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Yamareco

記録ID: 935076
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

待望の白峰三山 テン泊の大門沢登りは超たいへん

2016年08月05日(金) 〜 2016年08月06日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
25.5km
登り
3,091m
下り
2,372m

コースタイム

★1日目
4:02奈良田第1駐車場→ 8:08大門沢小屋8:25→ 9:12休憩9:25→ 11:10休憩11:24→ 13:35大門沢下降点13:50→ 14:53農鳥岳14:57→ 15:53西農鳥岳→ 16:50農鳥小屋

★2日目
5:08農鳥小屋→ 6:43間ノ岳6:50→ 7:43中白峰山7:48→ 8:10北岳山荘8:25→ 9:53北岳10:16→ 10:50北岳肩ノ小屋11:00→ 12:54二俣13:00→ 13:32休憩13:40→ 14:48広河原バス停
天候 1日目 曇りときどき晴れ
2日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・奈良田の第1駐車場に、車を駐車。第1駐車場にある公衆トイレは、とてもきれいで使いやすい。
・広河原からは、山梨交通のバス(最終16:40発)で、奈良田に戻る。
コース状況/
危険箇所等
・大門沢小屋から大門沢下降点までの登山道は、とても勾配が急で、また岩だらけの歩きづらい荒れた登山道が続くので、非常にスタミナを消耗します。余裕をたくさん持たせた計画にしておいた方が無難です。
いくつか沢を渡る、天気は予報通り良さそうだ
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いくつか沢を渡る、天気は予報通り良さそうだ
ヒメシャジン、なかなかうまく撮れた
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ヒメシャジン、なかなかうまく撮れた
青空だ、今日もいい絵が撮れそうだ
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青空だ、今日もいい絵が撮れそうだ
昨晩の雨のせいか、沢が暴れている感じ、まぶしい
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昨晩の雨のせいか、沢が暴れている感じ、まぶしい
登山道のところどころに、このアジサイが咲く
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登山道のところどころに、このアジサイが咲く
ほぼ予定時間で、大門沢小屋に到着
ここでザックを下ろし15分ほど休憩、屋主に木の橋の状態について聞かれる
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ほぼ予定時間で、大門沢小屋に到着
ここでザックを下ろし15分ほど休憩、屋主に木の橋の状態について聞かれる
大門沢小屋を過ぎたあたりから、登山道が急になり、なかなか進まなくなる
ちょうどガスも出てきて、暑い日差しを遮ってくれる
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大門沢小屋を過ぎたあたりから、登山道が急になり、なかなか進まなくなる
ちょうどガスも出てきて、暑い日差しを遮ってくれる
ザックの重さにヘロヘロだが、たまに花が元気づけてくれる
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ザックの重さにヘロヘロだが、たまに花が元気づけてくれる
樹林帯が終わり、ここに出たときは、稜線に出たものと勘違いして喜んだ
が、稜線はまだまだ先で、大門沢下降点までは1時間かかった
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樹林帯が終わり、ここに出たときは、稜線に出たものと勘違いして喜んだ
が、稜線はまだまだ先で、大門沢下降点までは1時間かかった
こんどこそ稜線に違いない、大粒の雨が落ちてきて、慌ててレインウェアを着る
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こんどこそ稜線に違いない、大粒の雨が落ちてきて、慌ててレインウェアを着る
ヘロヘロ状態だが、大門沢下降点に到着、予定より2時間半遅れ
3名ほど休んでいたが、しばらくして大門沢を下山していった
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ヘロヘロ状態だが、大門沢下降点に到着、予定より2時間半遅れ
3名ほど休んでいたが、しばらくして大門沢を下山していった
大門沢下降点から農鳥岳まで1時間半ほど歩く、トウヤクリンドウ
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大門沢下降点から農鳥岳まで1時間半ほど歩く、トウヤクリンドウ
農鳥岳が見えてきた、あとちょっと
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農鳥岳が見えてきた、あとちょっと
農鳥岳山頂、誰もいない、でもゆっくりはしていられない
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農鳥岳山頂、誰もいない、でもゆっくりはしていられない
タカネヒゴタイ?
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タカネヒゴタイ?
西農鳥岳に向かう、こんな感じのところを何回か登ったり下りたり、楽じゃない、ヘロヘロだ
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西農鳥岳に向かう、こんな感じのところを何回か登ったり下りたり、楽じゃない、ヘロヘロだ
さっきと同じ風景、てっきり頭までおかしくなって幻覚を見ているのではと思った
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さっきと同じ風景、てっきり頭までおかしくなって幻覚を見ているのではと思った
眼下に、赤い屋根の農鳥小屋が見える、おおげさではなく、助かったと思った
主に怒られるかもしれないが、この際どうでもいい
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眼下に、赤い屋根の農鳥小屋が見える、おおげさではなく、助かったと思った
