通過点の山なので、この山を目指して登る人は殆どいない。
殿城山へ行くにしろ、烏帽子岳へ行くにしろ、登山道からそれるので、わざわざ立ち寄ることもない。
標高は1077m、上田市の市民の森から歩きはじめる。
子供達の声が森のあちこちから聞こえてくる。賑やかな子供の声は、いつ聞いても楽しい。
駐車場には、中島豊さんが描いた殿城山コ−スの大きな絵図看板がある。登山道がはっきり描かれているので、登山者にとっては大変有難い。
7、8年前に殿城山へ登った時、このコ−スを歩いたはずであるが全く記憶がない。年々こんな調子で自分でも呆れる。
午後2時スタ−トなので、殿城山まで行く元気はない。殿城山は周回3時間と絵図には書いてあったが、私の足ではこの時間からでは自信がない。
舗装道を歩いていき、烏帽子岳登山口の山道に入る所で、熊鈴とストックを用意。ここにも絵図看板がある。
高い所は苦手、蛇や熊は怖い。そんな人間が独り山道を歩いているので笑ってしまう。
鷲場山は地図上に名前がない。登山道に小さな登山口表示があるので、そこから頂上を目指す。
登山道 は最近人が通った形跡がない。枝が道を遮っている。
払いのけ払いのけ山道を進んで行く。頂上は何の表示もない林の中である。GPSで確認すると1077mの地点なので、ここが頂上であろうと納得。
烏帽子岳登山口から30分位であろうか。誰も行かない、何もない、そんな場所でも、新緑の山道を歩いていると、気分がスカッとする。
山を歩いていると、コロナが遠い世界の出来事に思えてくる。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する