【船窪小屋泊】烏帽子岳〜不動岳〜七倉岳〜蓮華岳〜針ノ木峠〜扇沢縦走

2016年08月27日(土) 〜 2016年08月28日(日)

• GPS: 30:03
• 距離: 23.4km
• 登り: 3,249m
• 下り: 3,086m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:29
• 合計: 8:19

6:00 高瀬ダム濁沢登山口
6:11 6:11 高瀬ダム 天場
6:20 6:20 ブナ立尾根取付
6:44 6:48 権太落し
7:39 7:40 三角点
8:18 8:24 烏帽子小屋
8:53 8:53 烏帽子岳山頂分岐
9:08 9:11 烏帽子岳
9:23 9:24 烏帽子岳山頂分岐
9:40 9:41 烏帽子田圃
9:59 10:02 南沢岳
11:01 11:03 不動岳
12:44 12:47 船窪第2ピーク
13:32 13:32 船窪岳
13:39 13:41 船窪乗越
14:03 14:06 船窪乗越天場
14:10 14:10 七倉岳
14:19 船窪小屋

2日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 0:09
• 合計: 6:04

5:56 船窪小屋
6:10 6:12 七倉岳
7:21 7:24 北葛岳
9:14 9:17 蓮華岳
10:05 10:06 針ノ木小屋
11:19 11:19 大沢小屋
12:00 扇沢駅

天候

8月27日（土）小雨
8月28日（日）晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 自転車

駐車場：扇沢第一無料
※朝方でも6割くらいしか埋まっていなかった
※トイレは有料の真ん中と扇沢駅にあります

駐車場：七倉登山者用無料
※トイレとゴミ箱あります

タクシー：七倉温泉ゲートから高瀬ダム　2000円
※5時半前にタクシーが何台かやってくるので4人まで乗合いできます
※小雨が降る天気で人が少なくて乗合できる相方を待つことになりました
※逆ルートの場合は高瀬ダムにピンク電話があります

自転車：扇沢から日向山高原までは15分の下り、七倉温泉までは45分かかりました
※七倉ダム周辺は登り12％の勾配の所もありきつかったです
※日向山高原に自転車をデポして、扇沢までバスで向かう逆ルートもありかも

コース状況／危険箇所等

危険個所：無いとは言いませんが、危険マークは要らない気がします
道の状況：よく整備されていますが崩壊地や岩場でスリップ注意です
■七倉温泉〜高瀬ダム〜烏帽子小屋
　長いトンネル、ロックフィル式の高瀬ダムを九十九折りで登ります（タクシー）
　トンネルと吊り橋、キャンプ場、丸太橋で高瀬ダム登山口になります
　ブナ立尾根は北アルプス三大急登と言われていますが歩きやすく短いです
■烏帽子小屋〜烏帽子岳〜不動岳〜船窪岳〜船窪小屋
　烏帽子岳の周辺は花崗岩の緩やかな稜線あるき、四十八池と呼ばれる池塘があります
　不動岳から不動沢側の崩壊が激しくなりますが、道が新しく付けられています
　船窪乗越から、きつい登りでキャンプ地と水場を経て船窪小屋です
■船窪小屋〜北葛岳〜蓮華岳
　七倉岳から北葛岳までは狭い稜線あるきでハシゴなどもあります
　北葛乗越から岩壁になり、北アルプスらしい鎖場が連続します
　蓮華の大下りはガレ場ですが歩きやすく、最終盤のコマクサの群落があります
■蓮華岳〜針ノ木峠〜大沢小屋〜扇沢
　小屋のある針ノ木峠までは、とても歩きやすい絶景の稜線です
　北アルプス三大雪渓の針ノ木雪渓は通行禁止で巻き道を使います
　大沢小屋からは樹林帯で、関電トロリーバスの車道を横切ります