主に怒られるかもしれないが、この際どうでもいい
でも、まだあそこの西農鳥岳に登らなければいけない
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でも、まだあそこの西農鳥岳に登らなければいけない
なんとか到着、農鳥小屋が小さく見える
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なんとか到着、農鳥小屋が小さく見える
ガスが薄くなってきた、今日の目的地が見え、気持ちがだいぶ楽になる
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ガスが薄くなってきた、今日の目的地が見え、気持ちがだいぶ楽になる
ガスがどんどん消えてゆき、正面に間ノ岳が登場、デカイ
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ガスがどんどん消えてゆき、正面に間ノ岳が登場、デカイ
振り返ると、農鳥岳もガスが消えた
ただこの青空も5分と続かず、またガスに覆われた
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振り返ると、農鳥岳もガスが消えた
ただこの青空も5分と続かず、またガスに覆われた
受付をして、テントを張り、夕食(アルファー米にカレー)を済ませて、水場に降りる
短い間に雨が降ったようだ
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受付をして、テントを張り、夕食(アルファー米にカレー)を済ませて、水場に降りる
短い間に雨が降ったようだ
テント場から水場までの間は、たくさんのお花が咲いている
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テント場から水場までの間は、たくさんのお花が咲いている
テント場に戻る前に、夕焼けが始まってしまった
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テント場に戻る前に、夕焼けが始まってしまった
リンドウ? この後、テントに戻るとすぐ寝てしまう
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リンドウ? この後、テントに戻るとすぐ寝てしまう
12時過ぎに、テントがパタパタと風で鳴る音に起こされる
外を覗いてみると星空が出ている、ラッキー
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12時過ぎに、テントがパタパタと風で鳴る音に起こされる
外を覗いてみると星空が出ている、ラッキー
星空撮影に挑戦して、いろいろやってみるが、うまくいかない
自分のテクも足りないが、カメラの感度が足りない、これが限界
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星空撮影に挑戦して、いろいろやってみるが、うまくいかない
自分のテクも足りないが、カメラの感度が足りない、これが限界
「山と高原地図」に農鳥小屋から甲府の夜景が見えると書かれていたが、本当に見えた
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「山と高原地図」に農鳥小屋から甲府の夜景が見えると書かれていたが、本当に見えた
出発の準備をしていると、御来光が始まった
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出発の準備をしていると、御来光が始まった
今日は、富士山も見えている
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今日は、富士山も見えている
小屋の周りでも、たくさんの人が御来光を見に出ている
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小屋の周りでも、たくさんの人が御来光を見に出ている
農鳥岳も少し赤くなった
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農鳥岳も少し赤くなった
いいね〜、いいね〜、今日はいいことがありそうだね
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いいね〜、いいね〜、今日はいいことがありそうだね
テント場はすっかり片付いている、自分もそろそろ出発だ
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テント場はすっかり片付いている、自分もそろそろ出発だ
これから登る間ノ岳
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これから登る間ノ岳
間ノ岳の方へ登ったところから、農鳥岳方面
あの形はまぎれもなく塩見岳、懐かしい
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間ノ岳の方へ登ったところから、農鳥岳方面
あの形はまぎれもなく塩見岳、懐かしい
塩見岳をズーム、その左は荒川岳、赤石岳?
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塩見岳をズーム、その左は荒川岳、赤石岳?
北岳も見えるようになってきた、ごきげんだね
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北岳も見えるようになってきた、ごきげんだね
間ノ岳の山頂付近は、けっこう平ら
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間ノ岳の山頂付近は、けっこう平ら
あれが間ノ岳山頂、もうたくさんの人がいる
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あれが間ノ岳山頂、もうたくさんの人がいる
間ノ岳山頂
仙丈ケ岳もごきげんよろしい
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仙丈ケ岳もごきげんよろしい
中央アルプスの峰々、前回の南駒ヶ岳、越百山は最高だった
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中央アルプスの峰々、前回の南駒ヶ岳、越百山は最高だった
さて北岳に向かうか
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さて北岳に向かうか
北岳への登山路も、変化に富んでいる
