身の程知らずだったテント泊裏銀座縦走（高瀬ダム〜烏帽子小屋〜野口五郎岳〜水晶小屋〜鷲羽岳〜三俣山荘〜双六小屋〜新穂高温泉）

2016年08月03日(水) 〜 2016年08月06日(土)

• GPS: 106:04
• 距離: 48.8km
• 登り: 6,048m
• 下り: 5,858m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:02
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:42

8:45 ブナ立尾根取付
9:23 9:53 権太落し
12:02 12:12 三角点
13:27 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 8:06
• 休憩: 0:44
• 合計: 8:50

5:02 烏帽子ひょうたん池
9:10 9:45 野口五郎小屋
10:06 10:08 野口五郎岳
12:47 12:54 東沢乗越
13:52 水晶小屋

3日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 0:06
• 合計: 8:09

5:54 水晶小屋
6:37 6:42 ワリモ北分岐
7:10 7:11 ワリモ岳
8:03 8:03 鷲羽岳
14:03 双六小屋

4日目

• 山行: 6:37
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:24

7:16 双六池
8:09 8:09 くろゆりベンチ
8:24 8:24 花見平
8:39 8:40 弓折乗越
9:27 9:27 鏡平山荘
9:30 9:34 鏡池
9:41 9:59 鏡平山荘
10:07 10:09 鏡池
10:55 10:55 シシウドヶ原
11:16 11:19 イタドリが原
11:39 11:42 チボ岩
12:11 12:12 秩父沢出合
13:01 13:02 小池新道入口
13:20 13:31 わさび平小屋
13:44 13:45 笠新道登山口
13:56 13:57 中崎橋
14:12 14:12 お助け風穴
14:33 14:34 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
14:40 新穂高温泉駅

ログが途中で途切れてますね。

天候

3日　晴れのち曇り夜は雨
4日　晴れのちガス　夕方から雨時々晴れのち晴れ
5日　晴れ
6日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

2日　(JR中央線各駅停車の旅)松本ー(JR大糸線)信濃大町
　　　ビジネスホテル「竹乃家」泊
3日　（タクシー）信濃大町ー七倉
　　　◎ムーンライト信州で到着したソロ女性が予約したタクシーに便乗。6200円
　　　（乗合タクシー）七倉ー高瀬ダム
　　　◎前日の豪雨で通行止めに。7時30分頃開通し4人で乗り合い。2100円
　
6日　（路線バス）新穂高ロープーウェイ15:55ー平湯温泉16:28
　　　（路線バス＜乗り継ぎ＞）平湯温泉17:40ー松本19:15
　　　　※乗り継ぎまでに1時間10分の待ち時間！暇です。バス停に足湯があります。
特急あずさ松本ー立川

コース状況／危険箇所等

特別な危険箇所はありませんが真砂岳から水晶小屋まで大岩が連続する稜線道やヤセ尾根が続くので注意です。

その他周辺情報

◎烏帽子小屋　水場なし（天水１L：200円）／docomo電波あり（ヘリポート、テン場の一部）
◎水晶小屋　水場なし（天水500M：100円)／docomo電波あり
　※水晶小屋の天水は、分けてもらえるのは宿泊者のみで500MLが上限です。
　　500ML以上必要な場合はミネラルウォーター500ML：300円（上限なし）
◎三俣山荘　水場あり（無料）／docomo電波なし
◎双六小屋　水場あり（無料）／docomo電波なし
◎鏡平山荘　水場なし（500ML:100円）／docomo電波あり（不安定）
◎わさび平小屋　水場あり（無料）／docomo確認せず