その他周辺情報

温泉：七倉温泉「七倉山荘」650円
※単純アルカリ温泉ですがヌルヌル感はありません
※大町温泉の湯元である葛温泉の「高瀬館」や「温宿かじか」が人気あるようです

写真

8/27 5:22

七倉温泉のゲート前です。
台風接近で前夜からの雨のため登山者の姿は少ない。

8/27 5:51

高瀬ダムを九十九折りで登る。
歩いたらウンザリしそうな所でした。

8/27 5:59

タクシーは堰堤の途中まで。
トンネルをくぐります。

8/27 6:06

トンネルを出たら左の吊り橋へ。

8/27 6:09

キャンプ場。
広い河原なので登山道を見失わないように注意です。

8/27 6:16

大雨の時は流される事もあるとか。
まさに濁沢ですね。

8/27 6:20

裏銀座縦走コースの起点です。
初のブナ立尾根になります。

8/27 6:47

12〜0まで案内があり目安になりました。
花崗岩系の山なので泥濘は少ないです。

8/27 7:39

2208mの三角点。
急登ですが歩きやすいです。

8/27 8:19

烏帽子小屋で山バッジを購入しました。
ブナ立取付きから、ちょうど2時間掛かりました。

8/27 8:50

霧雨で展望はゼロです。

8/27 8:53

烏帽子岳分岐。
うっすら烏帽子岳が見えています。

8/27 9:04

鎖を使って登る。
鳳凰山・オベリスクや金峰・五丈石よりずっと小さいと感じました。

8/27 9:08

二六二八米
烏帽子岳に到着です。

8/27 9:19

小屋方面から見た烏帽子は名峰らしいので、天気の良い時に再訪します。

8/27 10:00

南沢岳です。
ここまで池塘などあり雰囲気の良い所でした。

8/27 10:21

不動沢側の崩落が激しい。

8/27 11:04

不動岳です。

8/27 12:39

船窪岳の第二ピークです。

8/27 12:54

ザレの斜面を下ります。

8/27 13:17

スリップに注意が必要です。

8/27 13:26

南アルプスの大無間山ほどではないですが、両サイドが切れ落ちています。

8/27 13:31

船窪岳に到着です。

8/27 13:39

いつか針ノ木古道も歩いてみたい。

8/27 14:17

青い屋根が見えてきました。
北アルプスで一番危険な水場には寄りませんでした。

8/27 14:19

山の上のお母さんの居る、船窪小屋に到着しました。

8/27 16:56

ちょっとした旅館のような晩御飯。
ファンが居るのも頷けます。

8/28 3:49

ランプの小屋で雰囲気があります。
消灯の20時までDVDを見たりするお茶会がありました。

8/28 5:10

朝食は5時からでした。

8/28 5:24

雨なら七倉尾根で下山するつもりでしたが、外に出ると雲海が広がっていました。

8/28 5:26

夜明けです。

8/28 5:26

崩壊の激しい不動岳。
左に赤牛岳、右に薬師岳です。

8/28 5:30

先々週に登った赤牛岳。
朝焼けで更に赤いです。

8/28 5:27

左から龍王岳〜立山と剱岳です。

8/28 5:27

立山ズーム

8/28 5:30

僅かに雪渓が残る所には五色ヶ原があります。

8/28 5:28

槍ヶ岳も見えています。

8/28 5:28

ズーム

8/28 5:57

船窪小屋をあとにしました。

8/28 5:54

左から野口五郎岳〜三ツ岳かな。
奥に水晶岳〜赤牛岳の稜線が見えます。

8/28 5:54

水晶岳ズーム

8/28 6:06

七倉岳は小屋から10分ほどです。

8/28 6:10

天気予報に反して快晴になりました。
登ってみないとわからないものです。

8/28 6:12

左に針ノ木岳、右にどっしり蓮華岳です。

8/28 6:38

餓鬼岳から燕岳〜常念岳の山並みも見えています。

8/28 6:46

ヤセ尾根を下る。

8/28 6:54

七倉岳を振り返る。

8/28 6:54

山頂直下に建つ船窪小屋がいつまでも見えました。

8/28 7:19

