも。
檜尾岳から熊沢岳の間で、突如鼻血が出た。
2008年07月21日 12:18撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 12:18
檜尾岳から熊沢岳の間で、突如鼻血が出た。
蝶。名前は知らない(笑)
2008年07月21日 11:39撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 11:39
蝶。名前は知らない(笑)
熊沢岳山頂。
2008年07月21日 11:50撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 11:50
熊沢岳山頂。
二番目にきつい岩場。ただし三点支持さえしていれば、何も問題ないかな。
2008年07月21日 13:03撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:03
二番目にきつい岩場。ただし三点支持さえしていれば、何も問題ないかな。
もちろんアルプスだけあって、万が一足を滑らせれば数百メートルの滑落はかたい。
2008年07月21日 13:14撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:14
もちろんアルプスだけあって、万が一足を滑らせれば数百メートルの滑落はかたい。
もう完全に曇ってしまった。
2008年07月21日 13:17撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:17
もう完全に曇ってしまった。
そして東川岳山頂。空木岳もさっぱり見えない。
2008年07月21日 13:21撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:21
そして東川岳山頂。空木岳もさっぱり見えない。
東川岳はあまり目立つ山ではないが、実は千畳敷から空木岳までで一番険しい山かもしれない。
2008年07月21日 13:32撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:32
東川岳はあまり目立つ山ではないが、実は千畳敷から空木岳までで一番険しい山かもしれない。
こういうスリルある登山道は嫌いじゃない。
2008年07月21日 13:33撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:33
こういうスリルある登山道は嫌いじゃない。
そしてついに木曽殿山荘が見えた。
2008年07月21日 13:44撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:44
そしてついに木曽殿山荘が見えた。
結構立派でしょ。割と新しく快適。頂上付近のヒュッテが食事提供やめてしまったので、空木岳登山基地は木曽殿山荘のみに。
2008年07月21日 13:49撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:49
結構立派でしょ。割と新しく快適。頂上付近のヒュッテが食事提供やめてしまったので、空木岳登山基地は木曽殿山荘のみに。
夕方になり、霧も晴れた。空木岳山頂は見えていないのだが、木曽殿山荘から見上げる空木岳方面は、非常にどっしりとしていて、空木岳と勘違いしてしまう。
2008年07月21日 13:51撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:51
夕方になり、霧も晴れた。空木岳山頂は見えていないのだが、木曽殿山荘から見上げる空木岳方面は、非常にどっしりとしていて、空木岳と勘違いしてしまう。
木曽殿山荘の1階、食堂。
2008年07月21日 13:56撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 13:56
木曽殿山荘の1階、食堂。
水場に行く途中。すごく綺麗な花だけど、もちろん名前は分からず(笑)
2008年07月21日 15:25撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 15:25
水場に行く途中。すごく綺麗な花だけど、もちろん名前は分からず(笑)
水場付近の花畑。綺麗なのだが、油断していたら蚋(ぶよ)に刺された。
2008年07月21日 15:31撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/21 15:31
水場付近の花畑。綺麗なのだが、油断していたら蚋(ぶよ)に刺された。
朝…。綺麗な満月…かな?
2008年07月22日 02:15撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 2:15
朝…。綺麗な満月…かな?
気温はかなり高めで、12度前後。
2008年07月22日 02:27撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 2:27
気温はかなり高めで、12度前後。
今日も快晴。
2008年07月22日 04:31撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 4:31
今日も快晴。
よくやる構図だが…もう飽きた(笑)
2008年07月22日 04:39撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 4:39
よくやる構図だが…もう飽きた(笑)
八ヶ岳から朝日が昇る。
2008年07月22日 04:51撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 4:51
八ヶ岳から朝日が昇る。
手前側のどっしりとした山容は空木岳の影。
2008年07月22日 04:52撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 4:52
手前側のどっしりとした山容は空木岳の影。
ちょっと山の写真とは思えない?
2008年07月22日 04:53撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 4:53
ちょっと山の写真とは思えない?
朝霧はかかっていたが、山頂に霧があがる前に山頂を目指す。
