迷い迷って奥穂高岳

2015年08月23日(日) 〜 2015年08月25日(火)

• GPS: 18:58
• 距離: 26.1km
• 登り: 2,071m
• 下り: 2,059m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:14

6:14 上高地バスターミナル
6:23 6:24 河童橋
6:31 6:31 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:14 7:14 明神館
7:23 7:23 徳本口(徳本峠分岐)
8:06 8:06 徳澤園
8:23 8:23 新村橋(パノラマ分岐)
9:16 9:56 横尾 (横尾山荘)
10:54 10:57 本谷橋
13:28 涸沢小屋

2日目

• 山行: 8:53
• 休憩: 1:03
• 合計: 9:56

6:35 涸沢小屋
9:02 9:09 穂高岳山荘
10:16 10:23 穂高岳
12:10 12:35 紀美子平
13:10 13:21 前穂高岳
13:45 13:58 紀美子平
16:31 岳沢小屋

3日目

• 山行: 1:42
• 休憩: 0:05
• 合計: 1:47

6:33 岳沢小屋
7:56 7:56 岳沢湿原・岳沢登山口
8:08 8:13 河童橋
8:20 上高地バスターミナル

天候

8/23 晴れ
8/24 晴れのち曇り
8/25 曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

8/23 6:12

朝の上高地バスターミナル。到着した人たちはみな早々に準備を終えて出発していきます

8/23 6:21

河童橋は朝靄のなか

8/23 7:00

明神岳。今日はいい天気になりそう

8/23 7:07

明神館。ここまでは散策で歩いたことがありますが、ここから先ははじめて。

8/23 8:05

てくてく歩いて徳澤園。大きくておしゃれな建物ですね。ここでコーヒー飲んだらおいしそう。

8/23 8:19

まだまだフラットな散策路

8/23 9:07

横尾に着きました。ここまで槍に行くか穂高に行くか決めかねていましたが、熟考の末、やはり穂高に決定。

8/23 9:48

横尾大橋を渡ったらあとは穂高への一本道

8/23 10:53

横尾から少しずつ登って本谷橋。休憩している人が多いですね

8/23 11:39

本谷橋でしばし休憩の後、さらに登ります。

8/23 12:46

だいぶ疲れてきたころに景色が開けてカールが見えてきました。そろそろ涸沢ヒュッテにするか涸沢小屋にするか決めましょう。

8/23 13:13

妻がすこしでも高度を稼ぎたいということで、涸沢小屋に向かうことにしました。キャンプ地の向こうに小屋が見えてきました。

8/23 13:22

小屋の周りはお花がいっぱい

8/23 13:38

いやー疲れました。
生ビール飲みたい気もしますが、即酔って寝てしまいそうなので、まずはジュースで乾杯です。

8/23 14:06

そして遅めのお昼ご飯は醤油ラーメン

8/23 17:04

夕食タイムにようやく乾杯の生ビール。うまーい

8/23 17:05

ビールのおつまみ…ではなく、お夕食のおかずです。

8/24 6:32

2日目
小屋からの涸沢カールの眺めが美しかった。

8/24 6:32

そばにいた女性が声をかけてくださったので、ありがたく記念写真を撮っていただきました

8/24 6:35

奥穂に向かって壁のような斜面へ向かいます

8/24 6:56

岩がゴロゴロ

8/24 6:59

奥穂を見上げる(｀・ω・´)キリッ

8/24 7:09

ザイテングラートへ向かう道。

8/24 7:25

このあたりでGPSログのセットを忘れたことに気づく。
気を取り直して集中しないとザイテングラートは危ないよ。

8/24 8:15

ザイテングラートの岩壁をよじ登る。
高度感や荒々しさが分かる写真がないので、これだけ。

8/24 8:59

ザイテングラートとの格闘をお伝えできないまま、穂高岳山荘に到着。ようやく一息。

8/24 9:18

穂高岳山荘からの岩登り。ザイテングラートの比じゃない！

8/24 9:48

登り終えたら山頂かと思っていました。…が、違いました。まだまだ先がある！

8/24 10:01

ジャンダルム、ハンパない絶壁

8/24 10:02

ジャンダルムに夢中

8/24 10:03

雲の中に槍が見えました。周りは雲だらけで、山々の眺めは得られず。

