甲斐駒ヶ岳日帰り周回(日向八丁尾根〜黒戸尾根)
- GPS
- 13:56
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,714m
- 下り
- 2,709m
コースタイム
- 山行
- 12:06
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 13:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に、トレースあり。 日向八丁尾根は全般的に急斜面。加えて、アップダウンがたくさんあります。 大岩山直下の150mの鎖の下降は、注意が必要。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
前回の撤退後、体力的にあまり疲弊しなかったので、近いうちに再挑戦と思っていましたが、意外に早くチャンスが来ました。
今回は前回の反省を受けて、1時間ほど出発時間を早くしました。
早立ちしたいが、日向山の白ザレの山頂がカッコよいので、暗いうちにここ通過するのはもったいない。
そういうわけで、日向山あたりで日の出になるように逆算しました。
おかげでカッコよい山頂を堪能。
行ったことないかたは、是非!!
「おー!」ってなりますよ、「おー!」って。
日向山からは、ひたすら遠い尾根を進んでいきます。
一度通っているので大体ルートの様子はイメージできています。
この尾根は基本的に急なのです。
加えて、登った後にまたコルに向かって結構な標高下げるので、心折れそうになります。
深いコルに向かって下るとき……、登り返していて振り返えると登ってきたはずの尾根がまだそびえ立って見えるとき……、げっそり来ます。
でも、一歩一歩前に進むしかないので、がんばります。
急なアップダウンは、体力的にも結構そがれますが、精神的にだいぶやられます。
早出のアドバンテージをキープしたまま、いいペースで烏帽子岳到着。
若干雲も出てきましたが、積乱雲ではなさそうなので、今回は突っ込みます、甲斐駒ヶ岳。
鋸岳への尾根に乗れば、あとは、ガレた岩場を登っていきます。
なぜか、稜線北側の踏み跡に入って六合目小屋あたりを巻いてしまい、ハイマツとシラビソこぎをして、むりやり稜線の登山道に戻るという一幕もありました……。
集中しないと……。
だいぶ体力をそがれ、山頂目前、あと10分というところで、小休止入れたりしましたが、登山開始から9時間、無事に甲斐駒ヶ岳山頂に到着しました。
長かった〜〜!!!
山頂からは、南アルプスを一望できました!
が、10分もするとガスが濃くなり、20分後には真っ白に。
いいタイミングで山頂にこられました。
さて、下りは快適です。
長くて苦しいかと思いましたが、前回の日向八丁尾根下山の苦しさを体が覚えていたようで、アレに比べれば快適そのものです。
なんてったって、登り返しがほとんどない。
無事に17時過ぎに下山できました。
達成感のある登山でした。
日向八丁尾根は登り返しが多くてしんどいのですが、前回の帰り、日向山でお会いした地元の山岳会の方が、誇らしげにこうおっしゃっていたのを思い出しました。
「それが、南だ」
南アルプス、魅力的なところだ。
コメント
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seizanryoさん こんばんは
日向八丁尾根周回( ゚д゚)!大変お疲れ様でした。
私も興味あるんですが、日帰りはとても(ヾノ・∀・`)ムリムリ
黒戸ピストンでもヨレヨレでしたので(^^;)
六合石室で一泊かな。。なんて思っております。
やっぱり日向八丁尾根はアップダウンがきつそうですね〜
Houraikenさん、こんばんは。
いや〜、がんばりました。
Houraikenさんの、黒戸尾根ピストンのカッコいいレコ、懐かしいですね。
あれ、名文でしたね〜。
日帰りは、楽しかったですが、やっぱり疲れました。
今、筋肉痛と闘ってます(このあと、回復か? 悪化か? 戦々恐々)。
日帰りのいいところは、装備の軽いこと。
一泊なら、六合石室泊は黒戸尾根での登りがいいですね。
日向八丁尾根からだと、もう少し前に休んだ方が楽……、ですが幕営適地があまりないかも。
アップダウンきついですが、いいところですよ。
そしてそれが、南のいいところだったりします。
日帰りとは凄いですね。
もう10年以上前に歩きましたがその時は鎖もなく本当にバリでした。大岩からは懸垂で降りましたが今はどうなんでしょうか。
ここは松濤あきらさんの本で読み、地元山梨の方と歩きました。6合目の石室がねぐらでしたが、とても思い出のコースでした。有難うございます。
mi-bouさん、こんばんは。はじめまして。
鎖とハシゴが設置される前のこの尾根に行かれるなんて、すごいです!
確かに大岩から先は、かつて懸垂だったと聞いています。
私はロープクライミングができないので、整備されてなければ足も踏み入れられないですね。
私みたいな未熟者も入れるようになって、賛否ありますが、あの森は本当に素晴らしかった(鎖はゴボウじゃないと下れないところもありましたが)。
整備前、あの原生林の中を、今よりも人が少ないなか行かれるというのは、素晴らしい体験ですね。
大岩から先は、トレースのないかった頃は、ルートとるの大変だっただろうな〜と思いながら登ってました。
松濤明さんの本にもあるんですね。今度読んでみます。
どうも松濤さんは、『風雪のヴバァーク』のラストが苦しすぎて、読めていないのです……。
スゴイとこ日帰りだね(≧▽≦)
こんな距離の標高差日帰りで行けるなんてびっくりだよ
ばっちし前回のリベンジ達成だね(≧▽≦)
おめでとうですヽ(^o^)丿
でも・・・ようやく時間取れて登れるようになったのにこんなとこ行っちゃえるなんてほんとスゴイな〜(ToT)/~~~
villaさん、こんばんは。
頑張ってきました〜!! しんどかったっス!
甲斐駒ヶ岳への標高差2200mのはずなのに、累積標高は2840m……。
この差分が、登り返しですな……。
加えて、同じ分だけ下っている、と……。
再挑戦かなってよかったです。
距離と標高差は、すごくないっスよ〜。ただ、頑張るだけです。
今回は「時間のマージンはとったから、時間をかければ必ず行ける」と本気で折れそうな心を慰めてました。
何なら、ご一緒しますか? うしし。
山行がまもなく時間的に困難になるのは目に見えているので(次回は12月)、むさぼるように登ってます。
今日も、次回の骨肉となるよう、さいたま芸術劇場でグローブ座の『ハムレット』を観てきました。
こんばんは、seizanryoさん。
すぐにリベンジで見事達成
チャレンジ魂が素晴らしい
そしてここのところの山も充実してますね〜
しかしseizanryoさんの脚力をもってしても甲斐駒登頂まで9時間とは!
大変な尾根ですね!!
触発されて行ってみたいけど…うーん 、でも稜線上の避難小屋を利用すれば何とかなりそうでしょうか?!
「それが南だ」
カッコイイ!!
そんな風に言えるよう南アを踏破してみたいですね
ukkysuzさん、こんばんは。
再挑戦、できてよかったです。
ですが、前回と違い今回は、だいぶ筋肉痛になり、やっとおさまりました。
ずいぶん長いですが、充実しますよ。ukkysuzさんも、ぜひぜひ。
稜線上の中間地点の小屋は、六合石室なんですよね〜。宿泊装備なら、登り7〜8時間かな……。八丁尾根は水場がないので、お気を付けください。
大変ですが、静かな山を堪能できます。甲斐駒と鋸の雄姿を、たっぷり堪能できます。
南の踏破、やりたいですね〜。しかし、天候が……。
今回も、本当は北岳に行くつもりだった……。
いやいや、充実した山にしたいっす。
あ、どうも、カンマンボロンになったようですよ。
よろしくお願いします。
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