憧れの槍ヶ岳! 北鎌尾根 踊る子槍
- GPS
- 80:00
- 距離
- 37.8km
- 登り
- 2,374m
- 下り
- 2,385m
コースタイム
3:00起床-4:00小梨平-4:30明神-5:00徳沢-6:00横尾-6:40二の俣-7:00槍沢-7:45ババ平-8:00槍沢大曲り-9:00水俣乗越-11:00入渓地点-13:40北鎌コル
8/16
2:30起床-3:30発-5:40独標取付-6:50独標-11:00槍山頂-11:30槍山荘-13:00子槍-15:00テント場
8/17
6:00発-7:30槍沢大曲-9:30横尾-10:30徳沢-11:10明神-11:50上高地BT
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
竜島温泉 500円 |
ファイル |
非公開
6830.xls
計画書
(更新時刻:2013/08/07 13:55) |
写真
感想
8/14
タクシーで上高地へ。
流木で焚火をしようとして注意される。
8/15
水俣乗越を越え、ガレ場、雪渓を下る。今年は雪が多い。
入渓地点は写真等で良く確認すること。
北鎌沢右俣へ入る。
右側のコルを常に見ながら、沢をあまり離れずに進むのが正解。
2箇所の高巻きのうち、初めの高巻きで登り過ぎてしまい、P6とP7の間へ向かってしまう。
次第に道が悪くなり、上へ抜ける事も出来そうだが、これは流石に間違いだ、引き返せなくなると思い、
GPS等で位置を確認し、バイルを土に打ち込みながら慎重に下る。
おかしいと思っていながら、合っているかもしれないと思い進んでしまう。
少しでもおかしいと感じたら、その場で引き返すこと。
皆が「あいつの事だからどこかで遊んでるんだろう」等と思ってくれていた事に感謝。
離れてしまった時に、どう考えどう行動するか、推測し合える事は大切。
8/16
快晴の中、槍へ。浮石が多く気を抜けない。
慢心があればすぐに事故に繋がる。これはとても精神的な行為だと思う。
テント場を確保し、子槍も登攀。
北アルプスは自分にとっては、見る山、歩く山だった。
こんな景色の中で、クライミングをするなんて!
グレードはともかく、周囲の景色に圧倒される。
8/17
長い上高地を歩き下山。
自分にとっては1週間前の大縦走とセットで、縦走では槍を一周し、今回は槍を縦断するように歩いた。
今回の北鎌で、槍ヶ岳を東西南北、全て歩いた事になったのも嬉しい。
体力的には荷物を軽くした事もあり、余裕を持てた。
三つ峠等の練習も、初心者の自分には楽しかったが、
このような山行が練習の先にあると思うと、また違う思いで練習が出来そうだ。
経験不足で来れば、とても怖い思いをしたことだろう。
2回も行っているのに練習から付き合ってくれたKさん。
最早、山の盟友?Wさん。
楽しい山行をありがとうございました。
また古山さんのお陰で新たなルートへ挑む事が出来ました。
有名とはいえ、危険なルートであり、こういったトライへ
まだ未熟者の私を連れて行ってもらえる事は中々出来る事
では無いと思います。
お金で買えない貴重な経験をさせて頂き有難うございます!
■初日
◯ルート
上高地〜槍沢〜水俣乗越〜北鎌右沢〜北鎌のコル
感想
•長いルートなのでスピードと体力が必要
通常のコースタイムより、早く歩き続けないときつい。
•水俣乗越からの下りもルーファイに注意が
必要だった。安易に沢に行くと雪渓の上部に
入り抜けれなくなりそう。
また、雪渓横断もあった。自分は雪渓歩きが
下手なので短い距離だが苦戦。
•北鎌沢右俣はルーファイを間違えるとかなり
危険。
左沢に入るミスは知っていれば防ぎやすいが
巻きルートのミスは解りにくい。巻く時は本沢
から離れ過ぎたらは間違いと思っていいと感じる。
また、水を3.5リットル右沢と左沢の分岐で補充し
登ったが、ある程度のクライミングに近い動きが
必要となる為に、この斤量UPはかなりこたえた。
この日最後の詰めでバテてしまった。
重いザックで楽に岩登りする動きを学ぶ必要あり。
※14時には北鎌のコルにてテント設営出来たが
18時を過ぎてから2パーティも上がって来て
このコルのテント設営ポイントが埋まっていた
事に動揺していた。
テント越しに、相談をして来たが話しを聞いて
いてこちらが不安となる様な無計画さ…
バリエーションルートでは本当に計画のゆとり
が重要と感じた。
■二日目
○ルート
北鎌のコル〜どっぴょう〜大槍 +小槍登攀
感想
•最初に心配だった水だが、槍ヶ岳山頂到着時
1リットルは残っていた。
3.5リットルで充分だった。
•ルーファイだが、コル〜独標まではほぼ明確。
踏み跡がはっきりある。
2-3人用テントであれば複数テントが張れる場所あり。
今回独標は直登りしたが、右巻きの方が速そう
(独標頂上は眺め良し!お勧め!)
