大キレット、北穂高、そしてまさかのビバーク?
- GPS
- 14:58
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 3,104m
- 下り
- 2,099m
コースタイム
- 山行
- 14:28
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 14:40
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:40
天候 | 晴れ、少しガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高から白出沢出合、槍平小屋、南岳新道、南岳小屋は、 問題ありません。大キレットから穂高山荘ご存じの通り頑張るだけです。穂高山荘から白出沢浮き石に注意。 |
その他周辺情報 | 新穂高、中崎山荘 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池(ライト)
携帯
|
---|---|
備考 | 予備電池(スマホ用)を忘れたので、、、 |
感想
最初から、予定より遅れてのスタートとなった。仕事終わり360キロの運転、仮眠もなしにそのまま入山、予定に追い付くためのハードな追い込み、もともと予定はコースタイムの6割、案の定日没、人生はじめてのビバークとなりました。
穂高山荘17時20分着からの、勢いでの下山は間違いでした。
白出沢の下山中に日没、ヘッデンで点灯したものの、右寄りに進めば取り付きがあるはずとの
前回の記憶で、ガレガレを降りていったのだが登山道につながるブッシュを通り過ぎ、気がついたら滝音が大きくなってきた。間違いなく大滝だ。降りすぎと観念し、登り返すべきだけど時刻は19時、すぐさまビバークを決めた。
さてと、今宵のいこいの場所を探すこと1時間。小屋が見えるとガレガレを5分降りよくよく見れば、ただの岩、これがあの幻覚かと、またどう考えても人の声にしか聞こえない幻聴を体験しつつも、以外と落ち着いている不思議な気分で、1時間ほどうろうろし、最良と思われる場所を今宵の場に決めました。9月の初めといっても2000メートルの山の中、日帰り装備でツェルトも無し、そういえば出発遅れた一つは、万が一にとフリースを取りに帰ったことだった。こうなることがわかっていたのかな?
フリース、ダウン、雨具を着込みなんとか寒さ対策を行い、いよいよ噂には聞いていた長い夜が始まりました。
2、3時間はうとうとしたかなと思って空を見上げたら、さっきと月の位置が全く変わっていないことに愕然とし、そうこうしてると、21時ころあまりにも足元が寒くてガタガタ震えてきた。何かあったかなと、そう万が一のサバイバルシートがあった。これが凄い温かくて残りの夜は快適に過ごせました。
もういいかなと時計を見ると3時、まあいいかと行動することにしました。まだまだ暗いけど、気分は朝。電池の乏しいスマホでもう一度現在地を確認するとやはり大滝の真上で
あった。ということは右側の崖を登れば登山道があるはず、昨日は崖の途中で諦めたがもう一度確認して、ダメならガレ場を明るくなるまで登り返すつもりで草木を掴みながら崖を登っていった。30メートルは上ったろうか、それは突然目の前に現れた。やっと登山道復帰。
しかしまだ暗闇ぼちぼちと足元を照らしつつ降りていると、ひょっこり現れた登りの登山者に「早いですね」と聞かれ「ちょっとビバークを」と返したりした。
少し行くとそこで偶然携帯がブルブルと、取り急ぎ自宅に無事の電話を、「暗くなったのでビバークした。大丈夫」と普通に連絡した。早合点して捜索の連絡をしてやしないかと心配してたが、大丈夫だった。
途中の沢で対岸の登山道がわからず、ここで休憩がてら朝を待つことに。
最終、新穂高登山口着8時となった。予定は昨日の19時30分、12時間30分遅れとなった。そこから30分かけ鍋平駐車場に、中崎山荘の一番風呂に浸かって、360キロ大阪まで運転し途中で仮眠しつつ夕刻無事帰ってきました。
1、スケジュールが無謀だった
2、不眠でのスタートはやはり無茶だった
3、1度通った道でも夜間の行動はダメ
4、ツェルトは日帰りでも携行
以上が今回の山行きの反省です。
天候に恵まれたからこそビバーク出来た、また落ち着いて行動出来たと思う。雨でも降ってたらどうなってたのかと、今だから思えます。
以上、初ビバークの顛末記でした。
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