▪新穂高ロープーウェイのバス停に隣接する「ホテル穂高」で日帰り温泉利用（600円）。綺麗で露天風呂もあり、対応も丁寧で良かったです。

写真

8/3 8:10

高瀬ダム。タクシー降車場所とトイレが離れています。トイレは七倉で済ますが吉。

8/3 8:19

トンネルを通り抜けます。

8/3 8:41

広い河原のようなところを通り抜けると、

8/3 8:44

登山口に到着。

8/3 10:27

1〜12まであります。休憩の目安にすると良いかと。

8/3 12:39

ヤマハハコ

8/3 13:23

三大急登のひとつであるブナ立尾根は確かに厳しい登りでしたが、実に細やかな配慮で整備された登山道で大変登りやすかったです。

8/3 13:44

だいたいCT通りに烏帽子小屋に到着。

8/3 14:32

テントを設置してまずはビールで乾杯！

8/3 14:54

テン場に向かう途中にあるヘリポートからの風景。ここはドコモの電波繋がります。

8/3 14:59

テン場は小屋から少し離れています。

8/3 15:00

夜中に土砂降りで霞む中トイレに行ったら何も見えなくて、テントに帰れなくなりそうでした。

8/3 15:01

今夜のお宿。

8/3 15:05

ミヤマママコナ

8/3 15:52

本日の夕飯は日清カレー飯。水を多めに作るのがコツ。

8/4 4:51

夕方から午前2時頃まで土砂降りの雨が降っていましたが4時前には上がりました。

8/4 4:59

朝日を見ながら2日目スタート。

8/4 5:06

本当は4時にスタートする予定だったのですが、1時間遅れました。

8/4 5:08

薄い長袖が必要なくらいの気温です。

8/4 5:29

綺麗ですね。

8/4 5:41

しかし、前日の疲労が残っているのか、いつもなら30分程歩くと調子が出て楽になるのですが、一向に調子があがりません。荷物が重くてたまらない。

8/4 5:43

朝露に濡れるコマクサ、、も、丁寧に撮影する気力が湧かない。

8/4 6:09

このあたりでついに足がほとんど動かなくなり、GIVE UP。マットや水をオットに持ってもらいました。まだ歩き始めて1時間なのに！

8/4 6:28

タカネツメクサいっぱい咲いてたなー。一番たくさん見たかも。

8/4 6:28

荷物の負担が減ってなんとか歩けるようになりました。

8/4 6:29

雲海。

8/4 6:40

この時間はまだ良い天気。

8/4 6:58

お、槍だ！

8/4 6:59

リンドウ系なのかな？

8/4 7:00

8/4 7:09

チングルマの果穂。たくさんありました。

8/4 7:16

だいぶ上がってきました。

8/4 7:16

赤牛岳かな？

8/4 7:21

雄々しいです。

8/4 7:21

ちょっと休憩。

8/4 7:34

8/4 7:34

8/4 8:20

8/4 8:59

赤牛岳から読売新道に続く稜線ですかね？

8/4 9:00

雲があがってきました。

8/4 9:11

野口五郎小屋到着。

8/4 9:12

ここで棒ラーメンを食べます。

8/4 9:53

上から見た野口五郎小屋。

8/4 10:11

野口五郎岳山頂ゲット。何も見えません。

8/4 10:14

遠いなー。

8/4 11:16

8/4 11:19

真砂岳あたりから大きな石がゴロゴロした道が続きます。

8/4 11:46

あそこまで登るのかぁ。

8/4 12:13

ヒー！
この後はもうあまりにも必死で何度も心折れながら歩いたので写真はありません。

8/4 14:27

命からがら水晶小屋に到着。した直後に雨。本日はここで泊まることにしました。

8/4 16:34

本当は2日目は三俣のテン場まで行く予定だったのですが……。無謀な計画でした。

8/4 16:38

歩いてきた道を振り返って。

8/4 16:40

曇ったり雨が降ったり晴れたり目まぐるしく天気が変わります。

8/4 17:01

小さな水晶小屋は満員で布団1枚に2人でしたが、モンベルリッジの1、2人用に2人で寝るよりも遥かに快適。

8/5 4:59

3日目の夜明けです。

8/5 5:00

良い天気になりそう！

8/5 5:21

美しい雲海。

8/5 5:21

槍ヶ岳も赤く染まります。

8/5 5:40