それ以降は右巻きルートをとればほぼ行る。
だが、道は脆く油断出来ないし、この巻道が
明日以降も歩けるか?は怪しい。
しっかり見える範囲で安全に歩けるルートを
自分で確認する必要があると感じる。
また、迷ったら、戻れる範囲で少し近寄り
確認するのが良いと感じた。
踏み跡が別れていたら、ちょい先まで
歩き、双方確認すれば間違いなさそう。
また稜線を歩く時に落石させないように注意、
巻道に落ちる可能性大!
また、ルートは沢山あり、その分この北鎌は
何度来ても新たな道が見えそう。
古山さんいわく巻き道は遠巻き歩きで
近道では無いとの事、途中で稜線をチョイス
出来ればもっと楽らしい。
是非、次はもっと楽な道を探したい。
•ザレ場
体力が消耗し易い、岩場とザレがあれば
岩場を歩くべし。
•槍直下はやや左側から入りジグザグに
3回折り返しジグザクに歩いたた所にあった、チムニー
の支点からロープを出しての登攀となった。
槍山頂までここから丁度50mロープでいっぱい。
他のガイドグループはもう一段上のチムニー
からロープを出していた。
クライミングは簡単。登山靴で問題無し。
岩もしっかりしていて安心して登れた。
・小槍登攀は2ピッチ
1Pは�級程度、2Pは大槍側カンテ沿いから上がる
ガバホールド多いが途中、小さな乗り込みがある
のでクライミングシューズが必要。
体感4級程度?
下降は50mロープであれば1回の懸垂下降でOK
ただ、下降ポイントに割れ目多くロープの結び目
が引っかかりそうなので注意。
■三日目
ルート
槍山頂〜槍沢〜上高地
楽勝ルート!
特に感想なし。
■3日間を通じての所感
・総合力が必要と感じる。個人的には谷川中央陵よりも
身の危険を感じた。登攀要素より慎重な判断と計画
基本をしっかり出来るかが重要なのかなと。
危険箇所でなくても怪我をしてしまえば引き返せない。
全体を通して油断してはならないのかと思う。
この時にも70代の男性が北鎌に入り行方不明との事。
・荷物の軽量化が出来ると楽になる。
足場が不安定な場所では荷物が重い事で体力を消耗しやすい
と改めて感じた。
今回は寝袋無しで挑んだ(ダウン上下+シェラフカバーで寝れた)
ただ、一眼と三脚を持っていたので…帳消しの重さ…
・人が多く、テント場は早い者勝ちで良い場所は埋まるので兎に角
早い時間にテント設営できる計画が必要。
・アルペン踊りは皆で踊ると楽しい??ムスカさんに今回はやられました。
最後に改めて、コヤマサン、本当に有難うございました。
この経験から学んだ事を今後の登山へしっかり活かして行きます。
そしてムスカさん、一緒にこういう記念すべきルートへチャレンジ
出来たことを嬉しく思います。
また、独自の考えを登山に入れるスタイルは個人的は好きです。
色々言われる事もあるかもしれませんがそのままでいて欲しいです。
次に一緒に登山出来ることを楽しみにしてます。
来年は自分の企画で挑むぞ!もっと楽しいアルペン踊りを考えて…
キタカマおつかれさま〜!
好天無事故で何より。
それにしても、アルペン踊り・・・
ムスカの初めてとは思えないほどのスムーズな踊りっぷり、
(実は安曇野で相当コソ練していたのではないか・・・)
と、
ワルちゃんのミスりまくりなのに、逆に一番目立っている・・・
その対比とみんなの弾ける笑顔に感動しましたよ
とはいえ、キタカマ、リスクあるルート、色々勉強になったかと思います。
おじさんとも一緒に行ってください。
こやまんもこれで4年連続?
おつかれです。そろそろ湯俣から行こうよ
コメントありがとうございます。
間違えたら何度でもやり直し!
という事で必死に練習しました。笑
(ワルちゃんの方がたくさん練習していたのに・・笑)
後半、画角を理解せず、ただ邪魔なだけになってしまい、すみません。。汗
今度は是非、湯俣からピークを巻かずに行ってみたいと思いますので、よろしくお願いします。
いや〜こうして見ると自分は下手ですね。
もっと自分の下手っぷりが目立たなくなる
よう、tyakuさんも入れてアルペン踊りやり
たいっす。
来年は是非、tyakuさんもご一緒に
沢あり、踊りあり、男の友情ありの
ロマンチック北鎌山行行きましょう!
(勿論、酒はお互い程々で…)
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