8/24 10:06

あと一息！

8/24 10:11

やりました、奥穂高岳登頂です！
恒例の記念写真、険しい山だったのでいつもの倍は嬉しい気がします。

8/24 10:15

山頂はこんな感じ

8/24 10:41

山頂でひとしきり休憩の後、吊尾根を前穂、岳沢に向かいます。

8/24 10:46

右側が切れ落ちているところが多くて気を使います。こんな険しいとは思っていませんでした。

8/24 10:53

周りがガスに覆われて、ライチョウの親子5羽が出てきました。登山道を通せんぼしています

8/24 11:24

左側に涸沢が見えるところが一か所。小屋とヒュッテが下のほうに小さく見えました。だいぶ高いところにいるんですね。

8/24 13:15

ガスってて景色が見えないし時間的に厳しいから前穂はパス、と思っていたのですが、紀美子平で関西(?)のオバさま方に行かなきゃもったいないとそそのかされ、前穂に登りました。

8/24 14:17

雷鳥広場にライチョウはいませんでした。

8/24 14:53

岳沢パノラマ。ここはお立ち台になっていて景色が良い。天気が良ければ…。

8/24 15:30

カモシカの立場と言われましても、人間には人間の立場が…

8/24 15:41

ハシゴがあるとかえって楽なくらいの急坂

8/24 16:08

花がいっぱい咲いていますが、その分、虫も多い。妻は防虫ネット着用。

8/24 16:11

花いっぱいですが、疲れて花見もそこそこに通り過ぎる。

8/24 16:29

ようやく岳沢小屋到着です。メチャメチャ疲れました。

8/24 17:09

岳沢小屋の夕食。美味しかった。

8/25 7:17

3日目。
上高地に下るだけ。すぐそこ。

8/25 7:27

風穴はビックリするほど涼しかったです

8/25 8:07

上高地河童橋到着。あそこから降りてきたのだと思うと感慨ひとしおです。

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX30V SONY

α380 DSLR-A380 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ

3

Tシャツ

1

ソフトシェル

1

タイツ

3

ズボン

1

靴下

3

グローブ

1

防寒着

1

雨具

1

日よけ帽子

1

靴

1

ザック

1

ザックカバー

1

行動食

5

飲料

ハイドレーション

地図（地形図）

コンパス

ヘッドランプ

予備電池

GPS

日焼け止め

ロールペーパー

保険証

携帯

時計

サングラス

手ぬぐい

ストック

カメラ

感想

cono

夏休みの縦走計画、もともと新穂高から笠ヶ岳-水晶岳-黒部五郎岳-薬師岳の4泊5日プランを考えていました。しかし台風15号の影響で水曜あたりの天気が読めず、その水曜が黒部五郎小屋から太郎平小屋まで風雨を避けることができないため、念のために火曜までに山を下りれるよう、上高地からの穂高岳登頂にコースを変更しました。上高地で穂高岳に向かう登山届を出したものの、それでももし天気が回復するならもとのコースに戻れるよう槍ヶ岳に向かってそこで双六に行くか上高地の降りるか決めればよいかと、横尾まで迷い迷う始末。最終的に横尾で天気予報をチェックし、けっきょく天気が見込めないことから穂高岳に決定。
穂高に向かうと決めたら今度は涸沢でヒュッテに泊まるか小屋に泊まるか、穂高岳から涸沢に戻るか重太郎新道を下るか、悩みは尽きません。
いろいろ迷い迷った山行でしたが、ある程度下調べはしっかりしておきましたので、準備はできていたつもりです。頭は迷っても道には迷うことのないようにしないといけません。

さて、4泊5日から2泊3日に日程的にはスケールダウンしたわけですが、それでも標高第三位の奥穂高岳への登頂は達成感でいっぱいです。岩稜の上り下りは他に比べる山がありません。心配した天気も奥穂高岳登頂までは青空に恵まれたのも良かったです。天気予報が思わしくないせいか、単に平日のためなのか、人が多くないのも良かったです。
涸沢カールは想像したよりも小ぢんまりしていました。かといってガッカリというわけではありません。写真で見るのとイメージが違ったというだけで。景色の美しさは想像以上ですした。写真と現実はこれだけ違うのですから、紅葉の時期の本当の涸沢の素晴らしさはちょっと想像できません。

穂高の素晴らしさは、初めての自分がわざわざ言うのもおこがましいのですが、やはり素晴らしいものでした。