北葛岳に到着です。

8/28 7:08

槍ヶ岳はやっぱり格好いいです。

8/28 7:20

七倉岳と不動岳と赤牛岳が重なります。
右の大きい山体が薬師岳です。

8/28 7:20

薬師岳の4つのカールには残雪が全くない。
今年は雪が非常に少ないです。

8/28 7:35

針ノ木岳。
鞍部に小屋も見えます。

8/28 7:21

蓮華岳に向かいます。

8/28 7:56

北葛乗越からは岩壁の登りです。

8/28 8:02

鎖場が連続します。

8/28 8:03

それなりに高度感もあります。

8/28 8:12

右に巻いて左に戻ります。

8/28 8:34

歩いた稜線を振り返る。

8/28 8:44

ハイマツと岩屑の大斜面。
稜線には登山者の姿もあります。

8/28 8:51

コマクサは最終盤で僅かでした。

8/28 8:57

蓮華の大下りです。
富士山のようにジグザグに登るようです。

8/28 9:16

二七九九米の蓮華岳に到着です。
83座目の百高山。

8/28 9:10

雲海が広がり八ヶ岳と南アルプスの頭が出ています。
間には富士山があるはずですが見えません。

8/28 9:14

後立山連峰が見えました。

8/28 9:14

鹿島槍は双耳峰なので分かり易いです。

8/28 9:14

尖ったところが白馬岳です。

8/28 9:15

歩いた稜線がすべて見渡せました。

8/28 9:22

立山〜剱岳もしっかり見えます。

8/28 9:34

針ノ木峠へ向かいます。
とても歩きやすい道が続きます。

8/28 9:58

針ノ木小屋では布団を干しています。

8/28 9:58

針ノ木雪渓からガスが上がってきています。

8/28 10:06

小屋からは北葛岳と七倉岳が望めました。

8/28 10:08

針ノ木峠から扇沢へ。

8/28 10:36

雪渓は通行禁止でした。

8/28 10:45

高巻きの道で時間が掛かります。

8/28 11:17

大沢小屋からは樹林帯です。

8/28 11:48

針ノ木登山口。

8/28 11:57

何度か車道を横切ります。

8/28 11:59

扇沢からは自転車で七倉へ。

8/28 12:10

扇沢観光案内所に寄りました。
麓から良く見えるんですね。

8/28 13:35

ゲートに一番近い、七倉山荘で汗を流しました。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

感想

kitainotori

針ノ木岳と烏帽子岳を結ぶロングコースは、人気の裏銀座でも後立山でもないので人影が少なく静寂に包まれていました。
烏帽子岳から船窪小屋までは一組だけ、船窪小屋から蓮華岳までは誰にも会いませんでした。
小雨が降り続き、初日は非常に大変でしたが船窪小屋のスタッフに温かく迎えられました。
電気がなく明かりはランプでトイレも外にあるという北アルプスでは珍しい小屋ですが、夕飯は山の上のお母さんの心のこもった手の込んだ料理が並びました。
お父さんは針ノ木古道を復活させた方で、囲炉裏での「お茶会」も楽しく興味深いお話しを聞かせて頂きました。
船窪小屋は北アルプスで一番不遇な小屋と呼ばれ、何処から向っても大変ですが再訪したいと思います。
次回は、お手伝いで噂の危険な水場へ汲みに行こうかな。

コメント

shirayama

お疲れ様でした。
kitainotoriさん、こんにちは
船窪小屋で黄色いＴシャツを着ていた者です。
同じルートで考えたことがありますが、考えただけ、でした。
凄い健脚ですね、羨ましい
秋の針ノ木谷も素晴らしいですよ。
ぜひ、またお会いしましょう

kitainotori

非日常の連続の山登りを日常に…
こんばんは〜
受付をして下さった、お手伝いの方ですね。
樹林の急登が多い南アルプスを普段から登っていると慣れてきます。
1時間で600ｍ×3くらいなら息を切らさずに休憩なしで登れます。
秋の針ノ木谷ですか〜
七倉尾根と針ノ木古道と五色ヶ原への道は歩いていなので予定に入れときます。
また、お逢いしましょう。