【日本百名山 No.70】【第四次九州遠征】宮之浦岳 淀川登山口から淀川小屋、高塚小屋を経て荒川登山口まで
- GPS
- 12:43
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
- 山行
- 1:06
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 1:12
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:13
天候 | 一日目 晴れ 二日目 曇り時々雨 三日目 土砂降りのち小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
飛行機
復路 白谷雲水峡に下山予定が増水のため荒川登山口に10時に降りたところ、バスは15時までなくて絶望しかけたが、居合わせた他のパーティーの方がジャンボタクシーを呼んでいらしたので便乗させていただいて超ラッキー! |
コース状況/ 危険箇所等 |
目茶目茶整備してくださってます。ロングコースですが不安はありませんでした。この山行中にも整備されてる方々にお会いして、感謝しかないっすよ。 淀川小屋,新高塚小屋はキャパ60人くらい。高塚小屋は新高塚小屋より新しいがキャパ17人と少ないので注意。いずれの小屋でもネズミ注意の看板があり,実際出ました。 |
その他周辺情報 | 宮之浦の民宿いかがわに後泊。低価格高クォリティ。お勧めです! 島ではトビウオを,3回食しました。フライ,唐揚げ,サンドイッチ。いずれも超美味。嗚呼また喰いたいなあ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テント
シュラフ
トレッキングポール
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感想
何時にしようかと悩み続けた宮之浦岳。ちょうどヒコーキのセールスゲットできたので敢行。小屋もいくつもあるしチョチョイのチョイですわと舐めてかかり返り討ちに遇う。
一日目。セールスチケットなので時間が無茶苦茶。朝7時伊丹から鹿児島へ。鹿児島空港で乗り継ぎ2時間。アニメ見ながら時間つぶしてレシプロ機で屋久島着。だがしかし紀元杉行きバスまでまだまだ時間あるのでとりあえず合庁前まで移動。
・・・空港でガス缶買うの忘れる。慌てて近くの土産物屋に飛び込んだら、少し先の「山岳太郎」さんにあるよ、と教えていただき無事ゲット。土産物屋さん山岳太郎さんありがとうございました。近くのパスタ屋さんで飛魚フライ定食いただき(超美味!)、13時33分のバスに乗る。9割方ヤマノボラー。ゴリゴリ山道を登って14時45分到着。紀元杉を拝んでから出発。
工事中の林道を30分歩いて登山口。そこから森の中を登ったり下ったり40分程で淀川小屋着。テントゼロ。張るつもりで来て,途中抜いていったお兄さんもテン泊増備だったけど,みんな小屋泊まりなのでワタクシもそれに倣う。川のほとりでパスタを食し19時頃就寝。
二日目。3時頃からミナサマの準備が始まる。今日は午後から天気悪化予報なのでワタクシも早めに整え5時前出発,ヘッデンで登る。途中,ふと気配を感じて横を見たら二頭のシカがヌっと立っておりビビった。そのうち夜は開けたが雲多い。風も強く,気圧低下,天候悪化があるんだろうなという雰囲気。花之江河で休憩中,他グループを引率されてたガイドさんに「明日天気悪いですかねえ」と尋ねたら「悪いでしょうね,降るでしょうなガハハ・・・」と返される。この山域,雨は降って当たり前なのである。
花之江河から眺めた黒味岳はなかなかに魅力的で,分岐にはデポされたザックが並んでいたが,天候悪化する前に宮之浦岳のピーク踏みたかったのでパスする。曇り空の下進んでいると,登山道整備されている方々に出くわした。ありがたい。そのままキリキリ進んで9時前,宮之浦岳到着。日本百名山70座目,西日本の百名山完登,鹿児島県最高峰と,個人的にいろいろメモリアルなピークハントになった。
ただ,天候は明らかに悪い。南の方には分厚い雨雲も見えているので,早々に下山。永田岳の分岐で少し迷ったが,空を眺めたら頬にポツリと雨粒が当たり,その瞬間諦めて下山する。その後平石岩屋で結構降ってきたので,カメラをザックにしまい,レインウェアを着こむ。この先のルートは濡れた笹薮を抜ける箇所がいくつかあったので,ここで着たのは正解だった。
ガシガシ標高を下げて11時20分,新高塚小屋到着。尾西の赤飯を腹に収める。水を汲んでいたら猿の親子を目撃。当初は新高塚小屋で泊まる予定だったが,この時点で誰もいないし,明日も雨になるので,少しでも標高を下げておこうと高塚小屋まで行くことにし,13時頃到着。先客1名で,この天気だしもう誰も来ないんじゃないですかね,なんて話してたんだけど,最終的にほぼ満員になった。ここはキャパあまり大きくないので新高塚小屋で泊まるべきだったと反省。次回があればそうします。
今日の午後が一番荒れる予報だったのに夕方からは薄日も差してきて拍子抜け。今のうちにと,縄文杉を見に行く。モチロン貸し切り。小屋に戻りパスタを茹で(こればっか)19時就寝。
三日目 夜の間風雨が凄くて億劫になる。4時30分頃起床したが土砂降り。おまけに枕元に置いてたゴミ袋をネズミに齧られてしまった。実害はなかったものの,侮ってはいけません。これも次回への反省。雨はやみそうにないので,少し明るくなった6時前に完全装備で出発。雨足は治まらず,ウィルソン株の辺りで豪雨となる。雨宿りをしようと株の中に入ったら,ソロの先客が薄暗い中に立っていらっしゃって,ビビった。ハート形の写真とか撮ってるユトリ無し。
その後も雨の中降り続ける。雷も鳴り始めるが,雷光と音の感覚が結構あるので大丈夫!だと自分に言い聞かせて進む。ウィルソン株の少し先で登ってきたソロ男性とすれ違う。やがて唐突にトロッコ道に行き合う。進む報告を間違えてトイレに行く手を阻まれたりしつつ荒川登山口を目指す。当初は白谷雲水峡に下山予定だったが,増水時は危険だと聞いていたので荒川に変更したのである。
トロッコ道に出たからは多くのハイカーとすれ違った。傘をさしている人も結構いる。すれ違ったハイカーに「この先ずっと荒川までトロッコ道ですか?」と尋ねたらその通りだといわれ,心の底から安堵した。あとはひたすらトロッコ道を下り,10時頃無事下山。バスの時刻表を見たら15時までなくてゼツボウしかけたが,居合わせた登山者の方が定員8名のジャンボタクシーを呼ばれていて,ちょうどその時8人いたので便乗させていただく。料金も割安になり,大変ありがたかった。あの時のミナサマ,改めましてありがとうございました。
というわけで,宮之浦岳のピークは踏んだ。縄文杉も紀元杉も見た。だがしかし,これで屋久島のヤマを味わいつくしたかと言われると,全然足らない。こんな駆け足ヤマノボリ活動するんじゃなくて,二週間くらいゆっくり滞在して天気のいい日にサクッと登るのが,正しい向き合い方なんだろうな。いつかリベンジできる・・・かな?
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