白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)縦走

2016年09月01日(木) 〜 2016年09月03日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 22.5km
• 登り: 2,345m
• 下り: 3,071m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:18
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:30

10:10 甲府駅
12:10 12:20 広河原インフォメーションセンター
12:20 12:22 広河原・吊り橋分岐
12:25 12:25 広河原山荘
12:47 12:47 白根御池分岐
14:40 白根御池小屋

2日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 1:08
• 合計: 8:25

5:00 白根御池小屋
6:40 6:45 小太郎山分岐
7:10 7:10 北岳肩ノ小屋
7:34 7:35 両俣分岐
7:59 8:15 北岳
8:37 8:38 吊尾根分岐
8:57 8:58 トラバースルート分岐
9:15 9:32 北岳山荘
10:17 10:18 中白根山
11:54 12:20 間ノ岳
13:25 農鳥小屋

3日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 0:21
• 合計: 7:50

5:10 農鳥小屋
5:53 6:00 西農鳥岳
6:38 6:39 農鳥岳
9:37 9:50 大門沢小屋
12:27 12:27 奈良田ゲート
13:00 女帝の湯

10年後も農鳥小屋〜奈良田温泉ルートがあることを祈る。それくらい荒廃が激しい。3日目が2000mほど下るわけだが、この山行で一番キツかった。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

コース状況／危険箇所等

北岳山頂直下は踏み跡多数。よく見極め前進。大門沢へ下る場合、気を引き締め、沢渡が多数あるため雨降り増水時は大門沢小屋に問い合わせ登山道状況をよく聞いてから実行すること。

その他周辺情報

奈良田温泉「女帝の湯」最高。

写真

8/31 22:15

前日、松本で大切な友人と一年ぶりに飲み会。うれしーなー。

9/1 10:09

朝、松本駅ー甲府駅へあずさで向かう。写真は甲府駅から広河原へ向かうバスの切符。

9/1 12:20

バス乗車時間長い。しかも広河原へ向かう途中、めちゃめちゃ怖い崖っぷちをバスは行く。これはビジターセンター。水を汲めます。

9/1 12:22

はーい(^O^)／　橋を渡るよ☆

9/1 12:25

広河原山荘前でルリボシカミキリに会う。

9/1 12:47

あんなにバス乗ってたのに、白根御池方面向かう人が少ない。

9/1 14:18

いい道。トレランも楽しいだろうなー。

9/1 14:20

大好物のコケびっしりで、すごくワクワク。

9/1 14:27

9/1 14:28

9/1 14:40

白根御池小屋に到着。書籍「天空の犬：南アルプス山岳救助隊K-9」に実際に登場する山小屋です。

9/1 14:48

小屋は超絶綺麗。右が食堂で左に談話室。暖炉あります。

9/1 15:33

この日はツアーもあって結構ぎゅうぎゅう。トイレが水洗で、水汲み放題。しかも、それが美味しい。更衣室あり、乾燥室あり。

9/1 16:35

夕飯です。御飯とみそ汁がお代わり自由かな。私も白御飯おかわり。

9/2 5:05

朝食は摂らずに朝弁にしてもらって、夜明けちょっと前から行動開始。今日の行程は長い。

9/2 5:12

空が白み始める。

9/2 5:16

キタダケトリカブトかな？

9/2 5:35

朝日が昇る。あたたかいなー。

9/2 5:51

北壁バットレスがちょっとだけ見える。8/31に2名の方が事故でビバークするはめになり低体温症で亡くなりました。

9/2 5:58

9/2 6:20

見えているのは鳳凰三山かと。

9/2 6:21

9/2 6:37

遠くに八ヶ岳。

9/2 6:37

富士山。向こうも山頂付近は快晴だな。

9/2 6:37

良い時期に登れました(*‘∀‘)

9/2 6:39

9/2 6:39

9/2 6:39

仙丈ヶ岳、駒ヶ岳方面。

9/2 6:39

9/2 6:42

9/2 6:42

北岳山頂が見えてる。

9/2 6:42

稜線着いたら何度も振り返ってしまう。

9/2 7:01

9/2 7:05

9/2 7:05

9/2 7:13

肩の小屋に着きました。標高は3000mくらい。初日ここまで来れれば後の行程が楽だね。私は無理だったけど。

9/2 7:34

9/2 7:51

うへへへへへへ。

9/2 7:52

こうゆう稜線好き。あともう少し。山頂までもう少し。

9/2 8:00

着きました。予定通りの到着8時。

9/2 8:02

いつもの。

9/2 8:03

とってもいい。すごく良い。このピーク立つのに2年くらい待ってた。

9/2 8:03

これから向かう間ノ岳方面。雲が沸き上がってきてるね。こりゃ時間との勝負やわ。

9/2 8:03

9/2 8:05

白根御池小屋でもらった朝弁当。白飯が凍る寸前ですw

9/2 8:35

これから向かう間ノ岳、農鳥岳方面。

9/2 8:38

9/2 8:56

いいね。非常にいい。

9/2 8:57

雲があがってきてる。

9/2 8:57

9/2 9:06

9/2 9:12

振り返ってきただけ（北岳）。

9/2 9:21

北岳山荘に到着。この日は金曜日だったんだけど、1つの布団に2人という混雑具合。

9/2 9:32

アクエリアスを一気飲みして、間ノ岳に向かいまーす。

9/2 10:10

北岳山荘からの始めは稜線なだらか。

9/2 10:12

今回の山行で一番好きな写真。見えているのは北岳。

9/2 10:17

9/2 10:19

9/2 10:34

9/2 10:52

はじめ、ここが間ノ岳かと思ってたんだ。ちょっと小さなピークあったから・・・。全然勘違いだったw

9/2 10:53

そんなことしてたらオコジョ現る。生まれて初めて見たもんだから、ひとりキャーキャーはしゃいでしまった(* ´艸｀)

