二百名山を繋ぐ静かなルート 餓鬼岳〜燕岳
- GPS
- 15:55
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,747m
- 下り
- 2,269m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:56
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:11
天候 | 1日目 曇り→晴れ 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
アルプス第一交通で車は預かってもらえます 中房温泉→穂高駅→大町駅 バスと大糸線を乗り継いで車回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの状況 全体を通してコース上に雪はありません。 場所によって程度の差はあるものの一応整備はされていて、迷うところはないですが、岩のマーキングが薄れているところもありました。 餓鬼岳、燕岳とも花崗岩の山なので、ザレっぽい下り、トラバースは多々あります。 白沢〜餓鬼岳 はじめは沢筋を歩きます。桟道、橋など整備はされていますが、濡れているのでスリップ注意。 渡渉というほどの箇所はありませんが、河原を歩くところもあり、増水時は通過困難な場所もありそう。 最終水場を過ぎるとひたすら急登。「落石注意」の看板があるように足場はよくありません。 大凪山からはまずまず歩きやすく、終盤の百曲りからは高山植物が多くなるので、 花を見ながらゆっくりと歩きました。 餓鬼岳〜東沢乗越 小屋を出てテン場を過ぎると早速岩稜歩き。ここから先は基本、西側に岩場を巻きつつ進みます。 基本梯子、桟道と整備はされていますが、一部高度感がある水平の桟道があり、高所恐怖症(自分もちょっと・・)の人にはつらい。 「ハシゴは一人ずつ」の看板を過ぎると樹林帯に入り、150m近く下って、岩峰を大きく巻きます。ザレ場のトラバースを過ぎると再び岩稜歩き。 東沢岳直下まではマーキングがあるものの梯子などはなし。手を使って岩をよじ登るような場所もあるので、手袋をしてストックは仕舞いました。 東沢岳からは低木がうるさいもののまずまず普通の道。 東沢乗越〜燕岳 乗越からは稜線まで450mほどの登り。道は明瞭なれど、倒木や段差の大きいところもあったりして、体力を奪われます。 雪渓脇の登り(雪はほとんどありません)からは、お花畑が広がり、稜線に出ると あとは快適な稜線散歩。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉 大町温泉 薬師の湯 |
写真
感想
梅雨明けはまだまだですが、日曜から天気が回復するということで、餓鬼から燕岳まで縦走してきました。
当初は展望が最高という噂の孤峰唐沢岳にも色気を持っていましたが、土曜日が雨模様で、日曜当日も小屋までの登りで消耗したので、あっさりパス。小屋着が正午前だったので、唐沢までの往復のコースタイム5時間を考えれば、夕食の5時までには戻れる計算ですが、この山域は簡単にコースタイムをクリアできるほど甘くはありません。
結局、展望台から眺望を楽しんだ後、岩場の陰(涼しいを通りこして寒いくらい)でまったり昼寝してから小屋に戻りました。
当日は宿泊者が自分も含めて5名で、とても北アルプスの山小屋とは思えないゆったりさ。
きつい登りが続く餓鬼岳まで来られるだけあって、三百名山踏破目前の方などベテラン揃いでディープな山の話で盛り上がりました。
翌日は久々にご来光を拝んでから出発。小屋泊まりの1名(前日に中房からここまで来られた強者)は既に早立ちしているので、燕岳へ向かうのは自分だけで、やはり緊張します。
朝方は寒くてカッパの上を着ていましたが、予報通りの快晴ですぐに脱ぎます。今日もバテそうな予感・・・。
縦走路は技術的に難しい場所はありませんが、とにかく歩く人がいない。小屋を出て初めて登山者に出会ったのが約5時間後の北燕岳手前のお花畑。
前半の岩稜歩きは梯子とか整備されていましたが、東沢岳北側の岩場は何もありません。(管理している組織が違うのか?)こういう場所ではしっかりマーキングを見て行動しないとやばいです。
よって悪天候時は無理しない方が良いと思います。
乗越を越えてからの登りが本日の核心部(体力的に)。
樹林帯を越えて、雪渓(僅かに残った雪でクールダウン)横の登りでは、高山植物も咲き誇って景色は最高、でも誰もいない。誰もいないので、登山道の階段に腰かけ適当に小休止。
稜線に上がり、北アルプスの秀峰をバックに白砂の上に咲くコマクサを見るとさすがに感動しました。
燕岳でも多くの登山者(人気どころだけあって若い方が多かった)で賑わっています。餓鬼方面とのギャップがすごい。
燕岳周辺の花情報も事前に調べてから登りましたが、だんだん屈むのも億劫になって、撮り残した花もかなりありました。
あとは惰性で下ります。合戦小屋名物のスイカでチャージしてから中房温泉までラストスパート。
さすがに翌日は筋肉痛が残りました。
私は、ajitamaさんの数時間前に東沢乗越を中房温泉に下りました。
難路でしたが、天気は良かったですね。
tomiharuさま はじめまして
東沢乗越からの下りの道が荒れているという話は、餓鬼岳小屋でも聞きました。
合戦尾根〜燕岳とそれ以外の道では、道の状況も賑やかさも天地の差があるようです。
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