さて出発。NHK／BSプレミアム「にっぽんトレッキング100」の撮影班のみなさんと高瀬ダムからここまで一緒のルートでした。彼らは雲ノ平へ。

8/5 5:56

水晶岳はパス。

8/5 5:59

良い朝です。

8/5 6:01

朝の山というのは本当に気持ちが良いものです。

8/5 6:15

今日は歩けそう！

8/5 6:17

影。

8/5 6:21

池がありました。

8/5 6:40

ワリモ北分岐

8/5 7:03

風が強いんですね。

8/5 7:12

さりげなくワリモ岳山頂

8/5 7:15

切れ落ちた岩場のトラバース。高度感はありますが短いので問題なし。

8/5 7:26

鷲羽岳を目指します。

8/5 8:08

山頂ゲット！

8/5 8:08

360度の展望です。最初の予定では、この日は三俣から黒部五郎岳を往復するつもりでした。全然無理……。

8/5 8:16

三俣蓮華岳、双六岳、後ろの方にひょっこり笠ヶ岳ですかね。

8/5 8:22

8/5 8:36

綺麗な池がありますね。鷲羽池ですか。

8/5 8:36

さて、おりましょうか。

8/5 8:49

三俣山荘への道はひたすらに長く続くガレ場です。こちらから登ってくる人も大勢いましたが、ここを登るのはキツイっす！

8/5 9:05

赤い屋根がぽつんと三俣山荘。

8/5 9:20

今回の山行ではこのへんの風景が一番好きでした。

8/5 9:40

山深いな〜と。

8/5 9:46

アルプスの最深部を歩いているんだなーと実感できて。

8/5 10:02

ハイマツ帯を抜けると、

8/5 10:07

三俣山荘に到着。

8/5 10:41

「ご自由に」との文字のありがたさ、涙！！

8/5 10:57

テン場も気持ちよさそうでした。

8/5 10:59

鷲羽岳は風格ありますね。

8/5 11:00

それにしても暑くなってきたなー。

8/5 11:11

まさに鷲が翼を広げたような。

8/5 11:17

イブキフウロですかね。

8/5 11:50

えーっと三俣蓮華岳もパスです！

8/5 11:54

双六小屋を目指します。

8/5 11:57

巻道ルートへ。

8/5 12:30

この道も緑に花が咲き乱れ美しかったです。

8/5 12:36

トリカブト

8/5 12:38

しかし、雨に濡れたままのテントと私の荷物まで担いだオットの荷物の重さが尋常ではなく申し訳なさでいっぱい。ごめん。ホントごめん！！

8/5 13:55

長い長い巻道を歩くと2時間ほど。小屋が見えたー！

8/5 14:00

双六小屋到着〜。

8/5 14:08

まずはビール！ビールだろ！

8/5 14:37

いろいろ干して乾かします。

8/5 16:08

持ってきた酒を飲みつくした呑んべいが買うべき酒はブラックニッカ720円。これしかない！

8/5 16:27

お手柄のちりめん山椒ふりかけ。食える！

8/5 17:36

このカップ酒はあまり好みではなかったス。山の酒はやっぱり大雪渓が安心。
夜は満天の星空が美しかったです。

8/6 5:06

4日目朝。

8/6 5:07

それでも夜は開ける。

8/6 5:10

日の出。

8/6 5:10

きょうも、暑うなるぞー by笠智衆

8/6 5:12

テン場の朝は早い。多くの人がもう出かけてます。

8/6 7:11

取り残されました。

8/6 7:20

最終日スタート。鏡平に向かいます。飲んだり食べたりして荷物が減ったので、今日はマットと水も持ちました。

8/6 7:44

穂高の山々を従えた槍ヶ岳。

8/6 7:44

この稜線歩きは楽しかった！

8/6 7:49

ちょっと暑すぎたが。

8/6 7:51

ずっと槍が見えるんです。

8/6 7:58

振り返って。

8/6 7:59

アップダウンが厳しくないし。

8/6 8:06

黒百合ベンチでひと息。

8/6 8:07

いいね。

8/6 8:28

花見平。

8/6 8:28

劇場のような広々とした場所。

8/6 8:32

鏡平山荘見えた！

8/6 8:41

弓折岳分岐。

8/6 8:41

何回槍の写真撮れば気が済むんじゃい。

8/6 8:42

と、いうほど撮りました。

8/6 9:05

山小屋は　見えてからが　遠いもの

8/6 9:27

ついたー。

