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Yamareco

記録ID: 6584684
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳

2024年03月22日(金) 〜 2024年03月23日(土)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:23
距離
9.0km
登り
989m
下り
706m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:22
休憩
0:59
合計
6:21
8:56
17
9:13
9:17
13
9:30
9:34
8
9:42
9:50
8
9:58
10:05
1
10:06
10:06
66
11:12
11:15
37
11:52
11:59
71
13:10
13:12
16
13:28
13:46
22
14:08
14:10
32
14:42
14:44
28
15:12
15:14
3
15:17
ゴール地点
天候 曇り一時晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白馬八方スキー場ゴンドラ乗り場前駐車場まで自家用車
登山口まではゴンドラとリフトを乗り継ぐ.これまでの山行にないアプローチ.この時点ではお気楽スノーハイク気分.
2024年03月22日 08:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/22 8:38
登山口まではゴンドラとリフトを乗り継ぐ.これまでの山行にないアプローチ.この時点ではお気楽スノーハイク気分.
今日初めて山頂が姿を現し,ここまでの疲れが飛ぶ.
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今日初めて山頂が姿を現し,ここまでの疲れが飛ぶ.
山頂への最後の登り
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山頂への最後の登り
唐松岳山頂から望む立山連峰
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唐松岳山頂から望む立山連峰
山頂からの眺望を満喫し,同コースを下山する(右奥に見えるのは唐松山荘)
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山頂からの眺望を満喫し,同コースを下山する(右奥に見えるのは唐松山荘)
山頂を振り返る
2024年03月22日 13:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/22 13:53
山頂を振り返る
本当に天気が良く,下山中も展望は抜群
本当に天気が良く,下山中も展望は抜群
五竜岳と鹿島槍ヶ岳(?)
2024年03月22日 15:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/22 15:03
五竜岳と鹿島槍ヶ岳(?)
唐松岳から連なる不帰ノ嶮
唐松岳から連なる不帰ノ嶮
2024年03月22日 15:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/22 15:04
今日のテン場は標高2,100m付近の樹林帯のコース脇.風が強いためテントがすっぽり隠れるよう雪壁を設営.後ろには白馬岳が綺麗に見える.
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今日のテン場は標高2,100m付近の樹林帯のコース脇.風が強いためテントがすっぽり隠れるよう雪壁を設営.後ろには白馬岳が綺麗に見える.

感想

(山行開始まで)
今回の計画は涸沢岳西尾根~奥穂高.
相方とは,2月に白山に挑戦するも積雪量の多さに一ノ瀬で敗退(往復24kmのラッセル).今回はそのリベンジという意味合いもあった(?)が,やはり「持ってる2人」.この日は台風並みの爆弾低気圧が本州を横断し天気が大荒れになるとの予報.
結局,新穂高ロープウェイ乗り場から林道に入るも,太もも以上の積雪でなかなか進まず,ラッセルを始めて40分ほどで登頂は困難と判断.
このまま帰るのももったいないので,リーダーの判断で後立山の唐松岳に向かうことに.自分は山に関する知識が皆無に近いが,リーダー的には日帰りで登頂できる簡単なスノーハイクとのこと.

(山行)
7時半ごろに白馬八方尾根スキー場のゴンドラチケット売り場に向かうも,上のリフトが動くかどうかは8時45分まで分からないらしい.だが全幅の信頼を置くリーダー的には「まず大丈夫」とのことで,返金不可のチケットを購入しゴンドラに乗り,上のリフト乗り場で運転開始を待つことに.
予想通りリフトは動き,8時55分アイゼンを履き,この日の一番乗りで山行開始.
歩き始めは,昨日の新穂高とは違うしっかりと固まった雪で歩きやすい.が,しばらく歩くと,すね~もも程度のラッセルの部分も.結局ラッセル…そして今日はワカンは置いてきた…
10時40分,2,100mの樹林帯を整地し壁を作り荷物をデポ.この日はいつも通り(?)の真っ白い空で唐松岳のピークも白馬三山も不帰ノ嶮も見えない.まぁこんなのは慣れたもの.
30分ほどで整地が終わりピークに向けて出発.リーダーが前を歩くが,荷物を降ろし楽になったからか,歩調は力強く,整地している間に抜かれた他の登山者を次々と抜いて行く.途中から一段と雪が深く先行者は苦戦している.最終的にトップに追いつくものの,我々がワカンを履いていないと言うとそこまでラッセルしてくれていた兄さんが「じゃあもう少し行きます」と.見るからに疲れていそうなのに男前.そして申し訳ない.ただこの方は日帰りの予定らしく,最終ロープウェイが15時20分なので,登頂は諦めムードらしい.
唐松山荘のある稜線に出る直前で道が雪壁と岩に立ち塞がれ,どう越えるか迷う.右方向は岩場.左方向は雪庇(雪壁).迷っている間に後ろからもう2人来たが,ラッセル兄さんとともに帰りの時間に間に合わないため撤退する様子.右にトラバースして岩場を見上げると登れなくはなさそうだが,帰りのクライムダウンが不安になる.ロープがあれば迷わずこっちを選ぶところだが,今日は装備が何もない.左の雪壁は蹴り込んでステップを作りながら進むことができるが雪が柔らかく脆い.結局,思い切り壁を蹴り込んで安定したステップを作った上で,せり出す雪庇を崩して直登することで越えることに.自分としてはそれほど恐怖を感じなかったが,後ろから見ていると危なっかしく見えたらしい.今回の山行はリーダーにおんぶにだっこだったのでちょっとは役に立つことができたようだ.
ここを超えると唐松山荘が望め,青空が顔を出し始め,今日初めて山頂を拝めた.時間は13時過ぎ.後ろを振り返るとラッセル兄さんも付いてきている.せっかく道を切り開いてくれた切り込み隊長,一緒にピークを踏んでもらいたい.山頂まではシュカブラが発達しており,青空とのコントラストが美しい.
13時30分,唐松岳登頂.この日は我々2人とラッセル兄さん,そして20分ほど遅れてスキーヤーの方の4人が登頂を果たした.山頂からの眺望は抜群で,剱岳を始めとする立山連峰が東にそびえ,そこから槍ヶ岳までの連峰が見渡せる.北側には白馬三山には雲がかかっているが不帰ノ嶮が見え,反対側には唐松山荘から五竜岳に至る綺麗な稜線が走る.お気軽スノーハイクのつもりがほど良い疲労感と難しさ,そして達成感を得ることができた.
15分ほど眺望を楽しんだら既に誰もいないトレースをテン場まで下り,一晩ゆっくりを過ごした後,朝一のリフトで下山.本来の目的とする山行ではなかったものの,十分楽しむことのできる山行となった.

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