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北岳への登山路も、変化に富んでいる
間ノ岳を振り返る、デカイ
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間ノ岳を振り返る、デカイ
北岳、形が美しい
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北岳、形が美しい
中白根から間ノ岳
こういうところで寝転んで、一日中眺めていれたら最高だね 
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中白根から間ノ岳
こういうところで寝転んで、一日中眺めていれたら最高だね 
中白根から北岳
北岳山荘も見えてきた
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北岳山荘も見えてきた
仙丈ケ岳、大仙丈沢カールがきれい
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仙丈ケ岳、大仙丈沢カールがきれい
北岳山荘、とても山小屋とは思えない整備状況に驚きました
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北岳山荘、とても山小屋とは思えない整備状況に驚きました
中白根を振り返る、かっこいいね
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中白根を振り返る、かっこいいね
北岳への登りにかかるとライチョウさんがお目見え
こんなに天気が良くても逢えるんだね
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北岳への登りにかかるとライチョウさんがお目見え
こんなに天気が良くても逢えるんだね
子供連れで、全部で4羽
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子供連れで、全部で4羽
さあ登ろう
だいぶ登ってきた、北岳山荘も遠くになりました
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だいぶ登ってきた、北岳山荘も遠くになりました
黄色の花はなんだっけ、中央アルプスには少し雲が出始めた
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黄色の花はなんだっけ、中央アルプスには少し雲が出始めた
ハハコヨモギ?
イワツメグサ?
山頂はまだまだ先
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山頂はまだまだ先
タカネシオガマ?に光が当たって、なかなかきれい
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タカネシオガマ?に光が当たって、なかなかきれい
もう少し
山頂がもう目の前、ひとがたくさん
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山頂がもう目の前、ひとがたくさん
北岳山頂の看板
仙丈ケ岳をバックにして
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仙丈ケ岳をバックにして
八本歯の頭の稜線?
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八本歯の頭の稜線?
甲斐駒と鋸、甲斐駒はここから見るとお面をかぶっているようだ
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甲斐駒と鋸、甲斐駒はここから見るとお面をかぶっているようだ
仙丈ケ岳
甲斐駒の手前に見えるのは、小太郎山
北岳肩ノ小屋も見えてきた
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甲斐駒の手前に見えるのは、小太郎山
北岳肩ノ小屋も見えてきた
肩ノ小屋、後ろは北岳
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肩ノ小屋、後ろは北岳
肩ノ小屋のテント場、向こうは鳳凰山
オベリスクもくっきり見える
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肩ノ小屋のテント場、向こうは鳳凰山
オベリスクもくっきり見える
二俣への分岐地点、この辺りから大樺沢沿いまでたくさんのお花が咲いている
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二俣への分岐地点、この辺りから大樺沢沿いまでたくさんのお花が咲いている
ハクサンフウロ
タカネナデシコ
クガイソウ
タカネグンナイフウロ
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タカネグンナイフウロ
バットレスに光が当たる
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バットレスに光が当たる
二俣から大樺沢を見上げる
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二俣から大樺沢を見上げる
シナノオトギリ
タカネナデシコ
大樺沢の岩、ちょっとこの写真ではスケールがわかりづらいが、一つの岩が数mはある
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大樺沢の岩、ちょっとこの写真ではスケールがわかりづらいが、一つの岩が数mはある
たしか最後の沢、ここの水もおいしそうだった
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たしか最後の沢、ここの水もおいしそうだった
広河原のつり橋、自分が一人で渡っていると、向こう側で20人ほど待っていてくれた
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広河原のつり橋、自分が一人で渡っていると、向こう側で20人ほど待っていてくれた
広河原のバス停に着いたのは14時50分、14時の奈良田行きはとっくに行ってしまっていて、最終の16時40分まで、ここで待っていた
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広河原のバス停に着いたのは14時50分、14時の奈良田行きはとっくに行ってしまっていて、最終の16時40分まで、ここで待っていた