8/6 9:38

素敵な場所だな〜。

8/6 9:41

池

8/6 9:44

あまりの暑さにかき氷を食べました。多分5、6年ぶり。美味しかったー！

8/6 10:11

逆さ槍、撮れなかった。

8/6 10:58

さて下ります。

8/6 11:06

ひたすらの下りです。

8/6 11:24

スタートが遅かったので暑くなりすぎてヒーヒー。

8/6 11:47

土曜日だったので大勢の登山者が登って来ました。こっちから登るのすごく大変な気がする。お疲れさまです、、。

8/6 11:58

途中の水場。

8/6 12:08

救われる〜！

8/6 12:09

暑いー！

8/6 12:16

水場2。

8/6 12:57

ザ・長野の夏　といった感じの風景（イメージ）

8/6 13:21

わさび平小屋に到着。小屋で買ったお茶をごくごく飲んで（ぬるい！）10分ほど休憩。

8/6 14:34

ゴーーーーーール！！死ぬー！

8/6 19:54

新宿行き最終のあずさで打ち上げ。

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

freetel priori2 SIMフリー MAYA SYSTEM

iPhone SE Apple

感想

55mamikichi

テン泊は今までベースキャンプ型としてしか経験がなく、今回が初めての縦走でした。大変だろうとは想像していましたが、全然分かっていませんでした。本当に無茶苦茶大変でした。持ち物からザックの背負い方から計画まで、自分はド素人だという事を痛感する3泊4日でした。荷物を背負いきれずにオットにも迷惑をかけちゃったし、反省する事ばかりです。
しかし、天気にも恵まれ、憧れていた裏銀座をヒーヒー言いながら縦走し、深い山の懐に抱かれながらの様々な経験や、反省や、人との出会いや、大きな喜びは何にも代えがたいものです。もっと沢山の山を経験して、また裏銀座の山々に会いに行きたいっす！今度は巻かないで山頂ゲットするぜい、多分！

コメント

tsu-pm

はじめまして！
初めてコメさせていただきます。

それにしても、ご苦労様でした。
ジツは私も先日、テント担いで同じようなコース歩いて、
同じようにひーひー、やっとのことで降りてきました。
ただ、私は２日目以降の食べ物やすべてのお酒類、カネに糸目をつけずに、
小屋に頼ることにしていたので、それほどの荷物ではなかったんですが・・。

それにしても、天気良すぎですね。
もう少し曇るとか・・手加減してほしいですよね。

でも、水晶小屋の混雑の方が快適だったなんて・・、
新居にしたり、思い切って別居とか、
お考えになった方がよろしいかと・・（笑）。

55mamikichi

Re: はじめまして！
はじめまして！コメントありがとうございますー！

確かに、これだけ小屋があるのですからもっと頼ればよいのですね。
食べ物もあまっちゃったし、余分な物を持ちすぎました。

新居か別居検討中です。
三畳一間の小さな下宿生活が楽しかったのは
若かったあの頃の事ですから、笑

kawano-keiji

はじめまして、初めてのお便りです。
この夏裏銀座コースを計画しています。七倉ダムから新穂高温泉へ抜けるコースで参考になりました。テント泊は自分も考えますが、年齢とともに体力の低下が身にしみるようになったので、今回は山小屋泊をします。写真を見る限りザックは２５ｋｇ程あったのではないですか。荒い息がきこえてきそうでした。ザックは１５ｋｇが限界と思っていますので荷物の減量を考えます。食事は間食、非常食以外は小屋に頼ります。そんな３泊４日の縦走です。昨年の鷲羽岳は雨で中止になったので今年は天気を願います。

55mamikichi

メッセージありがとうございます！
kawano-keijiさま
はじめまして。レコを読んで頂きありがとうございます！
この時はほんとに辛いばかりの修行でしたので大いに反省し、昨年再チャレンジしました。荷物の軽量化と共に、無理ぜずゆっくりする日も間にはさみました。
その時のレコがこちらです。ご参考までに。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1219650.html
荷物の重さは本当に堪えますよね。良い経験になりました。
kawano-keijiさまの今年の裏銀座縦走も晴れて素晴らしい山行になりますように！