9/2 10:53

しかも逃げない。

9/2 10:53

写真には撮れなかったけど、私が下していたザックの匂いをクンクン嗅ぎにくるほど慣れている感じで可愛かったなー。

9/2 11:54

予定通りに12時に間ノ岳到着。はっきり言います。北岳山荘から、めちゃめちゃ長いです。覚悟してかかったのが良いかも。

9/2 12:15

少しばかりバテてしまい、ゆるゆると農鳥小屋へ向かいます。しかしもう、この時間くらいから間ノ岳がガスに巻かれる。

9/2 12:59

賛否両論言われる農鳥小屋だけど、私はこのとき涙出るくらい感謝した。ガスっていて視界が悪くても、道を見失うことないくらい案内がたくさんあったから。なかったらと思うとゾッとする。

9/2 13:25

今日はガスっていたせいか、おっちゃんはドラム缶の上にいませんでした。

9/2 15:00

水汲みやらなにやらしてたら、間ノ岳のガスがとれてその全貌が明らかになる。

9/2 17:19

小屋内の雰囲気。ライダーハウスっぽい。

9/2 18:07

夕暮れ。

9/2 18:07

明日向かう、農鳥岳方面。

9/3 5:00

夜が明けました。

9/3 5:01

朝食は4時だったかな。小屋のみんなは私とおじいさん以外出発。テン泊組も出発。

9/3 5:07

ガスってるー。

9/3 5:31

ぜんぜん展望ねー

9/3 5:43

一緒に出発したおじいさんがなんやかんやと奮闘している（私は小屋で友達と連絡していて彼より出遅れた）。

9/3 5:54

はい着いたー。展望なにもない。

9/3 6:40

どんな展望なんだろ。これで国内3000m・10位までは全て踏破したことになる。

9/3 8:14

この方はテン泊男性なんだけど初日から一緒の行程で、彼とは大門沢小屋一緒に降りる。

9/3 8:46

ここでは伝わらないが、このへんから怖い。崖連発。登りでも使いたくない。

9/3 9:08

この橋がネックで…

9/3 9:15

すげー怖いのよ…しかも何回も出てくる。

9/3 9:37

やっと着いた大門沢小屋…

9/3 9:45

これ、意味わかる？私はこの諺を知らなかった…ちなみに大門沢小屋も超絶原始的なトイレです。農鳥よりも。便器がない！

9/3 9:59

こ、怖い・・・

9/3 10:16

ちょっとわかりにくいかもしれないけど、登山道に水があふれてきて沢状態になっているんです。

9/3 10:31

いいところもあるんだよなー。

9/3 10:52

こことか。

9/3 11:38

しっかし長いなー。意外に大門沢小屋から長い。

9/3 11:47

やっとダム付近？

9/3 11:54

いやいや、まだあった。

9/3 11:58

ここまでくれば一安心。

9/3 12:00

林道が長いです。

9/3 13:02

縦走して下山してほとんどのひとが入る日帰り温泉。めちゃめちゃ良いよ！！また行きたい、奈良田温泉。

9/3 13:03

女帝の湯。みんないるなー。

9/3 14:11

風呂上がりに一杯！

9/3 14:14

今日、初めてのまともな御飯！笑

9/3 15:18

みんなと楽しい談義。神戸のおっさん3人組、テン泊組の男性2人、山談義が尽きない、すごく楽しい時間だった。また皆と会えるといいけどなー。

撮影機器：

507SH Android One ワイモバイル シャープ

装備

備考

相棒のストック持って行けば良かった‥

感想

sungirly

ひやひやドキドキの農鳥小屋を含む白峰三山縦走。にっちもさっちも、ここを通らずして三山縦走はありえない。しかも初・南アルプス。2年ほど前からやってみたかったルート。今年のやりたいことノート・トップ10に入っていた夢見る三山。
北アの小屋番をしていた私から見た南アルプスは、メジャールートなはずのこのルートだけど、荒廃が激しい。踏み跡をよく見て進まなければ遭難か滑落するだろう。そんなおっちょこちょいがこのルートを選ばないかもしれないが、けっこう道間違いを起こしました、わたしでも。
とても素晴らしい縦走ルートだが、敷居を高くしているのは間違いなく農鳥小屋の存在だろう。実際に泊まってみた感想は今後は絶滅危惧種に指定されるだろう、農鳥小屋オヤジだ。北アの小屋が旅館・ホテル化しているせいか、こうしてきちんと指導やら説教たれてくれる人は稀。良くも悪くもマタギである。昭和30年代から運営している小屋だそうだから、このおじさんが亡くなったら、しばらくこの縦走ルートも難しくなるだろう。だから、登るならオヤジが生きている今。オヤジいなくなったら、避難小屋立つのかもしれんけど、先行き不透明極まりない。
この3日間で一番厄介だったのは、農鳥岳から奈良田温泉までのルート。
二度とやりたくない。二度とやりたくないほど厭らしいルートであるが、農鳥・西農鳥岳の展望がまったく拝めなかったので、また挑戦したい縦走である。オヤジにも甘いもの持って行ってあげたいし。
あと今回ソロだったけど、このルートを縦走するメンバーは殆ど3日間いっしょのため、会話も弾み仲良くなる。一期一会の人たちだったけど凄く良い人たちで、身延駅まで向かう帰りのバスも、かなり笑わせてもらった。そういった意味でも2016年の山行の中で一番いい思い出になった。今年はこの後も色んな山に登りましたが、このとき一緒だったメンバーをよく思い出します…笑。楽しかったー。すごく良い縦走だった。