家に居ても寒いので、長和町の日帰り温泉「ふれあいの湯」へ行く。 肩や腰に痛みがあるので、体の治癒には温泉がもってこいである。妻の運転で温泉へGO。この温泉は冬に美ヶ原高原へ車で行ける唯一の道のとば口にある。すぐ近くに道の駅もある。
温泉の入浴客は疎らであった。外では唸り声をあげて寒風が逆巻いている。
この温泉の良いところは、休憩室の床が暖かい。湯上りに畳に座布団を敷き、ごろんと横たわる。備え付けの茶を飲み、持ってきた本を読む。読んでいるうちになるほどと納得することがある。
【人は短期間に、環境要因の変化に慣れる生き物らしい。どんな悲しみも時間がたてば癒される。特に女性は離婚しても心の痛みは数ヶ月で癒され、むしろ逆に幸せが増す。それは今までの束縛から解放され、以前より活き活きと活発になるからである。女性は男性よりもポジティブ志向が強い】女性おそるべし。私の父も母に先立たれて、全く生気が抜けた状態になった。その反面、周囲の女性は、夫に先立たれても嬉々として日々を送っている。わが身に当てはめるとどうなることであろう。ともあれ、不幸はそれを乗り越えていかねばならない。できるだけポジティブに生きよう。単純でおめでたいところがある自分なので、深く考えない。
本を読んでいるうちに、眠ってしまったらしい。「鼾をかいていたわよ。どこに居てもお気楽な人ね」と言われ、妻に起こされた。
500円の湯に浸かり、何十分か昼寝をする。贅沢な一日である。
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