感想

・今年前半の仕事の山場を7月末に無事終わらせ、気候もやっと夏らしくなってきましたので、自分へのご褒美として、金曜日を有休にして、金土の二日間で、テント泊縦走に行くことにしました。
・テント泊用の装備は昨年の夏に揃えたばかりで、今回で2回目です。重いザックを担いで歩く経験が、ほとんどありません。今回、奈良田側から縦走を開始しましたが、大門沢小屋に着いた頃に、かなりバテバテで、そこから稜線に出るまでの急坂では、10歩登っては止まって呼吸を整えるような進み方で、大門沢下降点に着いた時は、計画から2時間以上遅れていました。大門沢を下ってくる方はたくさんいらして、皆さんどこまで行くんですかと心配して声をかけてくれました。農鳥小屋ですというと、まだまだかなりあります、早く着くようにがんばってくださいと激励をいただきました。それにしても、こんなにたいへんなことになるとは思いませんでした。この日は9時頃からガスが出始めて、猛暑でなかったからまだよかったものの、暑かったらさらに遅れていたでしょう。
・自分はこんな状態でしたが、自分を抜いていく人は一人もいませんでした。たぶん奈良田側から縦走を始める人が少ないのでしょう。帰ってから調べて分かったことですが、奈良田の標高は約830m、広河原の標高は約1520mなので、当たり前といえば当たり前。奈良田から農鳥岳までは標高差が2200mもあります。自分は、それに気がついていなかった。まあ。行ってこれたので、結果オーライということにしておこう。
・ところで、ヘロヘロで歩いていたときは、農鳥小屋に遅くついた場合のことを心配していましたが、受付では店主が遭難騒ぎにお取込み中で、自分の受け付けは他の方が何事もなく済ませてくれました。ラッキー。
・今回テント泊したら、やってみたいことがふたつあって、それは星空撮影と農鳥小屋から見える甲府の町の夜景撮影。12時ごろ、テントがパタパタする音で目を覚まし、外を覗いてみると星空が見えたので、外に出て挑戦してみました。このために一応三脚も持ってきておりますので、30分ほどいろいろやってみましたが、なかなかうまくいきません。三脚(携帯性重視の安物)は天を向かせてくれないし、カメラは感度が足りなくて、星が写っているのか全く分からない状態だし。途中で、あきらめました。やっぱりフルサイズセンサーが必要か。
・2日目は、快晴になりました。登りは、間ノ岳と北岳への一部だけ、後は下りのみ、気持ちに余裕があるので、ザックは濡れたテントのおかげでさらに重くなっていましたが、楽ちん気分。それでも、登りは計画時間通りには行かず、2時広河原発のバスには間に合わず、広河原で2時間ほどバス待ちをするはめになりました。
・今回の山行は、たいへんなこともありましたが、初めての経験もあり、南アルプスの大展望もあり、とても思い出に残るものになりました。

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