2008年07月22日 05:46撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 5:46
朝霧はかかっていたが、山頂に霧があがる前に山頂を目指す。
山荘から見えていた偽ピークに着くと、続いて2個目の偽ピークが現れる。
2008年07月22日 05:51撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 5:51
山荘から見えていた偽ピークに着くと、続いて2個目の偽ピークが現れる。
山荘から1個目の偽ピークまでは一気に尾根を駆け上がる。危険ではないがきつい。
2008年07月22日 06:03撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:03
山荘から1個目の偽ピークまでは一気に尾根を駆け上がる。危険ではないがきつい。
2個目のピークは角度で大きく見え方が異なる。いよいよ岩場の様相を呈してくる。
2008年07月22日 06:14撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:14
2個目のピークは角度で大きく見え方が異なる。いよいよ岩場の様相を呈してくる。
2個目のピークは右側から回り込んで登る。ここで長い鎖場があるが、これもそれほど危険ではない。
2008年07月22日 06:22撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:22
2個目のピークは右側から回り込んで登る。ここで長い鎖場があるが、これもそれほど危険ではない。
2つ目の偽ピークに辿り着くと、ついに、ついに!、空木岳の山頂が。精神的にかなりへとへとになる。。。
2008年07月22日 06:35撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:35
2つ目の偽ピークに辿り着くと、ついに、ついに!、空木岳の山頂が。精神的にかなりへとへとになる。。。
最後の最後の尾根への登り。ちょうど岩の間から太陽が見えて、思わず写真を撮ってしまった。写真では伝わりづらいが感動した場面だった。
2008年07月22日 06:44撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:44
最後の最後の尾根への登り。ちょうど岩の間から太陽が見えて、思わず写真を撮ってしまった。写真では伝わりづらいが感動した場面だった。
空木岳山頂。
2008年07月22日 06:49撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:49
空木岳山頂。
幻想的な景色。
2008年07月22日 06:50撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:50
幻想的な景色。
空木岳から南駒ヶ岳・越百山方面。南駒ヶ岳まで足を伸ばしたかったが、既に空木岳山頂に着いた時点でかなりへとへとだったため諦めた。アルプスで無理は良くない。
2008年07月22日 06:57撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 6:57
空木岳から南駒ヶ岳・越百山方面。南駒ヶ岳まで足を伸ばしたかったが、既に空木岳山頂に着いた時点でかなりへとへとだったため諦めた。アルプスで無理は良くない。
東側から見あげる空木岳。どっしりとした穏やかないい山だ。西側から見る空木岳とはまるっきり別物。
2008年07月22日 07:39撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 7:39
東側から見あげる空木岳。どっしりとした穏やかないい山だ。西側から見る空木岳とはまるっきり別物。
遠く宝剣岳方面を望む。中央付近にちょこんとゴミみたく見えるのが、檜尾避難小屋。
2008年07月22日 07:54撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 7:54
遠く宝剣岳方面を望む。中央付近にちょこんとゴミみたく見えるのが、檜尾避難小屋。
小地獄。昔は危険だったらしいが、今では木の橋がかかり安全に。大地獄に至っては、どこだかすら分からず。
2008年07月22日 08:48撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 8:48
小地獄。昔は危険だったらしいが、今では木の橋がかかり安全に。大地獄に至っては、どこだかすら分からず。
下山終了直前で。大みみずを発見。
2008年07月22日 11:52撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 11:52
下山終了直前で。大みみずを発見。
随分焼けました…。あ、腕ね、これ。あまりに焼けていて、のんびり温泉に浸かることは出来なかった。
2008年07月22日 14:59撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 14:59
随分焼けました…。あ、腕ね、これ。あまりに焼けていて、のんびり温泉に浸かることは出来なかった。
こまくさの湯。ここで警察から電話が入って、遭難情報提供を求められた。
2008年07月22日 16:35撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 16:35
こまくさの湯。ここで警察から電話が入って、遭難情報提供を求められた。
ソースカツ丼屋「きよし」。高速バスの時間的に厳しかったのだが、電話したら開店を少し早めて下さった。
2008年07月22日 17:23撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 17:23
ソースカツ丼屋「きよし」。高速バスの時間的に厳しかったのだが、電話したら開店を少し早めて下さった。
味は文句なし!美味しかった。駒ヶ根にはソースカツ丼屋が多数あるが、ここは話題のお店だけあって、とにかく美味しい。
2008年07月22日 17:29撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
7/22 17:29
味は文句なし!美味しかった。駒ヶ根にはソースカツ丼屋が多数あるが、ここは話題のお店だけあって、とにかく美味しい。
撮影機器:

感想

この1年前、サークル合宿で木曽駒〜空木と縦走する予定だったが、ちょうど台風が接近したせいで空木岳は行けなかった。その際檜尾岳を望み、行ってみたいなぁと思っていたので、ちょうど1年経って再度挑戦。期待を裏切らない、素晴らしい山だった。

前日は美ヶ原に行き、駒ヶ根のリゾートリンクスというところに宿泊。ここは内装もまぁまぁで宿泊費用も安く、なんと言っても食事が抜群で、予想以上の施設だった。しかも登山プランが用意されている。しかもリゾートリンクス前にバス停もあり、しらび平までは1本。

千畳敷は2回目だったが、何回来てもいいところだ。中央アルプスはアルプスの中で、女性的というか、優しげな場所だと思う。こと千畳敷はそういった色合いが強い。観光地だからということもあるだろうが、あの包み込んでくれるような山々がそう感じさせるのかも。

今回はあまりに長い下りが待ち構えている(空木岳から1500m下る)ため、ストックを千畳敷で購入。いざ出発、と思ったら、登山届を出すように言われた。さすがに用紙まで用意されていると、いくらなんでも書かないわけにはいかず。普段書いていないのがおかしいんだが(汗)

しらび平では曇っていても、2500mともなれば、雲上の世界。それどころか、雲海のお陰で、いよいよ景色が映える。極楽平まで登ってしまえば、下界とは完全に切り離された、おとぎ話のような世界。思わずBGMは東方の「天空の花の都」にしてしまうw

極楽平から濁沢大峰までは本当に快適な尾根歩きだった。歩きやすいし、適度に岩場があって楽しいし。しかし濁沢大峰を過ぎる辺りで、急速に東側から雲が駆け上がってくる。しらび平で曇っていた雲が、とうとう尾根まで上がってきた訳だ。

檜尾岳に着く頃には真っ白。(下山して知ったが、遭難騒ぎがちょうどこの日にあった。霧のせいだろう。檜尾岳は結構山頂が広いため、霧が濃いと、遭難する危険性ある。行動には慎重を期す必要あり。)注意して進むと、鎖場が連続して熊沢岳に至る。何故かこの途中で鼻血が突然出た。

おそらく木曽殿山荘までで一番危険な岩場は東川岳山頂直前。三点支持で登りきれば、東川岳に着き、そこから木曽殿山荘までは階段を下るだけ。

木曽殿山荘では水場に行ったときに、蚋(ぶよ)に刺されて散々な目に。東京に帰ってきてから、蚋の毒で熱っぽくなり、病院に行った程だった。山の水場では常に蚋に気をつけよう。なお、水場までの道は、花が咲き誇り非常に綺麗。

2日目朝は快晴。日の出はちょうど八ヶ岳の辺りから出る感じだった。気温も10℃を切らず、非常に過ごしやすい陽気。

木曽殿山荘で、おじさんに「3つ目のピークが山頂」と言われたが、実際その通りで、山荘から見上げるピークは完全に偽物。1つ目の頂上まではひたすら歩きやすいジグザグ道を急登。2つ目の頂上までは中休み的に少し緩やかな砂利道を歩き、鎖場を通過。そして3つ目のゴツゴツした岩場の頂上が見えれば、それこそ本物、空木岳山頂だ。

1つ目の頂上も、2つ目の頂上も、「これぞ空木岳に違いない!」って思わせるような山容なので、要注意(笑)精神的に疲れると、下山の時に体が持たないから。

空木岳の大展望は文句なし。木曽駒より遥かにいい。まさしく百名山。十名山を無理に選ぶにしても、入れたくなる。

空木岳山頂を堪能したら、後はひたすら下る下る…。昔は危険だった小地獄、大地獄も、今では木の橋がかかりある程度安全。とはいえ、その手前の足場が悪いため、慎重に行動するのは当然。

長い長い下りをすると、池山小屋が左手に出てくる。ここは水場もあり、ゆっくり休憩できるから便利。さらに下山すれば林道が見えてくる。

この山行では、1日目の途中からずっと他の方と一緒に行動させて頂いた。宮城県の方と東京都の方だったが、非常に良い方々で、大変お世話になった。林道からももう歩きたくない、と皆さん思われていたし、自分もこりごりだったので、タクシーでご一緒に菅ノ台のバスセンター付近まで。お陰で舗装道歩きがなく助かった。

こまくさの湯で、のんびり疲れを癒して…と思ったが、腕がひりひりする。お風呂出て、腕を見てみたら、かなり焼けていた。さすがアルプス。日焼け止めは忘れてはいけない…。

駒ヶ根から東京までは高速バスが出ていて、帰りはバスで楽々。バスに乗る前に、ソースカツ丼食べて帰りたくて、「きよし」というお店に電話したら、開店前だけど開けてくれるとのこと。
http://park7.wakwak.com/~china-kiyoshi/katsu.html
ソースカツ丼とかB級グルメだろ、って正直馬鹿にして行ったのだが、めちゃめちゃ美味しかった。絶対また食べたい逸品。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1832人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [2日]
木曽駒ヶ岳・宝剣岳〜空木岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [日帰り]
池山
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [日帰り]
空木岳 マイカー往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [日帰り]
空木岳(池山尾根・日帰りピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら